お客さまのニーズに お応えする ベストソリューション

お客さまのニーズ に
お応 えする
ベストソリューション
1. 有価証券管理サービス
10
● 信託サービス
● 国内カストディサービス
● 海外カストディサービス
● 包括的有価証券管理アウトソーシングモデル
● 確定拠出年金の資産管理サービス
● マスタートラストサービス
(情報統合サービス)
2 . 資産管理に係る各種付加価値サービス
20
● セキュリティーズ・レンディングサービス
● 資産運用会社ミドル・バックオフィス事務受任サービス
9
お 客 さまのニーズ にお 応 えする ベ ストソリューション
有 価 証 券 管 理 サービ ス
有価証券管理サービス
お客さまのニーズにきめ細かく応える
「フルラインのカストディバンク 」
新種金融商品の登場や証券決済制度改革の進展に伴い、有価証券管理業務のアウト
ソースニーズが高まる一方、証券決済におけるカストディアンの果たす役割の重要性も
●
カストディサービス
有 価 証 券 の 保 管 や 売 買 に係 る
受 渡・決 済、あるいは元 利金・配当
金の受 領などの業務を、お客さま
飛躍的に増大しています。当社は、有価証券管理に係る各種信託サービスからカストディ
個々のお客さまのニーズに応じた
サービスまで幅広い商品ラインナップをご用意しており、
きめ細かなサービスをご提供できる
「フルラインのカストディバンク」
を目指しています。
からの委 任を受けて行うサービス
の 総称。包括的な代 理 権 限を基に
した常 任 代 理 人サービ スに加 え 、
証券決済制度改革により実現され
た振替制度に基づく口座管理機関
多 彩なカストディサービス
サービスも提供。
お客さまにご 提供するサービスは、各種信託サービスを含む基 本的なカストディ
サービス
(有価証券の保管や売買に係る受渡・決済、元利金・配当金の受領等)
はもとより、
セキュリティーズ・レンディング、パフォーマンス分析、ポートフォリオ管理、計理事務を
●
トランジション・マネジメント
資 産 構 成や 運 用 機 関 等 を 変 更
する際に、多様な 取引手法を活用
して、
変更期間中も適切な資産構成
組み合わせたサービスまで、多彩なメニューを用意しています。また、トランジション・
マネジメント、バックオフィス事務のアウトソース等、お客さまごとのニーズに応じて、
きめ細かなコンサルティングを通じて最適なサービスを提供しています。
割 合を 維 持しつ つ 、取 引 手 数 料・
市場インパクト等のトータルコスト
の最小化を目的として行う一連の
取引、サービス。
付加価値サービス
運用会社ミドル・バック
オフィス事務受任サービス
セキュリティーズ・レンディング
サービス
包括的有価証券管理
アウトソーシングモデル
マスタートラストサービス
(情報統合サービス)
トランジション・マネジメント
コーポレートアクション
資金決済
基本サービス
証券決済・保管サービス
保護預りサービス
お客さまのニーズ
10
平成26年6月の信託銀行の国債貸借取引における清算機関利用開始や、現在検討
段階にある国債取引の決済期間短縮化等、本邦における証券決済制度の改革は進展
有価証券管理サービス
制 度 改 革への対応とサービス向上への取り組み
を続けています。これら制度改革とともに当社のカストディサービスも進化を遂げて
きており、多数の金融機関・機関投資家のお客さまから高い評価をいただいています。
証券決済制度改革は、実務上の影響と対応コストが極めて大きく、
「 廉価で使い勝手
のよい」カストディバンクへの期待は一層高まっています。当社は、お客さまの負担
軽減に役立つサービスを、適時に提供・提案できるよう、引き続き証券決済制度改革
の動向を踏まえつつ、お客さまに最も必要とされる資産管理サービスの開発に積極的
に取り組んでまいります。
また、
「 日本版スチュワードシップ・コード(「責任ある機関投資家」の諸原則)」や
「コーポレートガバナンス・コード」が制定される等、企業統治・企業価値の向上に資する
投資家との対話のあり方に注目が集まっています。当社は、こうした環境の変化も柔軟
に受け止め、お客さまのコーポレートガバナンスの強化に向けた取り組みを資産管理
の側面からサポートしてまいります。
証券決済制度改革の進展
