「働く人たち」とともにワークマンの “NEXT” をつくる

「働く人たち」とともにワークマンの “NEXT” をつくる
ワークマンはいま、大きく変わろうとしています。業務改革プランである「中期業
態変革ビジョン」のもと、次の時代に向けて、新たなビジネスモデルの構築にチャレ
ンジしています。
1980年に、「職人の店 ワークマン」として作業服・作業用品に特化した店舗をフラ
ンチャイズシステムでスタートしました。以来、この分野で試行錯誤を繰り返して競
争力を磨き、トップシェアを獲得してまいりました。
しかし、どのような世界にも「不変」ということはあり得ず、ワークマンを取り巻く
株式会社ワークマン
代表取締役社長
環境にも変化の波が起きつつあります。業態を超えた競争の激化、ネット販売の普及、
少子高齢化と現場労働者の減少等々、将来を左右する変化が顕著になっています。
さらに大きな変化は、情報技術、生産技術の急速な発達により、現業、オフィスを
問わず働く環境が大きく変わろうとしています。「第4次産業革命」と言われるように
生産現場は大きく変わろうとしており、人工知能やロボットの発達でオフィス業務や
サービス産業の形も変わろうとしています。
「中期業態変革ビジョン」は、このような予想される変化に対し、今後のワークマン
のあり方を中期、長期の視点で変化させていこうというものです。
柱はあくまでも “WORKING”、働く現場であり、働く人たちです。「働く人たちに便
利さを」をコンセプトに、最も優れた商品とサービスを提供することで次の進化へと
結び付けて行きます。そこからスポーツやアウトドアなどの新たな市場の開拓をめざ
します。
ワークマンはこれまでに「プロの人たち」と強い信頼の絆を築き上げてきましたが、
プロの信頼ほど価値ある評価はありません。プロが認める商品、サービスだからこそ、
新たな需要の創造に繋がると確信しています。そこにワークマンの “ NEXT ”があ
ります。
1
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
人々とともに、社会とともに挑戦し、変化し続ける企業でありたい
企業理念
PHILOSOPHY チェーンストア イズ モア ディスカウントビジネスに徹する
“For the Customers” □□ 地域格差を解消し国民の豊かな生活づくりに貢献する
□ 人をつくって商で文化を創造する
信条
ワークマンは創業以来の信条として「3 つの満足」があります
CREED
■ お客様の満足 Satisfaction Always
お客様の満足の追求と実現がわれわれのすべてにわたる判断基準である
■ 加盟店様とお取引先の満足 Partnership
加盟店様と苦労をともにし満足していただくことこそフランチャイザーの使命である
お取引先の満足なしには売れるものを継続的に安く確保することはできない
■ 社員の満足 WORKMAN is People
社員の成長と活力がチャレンジする社風を支えすべてを推進する源泉となる
経営基本方針
POLICIES OF WORKMAN
■ 働く人の安全で快適な作業環境の創造
より多くの加盟店の参加を得て、働く人の理想的な作業環境づくりを、フランチャイズビジネスを通じて実現する
■ エブリデー・ロープライスの実践
高速回転の追求と簡素で効果的なローコスト経営に徹し、“ 安く売ってもうかる仕組み ” を確立する
■ 全員参加の経営
人間尊重の精神で人の育つ環境をつくり、衆知を集め絶えずイノベーションに挑戦する
社員の行動指針
MOTTO
“WORKMAN is Dedicated to Challenge”
ワークマンは絶えず挑戦する
■ お客様と仕事に常に関心を持ち自ら学び考える(Interest)
■ 常にお客様の身になって工夫と改善を積み重ねる(Improvement) ■ 積極的な提案と実践が革新を生み出す(Innovation) ■ 高い目標を持ち具体的な計画を立てる(Desire)
■ スピーディに決断し、タイムリーに対応する(Decision)
■ パーシステンスの精神で最後までやりぬく(Dedication)
■ 仕事にはプライオリティをそしてポイントに集中する(Concentration)
■ 報告・連絡・相談は組織を動かす命綱(Communication)
■ 失敗をおそれず挑戦し新鮮な心とロマンを持ちつづける(Challenge)
クリーンポリシー
CLEAN POLICY
ワークマンは次のような「クリーンポリシー」を掲げ、公正・公明な企業をめざしています
三つの誓い
一、私達は取引先よりの金品の贈受・貸借又酒食の供応は受けません
一、私達は上司へはもちろん社員間の虚礼はいたしません
