Press Release ―報道資料― 広島市 City of HIROSHIMA 平成 27 年(2015 年)9 月 18 日(金) 広島市安佐動物公園 活性化担当課長:堂本 担当:企画広報係 谷口、竹内 電話:082-838-1111 今年もオオサンショウウオが産卵しました 1 産卵 平成 27 年 9 月 8 日(火) 、10 日(木)、13 日(日)に、安佐動物公園のオオサンショウ ウオ保護増殖施設(非公開)で 4 頭の雌が、合計約 2,000 個を産卵しました。 8 日:ビーフ(1990 年当園生まれ)約 500 個、10 日:クチ(保護個体のため年齢不詳) 約 500 個、13 日:コオ(1999 年当園生まれ) 、ナナコ(1990 年当園生まれ)2 頭合わせて 約 1,000 個 また、ナナコの産卵で、当園での産卵は 98 例目となり、世界の施設で群を抜く回数となっ ています。 2 複数雄での産卵行動 自然界ではオオサンショウウオの 1 回の産卵は、雄複数頭と雌 1 頭で行われます。 繁殖シーズンになると「ヌシ」(繁殖巣穴周辺で一番強い雄)が繁殖巣穴を占有し、他の 雄が繁殖巣穴に入ることを許しません。しかし、雌 1 頭がその巣穴に入り産卵行動が始ま ると、 「ヌシ」にはそれまでの攻撃性が現れなくなり、他の雄も巣穴に侵入し繁殖行動に参 加できるようになります。このような産卵中の「ヌシ」の行動は、オオサンショウウオに みられるユニークな行動の一つです。 今回は、 「ヌシ」としてミイ(保護個体)が繁殖巣穴を守り、他の雄 1 頭、雌 4 頭での繁 殖行動が見られました。13 日に産卵した雌のコオは 15 歳で、当園での最も若い年齢での産 卵記録になります。また、産卵シーンの撮影にも成功しました。 ※今回撮影された繁殖行動の映像の一部はご希望に応じて複製配布いたします。 3 卵の展示 産卵した卵の一部(約 50 個)を 9 月 18 日(金)から、ぴーちくパーク内「どうぶつ子 育ての家」で展示し、一般公開します。オオサンショウウオの卵は数珠つなぎになってお り、まるで“真珠のネックレス”のような美しい卵です。 4 巣穴の撮影について 巣穴では、卵を守るヌシを短時間であれば撮影可能です。ただし、状況によっては撮影で きないこともありますのでご了解ください。 卵を守る「ヌシ」のミイ(雄) 「ヌシ」 、他の雄、雌での産卵 開園時間 午前 9 時から午後 4 時 30 分(ただし、入園は午後 4 時まで) 入 園 料 大人 510 円、65 歳以上・小人(高校生相当年齢)170 円 ※中学生以下無料 ※65 歳以上の適用には公的証明書が必要 休 園 日 ※ 毎週木曜日(ただし、祝日の場合は開園) 「動物公園 秋まつり」 Press Release 平成 27 年9月 12 日(土)~11 月 29 日(日)の土日祝にイベント開催! 広島市 City of HIROSHIMA
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