(第4回)会議録

北杜市障害福祉計画(第4期計画)策定委員会(第4回)会議録
(1) 会議名
北杜市障害福祉計画(第4期計画)策定委員会(第4回)
(2) 開催日時
平成27年2月18日(水) 午後1時00分~2時30分
(3) 開催場所
市役所西会議室
(4) 出席者(委員8名、事務局5名 計13名)
委員: 石井理恵子、大塚壽、小池達也、河野めり子、坂本誠、里見達也、藤巻努、
古屋克巳
事務局:中山福祉課長、大柴福祉課障害福祉担当リーダー、障害者総合支援セン
ター志村、福祉課障害福祉担当竹内
公益財団法人山梨総合研究所(コンサルティング委託先)
(5) 議題
①意見聴取等の結果報告について
②障害福祉計画(第4期計画)の最終案について
③その他
(6) 公開・非公開の理由
公開
(7) 傍聴人の数
なし
(8) 審議内容
1 開会のことば
(課長)
2 会長あいさつ
(会長)
3 議事録署名人選出
(議長)坂本委員と里見委員にお願いしたい。
(委員)異議なし。
4 議事
(1)意見聴取等の結果報告について
(事務局) 【資料1に基づき説明】
(会 長)
ご意見、ご質問等があればお願いしたい。ヒアリングを受けた中で市の考えについ
て説明し、概ね理解をしてもらえたということか。挙げられている手話通訳者の派遣
については、警察、裁判、大学講義でも専門性の高い内容に対応できる体制をとるの
は、対象者の数もあり、難しいと思われるがいかがか。
(事務局)
市の派遣実績をみると、裁判や大学講義等の専門性が必要なものは今のところない。
そういった場面も想定してご意見をいただいた。専門性の高い場合については県の情
報センターへ派遣依頼し対応していく。
(会 長)他に意見はあるか。なければ議題の(2)に移る。
(2)障害福祉計画(第4期計画)の最終案について
(事務局) 【資料2に基づき説明】
(会 長)
只今事務局から第3回策定委員会に提示した素案から、今回の最終案に係る変更箇
所についての説明を受けた。この件についてご意見、またそれ以外にも質問等あれば
あわせて伺いたい。
(委 員)
地域活動支援センター事業についてだが、実際自分が活動している感覚からすると、
利用者が増加しているのではないかと感じる。4期計画の目標値について、見込量が
少ないのではないか。
(事務局)
見込量以上の方が既に利用しているのではないかということだが、この見込量につ
いては、現在支給決定し、利用している方の実績値に基づいた数値を見込んでいる。
(会 長)
現在の登録者、利用者を基にしているということか。
(事務局)
お見込みのとおり。新しい人も増えてきているが、逆に作業所の方にステップアッ
プしていっている人もいる。
(会 長)
計画書の数値を上回ることは良い事で、これ以内に抑えなければならないという事
ではないので、よろしいか。
(委 員)
承知した。
(会 長)
計画中に「障害者総合支援センターかざぐるま」の役割が多いが、相談支援事業・
計画相談支援も拡充している中で負担が過重にも思えるが、職員の充実は考えている
のか。人が人を支援するのだから、そのような方向も考えていただきたい。
17ページの障害福祉サービス事業所マップについての表現であるが、
「作成します」
という事で記載してはどうか。「努める」という表現ではなく、「します」という明確
な事を打ち出したい。
(事務局)
障害福祉サービス事業所マップについては、峡北地域自立支援協議会で昨年度韮崎
市と共同して作成した。韮崎市と北杜市の事業所のサービス提供情報と、所在地を地
図に落とし込んだものである。このようなものを活用して相談支援に活かしていくた
めに記載した。
「事業所マップを活用して」といった表現に訂正したいがいかがか。
(会 長)
そのようにお願いしたい。かざぐるまの状況はどうか。
(課 長)
かざぐるまが開所して数年経過するが、民間事業所にも力を借りながら、相談支援
や個別のサービス等利用計画の作成に、懸命に取り組んでいる。重要な役割を担って
おり、これからも需要が増えていくことは目に見えている。職員の充実については、
担当部署と協議していきたい。
(会 長)
20ページの計画相談支援について、
「平成26年度末までに対象者全員実施を目標
としている」とあるが、現状はどうか。
(課 長)
現在、サービス等利用計画の作成に懸命に取り組んでいる。県からの方針も示され、
平成27年度については、障害福祉サービス利用者の新規・更新の手続きの際に、サ
ービス等利用計画が必須となる事から、引き続き取り組んでいく。計画書の表現が不
