氏 名 廣 利 吉 治

ふ
氏
り
が
な
名
取得学位
ひろとし
廣利
よしはる
職
吉治
博士(医学)
名
客員教授
大阪大学
受賞歴等
主な担当科目
所属学会
発達障害児の心理・生理・病理、障害児心理学、特別研究、臨床心理学実習、臨床
心理学特論、特別研究
日本児童青年精神医学会、日本発達心理学会、日本精神分析学会
教
育
業
績
実施
事項
概要
年月(日)
【教育方法の実践例】
人間環境大学 幼児臨床心理学演習・実習
岡崎市内における発達支援実習
平成 15 年 10 月
~現在
発達障害児のグループセラピーへの観察および参加実
習とその指導を実施
平成 17 年 4 月
~現在
幼稚園、小学校への発達支援員として発達障害児のイ
ンクルーシブ教育実践の試みとして、学生の派遣とス
ーパーバイズ
【作成した教科書, 教材】
「教育心理学」丸善出版社
松原達哉編
平成 25 年 3 月
教育心理学の新しい視点から、教育評価とアセスメン
トについて、その妥当性と信頼性の問題についてのべ、
教育実践および心理臨床に有効な示唆と指導課題の策
定のための具体的な方法を述べた。
(第 10 章を執筆 P202-225)
青戸泰子、山本隆一郎、稲垣応顕、廣利吉治、他 4 名
「発達心理学」丸善出版社
松原達哉編
平成 27 年 1 月
「健やかで幸せな発達をめざして」発達をこれまでと
は違った観点で、最近話題となっている発達障害の問
題、不登校、発達の歪みなどをとりあげた指導書。
(第
6 章「発達のつまずき」を執筆 P79–93」
平成 2 年~平
成 16 年
仙台市周辺保育所,幼稚園を対象とする研修
・小児科医対象の講演(蒲郡市医師会主催)
平成 17 年 6 月
「発達障害児の理解と指導について」等
・小学校教員対象とする教育研修
平成 17 年~現
在
岡崎市内の小学校「発達障害児の指導について
・障害児関係機関職員対象の研修会講師
平成 19 年 10 月
岡崎市社会福祉会
・岡崎市メンタルヘルス相談会
平成 20 年 8 月
岡崎市保健所
・面接相談事業:障害児親対象の研修会講師
平成 20 年 10 月
・保育士スキルアップ研修講師
平成 21 年 7 月
【実務の経験を有する者についての特記事項】
・保育士対象の障害児保育士現任研修講師
(財)愛知県教育スポーツ振興財
岡崎市保健所
研
分
品・演目などの名称
著
書
1.発達と教育の心理学
−子どもからおとなへの発達
支援のために −
共著
2.
共著
教育心理学
(教科書にも掲載)
論
文
・
区
単 共
著書・論文・発表テーマ・作
究
業
発行
・
発表
年月
(日)
平成
23 年 4
月
績
発行所/誌名・巻号/学
会・展覧会・演奏会の
備考
名称(会場名)
あいり出版
増田公男 編著
教育心理学を特に発達心理
学的視点から書かれた著書。
担当部分は特別支援教育に該
当する部分で、特に最近話題
となっている、発達障害児の
特徴と指導および親への支援
そして体系的な支援計画につ
いて説明をおこなった。
第 12 章「特別支援教育と発達
障がい」
を執筆担当(P166-181)
加知ひろ子、神田義造、田爪
宏二、
廣利吉治、他 8 名
平成
25 年 3
月
丸善出版社
松原達哉 編
教育心理学を新しい視点から
述べた著書。担当した章は、
教育評価とアセスメントにつ
いて、その妥当性と信頼性の
問題についてのべ、教育実践
および心理臨床に有効な示唆
と指導課題の策定のための具
体的な方法を述べた。また、
実際の検査結果から生涯の有
る児童の指導例についても触
れた。
第 10 章 教 育 評 価 を 執 筆
(pp.202-225)
青戸泰子、山本隆一郎、稲垣
応顕、
廣利吉治、他 4 名
健やかで幸せな発達をめざ
して」発達をこれまでとは違
った観点で、最近話題となっ
ている発達障害の問題、不登
校、発達の歪みなどをとりあ
げた指導書。
(第 6 章「発達の
つまずき」を執筆 P79–93)
松原達哉,西澤哲,廣利吉治,
他 12 名
3.発達心理学
−健やかで幸せな発達をめざ
して−
(教科書にも掲載)
共著
平成
27 年 1
