稲 敷 市 学 校 跡 地 等 利 活 用 計 画 平成 27 年 3 月 稲 敷 市 はじめに 学校施設は、子ども達の学び舎であるとともに、その保護者の方にと っては、子ども達との思い出がある特別な施設であり、また、非常時に は地域の避難場所であるなど、地域とは切っても切れない特別な「想い」 のある施設であります。 このように地域の「想い」が詰まった学校施設ですが、合併以降、稲 敷市では、平成 20 年 3 月の「学校適正配置調査報告書」に基づき、既 に小学校の統廃合を進めており、既に閉校となった学校施設もあり、そ の施設及び跡地への対応が求められています。 そのような状況の中、「稲敷市学校跡地利用検討委員会」を設置し、 閉校となる学校跡地等の利活用の方向性とともに、既に閉校等になって いる学校施設の利活用方策について協議を重ねてまいりました。 このたび策定した「稲敷市学校跡地等利活用計画」は、既存施設の状 況及びその立地する土地の規制、また、地域防災上の位置づけや、地域 の皆様の声などを踏まえて、取りまとめたものです。 具体的な利活用が進む段階では、地域の皆様への情報提供をはじめ、 地域の状況にも十分配慮しながら進めてまいりますので、一層のご理解 ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 平成 27 年 3 月 稲敷市長 田口久克 ≪目 次≫ Ⅰ.基本計画 1.目的及び経緯………………………………………………………………………………1 2.学校施設等の現況…………………………………………………………………………2 3.学校跡地利活用の基本的な考え方………………………………………………………5 3-1 学校跡地利活用の基本方針 3-2 利活用にあたっての配慮事項 4.学校跡地の利活用方針……………………………………………………………………7 4-1 跡地利活用のタイプ分類 Ⅱ.実施計画 1.閉校となった各学校跡地の利活用計画…………………………………………………10 (1)新東小学校 (2)根本小学校 (3)柴崎小学校 (4)太田小学校 (5)江戸崎第二保育所 (6)新利根学校給食センター (7)高田小学校(旧体育館) Ⅰ.基本計画 1.目的及び経緯 本市では、将来の児童生徒数の推計結果に基づき、小学校の現状及び長期展望を踏まえ、 子どもたちにとって、 「どのような教育環境が最も望ましいものであるかとの観点」、「教育 の機会等、教育諸条件の公平性を確保するための観点」、「地域コミュニティへの影響を考 慮するとの観点」の3つの観点から、平成20年3月に「学校適正配置調査報告書」を策 定しました。その後、同報告書に基づき、地域の実情を考慮しながら、学校の統廃合の取 組が進められ、既に統廃合が実施されいくつかの小学校が閉校となっています。 今後、学校統廃合が進む中、閉校となる大規模な敷地と施設を有する学校跡地について、 市全体のまちづくりの方向性と地域住民の意向を尊重し、地域を活性化させるという観点 から有効に活用していくことが、本市の重要な課題となっています。 本計画は、このような状況を踏まえ、今後、学校跡地を有効活用していくために取りま とめるものです。 表1-1 小学校の適正配置方針(学校適正配置調査報告書より) スケジュール※ 地区区分 適正配置の方針 前期 後期 江戸崎地区 再編統合(既存の5校のうち、 「江戸崎小」、 「沼里小」 、 「高田小」の3校に再編、2校については閉校予定) 〇 新利根地区 新設統合(既存の3小学校を廃止し、新たな小学校 を新設、既に新利根小として供用開始済み) 〇 桜川地区 新設統合(既存の3小学校を廃止し、新たな小学校 を新設予定) 〇 東地区 新設統合(これまでの5小学校を廃止し、新たな小 学校を新設予定、1校については既に閉校済み) 〇 ※スケジュールは、計画策定時の平成 22 年度から平成 31 年度までの 10 カ年を前期・後期に分けて設定。 -1- 2.学校施設等の現況 学校施設等の現況は、表2-1のとおりです。これをみると、中学校は、比較的新しい 施設が多く、桜川中学校の体育館を除き、必要な耐震性能を有しています。また、小学校 は、昭和40~50年代に建設されているものも多く、必要な耐震性能を有していない施 設も見られます。幼稚園及び保育園は、合併後、幼保一元化の取組が進められてきており、 既に2つのこども園が供用されています。 表2-1 区分 閉校 年月 学校等名 江戸崎中学校 新利根中学校 敷地 面積 56,017 23,012 中 学 校 桜川中学校 東中学校 江戸崎小学校 君賀小学校 小 学 校 沼里小学校 鳩崎小学校 高田小学校 43,574 61,988 14,950 10,828 15,607 12,965 25,230 学校施設等の現況 施設名称 構造 区分 校舎① 校舎② 体育館 (面積の単位は㎡) 建築 年 経過 年数 延べ 床 面積 鉄筋 H1 25 2,594 有 鉄筋 H10 16 5,693 有 鉄筋 H12 14 1,747 有 耐震性能 武道場 鉄骨 H3 23 612 有 校舎① 鉄筋 S51 38 2,564 有 校舎② 鉄筋 S51 38 387 有 校舎③ 鉄筋 H3 23 653 有 体育館 鉄筋 S54 35 1,325 有 武道場 鉄筋 H3 23 584 有 校舎① 鉄筋 H18 8 2,507 有 校舎② 鉄骨 H18 8 1,741 有 体育館 鉄筋 S43 46 1,118 武道場 鉄骨 S58 31 441 校舎① 鉄筋 S61 28 4,264 有 校舎② 鉄筋 S61 28 1,748 有 有 校舎③ 鉄筋 S61 28 292 有 体育館① 鉄骨 S61 28 1,576 有 体育館②(第二) 鉄骨 H3 23 704 有 武道場 鉄筋 S62 27 625 有 校舎① 鉄筋 S47 42 2,090 有 校舎② 鉄筋 H2 24 2,192 有 体育館 鉄骨 S54 35 989 有 校舎 鉄筋 S55 34 1,990 有 体育館 鉄骨 S59 30 800 有 校舎① 鉄筋 S56 33 2,035 有 校舎② 鉄筋 H6 20 1,889 有 校舎③ 鉄骨 H11 15 231 有 体育館 鉄骨 S60 29 800 有 校舎① 鉄筋 S49 40 1,214 有 校舎② 鉄筋 H11 15 772 有 体育館 鉄骨 S55 34 799 校舎 鉄筋 H16 10 3,574 有 体育館 鉄骨 H17 9 975 有 (旧)体育館 鉄骨 S58 31 800 有 -2- 区分 閉校 年月 H26.3 H26.3 H26.3 学校等名 敷地 面積 新利根小学校 17,825 根本小学校 柴崎小学校 太田小学校 阿波小学校 小 学 校 浮島小学校 古渡小学校 あずま南小学校 あずま東小学校 H25.3 新東小学校 あずま北小学校 H21.8 幼 稚 園 ・ 保 育 所 給 食 C H21.8 17,595 11,775 12,466 23,763 17,709 21,230 14,544 15,602 17,566 19,596 あずま西小学校 15,453 施設名称 構造区分 建築 年 経過 年数 校舎 鉄筋 H26 0 鉄骨 H26 0 校舎① 鉄筋 S56 33 1,057 校舎② 鉄筋 S39 50 337 有 校舎③ 鉄筋 S48 41 272 有 体育館 鉄筋 S54 35 732 校舎① 鉄筋 S44 45 1,118 校舎② 鉄筋 S53 36 1,697 体育館 鉄筋 S53 36 800 校舎① 