平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年
国債
●
●
短期社債
平成15年1月 新振決制度開始
平成15年1月 社債等振替法施行
●
平成26年6月 信託の国債貸借取引の清算機関利用開始 ●
平成15年3月 振替制度開始
一般債
●
(登録制度)
投信受益権
● 平成18年11月 既発債一括移行開始
平成18年1月 振替制度開始
● 平成20年1月 登録制度廃止
●
●
平成19年1月 振替制度開始
平成16年6月 社債・株式等振替法成立
株式
●
平成16年5月 一般振替DVP開始
(保振法に基づく振替制度)
平成21年1月 新振替制度開始・ペーパーレス化
●
11
お 客 さまのニーズ にお 応 えする ベ ストソリューション
有 価 証 券 管 理 サービ ス
有価証券管理サービス/信託サービス
信 託サービス
●
みずほ信託銀行との連携
当社は、資産管理専業の信託銀行として、再信託契約に基づき、他の信託銀行が
受託した信託財産の管理業務を受託しています。
このうち、みずほ信託銀行との再信託契約では、年金信託、特定金銭信託、特定金外
信託、投資信託等の資産管理業務を受託しています。
みずほ信託銀行は原信託の受託者として、お客さまとの窓口を務めるほか、資産
運用や年金数理・管理業務等を提供しています。一方、再信託の受託者である当社は、
資産管理専業の信託銀行として、先進のノウハウを活かした様々な付加価値サービス
を提供しています。
また、みずほ信託銀行以外の信託銀行からの再信託受託にも積極的に取り組んで
おり、平成27年3月末現在、再信託受託残高は約66兆円に上り、当社の重要な業務の
ひとつとなっています。
再信託と直接信託
お客さま
お客さま
受託者責任
信託契約
再信託契約
受託者責任
受託者責任
信託銀行
︵原信託︶
信託契約
直接信託
受託者責任
再信託
資産管理サービス信託銀行(TCSB)
●
直 接 信 託 サ ービスの 提 供
再信託契約に基づく信託サービスの提供に加え、当社では、直接契約に基づく信託
サービスの提供も積極的に行っており、平成27年3月末現在、直接信託の受託残高は
約80兆円となっています。
直接契約に基づく信託サービスでは、当社とお客さまが信託契約を締結し、当社は、
お客さまやお客さまから投資判断に関して委任を受けた運用会社の指図に従い、有価
証券の管理・処分、資金決済等の管理業務を行います。
資産運用の高度化が進む中、資産管理専業信託銀行の役割は今後さらに増大して
いくことが見込まれます。当社は、運用会社を含むお客さまの総合サポート窓口として
インベスターズサービス部を設置し、お客さまや運用会社の様々なニーズに対して
最適なソリューションを提供する体制を整えています。
12
●「TCSB
Custody- net」によるカストディサービスの提 供
一連の証券決済制度の改革により、お客さまの有価証券管理のアウトソースニーズ
は増大し、管理すべき有価証券の種類も多様化しています。このような環境下、当社の
カストディサービスにおいては、有価証券の種類を問わず、
「 TCSB Custody-net」を
通じ、有価証券に係る様々なサービスをご利用できます。また、制度改革に伴う新たな
手続きにも迅速に対応しています。
●
カストディサービス利用時における「安心」の提 供
有価証券管理サービス/国内カストディサービス
国 内カストディサービス
当社のカストディサービスは、お客さまと当社をインターネット回線でつなぐ「TCSB
Custody-net」を介してご提供しています。
「TCSB Custody-net」を利用した当社へ
の約定・決済指図は、情報が暗号化され、当社にてSTP(ストレート・スルー・プロセッ
シング)処理されます。また、残高・取引等のデータも「TCSB Custody-net」を介して
ご提供します。お客さまにとっては、
「 TCSB Custody-net」を介することにより、安心
してカストディサービスをご利用いただけます。
「 TCSB Custody-net」は、既に100
社を超えるお客さまにご利用いただいており、特に地方銀行・第二地方銀行の約7割
のお客さま方からご支持いただく、当社の中核となるサービスです。
●
きめ細かな情報の提 供
当社では証券決済制度改革等に関し証券保管振替機構・日本銀行等から発信される