一、私達は部下および社員間の金銭貸借はいたしません
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
2
作業服・作業用品・ユニフォームの
トップチェーンとして
プロが満足するクオリティを提供する
3
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
ワークマンの商品
作業服・作業用品の
トップチェーン
2015 年 9 月現在、ワークマンは 42 都道府県に 753 店
舗をフランチャイズで展開する作業服・作業用品・ユニ
フォームのトップチェーンです。作業服・作業用品の専門
店としてこれだけの店舗を展開するチェーンは他にはな
く、圧倒的なシェアを有しています。
主たる顧客は “ WORKMAN” という店名が示すように「働
く人たち」です。建設現場や工場等で作業する人たちに加
ワークマンの店舗
えて、オフィスや飲食等サービス産業、さらに医療・介護
関連の従事者まで拡大しています。
防寒衣料、雨具、安全保護具、工具など。「働く人たちに
便利さを」をコンセプトに、安全で、快適な作業環境に必
要な商品、サービスを提供しています。1980 年の第 1 号
ワークマンの
高収益企業として
着実に成長
取り扱い商品は、作業服、各種インナー、靴、作業手袋、
店開店以来、作業服・作業用品という専門分野に特化して
商品力、販売力を高めてきた結果、全国の働く人たちと強
い信頼関係を築き、着実な成長を続けています。1997 年
N
E
X
T
株式上場。高収益企業として市場からも高い評価を得てい
戦略
ます。
ワークマンの
ため耐久性、防寒・保温性、通気性、安全性など極めて高
度なクオリティが求められます。加えて、毎日使うものだ
けに買いやすい価格であることも重要です。最近では、若
N
E
X
T
戦略
い人たちを中心にファッション性へのニーズも高まってい
ます。
ワークマンが、働く人たちから高い信頼を得ているのは、
ワークマンのデータ
これらの多様なニーズに的確に応えて “ ワークマン・クオ
リティ ” を提供し続けてきた結果であると自負しています。
プロの品質で市場を拡大
国内では産業構造の変化により、現場作業者の減少が続
いていますが、ワークマンの客数は増加しています。それ
はワークマン・クオリティが一般のお客様にも認知されて
きているからです。ガーデニングや家庭菜園、アウトドア
おおきなスポーツを楽しむお客様が増加、女性客も着実に
増えています。ワークマンもこれに応えて一般の人たちに
も利用しやすい店舗づくり、売場づくりを進めています。
ワークマンはこれからも「プロが満足するクオリティ」を
追求することで、新たな需要を創造していきます。
■利用者の推移
2,655
2,600
2,890
2,753
2,338
2,400
2,200
2,935
2015年
3月期
2,800
2014年
3月期
3,000 (万人)
2,098
2,000
2013年
3月期
2012年
3月期
2011年
3月期
2010年
3月期
0
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
4
ワークマンの社会貢献
ワークマン・クオリティ
の提供
ワークマンの商品は、作業現場で使用されるものである
ワークマンの商品
プロの職人から一般ユーザーまで
幅広いニーズに応える
「ワークマンなら安心」の品揃え
作業着・ユニフォーム・白衣
カジュアルウエア
作業手袋・靴下
長靴・セーフティシューズ
安全保護具
一つひとつの商品で
専門性を追求
ワークマンの店頭は約 1500 種の商品を揃えていま
す。それらの一つひとつがプロのニーズに対し、さ
まざまな用途に適切に応える商品ばかりです。例え
ば、作業手袋では、溶接作業用や耐油性、あるいは
水産加工用など、50 種類を超える商品があります。
軍手も、糸の太さや編み方の異なる軍手など 10 種類
前後の商品が揃っています。
そ れ ら の 商 品 は、PB( ワ ー ク マ ン オ リ ジ ナ ル )、
NB( メーカー品 ) に関わらずすべてワークマン独自の
基準に則った品質管理を行っています。
用途に合わせ 50 種以上の作業手袋が並ぶ
5
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
ワークマンは、PB 商品の開発を積極的に進めています。自
ら企画し、デザインから素材の選択、縫製方法の決定、品質管
理まですべてを行います。PB 商品は現在約 350 アイテムに達
し、その多くの商品が販売数で上位に入る主力商品になってい
ます。