鉄筋 S40 49 442 校舎② 鉄筋 S55 34 1,597 体育館 鉄筋 S55 34 805 校舎① 鉄筋 S54 35 849 校舎② 鉄筋 S54 35 1,136 体育館 鉄骨 S56 33 707 校舎① 鉄筋 S47 42 944 校舎② 鉄筋 S48 41 841 体育館 鉄骨 S54 35 706 有 校舎 鉄筋 S46 43 2,042 鉄骨 H9 17 951 有 校舎① 鉄筋 S45 44 951 有 校舎② 鉄筋 S56 33 1,457 体育館 鉄骨 S57 32 720 有 校舎 鉄筋 S55 34 3,168 有 体育館 鉄骨 S55 34 738 有 校舎 鉄筋 S58 31 2,324 有 体育館 鉄骨 S56 33 626 有 校舎① 鉄筋 S54 35 1,435 有 校舎② 鉄筋 S55 34 1,158 有 体育館 鉄骨 S54 35 715 有 校舎 鉄筋 S55 34 3,025 有 体育館 鉄骨 S55 34 738 有 36 888 3,615 - 木造 S53 8,227 - 鉄筋 H21 5 江戸崎幼稚園 1,596 - 鉄筋 S46 43 新利根幼稚園 3,650 - 鉄筋 S54 35 2,012 - 790 有 解体済 有 旧幼稚園部分 鉄筋 S57 32 875 有 旧保育所部分 木造 H14 12 791 有 H26 0 157 有 増築部分 H20.9 有 体育館 江戸崎第二保育所 9,674 耐震性能 体育館 認定こども園えどさき 桜川こども園 延べ 床 面積 木造 (一部鉄骨) ゆたか幼稚園 9,228 - 鉄筋 H1 25 1,178 有 みのり幼稚園 9,762 - 鉄筋 H1 25 1,748 有 江戸崎学校給食センター 7,453 - 鉄骨 H2 24 982 有 新利根学校給食センター 2,240 - 鉄骨 S58 31 407 有 東学校給食センター 3,972 - 鉄骨 H9 17 791 有 -3- 次に、各施設を耐震性能と土地利用計画区分により整理すると、以下のとおり分類する ことができます。 土地の利活用としては、非線引き都市計画区域や市街化区域は市街化調整区域と比べ、 土地の利用に対する規制が比較的柔軟であり、活用しやすいと言えます。また、建物の利 活用としては、新耐震基準の建物が旧耐震基準より活用しやすいと言えます。 表2-2 学校施設等の利活用性分類 土地利用計画 非線引き都市計画区域 市街化区域 市街化調整区域 耐震基準 新耐震基準 ・桜川中学校(体育館以外) ・東中学校 ・古渡小学校(体育館) ・あずま南小学校(校舎②以外) ・あずま東小学校 ・新東小学校※ ・あずま北小学校 ・あずま西小学校 ・桜川こども園 ・みのり幼稚園 ・ゆたか幼稚園 ・東学校給食センター 旧耐震基準 ・桜川中学校(体育館) ・阿波小学校 ・浮島小学校 ・古渡小学校(校舎) ・あずま南小学校(校舎②) ・江戸崎中学校 ・新利根中学校 ・江戸崎小学校 ・新利根小学校 ・江戸崎幼稚園(施設解体済) ※ ・新利根学校給食センター※ ・柴崎小学校 ※:既に学校教育施設として利用されていない施設 -4- ※ ・君賀小学校 ・沼里小学校 ・鳩崎小学校(体育館以外) ・高田小学校(旧体育館以外) ・高田小学校(旧体育館) ※ ・根本小学校(校舎②,③) ※ ・認定こども園えどさき ・新利根幼稚園 ・江戸崎学校給食センター ・鳩崎小学校(体育館) ・根本小学校(校舎①,体育館) ※ ・太田小学校※ ・江戸崎第二保育所※ 3.学校跡地利活用の基本的な考え方 3-1 学校跡地利活用の基本方針 学校跡地利用にあたっては、行政による利活用、地域住民からの要望、民間事業者によ る利活用などの視点を踏まえ、学校跡地利用の基本方針を以下のとおり定めます。 