情報等について、お客さまに有益な情報を選別のうえわかりやすくし、
「 TCSB Cu s tody- net」を通じてお客さまに情報提供しています。また、お客さまからのお問い
合わせが 多い 事項を基に「 よくあるお問い合わせ 集 」を作成し 、
「 TC SB C u s t o dy-net」の利便性向上に取り組んでいます。今後も、お客さまのお役に立つ有益な
情報をタイムリーに提供してまいります。
カストディサービス
お客さま
指図入力
TCSB
一般債
保振決済照合
一般債カストディサービス
保振一般債
インターネット
国債
国債カストディサービス
決済処理コントロール
日銀NET
保振株式
還元情報
国内株式 国内株式カストディサービス
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お 客 さまのニーズ にお 応 えする ベ ストソリューション
有 価 証 券 管 理 サービ ス
有価証券管理サービス/国内カストディサービス
●
高品質なサービスの提 供
株 式カストディサービスでは、上場株 式に加え、REIT・E TF・優 先出資証券 等の
保管、売買に係る受渡・決済からコーポレートアクションまで、幅広い事務サービスを
高い品質で提供しています。株券電子化への対応以降も、コーポレートアクションに
関する情報発信の強化等、お客さまのご要望を取り入れた、サービスレベルの向上に
取り組んでいます。
債券カストディサービスでは、国債・一般債等の国内債券の保管、売買に係る受渡・
決済および元利金の代理受領等のサービスをご提供しています。また、昨今増加して
いる証券保管振替機構を通じて発行体から発信される投資家の権利保全に係る重要
文書等についても、迅速かつ的確にお客さまへの情報提供を行っています。
TCSB Custody-net 画面
お客さまに共通する
お知らせを掲載
ご利用機能を選択
●
個別のお客さまへの
お知らせを掲載
お客さまサポートの体制
当社では、インベスターズサービス部において、お客さまのニーズを踏まえたソリュー
ションのご 提 案、およびお客さまからの各種ご照会への対応を行っています。また
実務面のお問い合わせに対しては、国内資産管理部による対応と共に、
「 TCSB Custody-net」を通じたリアルタイムでのオペレーション等のサポートを行っています。両部
署が相互に緊密に連携することで、お客さまからの様々なお問い合わせに対し、迅速
かつ的確に対応できる体制を整えています。
14
●
グローバルなカストディネットワーク
お客さまの国際分散投資が活発化しており、外国証券投資は、ますます多様化して
います。当社は、みずほフィナンシャルグループの海外拠点ネットワークに加え、海外
カストディアンを活用し、約50市場をカバーする外国証券のカストディサービスを提供
しています。海外カストディアンの選定にあたっては、外部格付等の安全性、事務対応力、
フィー等の評価を行っています。また、選定後も、現地実査、サービスレビューミーティ
ングの実施や外部監査報告書の確認等により、定期的に評価を行い、海外カストディ
サービスの品質の維持・向上に取り組んでいます。
●
有価証券管理サービス/海外カストディサービス
海 外カストディサービス
外国銀行代 理業務・クライアントサポート業務
平成20年12月施行の改正銀行法を受け、当社では平成22年2月より外国銀行代理
業務を実 施しており、みずほフィナンシャルグループ海 外各拠 点(米国みずほ信 託
銀行・ルクセンブルグみずほ信託銀行)の各種有価証券管理サービスの媒介営業を
行っています。海外拠点に配置された日本人スタッフによる直接のサポートに加え、当社
インベスターズサービス部の担当者が海外拠点と密接に連携することで、お客さまから
のお問合せに切れ目なく対応する体制を整えています。
●
ウェブサイトサービス
当社では、ウェブサイトを通じて、お客さまのパソコンから決済指図を送信したり、
レポートの受 信やデータファイルの ダウンロード等が できるサービ スを提 供して
います。本サービスにより、外国証券の決済管理を効率的に行うとともに、お客さまの
複数地域・市場の資産状況を一元的に管理いただくことができます。
海外カストディサービスの概要
お客さま