一般的に PB 開発は、価格の低減化や利益の拡大を目的として
行われますが、ワークマンは専門店として、仕入れ商品では満
ワークマンの商品
NB にはない価値を追求 ワークマンの PB
足できないニーズへの対応を大きな目的の一つとしています。
2015 年秋に新登場の「エアライト STRETCH 防寒ブルゾン」は、
従来のブルゾンにはなかった機能を加え、作業性に優れた防寒
着で、さらに、カジュアルウエアとしても着られるファッショ
ン性も加え女性にも愛用していただける商品になっており、プ
ロの満足とともに一般のお客様にも使っていただける商品を目
指して開発しました。
■エアライトSTRETCH 防寒ブルゾン
防風性
ストレッチ性 130%
裏地に防風ラミネート加工。外気を
シャットアウトして防寒性能アップ。
重 量 は 約 500g
と軽量なうえに伸
縮性が高く、これ
までにない動きや
すさを実現
ファッション性
カラーも 4 種類。男性ばかりでなく
女性にもカジュアルウェアとして着て
いただけるデザイン。
反射材
胸、袖口、背中に反射材を使用。夜間
安微省
河南省
の視認性が向上。
遼寧省
山東省
江蘇省
上海市
浙江省
福建省
中華人民共和国
バングラディッシュ
湖南省
ダッカ
ハノイ
ミャンマー連邦
ヤンゴン
ベトナム
ホーチミン
インドネシア共和国
ジャカルタ
スラバヤ
お客様の声やスポーツ用品などを参考に商品部バイヤーが機能、デザインなどを検討
して商品化していく
PB(ワークマンベスト)
の販売実績と計画
(億円)
300
250
構成比
25.0%
8.9%
100
0
20
15.5%
150
2.3%
14
2011
4.3%
15
10
110
66
中国湖南省の縫製工場
2013
遼寧省
中華人民共和国
河南省
2014
2015
(計画)
2016
(計画)
2017
湖南省
バングラディッシュ
ダッカ
ヤンゴン
ミャンマー連邦
5
26
2012
(%)
30
25
20.0%
200
50
ワークマンの生産拠点
30.0%
売上
展示会での「エアライト STRETCH 防寒ブルゾン」
0
(計画)
現地工場での担当者を交えた厳重な品質管理
山東省
江蘇省
上海市
安微省
浙江省
福建省
ハノイ
ベトナム
プノンペン
カンボジア
ホーチミン
インドネシア共和国
ジャカルタ
スラバヤ
合羽の水漏れ検査 (高崎本部商品開発ルームにて)
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
6
ワークマンの店舗
総合力と地域密着の
融合がつくる FC ビジネス
■本部と加盟店の役割
■ 店舗の建設
■ 商品の開発と供給
本部
■ 教育と経営支援
の役割
■ 広告宣伝
■ 商品情報、経営情報の提供
■ 経理事務処理
● 部門長による戦略会議で販売戦略など重要なテーマを討議
●POSレジ すべての商品の「単品管理」の中枢
7
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
科学的分析で
繁盛店をつくる
本部、加盟店が
一体となって繁栄をめざす
ワークマンはフランチャイズシステムにより店舗
を運営しています。店舗をワークマン本部がつくり、
商品や運営ノウハウを提供。運営はその地域を生活
基盤とする加盟者が行います。資金力、情報力、経
営力を持つワークマン本部と、地域の情報、人脈、
生活感覚を持つ加盟店が、パートナーとしてひとつ
のビジネスを展開します。理念は「共存共栄」。加盟
店と本部が一体となって繁栄をめざします。そのた
めに本部は SV(スーパーバイザー)を通して商品情
報やオペレーションノウハウの提供等で加盟店をサ
ポートしています。
ワークマン本部は、店舗の売上状況や消費者の購買
動向などを分析して、将来にわたってワークマンが成
長、発展し続けるための戦略を立案しています。その
一つが「単品管理」で、IT やデータ分析など先進技術
を使って、商品一つひとつの動きを正確にとらえて、
商品開発や品揃えなどに活かしています。また、発注
や検品など店舗での作業の簡素化、効率化により、加
盟店のスタッフがより顧客に密着した接客ができる
環境づくりを進めています。
個店ごと、地域別、さらに全国での商品動向など
様々な角度からの販売情報を提供することで、販売効
率を高めています。
●SV会議。全国のSVが集まり情報を共有
●GOT端末による発注で、発注作業の簡素化、精度向上
を実現
●SVはデータを使い売れ筋商品情報などを提供
加
の
割
ワークマンの店舗
部
■ 店舗の運営とお客様管理
加盟 店
の役割
■ 商品の発注と店舗在庫の管理
■ 売上情報の報告と売上金の管理
■ 地域情報の収集と顧客開拓
