赤外線 漏水(雨漏り)原因調査のご利用にあたって 特記事項説明書

文書番号:OI000201
作成・改定日:2015 年 3 月 6 日
赤外線 漏水(雨漏り)原因調査のご利用にあたって
特記事項説明書
2015年3月版
本紙は、赤外線サーモグラフィを用いた「漏水(雨漏り)原因調査」の内容をご理解いただくために特別
重要な事項を説明したものです。
「赤外線 漏水(雨漏り)原因調査」のご利用にあたり、必ずお読みいた
だきご理解・ご了承をいただきますようお願い申し上げます。また、赤外線調査全般に関する「赤外線調
査のご利用にあたって 重要事項説明書」も併せてご参照ください。
本来、赤外線・漏水(雨漏り)原因調査の内容等を十分にご理解いただくために直接ご
説明すべきところですが、郵送等の非対面で行う場合は、本紙の送付をもって特記事項
の説明を行ったものとさせていただきます。
1.赤外線漏水(雨漏り)原因調査の内容と目的

「赤外線漏水(雨漏り)原因調査」は、赤外線サーモグラフィを用いた非破壊調査により、発生した
漏水(雨漏り)の状況把握および浸水の原因(複数要因)を特定し、その結果をご依頼主様にご報告
するものです。

「赤外線漏水(雨漏り)原因調査」は、ご依頼主様・関係者様から提供された資料・ヒアリング情報
等を参考にしており、これらの資料・情報が正確であることを前提としています。ただし、調査実施
時に事前情報と異なる場合は、現況情報を優先いたします。

詳細な調査内容・目的は、調査案件ごとに異なります。詳細は御見積書、調査予定範囲図等をご参照
ください。

「赤外線漏水(雨漏り)原因調査 報告書」は、調査実施時の現況・実態について赤外線解析結果に
基づいて記載したものです。記載内容は調査後も継続することを保証するものではありません。
2.調査予定範囲に関して

ご依頼主様・関係者様から提供された資料・ヒアリング情報をもとに、調査対象を限定し、最低限必
要な範囲を「調査予定範囲」としてご提案いたします。[お見積り時]
※
必要以上に調査範囲を大きく設定し調査料金を加算することは致しておりません。
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※
ご依頼主様側で「調査予定範囲」を追加していただくことができます。その際は、改めて御見積
書を提出させていただきます。

現場の状況に応じて「調査予定範囲」と近接・関連する場所を「参考(補足)測定」として赤外線デ
ータを測定することがあります。原則として、
「参考(補足)測定」による追加料金は発生しません。

調査対象面が家具、荷物、車両、植栽などで隠れている場所、測定が困難な場所は「調査予定範囲内」
であっても、調査範囲(対象)から除外されます。

ご依頼主様のご希望で、現場調査当日に新たに調査対象箇所を追加する場合は、以下の方法(A・B)
をご相談させていただきます。可能な限りご依頼主様のご希望に沿えるよう対応いたしますが、調査
スケジュール・工程などの関係でご希望とおりの対応が出来ない場合があります。
A)
実施予定の調査内容に調査対象を追加します。追加分料金はご請求時に加算させていただきます。
B)
別調査案件として扱い、新たに御見積書を提出させていただきます。調査実施は別日となります。
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3.調査の実施条件に関して
【気象条件:屋外】
以下の場合、調査日もしくは調査時間を延期いたします。

調査当日、雨・雪が降っている。

調査前日、雨・雪が降っており、当日も表面が濡れている。

強風時。

積雪により調査対象物の周囲に雪が残っている。
【気象条件:室内】

天候に左右されないため、降雨の最中でも実施することができます。ただし、漏水(雨漏り)調査の
場合、屋外側と室内側を調査する必要があります。降雨の関係で屋外と室内を別日に調査することも
可能ですが、屋外・室内のデータを解析し関連付けて診断するため、原則として同日での調査をお願
いしております。また、別日の調査実施の場合、調査日数の増加により調査料金が加算されます。
【散水に関して】

表面が乾いてしまっていても、ある程度の期間は漏水・浸水箇所に水分や湿気が残っています。原則、
赤外線調査実施のために散水をお願いすることはありません。

弊社としては、散水によって漏水(雨漏り)発生時の状況を確実に再現できるとは考えておりません。
また、散水によって漏水(雨漏り)箇所が見つかる(再現できる)のであれば、弊社の調査は必要な
いと考えております。

万が一、ご依頼主様側で散水を行う場合は調査実施日の2日前までに終えてください。表面に水分や
水滴が残っている状態での調査データでは、解析・診断時の現象判別が困難になります。
【現場の保全】