基本方針-1:全市的な行政需要への対応 学校跡地は、市民共有の貴重な財産であることから、総合計画におけるまちづく りの将来都市像や市の重要施策との整合性に留意し、市民全体の利益の観点から、 全市的な行政需要へ対応できる有効活用策の実現を図ります。 基本方針-2:地域住民の利用等、地域ニーズを十分に踏まえた活用 学校は、地域住民の代々の学びの場として、地域とのかかわりも深く、地域の核 となってきました。また、地域住民にとっては、コミュニティや地域活動を支える 中心的な場でもあり、地域のシンボル的な存在となってきました。学校が、このよ うに地域の中で重要な役割を担ってきたことを踏まえ、跡地の利活用としては、地 域の意向やニーズに十分配慮して活用していきます。 基本方針-3:民間事業者等の活用 民間事業者等による跡地の利活用としては、市の重要施策の実現に寄与すること に加え、地域の意向を尊重し、その上で事業者等の健全性、事業内容の安定性・継 続性とともに市や地域へ与える影響等を十分考慮した上で、活用していきます。 基本方針-4:中・長期的な視野に立った活用 中・長期的な視野に立ち、新たに生じる行政需要への対応等、多様化する市民ニ ーズを考慮し将来を見通した上で、活用していきます。 3-2 利活用にあたっての配慮事項 学校跡地は、公共施設であるという観点から、上記の基本方針に加え、以下の事項に も十分配慮していくこととします。 配慮事項-1:地域防災への配慮 学校跡地は、閉校後も引き続き市の避難所として指定されているなど、地域防災 の拠点施設でもあることから、跡地利用の検討と併せ、地域の防災拠点の確保につ いても検討していきます。 -5- 配慮事項-2:暫定利用の検討 学校跡地利用については、本格的な利活用に至るまでにはそれ相応の時間を要す ることが想定されるとともに、中・長期的な視点に立ち将来的な行政ニーズに弾力 的に対応できるよう、新たな行政需要が生じた際の利活用に備えておくことも必要 です。したがって、本格的な利活用に至るまでの一定期間については、一時的な行 政需要への対応や地域コミュニティの場としての利用、事業者への貸付などの暫定 利用についても検討します。なお、利用を認めるにあたっては、利用目的や利用期 間などについて必要な検討を行います。 -6- 4.学校跡地の利活用方針 4-1 跡地利活用のタイプ分類 施設の性能(耐震基準)及び土地利用の制限(都市計画法等による制限)により、各学 校施設を以下の要素で分類します。 (1)耐震基準の分類による利活用の可能性について ①新耐震基準 耐震性能の面では建物をそのまま利活用することが可能であるため、原則として既存 施設を利活用することを基本に、検討します。 ②旧耐震基準 耐震性能に問題があり、そのまま利活用することが困難であるため、原則として施設 を解体した上で、土地についての利活用を図ります。 (2)土地利用計画の分類による利活用の可能性について ①非線引き都市計画区域 施設の利活用において、用途の制限は受けません。 ②市街化区域 市街化区域内は市街化を図っていく区域であり、各々の用途に合致した施設の建設等 により利活用する可能性が考えられます。 ③市街化調整区域 市街化調整区域内の施設については、既存施設を学校教育施設として従前の目的で活 用することは可能です。一方、既存施設を解体・改築して利活用する場合には、介護 老人保健施設,公営住宅,医療施設,社会福祉施設等の用途が制限された条件での利 活用の可能性が考えられます。 以上の要素により、各学校施設を「①施設存続利活用型」 、「②施設制限利活用型」 、 「③ 更地中心利活用型」 、 「④活用制限利活用型」の4つのタイプに分類します。 -7- 表4-1 建物及び土地利活用性からの各施設の分類 土地利用計画 非線引き都市計画区域 市街化区域 市街化調整区域 耐震基準 ①施設存続利活用型 新耐震基準 ・桜川中学校(体育館以外) ・東中学校 ・古渡小学校(体育館) ・あずま南小学校(校舎②以外) ・あずま東小学校 ・新東小学校※ ・あずま北小学校 ・あずま西小学校 ・桜川こども園 ・みのり幼稚園 ・ゆたか幼稚園 ・東学校給食センター ②施設制限利活用型 ・江戸崎中学校 ・新利根中学校 ・江戸崎小学校 ・新利根小学校 ・江戸崎幼稚園(施設解体済) ※ ・新利根学校給食センター※ ③更地中心利活用型 旧耐震基準 ・桜川中学校(体育館) ・阿波小学校 ・浮島小学校 ・古渡小学校(校舎) ・あずま南小学校(校舎②) ・柴崎小学校 ・君賀小学校 ・沼里小学校 ・鳩崎小学校(体育館以外) ・高田小学校(旧体育館以外) ・高田小学校(旧体育館) ※ ・根本小学校(校舎②,③) ※ ・認定こども園えどさき ・新利根幼稚園 ・江戸崎学校給食センター ④活用制限利活用型 ※ ・鳩崎小学校(体育館) ・根本小学校(校舎①,体育館) ※ ・太田小学校※ ・江戸崎第二保育所※ 4-2 タイプごとの利活用方針 4つタイプごとの利用方針を以下のとおり示します。 ※:既に学校教育施設として利用されていない施設 ①施設存続利活用型 この分類の施設については、必要な耐震性能を有しており、非線引き都市計画区域 もしくは市街化区域に立地していることから、原則として既存施設を存続して利活 用することを基本に、検討を図ります。但し、利活用が見込めない場合は、施設を 解体した上で、土地の利活用について検討を図ります。 ②施設制限利活用型 この分類の施設については、必要な耐震性能を有しているものの市街化調整区域に 立地していることから、利活用が制限されます。このため、原則として市街化調整 区域でも建設可能な施設への利活用について、検討を図ります。但し、利活用が見 込めない場合は、施設の解体を検討します。 ③更地中心利活用型 この分類の施設については、非線引き都市計画区域もしくは市街化区域に立地して いるものの、必要な耐震性能を有していないことから既存施設の利活用は難しく、 原則として施設を解体した上で土地の利活用について、検討を図ります。但し、民 -8- 間事業者が、必要な工事等を実施して利活用する場合は、施設の利活用の検討を図 ります。 ④活用制限利活用型 この分類の施設については、必要な耐震性能を有しておらず、利活用についても制 限されることから、原則として既存施設を解体し更地にします。但し、民間事業者 が、必要な工事等を実施し市街化調整区域において可能な施設として利活用する場 合は、施設の利活用の検討を図ります。 -9- - 10 - Ⅱ.実施計画 -9- 1.閉校となった各学校跡地の利活用計画 基本計画のタイプ分類に基づき、既に閉校した「新東小学校」、「根本小学校」、「柴崎小 学校」 、 「太田小学校」 、 「江戸崎第二保育所」、 「新利根学校給食センター」 「高田小学校(旧 体育館) 」の7つの施設及び跡地について、具体的な利活用の方向を示す実施計画は以下の とおりとします。 (1)新東小学校 新東小学校はタイプ①「施設存続利活用型」に属します。当該施設は、行政利用の需要 がないこと、非線引き都市計画区域に立地していること、施設が必要な耐震性能を有して いることから、既存施設をそのままに売却もしくは貸付の民間の利活用を基本に進めるこ ととします。但し、民間の利活用が見込めない場合は、施設を解体し更地にした上で、土 地の利活用を図ります。 区分 校 舎 体育館 取り扱い 施設の存続 (耐震性能有) プール 施設の存続 土 現状のまま 地 利活用策 民間の利活用 (売却・貸付) 民間の利活用 (売却・貸付) (2)根本小学校 根本小学校は、校舎②及び③がタイプ②「施設制限利活用型」に、また、校舎①及び体 育館がタイプ④「活用制限利活用型」に属します。 