照会
資産管理サービス信託銀行
(TCSB)
決済指図送信
レポート受信
海外カストディアン
米国みずほ信託銀行
ルクセンブルグみずほ信託銀行
SWIFT
ネットワーク等
有力海外カストディアン
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お 客 さまのニーズ にお 応 えする ベ ストソリューション
有 価 証 券 管 理 サービ ス
有価証券管理サービス/包括的有価証券管理アウトソーシングモデル
包 括 的 有価 証 券 管 理アウトソーシングモデル
●
国内信託銀行初のモデル
生命保険会社等の機関投資家が保有する有価証券について、有価証券計理事務を
含めた管理・事務機能の全面的アウトソーシングを受任するビジネスモデルを構築し、
平成15年1月からサービスを開始しました。
このビジネスモデルは、国内外の有価証券、デリバティブ取引、REIT・ETF等の投資
信託、投資事業組合、LPS等への投資とその付随取引全般にわたる一元的な管理や
証券・資金決済、有価証券計理事務(資産評価、会計仕訳データ作成、決算データ作成、
各種管理・報告資料作成等)まで含めた包括的なアウトソーシングモデルとしている点
が大きな特色となっており、国内信託銀行では唯一の画期的なサービスです。
●
大幅なコスト削減 効果
機関投資家にとって、決済期間短縮化等の証券決済制度改革への対応は不可欠で
ある一方で、システムの開発や維持には、投資コストと開発・保守要員の人件費の両面
から大きな負担となることが予想されます。
当社が提供する包括的アウトソーシングモデルは、各機関投資家に共通するシステム
基盤を構築し、それを共同利用することにより、単独でのインフラ整 備と比 較して
システムコストの大幅な削減を実現しています。加えて、有価証券計理事務のオペレー
ションスタッフ・開発保守要員を含む人件費コストも、将来にわたり大きく削減できます。
●
多様なニーズに対するきめ細かな対応
機関投資家のお客さまのニーズにきめ細かくお応えするため、当社では的確なコン
サルティング力を備えた企画スタッフを配置しています。当アウトソーシングモデル
は、現在ご利用されているお客さまからも高い評価をいただいており、今後とも当社
の経験豊富なスタッフによる高品質な事務サービスの提供はもちろん、共通のプラット
フォーム利用によるコストメリットは活かしつつ、お客さまごとの個別のご要望にも
積極的に対応いたします。
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「受渡決済業務」+「有価証券計理事務」→「包括的アウトソーシング」モデル
投資意思決定
発注
売買執行
(証券会社)
資産運用部門
出来内容報告
約定確認および
決済確認
資産管理状況
報告
売買報告
約定・
決済指図
資産管理部門
●
新商品・制度変更対応検討
●
パフォーマンス管理/リスク管理
●
コンプライアンスチェック
●
議決権行使
資産管理サービス信託銀行
(TCSB)
資産管理状況報告
決済完了状況報告
資産管理のアウトソーシング
受渡決済業務
機関投資家
有価証券計理事務
有価証券管理サービス/包括的有価証券管理アウトソーシングモデル
アウトソーシングの基本モデル
証券会社との約定データ照合
証券・資金の決済、証券の保管
● 利金配当金処理、資本異動関係処理
●
●
会計仕訳データ作成
資産評価データ作成
● 管理資料データ作成
● 決算処理用データ作成
●
●
上記は基本モデルを記載したもので、お客さまのニーズに応じて対応しています。
サ ービスの 内 容
●
国内外の各種有価証券(デリバティブ取引等を含む)
・付随取引
の決済および管理業務
●
資産評価・会計仕訳データ作成・決算データ作成等の計理事務
●
各種管理・報告資料作成事務
●
株主総会・優待物管理事務
●
外国為替自動円転サービス
●
セキュリティーズ・レンディングサービス
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お 客 さまのニーズ にお 応 えする ベ ストソリューション
有 価 証 券 管 理 サービ ス
有価証券管理サービス/確定拠出年金の資産管理サービス
確 定 拠 出年金の資 産 管 理サービス
●