■ 土地・建物の管理
■ 従業員の採用と教育及び管理
お客様に最高のサービスを
提供する
加盟店の最大の役割は、お客様が気持ち良く買い
物ができる環境を提供することです。分かりやすく、
買いやすい売場をつくり、欲しい商品が必ずある品
揃えを行い、挨拶や商品説明など適切で心のこもっ
た接客が行われることです。そのために本部は必要
な サ ポ ー ト を 提 供 し て い ま す。SV が 定 期 的 に 店 舗
を訪問し、パートナーとしてあらゆる相談に乗って
います。また、年2回の商品展示会や各地域で商品
勉強会を実施して店舗スタッフの商品知識の向上に
取り組むとともに、テレビやインターネットなどを
使った広告宣伝によるバックアップも活発に行って
います。
●「分かりやすく、買いやすい」をテーマに売場を構成
● フレンドリーサービスが店長の最重要業務
● スーパーバイザーは店長のパートナー
●顧客動向、販売動向を科学的に分析して品揃えを行う
●女性用品の品揃えも充実
● セールチラシの打ち合わせ
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
8
ワークマンのネットワーク
近くにいつもワークマン
〜1000 店舗体制をめざして〜
新店のオープンセール
すべての人たちにワークマンのサービスを
ワークマンの店舗は現在 753 店舗(2015 年 9 月末)。「働く
人たちに便利さを」を追求して北海道から九州まで、積極的
な出店戦略を進めています。近い将来、沖縄にも出店、2025
年を目標に 1000 店舗体制をめざしています。
「車で 15 分から 20 分以内にワークマンがある」ことを理想
とし、重点地区では、このような密度の高いドミナント戦略
を進めています。
出店に当たっては、綿密な市場調査を実施し、「失敗のない
出店」をめざしています。フランチャイズビジネスでの加盟
店に対する極めて大きな責任であると考えています。
西日本の店舗をカバーする竜王流通センター
東西2大物流体制で
納品時間を短縮
ネットワークの拡大に伴い、ロジスティクス(商品
供給体制)の強化を進めています。2013 年には滋賀
県に「竜王流通センター」を開設、西日本一帯の店舗
をカバーしています。東日本をカバーする「伊勢崎流
通センター」とともに、全国の店舗へは発注後 2 日で
の納品が可能となり、チャンスロス削減に威力を発揮
しています。
また、自主企画商品(PB商品)の拡大とともに、
海外で生産される商品の効率的な在庫管理が求められ
ますが、竜王流通センターはこの面でも大きな効果を
発揮しています。さらに伊勢崎流通センターの移設に
よる機能の増強計画も進行中です。
新店舗の立地を検討する開発会議
9
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
伊勢崎流通センターのソーター
建設中の新店舗
北海道
4
■ワークマン東京本部
■ワークマン高崎本部
青森県 12
新潟県 15
秋田県 11
長野県 27
■ワークマン全国ネットワーク図
岩手県 11
岐阜県 22
富山県 4
岡山県 10
山形県 12
福島県 19
福井県 8
2
栃木県 24
京都府 9
広島県 13
山口県 6
高崎本部
戦略
熊本県
千葉県 49
竜王流通センター ●
1
N
E
X
T
茨城県 35
● 伊勢崎流通センター
東京本部
福岡県 21
佐賀県
群馬県 25
本社・関東信越本部
兵庫県 26
ワークマンの
石川県 3
鳥取県 3
島根県
宮城県 14
埼玉県 71
東京都 47
2
滋賀県 12
三重県 14
大阪府 29
愛媛県 7
神奈川県 45
愛知県 59
和歌山県 10
高知県 3
山梨県 12
静岡県 34
ワークマン店舗数
奈良県 11
753 店舗
徳島県 6
(2015 年9 月末現在)
香川県 5
●竜王流通センター
●伊勢崎流通センター(関東信越本部に隣接)
新デザイン店舗
ナショナルチェーンとしてワークマンブランドの確立をめざす
全国に店舗展開を進めるとともに、ワークマンの
認知度も全国的に浸透しつつあります。
プロの職人たちの間では、商品とともに絶大な信
頼を得ており、「ワークマンファミリー」とも言うべ
き独特の絆がつくられています。
このような信頼関係を一般ユーザーにも拡大すべ
く、広告宣伝をさらに積極化させています。テレビ
では若手ダンサーを起用し、自社開発商品を前面に
打ち出した CM を展開し、商品と企業イメージを連
想させて、ワークマンのブランド化に取り組んでい
ます。
商品展示会ではバイヤーと加盟店が活発に情報交換
広告宣伝会議。テレビ、ネット、チラシ、カタログな
