市販直後調査における副作用集計結果(中間報告)を掲載

市販直後調査
2015年5月∼2015年11月
日本標準商品分類番号
874291
カプセル
1mg・2mg・3mg・4mg
市販直後調査における
副作用集計結果(中間報告)
̶ 再発又は難治性の多発性骨髄腫 ̶
集計対象期間:2015年5月21日 ∼ 2015年8月31日
【警 告】
1.
本剤はサリドマイド誘導体である。本剤はヒトにおいて催奇形性を有する可能性があるため、妊婦又は
妊娠している可能性のある女性患者には決して投与しないこと。
[「禁忌」、
「重要な基本的注意」、
「妊婦、
産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
2. 本剤の胎児への曝露を避けるため、本剤の使用については、適正管理手順(以下、
「本手順」)が定められて
いるので、関係企業、医師、薬剤師等の医療関係者、患者やその家族等の全ての関係者が本手順を遵守する
こと。
[「禁忌」の項参照]
3. 妊娠する可能性のある女性患者に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認
した上で投与を開始すること。また、投与開始予定4週間前から投与終了4週間後まで、性交渉を行う場合
はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)させ、避妊を遵守
していることを十分に確認するとともに定期的に妊娠検査を行うこと。なお、本剤の投与期間中に妊娠
が疑われる場合には、直ちに本剤の投与を中止し、医師等に連絡するよう患者を指導すること。
[「重要な
基本的注意」の項参照]
4. 本剤 は精液中 へ 移行することから 投与終了4 週間後まで、性交渉 を 行う場合は極めて有効 な避妊法の
実施を徹底(男性患者は必ずコンドームを着用)させ、避妊を遵守していることを 十分に確認すること。
また、この期間中は妊婦との性交渉は行わせないこと。
5. 本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・
経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者のみに行うこと。また、治療開始に先立ち、
患者又はその家族等に有効性及び危険性(胎児への曝露の危険性を含む)を十分に説明し、文書で同意を
得てから投与を開始すること。
6. 深部静脈血栓症及び肺塞栓症の発現が報告されているので、観察を十分に行いながら慎重に投与すること。
異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
[「重大な副作用」の項参照]
製造販売元
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性患者
[
「妊婦、産婦、
授乳婦等への投与」の項参照]
2. 適正管理手順を遵守できない患者
3. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
〒100-7010 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号
資料請求先 おくすり相談室
TEL
0120-786702 FAX
0120-786703 受付時間 9:00∼18:00(土・日・祝日・弊社休日を除く)
セルジーン株式会社ホームページ http://www.celgene.co.jp
PMS631A6(1509-1)
2015年9月作成
謹啓
先生方におかれましては、
ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
また、ポマリストカプセル1mg・2mg・3mg・4mgの「市販直後調査」につきましてご協力いただき、重ねて
御礼申し上げます。
ポマリストカプセル1mg・2mg・3mg・4mgは、2015年3月26日に「再発又は難治性の多発性骨髄腫」を
効能・効果として承認を取得し、発売日の2015年5月21日より
「市販直後調査」を実施しております。
この度、中間報告として、発売日から2015年8月31日までの期間において収集された副作用をご報告いた
します。
今後とも、本剤の「効能・効果」、
「 用法・用量」、
「 使用上の注意」等をご確認いただき、本剤を適正にご使用
いただきますようお願い申し上げます。
また、ポマリストカプセル1mg・2mg・3mg・4mgの「市販直後調査」
に
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
