学⽣のソーシャルメディア利⽤上の注意 ソーシャルメディアとは、Face book やツイッター,mixi,LINE などの SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や ブログなど、利用者が自ら情報を発信し、形成していくメディアのことです。 近年、ソーシャルメディア利用の際に注意を怠ったがゆえに、たとえ悪意は無かったとしても、加害者となってしまうケースも起 きております。具体的には、「個人情報の漏えい、名誉毀損、プライバシー侵害、守秘義務違反など。ソーシャルメディア上の 軽率な発言があなたの人生を台無しにする可能性があることをよく理解し、良識ある内容の投稿をするようにしてください。 以下は注意点です。必ず確認してください。 1.情報などの書き込み プライバシー設定が不十分であったり、自分が書き込んだ内容を友人が引用したりすることで、情報が思わぬ形で拡散する 危険性があります。書き込む内容には十分な注意が必要です。インターネット利用者の心得としてもっとも基本的なことですが 他人や組織の誹謗中傷や公序良俗に反する内容の書き込みは絶対に行わないように注意してください。 また、違法行為が疑われるような背景(未成年者の学生が、飲酒・喫煙等の場にいるなど)での写真投稿や、自分は飲んで いなくても「飲み会に行きました!」などの書き込みはしないように注意してください。また実習先での個人情報、他人の悪口、 誹謗中傷を記載することは絶対にやめてください。違法が疑われる行為に対して、それを指摘する書き込みが拡散し、困難な 状況になった例があります。了徳寺大学では、違法性のある書き込みを発見した場合、処分対象となりますので、ご注意くださ い。 2.他人のプライバシーは侵害しない アクセス制限をしていないアカウントは、ただの独り言のつもりでも、全世界に向かって情報を発信しているのと同じ。友達同 士のおしゃべりなら問題がないことでも、”不特定多数に向かって発信した”場合は、個人情報の漏えい、名誉毀損、プライバ シー侵害、守秘義務違反で問題になることもあります。発言には注意してください。 3.著作権侵害に注意 写真、イラスト、音楽や新聞、雑誌などの記事には特定の誰かが著作権を有しています。これらを、権利者の許諾を得ない まま掲載すると著作権侵害にあたります。また、人物の写真などの場合は、写っている人の肖像権があるため、掲載する場 合には権利者の許諾が必要になる場合があります。 4.偽アカウント、架空アカウントからの投稿 実在の人物や組織の名前を使った偽のアカウントで、不正リンク(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)の投稿などが行 われる事例があります。また、投稿した人が実在の人であったとしても、他の人が投稿した内容をそのまま再投稿する場合 もあります。信頼できる情報かできるだけ確認することが必要です。 5.短縮 URL の悪用 短縮 URL は、SNS で文字数の制約上 URL を短縮して表示する外部のサービスです。実際のサイトのリンク先がわからな いことから、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺などの悪性ホームページに誘導する手口が確認されています。十分に注意 してください。 6.不正アプリケーションからの情報流出 悪意のあるアプリケーションの中には個人情報を承諾なく収集して、迷惑メールなどを送りつけることが目的のアプリケー ションもあります。身元や利用目的がよくわからないアプリ等の使用を避けるようにしてください。 アクセスを制限していても、システムエラーや、つながりのある友だちのミスあるいは悪意により、内容が漏えいされる可能 性はあります。また、犯罪や訴訟などの問題が発生すれば、プロバイダ責任制限法にのっとり被害者には発信者情報を開 示請求することが認められています。 7.位置情報付の写真掲載 GPS 機能のついたスマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真には、撮影日時、位置情報が含まれている場合があり ます。こうした機器で撮影した写真を投稿すると自分の自宅や居場所が他人に特定されてしまう危険性があり、迷惑行為や ストーカー被害などの犯罪の被害に遭う可能性があります。十分に注意しましょう。 インターネットサービスは便利ですが、これを利用する際には、自分でも気づかぬうちに加害者になったり、被害者になった りすることのないよう十分に気をつけて利用してください。
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