ど多様なメディアで展開
商品訴求したテレビCM
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
10
ワークマンの
戦略
N
E
X
T
さらに多くのお客様に利用していただくために
ワークマンは NEXT への挑戦を続ける
「プロの品質」 を 「低価格」 で提供することで、ワークマンは多くのお客様の支持を獲得、強固なビジネスモデル
をつくり上げてきました。さらに持続的成長を確かなものとするために、ワークマンは様々な改革にチャレンジして
います。
店舗デザインや
店内レイアウトを一新
一般のお客様にも親しんでいただくために、店舗デ
ザインの店舗は、一般のお客様や女性のお客様が増えて
ザインや売場レイアウトの改革を進めています。店舗
おり、顧客層が拡大していることが確認されています。
外観を明るいホワイトに一新、店内も分かりやすいレ
商品面でも、カジュアル、アウトドア、スポーツウ
イアウトに変更しました。今後、新店はすべて新デザ
エアとしても利用していただけるよう、ファッション
インになり、既存店も順次改装を進めています。新デ
性の向上に取り組んでいます。
旧店舗
旧店舗デザイン
新店舗デザイン
新店内レイアウト
接客力強化に向け
店舗作業を軽減
「倉庫管理システム」(WMS:Warehouse Management
また、販売情報を取引先に提供してセンターの在
System) は流通センターから店舗への商品の流れを
庫管理を任せる「ベンダー在庫管理システム」(VMI:
データ化することで、出荷精度の向上 ( 誤出荷率 0.01%
Vendor Managed Inventory) の導入を進めています。
以下目標 ) を実現し店舗での検品作業の削減に貢献し
これにより欠品防止に効果を発揮する等、適正在庫の
ています。
維持による効率経営をめざしています。
竜王流通センター ソーター
格納エリア
経験+データによる
顧客密着経営
個々の商品の動きを正確にデータ化する「単品管理」
を進化させて、より正確な需要予測の確立をめざして
います。
今後は、データベースの科学的、合理的経営がチェー
ンストアの帰趨を決するものと思われ、そのためには
データを活用できる人材の育成が急務です。スーパー
バイザーをはじめ本部スタッフや店舗スタッフそれぞ
れにデータを読み、活用できる能力が必須となり、ワー
クマンではその教育にも積極的に取り組んでいます。
商品、店舗、システム、そして人。それぞれの NEXT
に向けてワークマンは新たな取り組みを進めています。
11
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
データ分析講習
ワークマンの社会貢献
地域に育てられ地域とともに成長する
店による運営が最大の特色で、地域のお客様が気軽に
ビスを目指しています。祭りなどのイベントでは、揃
いの T シャツやジャンパー、ハッピなどを求めて来店
協定」を結び、緊急時には様々な物資の供給を行って
います。とくに地震等災害時には、ワークマンの商品は
最も必要とされるものばかりです。東日本大震災のとき
にも、
多くのお客様がワークマンに商品を求めて殺到し、
その期待に応えるために万難を排して商品の供給を続
されるお客様も増えており、商品を通じた地域への貢
けました。
「ワークマンは地域社会のインフラ」
、そして
献も大きな喜びの一つとなっています。また、ベイシ
「いつも側にワークマン」の責任の重さを痛感させられ
アグループが運営する「21 世紀財団」の一員として、
ました。これからも地域に深く浸透し、地域のニーズに
地域の青少年育成にも貢献しています。
応えるワークマンでありたいと考えています。
一人一人のお客様とのコミュニケーションが繁盛店づくりの原点
N
E
X
T
戦略
立ち寄って頂けるような店づくりとフレンドリーサー
ワークマンは、県・市など行政機関と「緊急物資支援
ワークマンの
けフランチャイズビジネスでは、地域に精通した加盟
災害時には
支援物資を供給
地域社会の一員として
小売業は地域密着こそ最大の経営基盤です。とりわ
「21 世紀財団」で青少年の様々な活動を支援しています。
災害時の緊急物資支援
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
12
ワークマンの社会貢献
新店舗オープン風景 ワークマンは地域社会のインフラになりつつあります。地域の人たちに愛されるワークマンをめざしています。
WORKMAN / DATA
ワークマンのデータ
次の時代に向けて新たなワークマンを創造する
作業服・作業用品の専門店としてスタートして 30 余年。ワークマンはいま、新たなワークマ
