平成 26 年度 学校法人創志学園 事業報告書 (平成 26 年 4 月 1 日から 平成 27 年 3 月 31 日まで) Ⅰ.法人の概要 1.法人の所在地 学校法人創志学園(昭和 24 年 7 月 25 日法人認可) 〒651-0084 兵庫県神戸市中央区磯辺通 4 丁目 1 番 5 号 2.設置する学校 (設置校在籍者合計 17,136 名 [平成 26 年 5 月 1 日時点] ) (1) 環太平洋大学(平成 19 年 4 月開学) 学長 中原 忠男 (2) 環太平洋大学短期大学部(昭和 41 年 4 月開学) 学長 古藤 高良 (3) クラーク記念国際高等学校(平成 4 年 4 月開校) 校長 三浦雄一郎 (4) 創志学園高等学校(昭和 23 年 4 月開校) 校長 勝野 哲也 (5) 日本健康医療専門学校(平成 14 年 4 月開校) 校長 古賀 稔彦 (6) 専門学校東京国際ビジネスカレッジ(平成 15 年 4 月開校) 校長 増田 哲也 (7) 専門学校東京国際ビジネスカレッジ福岡校(平成 16 年 4 月開校) 校長 大橋 英夫 (8) 専修学校クラーク高等学院 天王寺校(平成 17 年 4 月開校) 校長 松尾 隆祐 (9) 専修学校クラーク高等学院 大阪梅田校(平成 26 年 4 月開校) 校長 藤田 啓三 (10)専修学校クラーク高等学院 名古屋校(平成 26 年 4 月開校) 校長 堀内 孝一 (11)環太平洋大学短期大学部附属幼稚園(昭和 42 年 4 月開設) 園長 古藤 高良 3.役員・教職員の概要 [平成 26 年 5 月1日] (1)役員・評議員 理事長 大橋 博 理事定数 7 名(現員 7 名)、監事定数 2 名(現員 2 名)、評議員定数 15 名(現員 15 名) (2)教職員 専任教職員合計 670 名 (教員 465 名/職員 205 名) 兼任教職員合計 580 名 (教員 475 名/職員 105 名) 4.法人の沿革 学校法人創志学園の基礎は、1992(平成 4)年北海道深川市に法人本部を置いた学校法人国際情報 学園に始まる。同学園は、同年に広域通信制高校として日本で 6 番目となる認可を受けて「クラ ーク記念国際高等学校」を開校した。当時、年間約 11 万人を越える中退者を出していた全日制高 等学校の補完機関として、新しいスタイルの高校教育を展開していった。 1994(平成 6)年に同学園の理事長であった大橋博氏が学校法人愛媛女子学園の理事長に就任し、 翌年の 1995(平成 7)年には愛媛女子短期大学(現、環太平洋大学短期大学部)の学長に就任した。 2001(平成 13)年 3 月に上記2法人を合併し、短期大学を設置していた愛媛女子学園が存続法人と なり、同年 8 月に法人名称を学校法人愛媛女子学園から学校法人創志学園と改称した。その後、 2002(平成 14)年 3 月に日本健康医療専門学校、2003(平成 15)年 2 月に専門学校東京国際ビジネス カレッジ、2004(平成 16)年 3 月に専門学校福岡国際ビジネスカレッジ(現、東京国際ビジネスカレ ッジ福岡校)、2005(平成 17)年 3 月に専修学校クラーク高等学院天王寺校を開校した。 2005(平成 17)年 3 月に法人本部事務局を愛媛県宇和島市より神戸市中央区に移転し、2006(平成 18)年 11 月に環太平洋大学(体育学部、次世代教育学部、通信教育課程)の設置認可を受けて、 2007(平成 19)年 4 月に開学、大橋博初代学長が就任した。 - 1 - 2010(平成 22)年 2 月にベル学園高等学校の設置者変更認可並びに全日制課程普通科の設置認可 を受け、同年 4 月にベル学園高等学校から創志学園高等学校に校名を変更した。2011(平成 22)年 4 月に環太平洋大学 グローバルスタディセンター(留学生別科)を設置(定員 200 名)。 2012(平成 24)年 4 月に環太平洋大学次世代教育学部国際教育学科(定員 400 名)、体育学部健康 科学科(定員 240 名)を設置し、体育学科は定員変更(560 名)、学級経営学科を教育経営学科(480 名)に、幼児教育学科をこども発達学科(320 名)に名称変更及び定員変更、学級経営学科(通信)を 教育経営学科(通信)に名称変更し、通学課程 2000 名、通信課程 2000 名の収容定員となる。また、 同年 4 月に愛媛女子短期大学を環太平洋大学短期大学部に名称を変更し、子ども学科を人間発達 学科に名称変更及び定員変更(200 名)。また、愛媛女子短期大学附属幼稚園を環太平洋大学短期大 学部附属幼稚園に校名を変更。その他、専門学校福岡国際ビジネスカレッジを専門学校東京国際 ビジネスカレッジ福岡校に校名を変更した。 