謹白
セルジーン株式会社
2
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1. 市販直後調査実施状況 ・
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2. 副作用収集状況・
1. 市販直後調査実施状況
本報告の集計対象期間(2015年5月21日∼2015年8月31日)
における市販直後調査の実施状況は以下の通り
です。
表1 市販直後調査実施状況
調査実施医療機関数
573施設
推定投与患者数
1,048例
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2.1 収集状況の概要・
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2.2 重篤な副作用の収集状況・
2. 副作用収集状況
2.1 収集状況の概要1)
本報告の集計対象期間に収集された副作用は677件/349例で、主な副作用は好中球減少症・好中球数減少
(118件)
、血小板減少症・血小板数減少
(87件)
、白血球減少症・白血球数減少
(47件)
、発疹
(38件)
、貧血
(31件)
でした。
器官別大分類としては、主なものは
「臨床検査」
(157例)
、
「血液およびリンパ系障害」
(108例)
、
「感染症および寄
生虫症」
(56例)
、
「皮膚および皮下組織障害」
(48例)
でした。
器官別大分類別の副作用発現状況を図1、主な副作用を図2に示します。また、収集された副作用の一覧を表2に
示します。
1)
調査が完了していない情報も含まれており、追加情報により集計結果が変更する場合があります。
図1 器官別大分類別の副作用発現状況
図2 主な副作用
(10件以上のもの)
180
160
157
非重篤
重篤
140
120
副作用
(例)
108
87
47
38
貧血
31
24
肺炎
発熱
80
56
60
48
40
41 39
27
20
23
15
11 10
8
7
7
2
2
1
1
1
1
傷害、中毒および処置合併症
生殖系および乳房障害
︵嚢胞およびポリープを含む︶
耳および迷路障害
精神障害
血管障害
心臓障害
良性、悪性および詳細不明の新生物
眼障害
筋骨格系および結合組織障害
呼吸器、胸郭および縦隔障害
肝胆道系障害
腎および尿路障害
代謝および栄養障害
胃腸障害
神経系障害
一般・全身障害および投与部位の状態
皮膚および皮下組織障害
感染症および寄生虫症
血液およびリンパ系障害
臨床検査
3
118
血小板減少症・
血小板数減少
白血球減少症・
白血球数減少
発疹
100
0
好中球減少症・
好中球数減少
22
骨髄機能不全
16
末梢性
ニューロパチー
15
傾眠
11
発熱性
好中球減少症
11
怠感
10
0
20
非重篤
重篤
40
60
80
100
120
140
副作用
(件)
4
Contents
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1. 市販直後調査実施状況 ・
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2. 副作用収集状況・
1. 市販直後調査実施状況
本報告の集計対象期間(2015年5月21日∼2015年8月31日)
における市販直後調査の実施状況は以下の通り
です。
表1 市販直後調査実施状況
調査実施医療機関数
573施設
推定投与患者数
1,048例
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2.1 収集状況の概要・
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2.2 重篤な副作用の収集状況・
2. 副作用収集状況
2.1 収集状況の概要1)
本報告の集計対象期間に収集された副作用は677件/349例で、主な副作用は好中球減少症・好中球数減少
(118件)
、血小板減少症・血小板数減少
(87件)
、白血球減少症・白血球数減少
(47件)
、発疹
(38件)
、貧血
(31件)
でした。
器官別大分類としては、主なものは
「臨床検査」
(157例)
、
「血液およびリンパ系障害」
(108例)
、
「感染症および寄
生虫症」
(56例)
、
「皮膚および皮下組織障害」
(48例)
でした。
器官別大分類別の副作用発現状況を図1、主な副作用を図2に示します。また、収集された副作用の一覧を表2に