適正な個所があるので訂正したい。
(会 長)
他にご意見は。
(委 員)
実際にこの計画がどのように実施されていくのか分かりづらい所がある。
PDCA サイクルに基づき実施していくということだが、計画書にある「Do」の部分
をどのように展開していくのか。事業所との連携や地域の方の理解など必要となって
くると思うが、どのように行っていくのか。
また、
「Check」については、評価周期や方法はどうするのか。問題点を改善するに
あたり、周囲とどのような連携を取っていくのかという部分が見えてこないと、せっ
かくの計画書も勿体無いと思う。
虐待防止法や差別解消法については今回追加記載していただいたが、実際にはこの
差別解消や虐待防止というのは事業者や当事者だけではなく、地域住民の方にも理解
をして協力をしていただかねばならないものだと思う。実際にどのように取り組んで
いくのか計画書に盛り込むのは大変かもしれないが、明確にすることで理解も得られ
ると思うがいかがか。
(課 長)
5ページの(7)で追加記載をさせていただいた件だが、実践方法を計画に詳しく
記載をすれば勿論良いのだが、こちらについては留意事項という事で体制整備を進め
ていくという記載にさせていただいている。
虐待防止については、かざぐるまで何例か事例があり、現場での実態調査や検討会
議、県との連携を取りながら進めている。平成28年4月の差別解消法については今
の段階ではまだ手探りの状態の所もある。現在はこのような記載しかできないが、障
害福祉計画は3年に1回の見直しがあり、次回の計画の折にはもう少し具体的な内容
が提示できる。
(事務局)
差別解消法については行政や障害福祉サービス事業所の立場だけではなく、住民の
方の理解が必要である。障害者基本法に掲げられる障害を理由とする差別の解消とい
った部分を具体化した条項になっているが、現在国の方で基本方針を立てているとこ
ろである。国や県の方針を踏まえた上で対応していきたい。障害福祉サービス量を見
込む当該計画ではなく、市の施策を掲げる、障害者計画の見直し時には反映できると
思う。
(委 員)
サービスの見込量については、実際にサービスを実施する事業者との連携がないと
難しいと思う。その擦り合わせをどのようにやっていくのかという点が気になる。
(事務局)
自立支援協議会やかざぐるまで開催している事業所部会等を活用し、周知及び連携
を図っていきたい。行政と事業者の考え方の差異をなくしていければと思っている。
(会 長)
9ページだが、就労移行支援事業の利用者数の関係で、国は1.6倍だが、北杜市は
随分減らしている。就労移行支援事業所ごとの就労移行率に関する目標値は国の基準
どおり5割という事は、数値についての整合性は関係ないということか。
(事務局)
就労移行支援事業所の利用者数については、国の指針でいくと6割以上、1.6倍以
上ということだが、市の実情や実績を見る中で15人(1.0倍)という形での設定を
している。
就労移行支援事業所ごとの就労移行率についてだが、この事業を実施できる事業所
が市内では4事業所あるが、就労移行率が3割以上の事業所を、全体の5割以上にす
るという国の指針に基づき設定した。
(委 員)
第2回策定委員会時に提示された、用語一覧集は計画に反映しないのか。当委員会
で積み上げてきたものは計画に反映したい。
障害福祉サービスについて実施可能な事業所数が4事業所というような説明があっ
たが、例えば、計画中に「平成26年度現在では3事業所が該当」などと明記すると、
計画策定時からの推移が把握でき、PDCA サイクルのチェック部分で評価する際にも
数値見込に対する妥当性が見えてくると思う。
(事務局)
用語一覧集については、計画書の中に落とし込みをしたい。障害福祉サービス事業
所数の明記については可能な範囲でよろしいか。
(委 員)
可能な範囲内で結構だ。
(委 員)
最後に総括的になってしまうが、前回計画に比べれば具体的な見込量になっている
と思う。3年間この計画に沿って事業実施していき、途中では現実を踏まえた修正を
図っていくようになると思うので、より良い計画になったのではないか。実績に合っ
た形で確実に積み重ねていけ、かつ計画倒れにならないものになっていると思う。
(事務局)
今日いただいた委員の皆さんのご意見を集約して計画に反映していくが、事務局一
任という事でさせていただいてもよろしいか。
(会 長)
事務局一任でお願いしたいということだがよろしいか。他にご意見、ご質問がなけ