ンへの革新に挑戦しています。新たな市場、新たな顧客創造への挑戦、データ分析をベースにし
た科学的、合理的なオペレーション技術確立への挑戦、ワークマンブランドを浸透させる商品開
発へトライアンドエラーのチャレンジ、そして取引先、加盟店、社員、本部のすべてが幸せにな
れるビジネスモデル構築への挑戦。「第 4 次産業革命」と言われる時代の大きな変革の中で、ワー
クマンも幾多の挑戦をスタートさせています。
●市場もワークマンを評価
ワークマンは創業以来、安定した成長を続けてきました。リーマンショックなど金融混乱により一時
的に停滞したときもありましたが、30 余年を一貫して成長し続けてきました。証券市場での評価も極め
て高く、社員 1 人当たりの株式時価総額は小売業界 NO.1 を維持しています。
● 会社概要
商 号
設 立
本 社
東京本部
高崎本部
代 表 者
資 本 金 16 億 2271 万 8300 円
決 算 期 3 月末日
事 業 内 容 フランチャイズシステムによる作業服および
作業関連用品の専門店チェーン
店 舗 数 753 店舗(2015 年 9 月末現在)
株式会社ワークマン 1982 年 8 月 19 日
群馬県伊勢崎市柴町 1732 TEL:0270(32)6111(代表)
東京都台東区上野 7-8-20 TEL:03(3847)7740(代表)
群馬県高崎市高関町 380 TEL:027(330)3322(代表)
取締役会長 土屋 嘉雄 代表取締役社長 栗山 清治
● 沿革
● 組織図
1980年
9月 株式会社いせやの一部門として
1982年
8月 株式会社ワークマン設立
株主総会
「職人の店 ワークマン」1号店オープン
監査役会
会長
経営企画部
9月 流通センターを群馬県高崎市に開設
1984年
取締役会
改善改革会議
社長
4月 流通センターを群馬県前橋市に移転
内部監査部
12月 東京都台東区に商品部東京事務所開設
総務部
1995年
3月 愛知県小牧市に小牧流通センターを新設
1996年
2月 加盟店の士気の向上を目的として
ワークマン「サクセス倶楽部」を顕彰制度を導入
加盟店
2016 年 3 月期
688
● 売上高
2013 年 3 月期
638 2012
2016 年
年3
3 月期
月期
2011
2015 年
年3
3 月期
月期
609
2010
2014 年
年3
3 月期
月期
2009
2013 年
年3
3 月期
月期
7月 ステップアップ顕彰制度導入
2009 年 3 月期
2000年
4月 EDLP(Every Day Low Price)政策開始
12月 ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所 JASDAQ)に株式を上場
7月 伊勢崎流通センター増床・改築
ソーターによるコース別仕分けシステム導入
11月 小牧流通センターを増床
3月 九州に初出店 福岡県で店舗展開
2012年 11月 700店舗達成
6月 群馬県高崎市に高崎本部を開設
7月 滋賀県竜王町に竜王流通センターを開設
2014年 11月 北海道に初出店 札幌市で店舗展開
609
(単位:億円)
472 519 300
400 476 500
600
700
800
494
2008 年 3 月期
498
2007 年 3 月期
(単位:億円)
472
0
300
400
500
600
2016 年 3 月期
700
800
773(計画)
2015 年 3 月期
749
2014 年 3 月期
730
2013 年 3 月期
710
2012
2016 年
年3
3 月期
月期
2011
2015 年
年3
3 月期
月期
686
773(計画)
665
2010
2014 年
年3
3 月期
月期
2009
2013 年
年3
3 月期
月期
749
649
730
628
2008
2012 年
年3
3 月期
月期
2007
2011 年
年3
3 月期
月期
710
601
686
588
550
(期末店舗数)
665
600
2009 年 3 月期
649650
700
750
650
700
750
800
628
2008 年 3 月期
〜次の時代へ〜
638 498
2010 年 3 月期 0
WORKMAN NEXT
688
494
1999年
● 店舗数推移
691
476
2010 年 3 月期 0
6月 新 POS システム導入
723(計画)
519 9月 日本証券業協会に株式を店頭登録
9月 小牧流通センターを増床
691
2014 年 3 月期
3月 300店舗達成
12月 500店舗達成
723(計画)
お客様
2015 年 3 月期