2013(平成 25)年 4 月に環太平洋大学国際科学・教育研究所を横浜のみなとみらい地区に開設。 2015(平成 27)年 4 月に環太平洋大学体育学部体育学科は定員変更(800 名)、2240 名の収容定員と なる。また、同年 4 月に専修学校クラーク高等学院大阪梅田校及び名古屋校を相次いで開校した。 Ⅱ.法人の事業概要 1.認可申請・届出事項 申請・届出の内容 寄附行為変更認可申請 (専修学校クラーク高等学院大阪梅田校の設置) 寄附行為変更認可申請 (専修学校クラーク高等学院名古屋校の設置) 寄附行為変更認可申請 (環太平洋大学経営学部現代経営学科の追加) 寄附行為変更認可申請 (設置者変更に伴う東京経営短期大学の追加) 認可・届出日 平成 26 年 3 月 25 日 平成 26 年 3 月 25 日 平成 27 年 3 月 31 日 平成 27 年 3 月 31 日 2.当該年度における主な事業計画及びその進捗状況 <環太平洋大学 3体育館及び楽器庫・クラブハウスの新築> (1)目的 平成 27 年度で収容定員 2,000 名を超える学生規模となることから、教育環境の充実に向けて、 第2キャンパス内に第3体育館及び楽器庫・クラブハウスを整備した。これにより、体育実技 科目の授業実施に際して3つの体育館での円滑な利用が可能となった。あわせて、屋内球技と して最大規模の床面積を要するハンドボール競技の正式コートを二面確保した施設規模とし、 また屋外練習場で活動してきたマーチングバンド部との共同利用とすることで、天候に左右さ れず周囲環境への騒音にも配慮した体制を整えた。館内には 100 名収容の観覧スペースを設置 し、さらに、楽器庫兼更衣室・手洗い等を備えたクラブハウス棟を併設した。 (2)建築概要 ①第 3 体育館:鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき平屋建・延床 2,174.40 ㎡(平成 26 年 10 月 14 日竣工) ②クラブハウス:鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき2階建・延床 303.04 ㎡(平成 26 年 8 月 7 日竣工) ③施工:岸本建設株式会社 - 2 - Ⅲ.設置校における事業概要 1.環太平洋大学 【第1キャンパス】 〒709-0863 岡山市東区瀬戸町観音寺 721 【第2キャンパス】 〒703-8211 岡山市東区矢津 2050-13 収容定員数:1,800 名(通学課程)体育学部(700 名)/次世代教育学部(1100 名)、2,000 名(通信課程) 学生在籍数:1,762 名(通学課程)、1084 名(通信課程) [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 学科名 こども発達学科 教育経営学科 国際教育学科 事業内容 (1)公立保育園・幼稚園の合格者を7名輩出 (2)IPC 長期留学を含む「国際幼児教育コース」のカリキュラム整備を実施 (1)教員採用試験合格者増加に伴い高校連携で模擬授業等を提供(40 校) (2)学校支援ボランティア、研究発表・支援による教員の実践力アップ (1)地元高校に対する English Camp やスピーチコンテストを実施 (2)学科 1 期生の就職対策強化と留学生サポート体制の充実 (1)収容定員増(入学定員 140 名→200 名)によりスポーツビジネスコース設置 体育学科 (2)教育実習校への訪問指導を実施(中・高計 149 校) (3)卒業論文抄録集の発行と発表会実施 (1)国家試験対策補講授業の実施 健康科学科 (2)1 期生に対する就職セミナー及び企業訪問による就職指導強化 (1)春季入学 258 名、秋季入学 121 名、合計 379 名入学 通信教育課程 (2)幼稚園教諭免許状取得特例制度カリキュラムに 40 名入学 (3)厚労省の教育訓練給付制度の指定講座に認定 <平成 26 年度の取り組み> 1.平成 27 年度入試状況 学科名 (単位:名) 入学定員 志願者数 受験者数 合格者数 入学者数 H26 H27 H26 H27 H26 H27 H26 H27 H26 H27 教育経営学科 120 120 267 216 249 212 179 173 151 155 こども発達学科 80 80 95 89 93 89 88 83 75 78 国際教育学科 70 70 100 127 99 127 75 74 41 56 体育学科 140 140 383 529 353 501 181 341 179 166 健康科学科 60 60 65 79 60 78 58 72 62 52 大学全体 470 470 910 1040 854 1007 581 743 508 507 2.