つ ・支える なぐ 6 地域に世界に笑顔を広げる 社会貢献活動 ユーコープの2020年ビジョンは「人と人をつなぎ、生きるを支える」 です。これを実現するため、商品やサービス、活動を通じて地域や 世界に役立つ取り組みを進めています。 ●地域の交通安全に貢献 地域をつなぐ 地域や行政・他団体とともに取り組んでいます。 おうちCO-OPでは幼稚園や学校などで、「おうちCO-OP交通 安全教室」 を開催しています。 また毎年、 小学校にランドセルカバー を寄贈しています。2015年度は新たに横断旗を寄贈しました。 ●フードバンクの活動に協力 食品メーカーや小売店などで廃棄 される食材から、まだ食べられるも のを集めて生活困窮者に届ける活動 「フードバンク」 。 ユーコープでは、座間食品セッ トセンター ※ で発生するパッケー ジの汚れや破れ・取り扱いが終わっ た余剰食品を、静岡県で活動する 「フードバンクふじのくに」に提供 しています。 ※おうち CO-OPで取り扱う食品を、注文 した組合員別にセットする物流センター 小学校で自転車事故を再現 フードバンクから食品が詰 まった箱を受け取るKさん。 ●子育てひろば 神奈川県と静岡県の店舗のコミュニティルームなどで、 定期的に開催しています(2014年度は16会場・計135回) 。 地域の親子が自由に集まり、気軽に子育ての悩みを相談し あったり、不要になった子育て用品を交換したりと交流を 深めています。 おうちCO-OPのキャラクター「とれた てトマトくん」 入り交通安全グッズ 組合員とともに 組合員と一緒に被災地を支援しています。 ●東日本大震災 復興支援 2011年3月11日の震災直後から、 継続して支援しています。 2014年 度 までに2億5千 万 円 を 超える募金が集まりました(2014 年度は939万9,800円) 。2011年度 分は義援金とし、2012年度以降は 組合員と被災地の方が交流する活 動などに役立てています。 世界へ向けて 商品を通じて、世界の生産者や子どもたちの幸せに貢献し ています。 ●フェアトレードバナナ ●見守りサービス 行政と連携して、おうちCO-OP・夕食宅配マイシィ配達時 に地域見守り活動に取り組んでいます。 郵便受けに新聞がたまっている、お届けした商品がそのま まになっているなど異変に気付いた場合、市町村などの指定 連絡先に通報するしくみです。 2014年度の通報件数は12件でした。 コロンビアのバナナ農園で働く生産者の自立支援を目的 とし、バナナ1袋(約500g)のご利用ごとに約4円を農園の 生産者団体に還元しています。 2009年度から2014年度までの累計金額1,237万円は、 生産者の住宅や下水道設備、学校の整備などに役立てられ ています。 フェアトレードバナナの農園で 働く人 (コロンビア) グリーン・プログラム フェアトレードバナナ 12 ユーコープのご案内 牛乳1本でできる社会貢献 世 界 の 子 ど も た ち に 笑 顔 と 夢 を ユーコープは、牛乳の利用を通じた募金活動「みるくぼきん」を毎年6月から8月に行っ ています。2008年度から2014年度までの7年間で、 寄付金は合計4,000万円を超えました。 ユニセフと国連WFPを通じて世界の子どもたちの支援に役立てています。 労働ではなく教育を 一日一食が命をつなぐ ネパールはアジアに 世界では、およそ9人 おける最貧国の一つで に1人が飢餓に苦しんで す。そのためアジアで います。発展途上国で 最も児童労働が多い国 は 栄 養 失 調 のために、 となっています。 1年間で500万人もの子 児童労働とは、子ど どもが5歳になる前に命 もの発育に悪影響のあ を落としています。 る危険な仕事や長時間 国連WFPは、飢えや貧 労 働 などをさします。 しさをなくすため 世 界 ネパールでは、18歳未 アカシュくん(14歳、ネパール) は、 小学1年生のときから裕福な家に 住み込み、早朝から夜遅くまで子ど もの世話や家事労働をしていまし た。ユニセフと現地団体の協力に より、安心して学校へ通えるように。 満の5人に1人が従事し ています。 ユニセフは現地団体 と協力して、児童労働 にかかわる 子 どもとそ の家族を救うと同時に、ネパール政府と協力し国家的な に食糧を届けています。 ⓒWFP/Rein Skullerud とうもろこし粉のおかゆを食べるケニ アの子ども。国連WFPの給食がそ の日唯一の食事になる子どもも少な くありません。2014年度分の100 万円でアフリカの子ども200人が1 年間給食を食べることができました。 ユーコープは、その中 でも学校に無料の給食 を届ける活動を支援し ています。これにより、 子どもたちは日に一度、 栄養たっぷりの食事を 子ども保護システムの育成・強化や社会の意識を高める とることができます。 「おなかをすかせながら働くよりも」 活動を続けています。 と学校に行かせる親も増え、 教育と自立にもつながります。 ユーコープはみるくぼきんでこの活動を支援し、一人 でも多くの子どもを児童労働から救う手助けをします。 毎年6月〜8月、コープマークの牛乳1ℓ供給 につき1円を寄付。ユニセフと国連WFPを通 じて世界の子どもの支援に役立てます。 みるくぼきんの流れ ▲ ▲ ▲ 国連WFP アジア・ アフリカの 「学校給食 プログラム」 ▲ ▲ ユーコープが 寄付 1ℓにつき 1円 児童労働と 闘う ネパール 指定募金 生協らしい取り組みだなと思います。 みるくぼきんは、 何か社会に役立つことをしたいと思っても敷居が高くて なかなかできませんが、みるくぼきんやフェアトレード 組合員 佐野 香苗さん バナナのように、 「ふだんのお買い物で、ちょっと手助け」 という感覚で知らず知らずのうちに参加できるのはうれ しいし、有意義なことだと思います。 2015 ユーコープのご案内 13
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