2008
2012 年
年3
3 月期
月期
2007
2011 年
年3
3 月期
月期
4月 販売コンクール顕彰制度導入
13
財務部
4月 流通センターを新設、増床(群馬県伊勢崎市)
2013年
教育部
2月 商品買取り制度導入
1994年
2011年
人事部
1992年
2007年
加盟店推進部
新 CI(Corporate Identity)を導入 2004年
店舗建設部
1月 ワークマン東京本部ビル完成
(東京都台東区)と同時に東京本部を移転
1997年
開発本部
5月 POS(Point of sale Systems)を導入
10月 FRS(Fresh Rotation Systems)開始
1991年
情報システム部
ロジスティクス部
1989年
ネット通販部
3月 100店舗達成
10月 流通センターを群馬県伊勢崎市柴町に移転
直販部
1月 東京都台東区にワークマン東京本部を開設
営業企画部
1988年
スーパーバイズ部
EOS(Electronic Ordering Systems)を導入
1986年 10月 本部棟竣工、群馬県伊勢崎市柴町に本部を移転
品質管理部
2月 第一回商品展示会開催
商品部
1985年
601
2007 年 3 月期
(期末店舗数)
588
0
550
600
800
BEISIA GROUP / DATA
グループ売上1 兆円の先を見つめる
ベイシアグループは、物販チェーン 6 社を中心に 30 社で
独自の企業文化を大切にしてきた証しで、この結束がいま、
構成される流通企業グループです。創業は 1958 年、株式会
グループシナジーとして大きな力になっています。情報シス
社いせやとしてスタートしました。
テムやロジスティクス、商品開発、店舗開発、モールの建設、
北 海 道 か ら 九 州、 沖 縄 ま で 43 都 道 府 県 で 店 舗 を 展 開 し、
E コマースの展開など、あらゆる面でグループのメリットを
グループ総売上は 9,000 億円に達しようとしています。
追求しています。
際立っていることは、吸収や合併など一切行わず、独力で 1
ベイシアグループは 1 兆円を超えて、その先の時代を見つ
兆円に迫る企業集団をつくり上げてきたことです。それだけ
めています。
● ベイシア ショッピング
センター
● ネットワーク
● カインズ
● セーブオン
レジャー
サービス
事業
ホームセンター
コンビニエンス
ストア
● ミュー・エンターテイメント
● カインズトラベル
● ベイシアスポーツクラブ
● ベイシアフードサービス
● カインズフードサービス
外食産業
ベイシア グループ
ネットワーク
● ワークマン
● オートアールズ
● ベイシア電器
専門店
物流事業
● アイシーカーゴ
● 清閑堂
ベイシア総合保険サービス
ベイシアビジネスサポート
ベイシアポップデポ
ベストケア
ベイシアリ−ス・キャピタル
家迎知商貿有限公司
●
●
●
●
●
●
カインズ総合保険サービス
カインズ・ビジネスサービス
カインズ・ポップデポ
カインズベストケア
カインズ 365
カインズリカー
流通
サービス
事業
デベロッパー
事業
●
●
●
●
●
ベイシア興産
ベイシア土地建物
ベイシアリアルエステート
カインズリアルエステート
いせやコーポレーション
ワークマンのデータ
●
●
●
●
●
●
● ベイシアグループ概要
企 業 数 物販・サービス企業 12 社 流通・サービス企業 18 社
店 舗 数 1,976 店舗 (2015 年 9 月末現在 )
出店地域 1 都 1 道 2 府 39 県 (2015 年 9 月末現在 )
売 上 高 9,000億円 (2016 年 2 月計画 )
従業員数 4,848 人ほかに専任・パート社員、アルバイト 19,043 人
[8 時間換算](2015 年 2 月末現在 )
ベイシア本部
● ベイシア総合保険サービス
ベイシア(1997 年設立)
● ベイシアビジネスサポート
カインズ(1989 年設立)
● ベイシアポップデポ
セーブオン(1984 年設立)
● ベストケア
● ベイシアリ−ス・キャピタル
● 家迎知商貿有限公司
● カインズ総合保険サービス
● カインズビジネスサービス
● カインズポップデポ
オートアールズ(1986 年設立)
● カインズベストケア
ベイシア電器(1986 年設立)
清閑堂(1983 年設立)
WORKMAN NEXT
〜次の時代へ〜
14
株式会社ワークマン
http://www.workman.co.jp
■ 株式会社ワークマン 東京本部
▲JR鷲谷駅
▲JR鷲谷駅
■ 株式会社ワークマン 高崎本部
▲入谷駅
▲入谷駅
27 27
上大類町
上大類町