募集活動における課題と改善策 (1)受験者数目標 1,000 名を確保するため、アドミッションセンターを中心とする体制整備を行う。 (2)外国人留学生の受入体制整備と、県外学生を受け入れるための学生寮の整備を推進する。 3.教育成果(第5期生) (1)教員免許取得状況(延べ数) (単位:名) 学科名 保育士 幼稚園 小学校 乳幼児教育 学級経営 体育 58 0 0 56 1 0 58 57 合 計 保体 英語 中学 高校 中学 高校 23 84 3 12 50 82 12 52 82 0 9 0 0 9 0 110 144 146 9 9 - 3 - (2)進学・進路状況 進路先 (単位:名) 乳幼児教育 学級経営 体育 総計 構成比 一般企業 25 31 56 112 37.8% 自営業 0 3 2 5 1.7% 教 3 27 7 37 12.5% 24 1 1 26 8.8% 常勤講師 6 21 5 32 10.8% 非常勤講師 1 4 7 12 4.1% 公務員 員(小中高) 幼稚園教諭・ 保育園保育士 8 4 14 26 8.8% 進 大学院・研究生 0 2 4 6 2.0% 学 大学・専門学校 0 4 2 6 2.0% そ 就職希望なし 3 9 9 21 7.1% の アルバイト 1 0 2 3 1.0% 他 就職活動継続 1 6 3 10 3.4% 合計 72 112 112 100.0% 100.0% 分野別 39.5% 36.1% 8.8% 4.1% 11.5% 100.0% ※ 1 H27 年 5 月 1 日段階での集計結果 ※ 2 進路決定率 95.3%(262 名/275 名)は、学生総数より「卒業延期・不可者・就職指導希望なし」を除く ※ 3 就職決定率 95.1%(250 名/263 名)は、上記に加えて「進学者」も除く [主な進学・進路先] ①公立教員 岡山県・市(小)、相模原市(小)、神奈川県(小)、千葉県(小)、兵庫県(小)、大阪府(小)、名 古屋市(小)、広島県・市(小)、札幌市(中・保体)、和歌山市(中・保体)、兵庫県(高・英) 他 ②公立・私立幼保 公立:直島町(保)、姫路市(幼)、高松市(保)、瀬戸内市(保)、江別市(保) 私立:IPU 短期大学部附属幼稚園、大橋学園豊里幼稚園、元気の泉保育園、(社)宝和会羽島 保育園、(社)巣立福祉会すだつ保育園、(学)のぞみ学園 他 ③公務員 警視庁、岡山県警、高知県警、佐賀県警、大阪府警、東京消防庁、岡山市消防職員、広島市 消防職、天草広域消防職、笠岡地区消防組合、自衛官候補生、刑務官、和歌山県Ⅰ種 他 ④一般企業 ㈱ユニクロ、㈱オリエンタルランド、サコス㈱、第一生命保険㈱、トランス・コスモス㈱、 ㈱香川銀行、㈱みなと銀行、㈱ユナイテッドアローズ、はるやま商事㈱、㈱オリックスコー ポレーション、綜合警備保障㈱、リゾートトラスト㈱、パナホーム㈱、カバヤ食品㈱、ポエ ック㈱、㈱ビザビ、天草信用金庫、㈱岡山スポーツ会館、アローズジャパン㈱、㈱ピュアス ポーツ、ミズノスポーツサービス㈱、㈱岡山マツダ、ネッツトヨタ中国㈱、トヨタカローラ 岡山㈱、㈱トミヤコーポレーション、㈱ザグザグ、㈱一蔵、ルートインジャパン㈱、㈱メモ リード、エス・バイ・エル・カバヤ㈱、㈱レオパレス 21、西尾レントオール㈱、㈱丸和運輸 機関、サントリービバレッジサービス㈱、富士ゼロックス広島㈱ 他 ⑤実業団 NEC プラットフォーム図㈱、㈱四電工、㈱ピース 他 - 4 - 2.環太平洋大学短期大学部 【けやきキャンパス】 〒798-0025 愛媛県宇和島市伊吹町 421 【さくらキャンパス】 〒798-0038 愛媛県宇和島市丸穂字天満甲 207-3 収容定員数:200 名 人間発達学科(100 名) 学生在籍数:156 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 1.系列高校への PR 強化 系列校対象のオープンキャンパス、校内説明会を実施により入学者 10 名 2.指定校特待生入試の実施 南予地区一般生の減少の対策として実施し受験者 4 名、南予地区一般生合計 10 名 3.既卒マーケットからの獲得増 H26 年 10 月認定の専門実践教育訓練【保育士】対象の保育士養成コース入学者数が 4 名 4.保育士特例制度の導入 夏季集中で保育士特例講座を開講し、26 名が受講 5.外国人留学生秋募集の拡大 アセアン諸国の留学生を対象に募集活動を行った結果、62 名在籍 6.基礎学力向上の取り組み ジェネリックスキル向上のための「PROG」システム導入により、課題であった学力不足を解消 <平成 26 年度の取組み> (1)学生募集において保育園を活用した職業体験の定期開催による PR 強化を図る。 (2)教育成果・免許取得状況 免許資格取得 H26 年度 受験者 合格者 合格率 (1)保育士 49 名 48 名 98% (2)幼稚園教諭二種免許 49 名 42 名 86% (3)健康運動実践指導者 10 名 6名 60% (4)スポーツリーダー 11 名 11 名 100% (5)スポーツプログラマー 5名 4名 80% (6)ジュニアスポーツ指導員 6名 6名 100% (7)アシスタントマネジャー 1名 1名 100% (3)進学・進路状況 H26 年度 進学・進路先 子ども教育専攻 ベネッセ スタイルケア 合計 構成比 (1)保育者 40 名 0名 40 名 58.0% (2)企業・公務員 3名 1名 4名 5.8% (3)大学編入 2名 0名 2名 2.9% (4)実業団 2名 6名 8名 11.6% (5)ベネッセスタイルケア 0名 8名 8名 11.6% (6)スポーツ企業 0名 4名 4名 5.8% (7)未定 2名 1名 3名 2.9% 49 名 20 名 69 名 100% 計 - 5 - 3.環太平洋大学短期大学部附属幼稚園 〒798-0025 愛媛県宇和島市伊吹町 421 収容定員数:105 名 園児在籍数: 99 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 環太平洋大学短期大学部附属実習園としての役割を担い、隣接する元気の泉保育園との保・幼連 携を充実させるとともに、ヨコミネ式教育法導入園として教員ひとり一人が教育実践を行った。 また引き続き、満3歳児の受け入れにより収支を保ちながら、事務職員が来客・電話対応を徹底 して事務業務の効率化を図った。その他、安全管理・危機管理マニュアルを作成し、津波を想定 した幼稚園・保育園・短大の合同避難訓練を行い、自然災害・人為的災害への対応を再確認した。 4.クラーク記念国際高等学校 〒078-0151 北海道深川市納内町 3 丁目 2 番 40 号 収容定員数:12,480 名 国際学科(5,550 名)/情報科学科(1,710 名)/普通科(5,250 名) 生徒在籍数:11,119 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] ※後期入学生を含まず <平成 26 年度の事業概要> 名古屋キャンパス、大阪梅田キャンパスを専修学校化するとともに、新たに三鷹キャンパスを連 携校として加えた。進学進路状況は、大学 34%、短大 4.5%、専門学校 28.5%就職その他で 11.3% という成果であった(国公立・難関私立大学進学者数は 41 名)。その他、授業アンケートや授業 研修等にも取り組み、授業理解度が 83.8%、教員支持率が 86.2%と昨年度を上回る結果となった。 また、基礎学力オールチェックを行い英語 93.5%、数学 95.5%という成果を収める一方で、学習 指導要領改訂に伴う Web キャンパスの改訂を契機に、収録授業の質的向上を図った。 5.専修学校 クラーク高等学院 天王寺校 〒543-0045 大阪府大阪市天王寺区寺田町 2 丁目 1 番 21 号 収容定員数:480 名 商業実務高等課程(480 名) 生徒在籍数:212 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 難関大学進学コースでは文系教科の専門教員が受験向けの授業を展開し、国公立大学進学者を輩 出した。総合進学コースでは4つのユニット授業により 52.6%の大学進学率を達成した。また、 キャリア学習として1年生から職業体験を導入し、進路に対する意識付けを促進させた。特に、 進学・進路状況については、大学が 52.6%、短大が 5.2%、専門学校が 22.8%、就職その他が 19.3% という成果であった。 6.専修学校 クラーク高等学院 大阪梅田校 〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島 2 丁目 3-29 収容定員数:240 名 商業実務高等課程(240 名) 生徒在籍数:164 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 進学率向上に向けて、基礎学力及び英語力の定着を図り、基礎学力オールチェックでは英語 87.4%、 数学 96.8%といずれも全国平均を上回る結果となった。また、平成 28 年度からの収容定員増に向 けて隣接地を購入し、校舎増築の準備を行った。進学・進路状況は、大学が 38%、短大が 4%、 専門学校が 37%、就職その他が 21%という成果であった。 - 6 - 7.専修学校 クラーク高等学院 名古屋校 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅 3 丁目 11-20 収容定員数:315 名 商業実務高等課程(315 名) 生徒在籍数:132 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 開校初年度の活動として、キャリア教育の促進を目的とした提携企業との「開発プロジェクト」 を通じて商品開発に携わった。進学・進路状況は、大学が 38.4%、 短大が 5.8%、 専門学校が 22.0%、 就職その他が 33.8%という成果であった。 8.創志学園高等学校 〒700-0054 岡山市北区下伊福西町 7 番 38 号 収容定員数:710 名 (全日制課程) 普通科(510 名)/看護科(120 名)・専攻科(80 名) 生徒在籍数:745 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 特別進学・総合進学・体育・看護の各コースの特徴を生かしながら、 「小論文指導」や「プレゼン テーション授業」を通じて自分の考えを発表する習慣付けを行った。特に看護科生については、 夏休みを利用してニュージーランドにある系列大学に短期留学し、ニュージーランド市内の病院 での隣地実習を行った。また、引き続き各単元の総復習を目的とする自主学習教材「猛勉プリン ト」を作成して全校で取り組むとともに、英会話サロンを開催するなど英語力の強化を図った。 進学・進路状況は、大学 35.8%、短期大学が 7%、専門学校が 15.4%、看護専攻科進級が 23.4%、 就職その他で 18.4%という成果であった。 9.日本健康医療専門学校 〒111-0053 東京都台東区浅草橋 3 丁目 31 番 5 号 収容定員数:840 名 医療専門課程(540 名)/商業実務専門課程(300 名) 学生在籍数:748 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 医療系専門学校としての国家試験合格状況は、鍼灸学科で 98%(はり師 98%・きゅう師 98%)、柔 道整復学科で 85.1%の合格率を達成した。また、ライフケア学科では就職率が 100%、ライフデ ザイン学科では大学合格者延べ名数が 269 名となった。進学・進路状況は、国公立大学に 107 名、 早慶上理に 37 名、MARCHに 61 名、その他の大学 64 名という成果であった。 10.専門学校 東京国際ビジネスカレッジ 〒111-0052 東京都台東区柳橋 2 丁目 7 番 5 号 収容定員数:920 名 文化教養専門課程(480 名)/商業実務専門課程(440 名) 学生在籍数:642 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> “Heart-touching Education(感動を与える教育)”のコンセプトの下、Business English & Japanese Business Culture Course 及びスポーツビジネスコースを新設し、各学科・コースカリキュラム を再編した。進学・進路状況は、大学院に 7 名、大学に 49 名、専門学校に 29 名、就職 88 名とい う成果であった。その他、 「INAS ランゲージセンターIPU 日本語学校」との連携により、平成 27 年度留学生を日本語学科で受け入れた。また、昨年度に引き続き、日本全国 400 校の日本語学校 教員が留学生に勧めたい進学先を選ぶ「日本留学アワード」を2年連続で上位受賞した。 - 7 - 11.専門学校 東京国際ビジネスカレッジ福岡校 〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾 1 丁目 7 番 1 号 収容定員数:550 名 商業実務高等課程(270 名)/商業実務専門課程(280 名) 生徒在籍数:273 名 [平成 26 年 5 月 1 日現在] <平成 26 年度の事業概要> 専門課程では、ネイティブ講師による英語講義や短期集中ゼミの開講等によって英語力強化に重 点的に取り組んだ結果、TOIEC990 満点取得者を輩出した。一方、高等課程では、資格・検定の取 得強化に取り組み、パソコン系資格取得者が昨年度より増加した。両課程の進学・進路状況は、 大学が 39 名、短大 11 名、専門学校が 43 名、就職その他が 61 名という成果であった。その他、 学園祭や特別講義を全学で実施し、日本人学生と外国人留学生との交流を促進した。 - 8 - Ⅳ.財務の概要 1.決算の概要 (1)貸借対照表の状況 今期決算における固定資産増減の主要因としては、以下のとおり。 ①増加の主要因 土地 315 百万円、建物 141 百万円、教育研究用機器備品 49 百万円、図書 7 百万円、 車両 44 百万円、建設仮 62 百万円、敷金補償金 91 百万円、退職給与引当特定資産 27 百万円 ②減少の主要因 構築物 △94 百万円、その他の機器備品 △26 百万円 ③借入金の状況 今期返済額 △1,834 百万円、今期借入額 900 百万円 ④翌年度以降の会計年度において組入を行うこととなる基本金の額 368 百万円 (2)収支計算書の状況 ①当年度の帰属収入 12,552 百万円 (うち、寄付金収入 46 百万円) 2.財務状況の経年推移 (1)貸借対照表 (単位:千円) H24 年度末 H25 年度末 本年度末 固定資産 18,496,005 18,782,471 19,420,090 流動資産 6,325,564 6,598,435 7,065,807 資産の部合計 24,821,569 25,380,907 26,485,897 固定負債 2,894,899 2,318,180 1,689,496 流動負債 4,985,900 4,754,203 4,863,702 負債の部合計 基本金の部合計 消費収支差額の部合計 負債の部、基本金の部及び 消費収支差額の部合計 7,880,799 7,072,383 6,533,198 21,829,862 23,021,751 24,424,837 △ 4,889,092 △4,713,227 △4,492,138 24,821,569 25,380,907 26,485,897 (2)収支計算書 ①資金収支計算書 収入の部 学生生徒等納付金収入 (単位:千円) H24 年度末 H25 年度末 本年度末 9,235,284 9,819,929 10,449,936 119,401 127,868 133,757 手数料収入 寄付金収入 22,193 19,700 31,860 補助金収入 693,440 812,098 991,003 国庫補助金収入 115,750 163,451 238,655 地方公共団体補助金収入 577,690 648,647 752,348 その他の補助金収入 資産運用収入 資産売却収入 事業収入 雑収入 借入金等収入 0 0 0 6,304 10,021 175,190 84 833 34 643,634 707,703 728,864 99,187 102,938 27,315 983,400 500,000 900,000 前受金収入 2,710,244 3,013,662 3,460,081 その他の収入 4,466,163 4,551,733 4,738,939 △ 2,852,914 △3,037,604 △3,352,307 5,608,906 5,945,708 6,201,693 21,735,326 22,574,642 24,486,370 資金収入調整勘定 前年度繰越支払資金 収入の部合計 - 9 - 支出の部 H24 年度末 H25 年度末 本年度末 人件費支出 3,701,227 4,170,901 4,584,314 教育研究経費支出 2,772,113 3,220,805 3,619,455 管理経費支出 2,214,442 2,110,437 2,038,462 借入金等利息支出 70,105 65,244 44,963 借入金等返済支出 1,172,717 1,195,939 1,834,358 施設関係支出 2,052,410 221,215 870,333 設備関係支出 136,319 371,529 246,846 資産運用支出 2,743 292,382 29,210 その他の支出 資金支出調整勘定 次年度繰越支払資金 支出の部合計 4,352,266 4,967,676 4,787,827 △ 684,724 △243,182 △204,215 5,945,708 6,201,693 6,634,814 21,735,326 22,574,642 24,486,370 ②消費収支計算書 収入の部 学生生徒等納付金 (単位:千円) H24 年度末 H25 年度末 本年度末 9,235,284 9,819,929 10,449,936 手数料 119,401 127,868 133,757 寄付金 74,404 19,700 46,500 補助金 693,440 812,098 991,003 国庫補助金 115,750 163,451 238,655 地方公共団体補助金 577,690 648,647 