月
丸善出版社
松原達哉編
1. さまざまな発達特徴を持
共著
平成
「地域活性研究」第 4
つ子どもたちへの配慮と
19 年 7
号
テムの実践的研究報告。岡崎
家族支援
月
岡崎市大学懇話会
市で実施している発達障害児
発達障害児の発達支援シス
の療育グループと母親のグル
ープカウンセリングそれぞれ
の経過についての報告および
障害児 115 名の親から得られ
た相談機関に関するアンケー
ト結果から専門職の家族支援
について、相談内容の質や家
族のサポートを調べたとこ
ろ、父親の支援が重要な要因
であることなどが解明した。
(「はじめに」および「考察」
の部分を担当)
廣利吉治、大庭由加里、牧野
光里、窪田恭子
そ
の
他
(学会・シンポジウム)
1. 特別支援教育における専
門機関との連携のあり方
―セラピー的アプローチと
家族カウンセリングによる
発達障害児への総合的支援
―
ラウン
ドテー
ブル
平成
19 年 3
月
日本発達心理学会
第 18 回大会(埼玉)
廣利吉冶、牧野光里、石 曉玲
窪田恭子
(企画および発表者として)
2. 障害のある子どもの
発達支援におけるダイ
ナミックアプローチ
ラウン
ドテー
ブル
平成
20 年 3
月
日本発達心理学会
第 19 回大会(大阪)
廣利吉冶、牧野光里、長谷守
紘
窪田恭子
(企画および発表者として)
3. 発達障害児のアセスメ
ントと二次形成的アプロー
チ -自我構造の評価と個
別支援・教育支援および家族
支援による-
シンポ
ジュー
ム
平成
21 年 3
月
日本発達心理学会
第 20 回大会(大阪)
廣利吉冶、牧野光里、明翫光
宜
窪田恭子、石暁玲
(企画および発表者として)
4.愛知県三河地域における
ラウン
ドテー
ブル
平成
22 年 3
月
日本発達心理学会
第 21 回大会(日本女
子大学)
廣利吉冶、牧野光里、
窪田恭子、五島由利子
(企画および発表者として)
5.障害児の早期ケアと家族サ
ポート
―乳幼児健診時発達障害の
特徴が認められた子どもの
早期アプローチ
ラウン
ドテー
ブル
平成
23 年 3
月
日本発達心理学会
第 22 回大会(神戸)
廣利吉冶、牧野光里、
窪田恭子、丸川里美
(企画および発表者として)
6.発達障害児の早期徴候と
ダイナミックアプローチ(1)
−新版 K 式発達検査等による
アセスメントに基づく集団
遊戯療法 −
7.自閉症スペクトラム児の早
期徴候とダイナミックアプ
ローチ(2)
-新版 K 式発達検査を軸と
するテストバッテリーの構
成とセラピー方略について
ラウン
ドテー
ブル
平成
24 年 3
月
日本発達心理学会
第 23 回大会(名古屋)
廣利吉冶、牧野光里、
窪田恭子、丸川里美
(企画および発表者として)
ラウン
ドテー
ブル
平成
25 年 3
月
日本発達心理学会
第 24 回大会(東京)
廣利吉冶、牧野光里、
塙恭子
(企画および発表者として)
臨床発達支援の現状と課題
-
8.自閉症スペクトラム障害
の早期徴候とダイナミック
アプローチ(3)
ラウン
ドテー
ブル
平成
26 年 3
月
日本発達心理学会
第 25 回大会
(京都)
廣利吉冶、牧野光里、塙恭子
(企画および発表者として)
ラウン
ドテー
ブル
平成
27 年 3
月
日本発達心理学会
第 26 回大会(東京)
廣利吉冶、牧野光里、塙恭子
(企画および発表者として)
単著
平成
19 年 3
月
こころとことば 6
人間環境大学紀要
24-43 頁
本研究では「保育所第三者
評価基準」の 53 評価項目につ
いて、その妥当性と評価項目
の構造を分析し、「保育の質」
の向上にむけた、項目分析を
おこなった。
研究 1 では因子分析によっ
て、子どもの環境、衛生・安
全管理、専門機関との連携な
ど 5 因子が抽出され、子ども
の環境の重要性が再認識され
た。
第 2 研究では各項目のカテ
ゴリー評価と評価尺度との関
係から、適切な項目の選択を
行った。
-ASDの発達初期徴候がメン
タライゼーション形成に及
ぼす影響と予後-
9.メンタライゼーションに
基づく集団遊戯療法と家族
支援