拡大する確定拠出年金市場
平成13年10月の「確定拠出年金法」の施行後13年半が経過し、確定拠出年金市場
は着実に拡大しています。市場全体を見渡せば、平成27年3月末現在で、
「 企業型」は
●
確定拠出年金
我が国の代表的な企業年金制度
4,635件(前年比+201件)の規約が承認され、
「個人型」の現存加入者数(第1号加入者
+第2号加入者)は212,944名(前年比+29,401名)となっています。
(厚生年金基金、
確定給付企業年金)
は、あらかじめ給付額が決定されて
いる「確定給付型年金」であるのに
対し 、米 国 の 4 01kプ ランに代 表
される「確定拠出年金」は、掛金額は
あらかじめ決まっているが、給付額
は運用実績により決定される制度。
●
積極的なインフラ整 備
当社は、平成27年3月末現在で、企業型・個人型合計で1,722件(前年比+57件)の
確定拠出年金を受託するとともに、レコードキーパー4社と接続しており、資産管理
機関として最多の接続数を誇ります。当社のフレキシブルな受託体制は、既に取引の
あるみずほフィナンシャルグループ・出資生保各社をはじめ、多くの地域金融機関等
●
レコードキーパー
から厚い信頼と高い評価をいただいています。
記録関連 運営管理機関。加入者
の 運 用 指 図 の 取 りま と め 、個 人
データの記 録管理、給付の裁定 等
を行います。
当社は日本インベスター・ソリュー
今後とも、多様な運用商品の取り扱いニーズや運営管理機関の各種要望にお応え
するため、システムインフラや業務インフラ等の整備に積極的に取り組むとともに、
これまで以上の高品質なサービスを提供していきます。
ション・アンド・テクノロジー株 式
会 社 、損 保ジャパ ン日 本 興 亜 D C
証 券 株 式 会 社、SB Iベネフィット・
年金規約
システムズ株式会社、
日本レコード・
企業
キーピング・ネットワーク株 式会 社
拠出金(掛金)
の4社と接続しています。
B
運用商品
提供機関
運営管理
機関
従業員
A
資産管理機関
運用
指図
レコード
キーパー
C
給付指図
資産管理サービス
信託銀行
(TCSB)
*
給付申請
銀行
信託銀行
売買手続
資金決済等
証券会社
保険会社
等
受給者
給付金
* お客さまへの資産管理サービスは、当社での直接信託契約またはみずほ信託銀行からの再信託契約にて提供しています。
サービスの内容
●
拠出金(掛金)の照合等入金管理
●
レコードキーパーが取りまとめた運用指図に基づいた運用商品の
売買手続や資金決済等の資産管理
18
●
拠出された年金資産の分離保全・管理
●
レコードキーパーの給付指図に基づいた受給者への給付金の送金
●
給付金等に係る納税
●
●
マスタートラスト
複数の年金プランあるいは複数
の投 資マネジャーを管理するため
に設 定される単一の信 託契 約で、
ひとつ の 信 託 銀 行 が 年 金 資 産 の
集 中 管 理と会 計 報 告 の 一 元 化を
行う仕組み。
一元管理(マスタートラスト)ニーズへの対応
年金制度の見直しが進む中、資産管理業務における「高品質・多様なサービス提供」
が重要視されていますが、そのひとつが資産管理機関への一元管理(マスタートラスト)
ニーズです。当社は日本版マスタートラストの先駆者として、資産の運用情報を一元
管理できる本格的な「情報統合サービス」を提供しています。
米 国 で は197 0 年 代 に 始 まり、
現在は寡占化が進行し巨大マスター
トラストが出現しています。
日本でも平成16年度に信託銀行
への投 資一 任業務が解禁となり、
本格的な取り組みが始まりました。
●
利便性の高いサービス内容
「情報統合サービス」は、日本版マスタートラスト業務の一環として、年金スポンサー
等のお客さまに向け、複 数の運 用機 関の運 用情 報を同一 基 準で集計 分析し、年金
プラン全体の運用パフォーマンス等をインターネットを通じてタイムリーにご案内する
サービスです。平成22年10月より、日次評価法による時間加重収益率の算出にも対応
しております。
当サービスは、パフォーマンス等の運用状況の把握だけに留まらず、格付チェック、
●
複数年金制度集計サービス
厚 生 年 金 基 金 、確 定 給 付 企 業
年 金 等 の 年 金 プ ラン が 複 数 あ る