示します。
1)
調査が完了していない情報も含まれており、追加情報により集計結果が変更する場合があります。
図1 器官別大分類別の副作用発現状況
図2 主な副作用
(10件以上のもの)
180
160
157
非重篤
重篤
140
120
副作用
(例)
108
87
47
38
貧血
31
24
肺炎
発熱
80
56
60
48
40
41 39
27
20
23
15
11 10
8
7
7
2
2
1
1
1
1
傷害、中毒および処置合併症
生殖系および乳房障害
︵嚢胞およびポリープを含む︶
耳および迷路障害
精神障害
血管障害
心臓障害
良性、悪性および詳細不明の新生物
眼障害
筋骨格系および結合組織障害
呼吸器、胸郭および縦隔障害
肝胆道系障害
腎および尿路障害
代謝および栄養障害
胃腸障害
神経系障害
一般・全身障害および投与部位の状態
皮膚および皮下組織障害
感染症および寄生虫症
血液およびリンパ系障害
臨床検査
3
118
血小板減少症・
血小板数減少
白血球減少症・
白血球数減少
発疹
100
0
好中球減少症・
好中球数減少
22
骨髄機能不全
16
末梢性
ニューロパチー
15
傾眠
11
発熱性
好中球減少症
11
怠感
10
0
20
非重篤
重篤
40
60
80
100
120
140
副作用
(件)
4
表2 ポマリストにかかわる副作用の発現状況
副作用の分類
感染症および寄生虫症
副作用の分類
重篤
非重篤
総計
40
17
56
菌血症
1
気管支炎
2
4
気管支肺炎
1
1
帯状疱疹
3
3
1
5
1
1
3
24
4
咽頭炎
肺炎
21
急性腎盂腎炎
1
1
敗血症
5
5
敗血症性ショック
2
2
上気道感染
1
尿路感染
サイトメガロウイルス血症
2
細菌性肺炎
1
肺感染
1
2
3
2
2
1
口腔ヘルペス
1
1
2
2
肺腺癌
1
1
膵癌
1
1
血液およびリンパ系障害
貧血
播種性血管内凝固
発熱性好中球減少症
84
28
108
27
4
31
2
2
11
11
白血球減少症
2
5
7
好中球減少症
23
19
42
汎血球減少症
4
血小板減少症
16
骨髄機能不全
16
代謝および栄養障害
13
高カルシウム血症
2
高カリウム血症
3
4
4
5
高リン酸塩血症
1
1
高尿酸血症
2
2
低アルブミン血症
1
1
低カルシウム血症
1
1
低クロール血症
1
1
低カリウム血症
1
1
低ナトリウム血症
1
1
腫瘍崩壊症候群
7
食欲減退
3
精神障害
譫妄
7
2
5
1
1
1
1
1
1
複雑部分発作
1
1
5
5
1
1
頭痛
1
1
感覚鈍麻
2
2
1
1
記憶障害
2
2
ミオクローヌス
1
1
15
傾眠
1
失神
1
振戦
脳幹症候群
眼障害
1
1
末梢性感覚ニューロパチー
15
1
1
10
11
1
1
1
1
1
6
7
白内障
1
1
眼瞼浮腫
1
1
緑内障
1
1
1
網膜静脈閉塞
1
1
霧視
2
2
視力低下
1
1
視力障害
1
1
1
1
1
1
2
7
耳および迷路障害
耳鳴
心臓障害
23
2
脳出血
末梢性ニューロパチー
20
2
1
悪性症候群
16
11
41
1
意識消失
1
1
総計
35
失語症
塞栓性脳卒中
2
1
非重篤
8
浮動性めまい
2
医療機器関連感染
良性、悪性および詳細不明の新生物
(嚢胞およびポリープを含む)
5
1
2
感染
神経系障害
重篤
6
心房細動
3
3
心不全
3
3
洞性徐脈
1
1
頻脈
1
1
1
2
1
1
血管障害
1
低血圧
深部静脈血栓症
呼吸器、胸郭および縦隔障害
1
1
7
10
発声障害
2
2
呼吸困難
2
2
しゃっくり
1
1
3
間質性肺疾患
1
1
肺障害
1
1
肺塞栓症
1
1
くしゃみ
1
1
上気道の炎症
2
2
6
表2 ポマリストにかかわる副作用の発現状況
副作用の分類
感染症および寄生虫症
副作用の分類
重篤
非重篤
総計
40
17
56
菌血症
1
気管支炎
2
4
気管支肺炎
1
1
帯状疱疹
3
3
1
5
1
1
3
24
4
咽頭炎
肺炎
21
急性腎盂腎炎
1
1
敗血症
5
5
敗血症性ショック
2
2
上気道感染
1
尿路感染
サイトメガロウイルス血症
2
細菌性肺炎
1
肺感染
1
2
3
2
2
1
口腔ヘルペス
1
1
2
2
肺腺癌
1
1
膵癌
1
1
血液およびリンパ系障害
貧血
播種性血管内凝固
発熱性好中球減少症
84
28
108
27
4
31
2
2
11
11
白血球減少症
2
5
7
好中球減少症
23
19
42
汎血球減少症
4
血小板減少症
16
骨髄機能不全
16