752,348 0 0 0 資産運用収入 その他の補助金 6,304 10,021 175,190 資産売却差額 84 0 34 643,634 707,703 728,864 98,397 84,356 27,315 10,870,948 11,581,677 12,552,603 基本金組入額合計 △ 1,836,437 △1,191,889 △1,403,086 消費収入の部合計 9,034,511 10,389,788 11,149,517 事業収入 雑収入 帰属収入合計 支出の部 H24 年度末 H25 年度末 本年度末 人件費 3,699,432 4,197,863 4,611,539 教育研究経費 3,236,125 3,736,335 4,162,719 管理経費 2,314,366 2,193,000 2,108,772 借入金等利息 70,105 65,244 44,963 資産処分差額 853 21,479 433 0 0 0 9,320,881 10,213,923 10,928,428 △ 286,370 175,864 221,088 △ 4,602,722 △4,889,091 △4,713,227 徴収不能額 消費支出の部合計 当年度消費収支超過額 前年度繰越消費収支超過額 基本金取崩額 翌年度繰越消費収支超過額 0 0 0 △ 4,889,092 △4,713,227 △4,492,138 - 10 - 3.学校法人会計について (1)学校法人会計の目的 学校法人は教育活動を目的とし、学生生徒等納付金のほか、経常費補助金及び寄附金によって 経費が賄われている。学校法人会計の目的は、収支の均衡の状況と財政の状態を正しくとらえ、 法人の永続的発展に役立てようとする基準となっている。そして、私学財政の充実拡大を図り、 補助金の効果や税制優遇措置を有効なものにするため、文部科学省令によって「学校法人会計基 準」が定められている。 (2)学校法人会計の計算構造 「学校法人会計基準」(以下「基準」という)では、資金収支計算書、消費収支計算書及び貸借 対照表の三つの体系から計算書類が組み立てられている。一方で、私立学校法(以下「私学法」と いう)第 47 条は、 「学校法人は、毎会計年度終了後 2 か月以内に財産目録、貸借対照表及び収支計 算書を作り、常にこれを各事務所に備え置かなければならない。」と定めている。「基準」が、計 算書類の形式について細かく定めているのに対して、私学法では計算書類の様式を定めていない ため、 「基準」に準拠して作成した計算書類をもって、私学法上の貸借対照表及び収支計算書とし ている。なお、財産目録は、資産と負債の内容を明らかにして正味財産(資産-負債)を表すもの だが、 「基準」で示される計算書類の様式がないため、別途様式に則って作成している。 4.学校法人会計の特徴と企業会計との違い 学校法人会計における計算書類は、①資金収支計算書、②消費収支計算書、及び③貸借対照表 により構成され、資金収支計算書は実際の資金の流れに基づいて、消費収支計算書は学校運営の 視点から表示される。貸借対照表は決算日(3 月 31 日現在)の資産・負債・基本金等の状況を表し、 法人の財政状況を明らかにしている。学校が非営利組織であるため、学校法人会計では教育研究 活動が円滑に遂行されたかどうかを捉えることに主眼を置いている。 一方、企業会計では、①損益計算書と②貸借対照表、さらに上場企業では③キャッシュフロー 計算書が作成されている。営業活動の成績は、損益計算書で示され、単年度の事業状況を明確に し、経営成績の向上と収益力を高めることに役立てられ、当該年度の収益と費用を正しく捉える ことを目的としている。 <学校会計と企業会計の構成イメージ> 学校法人会計 貸借対照表 消費収支計算書 企業会計 資金収支計算書 財産目録 貸借対照表 損益計算書 キャッシュフロー計算書 株主資本等変動計算書 5.学校会計の各科目の平易な説明 計算書類や記載されている主な各勘定科目は、以下のとおり。 (1)資金収支計算書 その会計年度中の教育研究活動等に伴い、実際に収入又は支出した内容を明らかにしたもの。 (2)消費収支計算書 その会計年度中の消費収入と消費支出の内容について収支均衡状態が保たれているかを明らか にしたもの。資金は動くが損益とならないものは含まない。 - 11 - (3)帰属収入 授業料等の学納金・入学検定料等の手数料収入・寄付金等の学校法人に帰属する収入。 借入金収入や次年度入学者の学納金等の前受金は含まない。 (4)消費収入 帰属収入から当該年度の基本金組入れ額を差し引いた収入。消費支出に充てる財源。 (5)消費支出 その年の学校活動のために消費された人件費、教育研究経費、管理経費等の支出。 