場 合、これらの 年金プランを 合算
して、運用状況を分析できる機能。
これにより年金制度の枠を超えた
全体管理が可能になります。
有 価 証 券 管 理 サ ー ビ ス / マ ス タ ー ト ラ ス ト サ ー ビ ス︵ 情 報 統 合 サ ー ビ ス ︶
マスタートラストサービス(情 報 統合 サービス)
コスト分析等のリスク管理機能を充実させているほか、データのダウンロードにより
お客さまが二次加工できる機能や、年金制度の一元管理を目的とした「複数年金制度
集計サービス」機能も備えています。
また、運用機関が作成・提供している運用パフォーマンス関連データや運用ガイド
ラインのチェック機能に関する「パフォーマンス・モニタリング・サービス」をオンライン
で提供しております。
サービスの内容
パフォーマンス分析
リターン算出
ベンチマーク比較、要因分析
リスク・リターン分析
ポートフォリオ管理
簿価データ
アセットミックスからの乖離把握
修正総合利回り
お客さまのニーズに応じ
サービス・メニューを
ご選択いただけます
コンプライアンスチェック
コスト分析
運用ガイドラインチェック
運用コスト集計
残高明細/取引明細
データ・ダウンロード機能
銘柄検索機能
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お 客 さまのニーズ にお 応 えする ベ ストソリューション
資 産 管 理 に係 る各 種 付 加 価 値 サービ ス
資 産 管 理 に 係 る 各 種 付 加 価 値 サ ー ビ ス / セ キ ュ リ テ ィ ー ズ・レ ン デ ィ ン グ サ ー ビ ス
セキュリティーズ・レンディングサービス
●
セキュリティーズ・レンディングサービスとは
お客さまからお預りしている有価証券を国内外の貸借市場で証券会社等に貸し
出すことにより、お客さまに追加的な収益を享受していただくサービスです。お客さま
の運用パフォーマンス向上へのニーズや投資戦略の多様化・高度化等を受け、セキュリ
ティーズ・レンディングは、市場参加者にとって今や不可欠なサービスとなっています。
●
トップクラスのマーケット・プレゼンスを活かした運 用体制
証券貸借市場では、借り手の幅広いニーズへ常時応えることが できる資産規模、
マーケット・プレゼンスの有無が大きなポイントとなっており、当社のスケールメリット
が活用できる分野です。
当社は、レンディング業務を戦略分野として位置付け、専担部署を設置のうえ、レン
ディング 業務に精通した担当者を重点配置するとともに、システム対応を積極的に
行うなど、対応領域の拡大に向けた体制強化に取り組んでいます。
レンディング運用(貸出)残高推移
(億円)
当社は、国内債券のレポ市場および国内株式のレンディング市場において、業界での
140,000
124,256億円
117,109億円
109,502億円
120,000
100,000
85,950億円
80,000
113,350億円
100,446億円 99,749億円 97,652億円
92,992億円
88,761億円
確固たるマーケット・プレゼンスを確立している他、外国債券・外国株式のレンディング
の取り扱いも手掛けており、フルラインのレンディングサービスを提供しています。
72,477億円
国内債券レポ(現金担保付債券貸借取引)サービス
60,000
●
40,000
主に有価証券信託でお預りする国内債券を活用し、国内レポ市場での債券貸借取引
20,000
および短期金融市場での資金取引を行っています。当社は同業務の受託残高、貸出
0
平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
(注)4資産計、各月末平均残高
残高等において業界トップクラスの実績を誇っており、マーケットのメインプレーヤー
として国内主要機関投資家や市場参加者から高い評価を受けています。
●
国内株式レンディングサービス
年金関連資産として受託する信託財産株式および機関投資家からお預かりする国内
株式について、国内株式貸借市場で貸付運用を行っています。きめ細かく借り手の
ニーズを捉えることにより運用パフォーマンスの向上を図っています。
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