代謝および栄養障害
13
高カルシウム血症
2
高カリウム血症
3
4
4
5
高リン酸塩血症
1
1
高尿酸血症
2
2
低アルブミン血症
1
1
低カルシウム血症
1
1
低クロール血症
1
1
低カリウム血症
1
1
低ナトリウム血症
1
1
腫瘍崩壊症候群
7
食欲減退
3
精神障害
譫妄
7
2
5
1
1
1
1
1
1
複雑部分発作
1
1
5
5
1
1
頭痛
1
1
感覚鈍麻
2
2
1
1
記憶障害
2
2
ミオクローヌス
1
1
15
傾眠
1
失神
1
振戦
脳幹症候群
眼障害
1
1
末梢性感覚ニューロパチー
15
1
1
10
11
1
1
1
1
1
6
7
白内障
1
1
眼瞼浮腫
1
1
緑内障
1
1
1
網膜静脈閉塞
1
1
霧視
2
2
視力低下
1
1
視力障害
1
1
1
1
1
1
2
7
耳および迷路障害
耳鳴
心臓障害
23
2
脳出血
末梢性ニューロパチー
20
2
1
悪性症候群
16
11
41
1
意識消失
1
1
総計
35
失語症
塞栓性脳卒中
2
1
非重篤
8
浮動性めまい
2
医療機器関連感染
良性、悪性および詳細不明の新生物
(嚢胞およびポリープを含む)
5
1
2
感染
神経系障害
重篤
6
心房細動
3
3
心不全
3
3
洞性徐脈
1
1
頻脈
1
1
1
2
1
1
血管障害
1
低血圧
深部静脈血栓症
呼吸器、胸郭および縦隔障害
1
1
7
10
発声障害
2
2
呼吸困難
2
2
しゃっくり
1
1
3
間質性肺疾患
1
1
肺障害
1
1
肺塞栓症
1
1
くしゃみ
1
1
上気道の炎症
2
2
6
副作用の分類
胃腸障害
重篤
非重篤
総計
6
22
27
1
1
腹部不快感
重篤
非重篤
総計
103
74
157
アラニンアミノトランスフェラーゼ増加
1
1
2
2
1
3
1
1
臨床検査
腹痛
1
1
2
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加
便秘
1
4
5
血中非抱合ビリルビン増加
6
下痢
6
血中クレアチンホスホキナーゼ増加
腸炎
1
1
血中クレアチニン増加
2
2
変色便
1
1
血中乳酸脱水素酵素増加
1
1
胃腸出血
1
1
血圧低下
1
1
5
8
1
1
2
4
7
7
C−反応性蛋白増加
肛門周囲痛
1
1
好酸球数増加
歯痛
1
1
全血球数減少
2
1
γ−グルタミルトランスフェラーゼ増加
1
5
5
ヘモグロビン減少
3
1
嘔吐
肝胆道系障害
1
1
悪心
上部消化管出血
3
1
1
4
5
6
11
肝機能検査異常
1
肝機能異常
3
3
6
リンパ球数減少
1
2
3
肝障害
2
3
5
好中球数減少
53
23
76
5
43
48
血小板数減少
43
24
67
1
1
赤血球数減少
2
2
2
白血球数減少
22
40
1
血中アルカリホスファターゼ増加
1
1
3
3
アスペルギルス検査陽性
1
1
36
38
そう痒性皮疹
1
1
蕁麻疹
1
1
総計
(件数)
352
325
677
1
総計
(症例数)
214
200
349
皮膚および皮下組織障害
湿疹
紅斑
1
多形紅斑
1
そう痒症
発疹
全身紅斑
筋骨格系および結合組織障害
2
1
1
傷害、中毒および処置合併症 18
1
1
1
転倒
1
1
7
8
背部痛
1
1
骨痛
1
1
・「副作用の分類」
(色つき箇所)
の数字は症例数、副作用名の数字は件数です。
筋痙縮
2
2
・ 1症例に複数の同一副作用が発現した場合は1件としています。
筋力低下
2
2
・ 本集計には、調査が完了していない情報も含まれており、今後の調査により、副作用名、重篤性、因果関係等が変更となる場合があります。
四肢痛
1
1
2
15
1
筋骨格硬直
腎および尿路障害
腎不全
4
腎機能障害
6
急性腎不全
3
前立腺炎
一般・全身障害および投与部位の状態
11
2
8
3
1
1
1
1
28
39
3
3
顔面浮腫
1
1
疲労
1
1
浮腫
1
9
10
1
1
2
3
3
17
22
末梢性浮腫
発熱
5
・ 表中の副作用名は、報告された副作用名をMedDRA/J 18.0の基本語に読み替えています。
4
死亡
怠感
・ 集計期間:2015年5月21日
(販売開始日)
∼2015年8月31日。
1
1
13
生殖系および乳房障害
7
副作用の分類
8
副作用の分類
胃腸障害
重篤
非重篤
総計
6
22
27
1
1
腹部不快感
重篤
非重篤
総計
103
74
157
アラニンアミノトランスフェラーゼ増加
1
1
2
2
1
3
1
1
臨床検査
腹痛
1
1
2