道街道
街こ
こび
びま
まや
や州
上大類東
上大類東
州上
西上西
ワークマン
ワークマン
高崎本部
高崎本部
ホンダ
ホンダ
ドリーム
ドリーム
12 12
上越新幹線
上越新幹線
● ワークマン
● ワークマン
高崎高関店
高崎高関店
南大類町西
南大類町西
高関町交番前
高関町交番前
高崎駅
高崎駅
J J
RR
栄町栄町
高崎環状線
江木町
江木町
高崎環状線
浅草口
駅前広場
駅
前
浅草
口広場
▼秋葉原
▼秋葉原
●●
JR山手線上野駅 入谷口より 徒歩約5分
JR山手線上野駅 入谷口より 徒歩約5分
●●
JR山手線上野駅 浅草口より 徒歩約8分
JR山手線上野駅 浅草口より 徒歩約8分
バス停
バス停
南大類町西
南大類町西
● ●
役所役所
東区東区
●台
●台
察署察署
野警野警
●上●上
高崎線
高崎線
東上野口
東上野口
上野恩賜公園
上野恩賜公園
国 道4号 線
国都
道4
首
高号
速線1 号 線
首 都 高 速1号 線
Honda
Honda
Cars群馬
Cars群馬
通り
通り
浅草
浅草
京成上野駅
京成上野駅
▼JR秋葉原駅
▼JR秋葉原駅
芝塚町
芝塚町
関越自動車道
関越自動車道
岩倉高校
岩倉高校
入谷口
入谷口
ワークマン
ワークマン
東京本部
東京本部
▲新潟
▲新潟
○ サッ
○ トンプレイスホテル
サットンプレイスホテル
ベイシア
ベイシア
東京情報センター
東京情報センター
JR上野駅
JR上野駅
▲新潟
▲新潟
・長野
・長野
354 354
高関町
高関町
24 24
▼東京
▼東京
▼東京
▼東京
●●
JR高崎駅東口より タクシー 約15分 JR高崎駅東口より タクシー 約15分 バス 高崎市内循環
バス 高崎市内循環
「南大類町西」
「南大類町西」
停留所より
停留所より
徒歩約5分
徒歩約5分
●●
関越自動車道 高崎ICより 約15分
関越自動車道 高崎ICより 約15分
高崎玉村スマートICより 約20分
高崎玉村スマートICより 約20分
東京本部
〒 110-0005
東京都台東区上野 7-8-20
TEL : 03(3847)7740(代)
高崎本部
〒 370-0043
群馬県高崎市高関町 380
TEL : 027(330)3322(代)
関東信越本部
〒 372-0824
群馬県伊勢崎市柴町 1732
TEL : 0270(32)6111(代)
伊勢崎流通センタ− 〒 372-0824
群馬県伊勢崎市柴町 1730
TEL : 0270(32)2600
竜王流通センタ−
〒 520-2552
滋賀県蒲生郡竜王町大字小口 1130-1
TEL : 0748(58)8300
北東北地区本部
〒 020-0836
岩手県盛岡市津志田西 2-7-5 吉田ビル 1F
TEL : 019(614)9388
南東北地区本部
〒 982-0034
宮城県仙台市太白区西多賀 4-13-20 コンフォルヴィラ 101
TEL : 022(307)4004
茨城地区本部
〒 310-0902
茨城県水戸市渡里町高野台 3255-9
TEL : 029(300)3636
栃木地区本部
〒 329-1579
栃木県矢板市こぶし台 5-1 アイシ−カ−ゴ矢板センタ−内
TEL : 0287(41)7056
千葉地区本部
〒 266-0026
千葉県千葉市緑区古市場町 623-3
TEL : 043(208)6863
神奈川地区本部
〒 252-0801
神奈川県藤沢市長後 1206-102
TEL : 0466(45)6811
新潟地区本部
〒 950-0963
新潟県新潟市中央区南出来島 1-1-15
TEL : 025(282)1377
長野地区本部
〒 381-2243
長野県長野市稲里 1-6-20
TEL : 026(291)1253
静岡地区本部
〒 421-0112
静岡県静岡市駿河区東新田 3-15-28
TEL : 054(268)0158
愛知地区本部
〒 444-0938
愛知県岡崎市昭和町神郷 33-5
TEL : 0564(33)1311
岐阜地区本部
〒 501-6264
岐阜県羽島市小熊町島 3-18
TEL : 058(394)1023
竜王地区本部
〒 520-2552
滋賀県蒲生郡竜王町大字小口 1130-1
TEL : 0748(58)8311
大阪地区本部
〒 596-0804
大阪府岸和田市今木町 38-1
TEL : 072(448)5000
広島地区本部
〒 736-0022
広島県安芸郡海田町蟹原 1-4-67
TEL : 082(822)1222
福岡地区本部
〒 816-0921
福岡県大野城市仲畑 2-10-30-101
TEL : 092(571)6850
15101000