当該施設は、行政利用の需要がないこと、市街化調整区域に立地していること、校舎② 及び③は必要な耐震性能を有しているが、それ以外の施設は必要な耐震性能を有していな いことから、校舎②及び③は既存施設をそのままに売却もしくは貸付の民間の利活用を、 校舎①及び体育館は、解体し更地にすることを基本に進めることとします。 但し、校舎②及び③は、利活用が見込めない場合、また、全体の利活用に支障がある場 合は、当該施設を解体します。また、校舎①及び体育館については、民間事業者が必要な 工事等を実施して利活用を図る場合は、当該施設の利活用を図ります。 - 10 - 区分 取り扱い 利活用策 校舎① 施設の撤去 - 施設の存続 (耐震性能有) 民間の利活用 (売却・貸付) 施設の撤去 - 現状のまま - 校舎② 校舎③ 体育館 プール 土 地 (3)柴崎小学校 柴崎小学校はタイプ③「更地中心利活用型」に属します。当該施設は、行政利用の需要 がないこと、市街化区域に立地していること、施設は全て必要な耐震性能を有していない ことから、施設を解体し更地にした上で、売却もしくは貸付の民間の利活用を基本に進め ることとします。但し、施設を民間事業者が必要な工事等を実施して利活用する場合は、 施設の利活用を図ります。 区分 取り扱い 利活用策 施設の撤去 - 現状のまま 民間の利活用 (売却・貸付) 校舎① 校舎② 体育館 プール 土 地 (4)太田小学校 太田小学校はタイプ④「活用制限利活用型」に属します。当該施設は、行政利用の需 要がないこと、市街化調整区域に立地していること、施設は全て必要な耐震性能を有して いないことから、施設を解体し更地にします。但し、施設を民間事業者が必要な工事等を - 11 - 実施して利活用する場合は、施設の利活用を図ります。 区分 取り扱い 利活用策 施設の撤去 - 現状のまま - 校舎① 校舎② 体育館 プール 土 地 (5)江戸崎第二保育所 江戸崎第二保育所はタイプ④「活用制限利活用型」に属します。当該施設は、行政利用 の需要がないこと、市街化調整区域に立地していること、施設は必要な耐震性能を有して いないことから、施設を解体し更地にします。但し、施設を民間事業者が必要な工事等を 実施して利活用する場合は、施設の利活用を図ります。 区分 取り扱い 利活用策 校 舎 施設の撤去 - 土 地 現状のまま - (6)新利根学校給食センター 新利根給食センターは、タイプ①「施設存続利活用型」に属します。当該施設は、行政利 用の需要がないこと、市街化区域に立地していること、施設は必要な耐震性能を有してい ることから、既存施設をそのままに売却もしくは貸付の民間の利活用を基本に進めること とします。但し、民間の利活用が見込めない場合は、施設を解体し更地にした上で、土地 の利活用を図ります。 - 12 - 区分 取り扱い 利活用策 給食センター 施設の存続 (耐震性能有) 民間の利活用(売却・貸付) 現状のまま 民間の利活用 (売却・貸付) 土 地 (7)高田小学校(旧体育館) 高田小学校の旧体育館は、タイプ②「施設制限利活用型」に属します。高田小学校では 既に新しい体育館が整備されており、これまで、旧体育館は社会体育活動の場として使わ れてきた経緯があります。しかしながら、施設の老朽化等により、現在は利用されていな いため、今後は、施設を解体し、更地にします。 区分 取り扱い 利活用策 旧体育館 施設の撤去 (耐震性能有) - 現状のまま - 土 地 (旧体育館部分) - 13 -
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