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加
便秘
1
4
5
血中非抱合ビリルビン増加
6
下痢
6
血中クレアチンホスホキナーゼ増加
腸炎
1
1
血中クレアチニン増加
2
2
変色便
1
1
血中乳酸脱水素酵素増加
1
1
胃腸出血
1
1
血圧低下
1
1
5
8
1
1
2
4
7
7
C−反応性蛋白増加
肛門周囲痛
1
1
好酸球数増加
歯痛
1
1
全血球数減少
2
1
γ−グルタミルトランスフェラーゼ増加
1
5
5
ヘモグロビン減少
3
1
嘔吐
肝胆道系障害
1
1
悪心
上部消化管出血
3
1
1
4
5
6
11
肝機能検査異常
1
肝機能異常
3
3
6
リンパ球数減少
1
2
3
肝障害
2
3
5
好中球数減少
53
23
76
5
43
48
血小板数減少
43
24
67
1
1
赤血球数減少
2
2
2
白血球数減少
22
40
1
血中アルカリホスファターゼ増加
1
1
3
3
アスペルギルス検査陽性
1
1
36
38
そう痒性皮疹
1
1
蕁麻疹
1
1
総計
(件数)
352
325
677
1
総計
(症例数)
214
200
349
皮膚および皮下組織障害
湿疹
紅斑
1
多形紅斑
1
そう痒症
発疹
全身紅斑
筋骨格系および結合組織障害
2
1
1
傷害、中毒および処置合併症 18
1
1
1
転倒
1
1
7
8
背部痛
1
1
骨痛
1
1
・「副作用の分類」
(色つき箇所)
の数字は症例数、副作用名の数字は件数です。
筋痙縮
2
2
・ 1症例に複数の同一副作用が発現した場合は1件としています。
筋力低下
2
2
・ 本集計には、調査が完了していない情報も含まれており、今後の調査により、副作用名、重篤性、因果関係等が変更となる場合があります。
四肢痛
1
1
2
15
1
筋骨格硬直
腎および尿路障害
腎不全
4
腎機能障害
6
急性腎不全
3
前立腺炎
一般・全身障害および投与部位の状態
11
2
8
3
1
1
1
1
28
39
3
3
顔面浮腫
1
1
疲労
1
1
浮腫
1
9
10
1
1
2
3
3
17
22
末梢性浮腫
発熱
5
・ 表中の副作用名は、報告された副作用名をMedDRA/J 18.0の基本語に読み替えています。
4
死亡
怠感
・ 集計期間:2015年5月21日
(販売開始日)
∼2015年8月31日。
1
1
13
生殖系および乳房障害
7
副作用の分類
8
2.2 重篤な副作用の収集状況2)
表3 重篤かつ未知の副作用の一覧
本報告の集計対象期間に収集された重篤な副作用は352件/214例で、主なものは好中球減少症・好中球数
減少(76件)、血小板減少症・血小板数減少(59件)、貧血(27件)等でした。
なお、重篤な副作用が発現した症例のうち16例が死亡に至りました。
主な重篤な副作用を図3、重篤かつ未知の副作用の一覧を表3に示します。
投与開始から
発現までの
日数
転帰
40mg
5
死亡
4mg
20mg
13
死亡
肝障害
(原因不明)
2mg
40mg
49
死亡
男性
70歳代
糖尿病
2mg
20mg
10
死亡
肺炎
女性
50歳代
骨痛
4mg
40mg
不明
死亡
肺炎
男性
60歳代
なし
4mg
40mg
22
死亡
敗血症
男性
60歳代
脂質異常症
便秘
骨痛
不眠
胃炎
4mg
16mg/日
8
死亡
8
肺腺癌
男性
60歳代
高血圧
貧血
低リン酸血症
房室ブロック1度
4mg
40mg
554※
未回復
9
膵癌
男性
70歳代
なし
4mg
40mg
3
死亡
10
播種性血管内凝固
男性
50歳代
高血圧
高脂血症
4mg
20mg
不明
不明
11
播種性血管内凝固
女性
80歳代
洞不全症候群
2mg
20mg
7
不明
1mg
20mg
12
死亡
副作用名
性別
年齢
投与開始時の合併症
1
肺炎
男性
60歳代
末梢性神経障害
高血圧
がん性 痛
2mg
2
肺炎
女性
80歳代
慢性C型肝炎
高血圧
高脂血症
うつ病
3
肺炎
男性
50歳代
4
肺炎
5
6
2)調査が完了していない情報も含まれており、追加情報により集計結果が変更する場合があります。
図3 主な重篤な副作用
(5件以上のもの)
好中球減少症・好中球数減少
76
59
血小板減少症・血小板数減少
貧血
27
21
肺炎
20
白血球減少症・白血球数減少
骨髄機能不全
16
発熱性好中球減少症
11
腫瘍崩壊症候群
7
腎機能障害
6
敗血症
5
発熱
5
0
9
7
重篤
10
20
30
40
副作用
(件)
50
60
70
投与開始量
ポマリスト
デキサメタゾン
(/日)
(/週)
No.