れば、この最終案をもって本委員会の結論として取りまとめることとしてよろしいか。
(異議なし)
ありがとうございます。それでは本策定委員会として、北杜市長あて、この北杜市
障害福祉計画を提出したい。昨年5月から4回にわたって駆け足で議論をしてきたが、
本日ようやく計画を取りまとめることができた。委員の皆様にはご協力を感謝申し上
げたい。
(3)4その他
(会
長)それでは最後の議題ということで、4その他に移る。今回の策定委員会を
通してのご意見、ご感想などがあれば、この場で述べていただきたいと思う。全般に
渡るご意見、福祉行政に対するご意見でも結構なのでいかがか。
(委 員)
日頃から思っている事であるが、このような言い方をして良いか分からないのだが、
障害者福祉は知っている人は知っているが、知らない人は知らないというところがあ
る。
介護保険や介護支援については、皆さん興味や関心を持っておりいろいろな所で情
報がある。障害者福祉はあまり浸透していないという所がとても残念に思っている。
もちろん事業者の私達もそれを浸透していこうと努力をしているが、底上げをすると
いう部分では、やはり行政の力というのは大きいと思っている。
新しくできた法律というのも私達は知っているが、一般の方はどこまで知っている
のかというところを、私達自身もこれから広めていかなければいけないと思う。是非
そういった事も念頭にしながら、この計画が実践できればいいと思う。ありがとうご
ざいました。
(委 員)
話をしていてわかり易い所とわかり辛い所があり、理解に苦しむ面もあった。
(委 員)
障害福祉計画という重要な案件に携わることができ、深く御礼申し上げます。社協
としても、住民と接する機会を多くいただいている。社会福祉の実態と計画、また未
来像などを伝えていきたいと思う。今後とも連携しながら頑張っていきたい。ありが
とうございました。
(委 員)
この会議を通じて学んだものは沢山ある。学んだことを事業所に持ち帰り、子供た
ちの為に、そしてスタッフの為に伝えていくことが、今後の私の役目だろうと思って
いる。色々ありがとうございました。
(委 員)
障害をお持ちの方の就労支援など、以前は行政サービスとは少し離れた立ち位置に
いたところにあった。ここ数年、行政の中での就労に向けての取り組みにより、大分
深い繋がりが出てきたところだ。
ただ形の上では繋がりが出てきても、実際それを現場でどう活かして行くかという
事の方が大切になっていく。その辺りを現場に携わっている人達が同じ意識を持って
周知し、同じ方向に向いて取り組むという事が、今回立てた計画に対して、実施して
いく「Do」の部分ではないのかと思う。これからこの計画を基にしっかりとした動き
が見られるような行政との取り組みを一緒にやっていけると良いと思う。
(委 員)
これで計画が出来上がったので、次にはこの冊子が事業所等に配られる形になると
思う。そうなった時に、自分の事業所はどんなことが関わりを持てるのかなど、話が
できるような計画になったのではないかと思う。是非それぞれの所に持ち帰った時に、
そのような意味でこの計画をもう一度見直してみるという事をしていただくと非常に
助かる。
(委 員)
NPO法人八峰会白樺工房、北杜市総合支援センターかざぐるまを利用している当
事者である。
いろいろと冊子を見ても難しい言葉ばかりだが、自分なりに分かる範囲内で感想、
意見を述べた。どうもありがとうございました。
(会 長)
それでは皆様のご協力により、障害福祉計画を作成することができた。ただこれが
終わりではなく、これからが本番だと思う。課題がある場合には随時対応し必要があ
れば見直すということなので、常にこの計画書を見ていただきたいと思う。
事務局に対して言えば自立支援協議会だけでなく、もっと掘り下げた相談員や事業
者という中で打合せをしてもらえばありがたいと思う。最後に委員を代表して、里見
副会長からご挨拶をお願いしたい。
(委 員)
4回の委員会の中で積み上げていった集大成がこの計画書ということ。今後の審議
会、北杜市における障害福祉計画の策定委員の一員として、私達がある意味ファシリ
テーターとして発信していかなくてはならない立場になっている。次回の障害者計画
の分も含めて、今後ともこの計画を基にしながら進めていただきたいと思う。ありが
とうございました。
(会 長)
事務局に進行をお返しする
(事務局)
以上を持って、北杜市障害福祉計画(第4期計画)策定委員会(第4回)を閉会す
る。
以 上
会議録署名委員
会議録署名委員