第6回自死遺族サポーター研修会 自死遺族に寄り添う 自死遺族サポーターの役割 大切な人に突如、自ら命を絶たれ嘆き、苦しみ、悲しみに暮れる遺族たち。その悲嘆感情を 遺族たちは、 「自死」に対する偏見、差別等により容易に語ることが出来ず、孤立化しがち となります。 そのような自死遺族たちをどのように支え、寄り添っていくことが望まれるでしょうか。 本研修会では、自死遺族に身近に接する場合の大切な心得などについて、自死遺族当事者か らの率直な要望等も含めて学びあいます。 【開 催 要 項】 ○日 時 2015年10月2日(金) 13時~17時 ○会 場 東京・四谷主婦会館「プラザエフ」 (別途地図をご参照ください) ○参加対象者 ・自死遺族の身近な方々(家族や親族、友人、知人、同僚など) ・相談者(医療、行政、警察、教育、福祉、心理、分かち合いの会、電話相談 等の関係者) ・宗教者や葬儀関係者 ・その他、自死遺族に接する機会のある方々など ○定 員 50名 ○参加費 1,000円 ○申込み 2015年9月25日まで (お早めに申し込みください) ○申込み先 郵送、ファックス、メールにて、以下にお申し込みください。 〒107-0052 東京都港区赤坂 9-2-6-103 「自死遺族ケア団体全国ネット」 Fax:03-5775-3871 メール: [email protected] 主 後 催 援 自死遺族ケア団体全国ネット 厚生労働省 内閣府 東京都 一般社団法人日本いのちの電話連盟 NPO 法人グリーフケア・サポートプラザ NPO 法人生と死を考える会 第6回 サポーター研修会 カリキュラム 【開会挨拶】 13:00~13:10 【基調提言】 13:10~14:10 ○心痛み、悲しむ遺族たちへの日本的な寄り添いこころ 講師:白百合女子大学文学部教授 NPO 法人生と死を考える会 理事長 田畑邦治氏 ※昨今、死別悲嘆への寄り添いに際して欧米的な考え方や手法等が盛んになっ ております。一方で、日本の伝統文化のなかに深く息づいている死別悲嘆への 寄り添い心もあります。日本の伝統文化への造詣の深い講師より、自死遺族支 援に役立ちそうなエッセンスを紹介していただきます。 (休憩) 14:10~14:20 【パネルディスカッション】 14:20~16:30 ○自死遺族から「サポーター」に期待するもの ※大切な家族を自死で亡くされた3人の自死遺族当事者からの率直な声。死 別悲嘆の過中で感じてきたこと、周囲の人たちとの関係で嫌なつらい思い をさせられたことなどについても率直に伝えていただきます。 それらの体験談を通じて、自死遺族「サポーター」の方々にどのような態度 で接してほしいか、何を期待するかなどについて語っていただきます。 3 人遺族の提言の後、時間があれば会場との質疑応答の時間を持つ予定です。 【パネリスト】 〇静岡こころの絆をはぐくむ会 代表 鈴木 愛子氏 〇NPO 法人グリーフケア・サポートプラザ 「分かち合いの会」スタッフ 〇岐阜県「千の風の会」 代表 木下 宏明氏 〇鈴木愛子氏プロフィール 家族の自死の体験から、2005 年「NPO 生と死を考える会」(東京)、2008 年「風の道 (富山)」 、2010 年「こころの絆をはぐくむ会」(静岡)、2013 年クリスチャン自死遺族「ナ インの会」などに関わっている。2005 年「カトリック生活3月号」、2009 年「現代の エスプリ4月号」 、2012 年「信徒の友7月号」、2014 年「自死遺族支援と自殺予防―キ リスト教の視点から」 (日本基督教団出版局)等に所収。 〇NPO 法人グリーフケア・サポートプラザ 「分かち合いの会」スタッフプロフィール 9年ほど前に息子と自死で死別。自死遺族の衝撃と慟哭の激しさと傷つきやすい心情 を体験し、自死遺族支援は、それぞれの個々のライフストーリーを尊重する対応の大 事さ、あくまでもパーソンセンタード的な謙虚さと柔軟さで「遺族の気持ち」を大事 にする支援をしたいと願い「分かち合いの会」と「傾聴電話」に携わっている。 〇木下宏明氏プロフィール 14年ほど前に妻を焼身自殺で喪う。その5年後に1人息子が失踪後、自死。その後、 岐阜県及び精神保健福祉センターと共に「遺族の集い」発足に取り組み、2009年1 月にスタート。現在、 「千の風の会」代表、また岐阜県総合自殺対策協議会委員として 自死遺族の想いを行政に反映する活動を実施中。 【コーディネーター】 〇自死遺族ケア団体全国ネット代表 藤井 忠幸氏 ※パネルディスカッションの途中に適宜小休憩をとる予定です。 16:30~17:00 【自死遺族サポーターに求められるもの】 講師:自死遺族ケア団体全国ネット代表 藤井 忠幸氏 ※これまでの基調提言や自死遺族当事者からの声も含めて、自死遺族に寄り添う サポーターには、どのような役割が求められているか。 そして身近な自死遺族たちにどのような態度で接し、支えればよいかについて の心得などが提言されます。 ※ なお、テーマや講師、時間等は都合により変更することもあります。
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