80
12
発熱性好中球減少症
女性
70歳代
神経因性膀胱
貧血
血小板減少症
白血球減少
好中球減少
13
高カルシウム血症
男性
50歳代
末梢性神経障害
1mg
20mg
5
回復
14
高カルシウム血症
女性
60歳代
末梢性神経障害
高尿酸血症
1mg
20mg
4
回復
15
腫瘍崩壊症候群
男性
70歳代
蜂窩織炎
4mg
20mg
15
死亡
16
譫妄
女性
80歳代
慢性C型肝炎
高血圧
高脂血症
うつ病
4mg
20mg
9
未回復
17
失語症
男性
70歳代
不明
2mg
不明
9
不明
18
脳出血
男性
50歳代
高血圧
高脂血症
4mg
20mg
54
死亡
10
2.2 重篤な副作用の収集状況2)
表3 重篤かつ未知の副作用の一覧
本報告の集計対象期間に収集された重篤な副作用は352件/214例で、主なものは好中球減少症・好中球数
減少(76件)、血小板減少症・血小板数減少(59件)、貧血(27件)等でした。
なお、重篤な副作用が発現した症例のうち16例が死亡に至りました。
主な重篤な副作用を図3、重篤かつ未知の副作用の一覧を表3に示します。
投与開始から
発現までの
日数
転帰
40mg
5
死亡
4mg
20mg
13
死亡
肝障害
(原因不明)
2mg
40mg
49
死亡
男性
70歳代
糖尿病
2mg
20mg
10
死亡
肺炎
女性
50歳代
骨痛
4mg
40mg
不明
死亡
肺炎
男性
60歳代
なし
4mg
40mg
22
死亡
敗血症
男性
60歳代
脂質異常症
便秘
骨痛
不眠
胃炎
4mg
16mg/日
8
死亡
8
肺腺癌
男性
60歳代
高血圧
貧血
低リン酸血症
房室ブロック1度
4mg
40mg
554※
未回復
9
膵癌
男性
70歳代
なし
4mg
40mg
3
死亡
10
播種性血管内凝固
男性
50歳代
高血圧
高脂血症
4mg
20mg
不明
不明
11
播種性血管内凝固
女性
80歳代
洞不全症候群
2mg
20mg
7
不明
1mg
20mg
12
死亡
副作用名
性別
年齢
投与開始時の合併症
1
肺炎
男性
60歳代
末梢性神経障害
高血圧
がん性 痛
2mg
2
肺炎
女性
80歳代
慢性C型肝炎
高血圧
高脂血症
うつ病
3
肺炎
男性
50歳代
4
肺炎
5
6
2)調査が完了していない情報も含まれており、追加情報により集計結果が変更する場合があります。
図3 主な重篤な副作用
(5件以上のもの)
好中球減少症・好中球数減少
76
59
血小板減少症・血小板数減少
貧血
27
21
肺炎
20
白血球減少症・白血球数減少
骨髄機能不全
16
発熱性好中球減少症
11
腫瘍崩壊症候群
7
腎機能障害
6
敗血症
5
発熱
5
0
9
7
重篤
10
20
30
40
副作用
(件)
50
60
70
投与開始量
ポマリスト
デキサメタゾン
(/日)
(/週)
No.