-自閉症スペクトラム障害
児とその家族を対象とする
-
(その他)
1.保育所「第三者評価」項目
の構造分析と妥当性の検
討
-保育の質的向上と子ども
の健全な育ちを守る環境要
因の探索的研究-
2. 広汎性発達障害児のアセ
スメントと自我形成-テス
トバッテリーの構成と検
査結果の臨床的応用-
単著
平成
21 年 3
月
「東海心理臨床研究」
(東海学院大学大学
院付属心理臨床セン
ター紀要)
第4号 43-51
広汎性発達障害の行動特徴
について、本研究では数事例
の描画や投影法検査など、プ
ロジェクティブな手法によっ
て、その反応様式や認知構造
などの内面と、発達検査のパ
ーフォーマンス、つまり様々
な領域における能力、そして
行動様式や態度表出を見てい
くことによって、発達的側面
と同時に自我の状態や認知様
式などを構造的な把握を試み
た。
3. 自閉症スペクトラム障害
児の集団遊技療法とダイナ
ミックアプローチ(1)- 障
害児保育支援システムから
集団遊技療法へ-
共著
平成
東海学院大学紀要第
6号
285-291
広汎性発達障害児のセラピ
25 年 3
月
ューティックケアについて、
昭和 50 年年に障害児保育の支
援から出発した集団遊戯療法
の歴史的経過から、その理論
的根拠と形態について説明を
行った。そして、広汎性発達
障害の特徴についてのアセス
メントと、集団遊戯療法によ
るアプローチの妥当性につい
てケース検討をおこなった。
また、養育支援システムとし
てのダイナミックアプローチ
についても触れた。
(研究全般および執筆を担当)
廣利吉冶,牧野光里,塙恭子,
丸川里美
自閉症スペクトラムのセラ
4.発達障害児の集団遊技療
法とダイナミックアプロー
チ(2)
共著
平成
26 年 3
-自閉症スペクトラム(ASD)
東海学院大学紀要第
7号
279-290
月
ピューティックケアとして実
施している集団遊戯療法につ
いて、先行研究に引き続き、
のメンタライゼーションを
集団遊戯療法の一手法として
基本としたアプローチ-
メンタラィゼーションの理論
を基本としたアプローチにつ
いて、その理論的基盤につい
ての考察をさらに深め、グル
ーププレイセラピーへの応用
について、いくつかの自験例
に基づいて実践的検証を行っ
た。
(研究全般および執筆を担当)
廣利吉冶,牧野光里,塙恭子
5.夫の死から 5 年経ったキャ
リア女性の実務と喪の仕事
共著
平成
「東海心理臨床研究」
26 年 3
(東海学院大学大学
月
院付属心理臨床セン
ター紀要)第 9 号
クライエント自身の鬱病や
長女の発達相談に来た成人女
性への臨床心理面接を行って
きた過程についての臨床心理
分析研究である。本事例の根
本には夫の死に対する喪の仕
事をしていなかったことが関
係していた。面接を通して、
仕事への回避と心身症状、鬱
といった多彩な症状を示しな
がら、最後に夫の死への受容
とともに,自身の体調や職場
の様子,長女の進路などとい
った日常的な会話から、クラ
イエント自身の現実受容と自
己主体性が認められた。クラ
イエントが職場復帰すること
となり,面接も終結となった。
終結までの経過について,対
象喪失や喪の仕事の視点から
考察した。
[関連授業科目:臨床心理学特
論]
髙垣麻理絵,廣利吉治
6.自閉スペクトル症児との愛
単著
平成
東海学院大学紀要第
8 号 p251-259
障害児保育開始当初の混乱と
着関係を基盤とする発達支援
27 年 3
試行錯誤しながら実践してき
(1)
月
た集団保育が、ASD の子ども
-障害児保育の開始と自閉ス
の本質的な問題へのアプロー
ペクトル症児(ASD)の処遇
チにフィットしていることを
についての考察-
最近の Fonagy などの理論と
照らし合わせて検討したとこ
ろ、愛着理論に基づいた両者
が非常に合致しており、集団
内で保育士との二者関係を取
り巻く子ども集団が社会性形
成のモデルとなり集団力動を
伴う関わりが、健全な自我形
成の条件として働くこと等
を、具体的事例の部分的なエ
ピソードからその妥当性の検
証も含めて考察した。
[関連授業科目:臨床心理学実
習]