漏水(雨漏り)調査の原因特定精度は、漏水(雨漏り)発生時の状態が維持されている(現場が保全
されている)と向上します。場当たり的な対処工事や内装材の撤去を赤外線調査前に行ってしまうと、
漏水発生時の状況と調査時の状況に違いが生じてしまうため、原因の特定が困難になる可能性があり
ます。

調査ご依頼時の段階で既に内装材などを剥がしてしまっている場合、壁体内・天井内の水分が飛散し
てしまい調査を実施できない可能性があります。 このような場合、以下の対応をお願いしています。
①
剥がした箇所を応急的に仕上材などでふさいでください。
②
再度、漏水(雨漏り)が発生するまで調査実施を待っていただきます。
※
季節(気候)や漏水(雨漏り)の発生状況、建物の構造などにより対応が変わります。弊社ま
でご相談ください。
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【障害物の移動】

調査対象範囲とその周囲に、家具・荷物・鉢植え・車両などが置かれていますと、調査対象面が隠れ
てしまい測定が出来ません。移動ができるものは調査前日までに移動をお願い致します。
漏水(雨漏り)調査の場合、調査当日に障害物が残っていると移動や復旧に時間が取られ、予定以上
に調査時間が長くなります。結果的にお客さま側の負担が増えてしまいますので、ご協力をお願い致
します。

漏水(雨漏り)の応急処置としてシートで養生している場合や雑巾を置かれている場合は、調査前日
までに撤去をお願い致します。
4.アフター対応に関して
【調査実施範囲内に漏水原因が含まれていなかった場合の対応:追加調査】
漏水(雨漏り)の原因箇所は、構造タイプや発生状況により想定外の場所から発生していることがありま
す。そのため「調査実施範囲内」に漏水(雨漏り)原因が含まれていない可能性があります。
この場合、ご依頼主様のご要望により別途「追加調査」のご依頼を承っております。
※
出来る限り「追加調査」が必要とならないようにお見積り時に「調査予定範囲」の設定をさせて
いただきますが、実際に調査データを測定し解析するまでは「追加調査」の有無はお答えできま
せん。
※
「追加調査」は調査費用が発生します。新たに御見積書を提出させていただきます。
【修繕・対処工事後の対応:確認調査】
漏水発生箇所および浸水指摘箇所において、修繕・対処工事の結果を「確認調査」する場合は、別途調査
料を頂きます。
※
「確認調査」をご希望の場合はご相談ください。御見積書を提出させていただきます。
※
「確認調査」は本調査時に指摘した箇所が改善されているか否かを確認するものです。新たに別
箇所から漏水が発生した場合の調査対応とは異なります。
【漏水(雨漏り)が再発した場合の対応:再調査】
調査結果(報告書)に基づいて修繕・対処工事を行ったにもかかわらず、同一箇所で再度漏水(雨漏り)
が発生した場合「再調査」を行い、再発の原因を調べます。
※
「再調査」の対応期間は、調査実施日から1年以内です。調査実施日から1年を超えた場合は「通
常の調査」として対応させていただきます。
※
「再調査」対応期間内に、地震などの天災地変や増改築工事などで建物が前回調査時と異なる状
態になっている場合は「通常の調査」として対応させていただきます。
※
「再調査」では、再発原因を特定する関係から、
「前回調査実施範囲」と同じ範囲を測定し、
「前
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回調査データ」と「再調査データ」を比較しながら解析・診断を行います。
※
「再調査」をご希望の場合はお問い合わせください。御見積書を提出させていただきます。
「再調査」の結果により、対応(有償・無償)が異なります。
(ア) 「再調査」の結果により、前回調査時の調査診断内容に指摘漏れ箇所があり、その箇所が
再発の原因であった場合は、再調査費用はご請求いたしません。<無償対応>
(イ) 「再調査」の結果により、前回調査時の報告書で指摘した箇所が改善されていなかった場
合は、再調査費用をご請求申し上げます。<有償対応>
(ウ) 「再調査」の結果、新たに異なる原因により漏水(雨漏り)が再発していた場合は、再調
査費用をご請求申し上げます。<有償対応>
【個人情報の取扱い】

ご依頼主様、関係者様の個人情報は、弊社が公開しているプライバシーポリシーに従い取扱います。

弊社のプライバシーポリシーは、弊社 WEB サイト(http://www.medec.jp/)をご参照ください。
【MEDEC お問い合わせ先】
電話:045-774-5777(月~金
9:00~18:00
休日、年末年始を除く)
弊社 WEB サイトのお問い合わせフォームからも受け付けております。
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TEL:045-774-5777
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