80
12
発熱性好中球減少症
女性
70歳代
神経因性膀胱
貧血
血小板減少症
白血球減少
好中球減少
13
高カルシウム血症
男性
50歳代
末梢性神経障害
1mg
20mg
5
回復
14
高カルシウム血症
女性
60歳代
末梢性神経障害
高尿酸血症
1mg
20mg
4
回復
15
腫瘍崩壊症候群
男性
70歳代
蜂窩織炎
4mg
20mg
15
死亡
16
譫妄
女性
80歳代
慢性C型肝炎
高血圧
高脂血症
うつ病
4mg
20mg
9
未回復
17
失語症
男性
70歳代
不明
2mg
不明
9
不明
18
脳出血
男性
50歳代
高血圧
高脂血症
4mg
20mg
54
死亡
10
投与開始から
発現までの
日数
転帰
20mg
10
軽快
2mg
12mg
3
未回復
高血圧
4mg
12mg
44
回復
男性
60歳代
腎不全
腎性貧血
4mg
40mg
15
死亡
網膜静脈閉塞
女性
50歳代
高血圧
じんましん
不眠
4mg
8mg
2
未回復
24
間質性肺疾患
男性
70歳代
細菌性肺炎
末梢性神経障害
糖尿病
4mg
40mg
3
死亡
25
肺障害
男性
50歳代
糖尿病
4mg
40mg
1
軽快
26
腸炎
男性
60歳代
なし
4mg
20mg
14
未回復
27
変色便
女性
70歳代
不明
4mg
不明
不明
未回復
28
胃腸出血
男性
60歳代
肝機能障害
狭心症
洞不全症候群
末梢性神経障害
3mg
20mg
69
回復
29
上部消化管出血
男性
60歳代
なし
3mg
40mg
19
軽快
30
肝障害※※
男性
50歳代
肝障害
(原因不明)
2mg
40mg
41
未回復
31
肝障害※※
女性
70歳代
なし
4mg
20mg
16
軽快
32
筋骨格硬直
女性
60歳代
末梢性神経障害
左上下肢麻痺
2mg
20mg
33
急性腎不全
男性
70歳代
蜂窩織炎
4mg
20mg
15
死亡
34
死亡
男性
不明
なし
2mg
不明
不明
死亡
35
死亡
女性
50歳代
糖尿病
高血圧
高脂血症
2mg
8mg
(週2回)
不明
死亡
36
死亡
男性
70歳代
なし
4mg
20mg
不明
死亡
37
血中クレアチン
ホスホキナーゼ増加
男性
70歳代
尿路上皮内癌
(疑)
高血圧
終末期譫妄
4mg
40mg
3
未回復
38
転倒
女性
60歳代
なし
4mg
40mg
不明
不明
投与開始量
ポマリスト
デキサメタゾン
(/日)
(/週)
No.
副作用名
性別
年齢
投与開始時の合併症
19
複雑部分発作
女性
70歳代
なし
4mg
20
悪性症候群
男性
50歳代
不明
21
失神
女性
80歳代
22
脳幹症候群
23
※製造販売後臨床試験
(MM-011試験の継続試験)
症例のため、治験薬投与開始日から発現までの日数。
※※使用上の注意改訂の情報伝達により、現在は既知である。
注:肺炎、敗血症、発熱性好中球減少症、腫瘍崩壊症候群、間質性肺疾患、急性腎不全は、使用上の注意に死亡に至ることがある旨記載されて
いないため未知とした。
11
投与開始から
発現までの
日数
転帰
20mg
10
軽快
2mg
12mg
3
未回復
高血圧
4mg
12mg
44
回復
男性
60歳代
腎不全
腎性貧血
4mg
40mg
15
死亡
網膜静脈閉塞
女性
50歳代
高血圧
じんましん
不眠
4mg
8mg
2
未回復
24
間質性肺疾患
男性
70歳代
細菌性肺炎
末梢性神経障害
糖尿病
4mg
40mg
3
死亡
25
肺障害
男性
50歳代
糖尿病
4mg
40mg
1
軽快
26
腸炎
男性
60歳代
なし
4mg
20mg
14
未回復
27
変色便
女性
70歳代
不明
4mg
不明
不明
未回復
28
胃腸出血
男性
60歳代
肝機能障害
狭心症
洞不全症候群
末梢性神経障害
3mg
20mg
69
回復
29
上部消化管出血
男性
60歳代
なし
3mg
40mg
19
軽快
30
肝障害※※
男性
50歳代
肝障害
(原因不明)
2mg
40mg
41
未回復
31
肝障害※※
女性
70歳代
なし
4mg
20mg
16
軽快
32
筋骨格硬直
女性
60歳代
末梢性神経障害
左上下肢麻痺
2mg
20mg
33
急性腎不全
男性
70歳代
蜂窩織炎
4mg
20mg
15
死亡
34
死亡
男性
不明
なし
2mg
不明
不明
死亡
35
死亡
女性
50歳代
糖尿病
高血圧
高脂血症