退職給与引当金組入額や時間的経過による建物等の減価償却額等も含む。 (6)基本金組入額 必要な資産を継続的に維持するため、計画に基づいて計画的に帰属収入から組み入れる金額。 学校法人会計基準では、第1号から第4号の基本金が定められ、原則取り崩しができない。 ① 第1号基本金:学校設立や規模拡大等の設備投資に充てた金額。 (校地・校舎・教育研究用備品等) ② 第2号基本金:将来建設する校舎や土地取得の財源に充当するための資金。 (施設設備等整備準備資金) ③ 第3号基本金:基金として継続的に保持し、運用果実を奨学資金や研究資金に充てることを 目的とする資金。 ④ 第4号基本金:学校を維持する資金として、別に文部科学大臣が定める金額。 (7)当年度消費収支差額 消費収入合計と消費支出合計の差額を指す金額。学校法人では、帰属収入から基本金組み入れ を控除した「消費収入」と「消費支出」の収支のバランスが重視されている。 (8)学生納付金 授業料、入学金等学生が納入したもの。収入のうち大きな割合を占める。 (9)手数料 入学検定料や証明書発行手数料等。 (10)補助金 国や地方公共団体等からの補助金。 (11)教育研究経費 教育・研究活動や学生厚生のための経費。 (12)管理経費 総務・人事・経理等の学校管理や学生募集広報等の、教育・研究活動に直接該当しない業務に 要する経費。 (13)資金収入(支出)調整勘定 資金収支計算書において、当該年度の資金の動きを明らかにするため設けられた調整勘定。 ① 収入の部: 「資金収入調整勘定」では、 「期末未収入金」(本来、本年度に収入されるべきもの だが翌年度以降に入金される収入)や「前期末前受金」(本年度の入学金や授業料 などで前年度に既に受け入れている収入)がある。 ② 支出の部:「資金支出調整勘定」では、 「期末未払金」(翌年度以降に支払う支出)や「前期末 前払金」(前年度までに支払った本年度分の支出)がある。 - 12 - 6.財務比率を用いた分析 法人の財務状況の推移による財務比率の分析は、以下のとおり。 (1)貸借対照表関係比率(ストック分析) 比率 算式 《評価基準》 自己資金 ①自己資金 構成比率 ※1 高い値が 総資金 良い ※2 固定資産 ②固定比率 低い値が H24 年度末 24,821,569 低い値が 7,880,799 良い 16,940,770 75.2% 26,485,897 18,782,471 109.2% 総負債 19,932,698 72.1% 25,380,907 18,496,005 16,940,770 本年度末 18,308,524 68.3% 良い 自己資金 H25 年度末 16,940,770 自己資金 ③負債比率 ※1 (単位:千円) 19,420,090 102.5% 18,308,524 7,072,383 46.5% 97.4% 19,932,698 6,553,198 38.6% 18,308,524 32.8% 19,932,698 自己資金 = 基本金+消費収支差額の部 ※2 総資金 = 負債+基本金+消費収支差額の部 (2)消費収支計算書関係比率(フロー分析) 比率 ①帰属収支 差額比率 ②学生生徒 等納付金 比率 ③人件費 比率 ④教育研究 経費比率 ⑤管理経費 比率 算式 (帰属収入- 消費支出) 帰属収入 《評価基準》 高い値が 良い 学生生徒等納 付金 帰属収入 人件費 帰属収入 教育研究 経費 帰属収入 管理経費 帰属収入 どちらとも いえない 低い値が 良い 高い値が 良い 低い値が 良い (単位:千円) H24 年度末 1,550,067 14.3% 10,870,948 H25 年度末 1,367,753 11,581,677 9,235,284 10,870,948 29.8% 4,611,539 36.2% 3,736,335 32.2% 4,162,719 33.1% 12,552,603 2,193,000 21.3% 36.7% 12,552,603 11,581,677 2,314,366 83.2% 12,552,603 11,581,677 10,870,948 10,870,948 10,449,936 4,197,863 34.0% 10,870,948 12.9% 84.7% 11,581,677 3,699,432 1,624,175 12,552,603 9,819,929 85.0% 3,236,125 11.8% 本年度末 2,108,772 18.9% 11,581,677 16.7% 12,552,603 以上 - 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