2mg
8mg
(週2回)
不明
死亡
36
死亡
男性
70歳代
なし
4mg
20mg
不明
死亡
37
血中クレアチン
ホスホキナーゼ増加
男性
70歳代
尿路上皮内癌
(疑)
高血圧
終末期譫妄
4mg
40mg
3
未回復
38
転倒
女性
60歳代
なし
4mg
40mg
不明
不明
投与開始量
ポマリスト
デキサメタゾン
(/日)
(/週)
No.
副作用名
性別
年齢
投与開始時の合併症
19
複雑部分発作
女性
70歳代
なし
4mg
20
悪性症候群
男性
50歳代
不明
21
失神
女性
80歳代
22
脳幹症候群
23
※製造販売後臨床試験
(MM-011試験の継続試験)
症例のため、治験薬投与開始日から発現までの日数。
※※使用上の注意改訂の情報伝達により、現在は既知である。
注:肺炎、敗血症、発熱性好中球減少症、腫瘍崩壊症候群、間質性肺疾患、急性腎不全は、使用上の注意に死亡に至ることがある旨記載されて
いないため未知とした。
11
市販直後調査
2015年5月∼2015年11月
日本標準商品分類番号
874291
カプセル
1mg・2mg・3mg・4mg
市販直後調査における
副作用集計結果(中間報告)
̶ 再発又は難治性の多発性骨髄腫 ̶
集計対象期間:2015年5月21日 ∼ 2015年8月31日
【警 告】
1.
本剤はサリドマイド誘導体である。本剤はヒトにおいて催奇形性を有する可能性があるため、妊婦又は
妊娠している可能性のある女性患者には決して投与しないこと。
[「禁忌」、
「重要な基本的注意」、
「妊婦、
産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
2. 本剤の胎児への曝露を避けるため、本剤の使用については、適正管理手順(以下、
「本手順」)が定められて
いるので、関係企業、医師、薬剤師等の医療関係者、患者やその家族等の全ての関係者が本手順を遵守する
こと。
[「禁忌」の項参照]
3. 妊娠する可能性のある女性患者に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認
した上で投与を開始すること。また、投与開始予定4週間前から投与終了4週間後まで、性交渉を行う場合
はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)させ、避妊を遵守
していることを十分に確認するとともに定期的に妊娠検査を行うこと。なお、本剤の投与期間中に妊娠
が疑われる場合には、直ちに本剤の投与を中止し、医師等に連絡するよう患者を指導すること。
[「重要な
基本的注意」の項参照]
4. 本剤 は精液中 へ 移行することから 投与終了4 週間後まで、性交渉 を 行う場合は極めて有効 な避妊法の
実施を徹底(男性患者は必ずコンドームを着用)させ、避妊を遵守していることを 十分に確認すること。
また、この期間中は妊婦との性交渉は行わせないこと。
5. 本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・
経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者のみに行うこと。また、治療開始に先立ち、
患者又はその家族等に有効性及び危険性(胎児への曝露の危険性を含む)を十分に説明し、文書で同意を
得てから投与を開始すること。
6. 深部静脈血栓症及び肺塞栓症の発現が報告されているので、観察を十分に行いながら慎重に投与すること。
異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
[「重大な副作用」の項参照]
製造販売元
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性患者
[
「妊婦、産婦、
授乳婦等への投与」の項参照]
2. 適正管理手順を遵守できない患者
3. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
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資料請求先 おくすり相談室
TEL
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PMS631A6(1509-1)
2015年9月作成