Ogikubo News No.71 ルールやマナーを守る 友達を思いやる気持ちが大切! 東京都立荻窪高等学校 Ogikubo News No.71 東京都立荻窪高等学校 平成27年3月25日 発行 TEL 03-3392-6436 1年間を振り返って 〒167ー0051 東京都杉並区荻窪5-7-20 TEL03(3392)6436 FAX 03(3398)3284 学年末を迎えて 高校時代は、大人になるための準備期間です。 学校長挨拶 第6回卒業証書授与式挙行される 荻窪高校では大人として社会人として、しっかり 三田 と生きていくために必要な「規範意識」と「社会 芸術鑑賞教室ミュージカル『ブッタ』に感激 紀房さん『ドラゴン桜』著者 来校 性」を生徒の皆さんに学んでもらっています。修 了式を無事終えた皆さん、進級おめでとうござい ホームページもご覧ください。 http://www.ogikubo-h.metro.tokyo.jp ます。いよいよ4月には新入生が入ってきます。 1年生は2年生になり、先輩として、荻高の中心 として活躍が期待される時期に入ります。3,4 年生も最上級生として、新入生や2年生たちを暖 かく見守りながらの活躍が期待されています。桜 の花の咲く頃、咲くとは、花が笑うことだそうで す 。 自 覚を 持 っ て生 徒 全員 、 咲 き誇 っ て (笑 っ て)新学期を迎えてください。 芸術鑑賞教室ミュージカル「ブッタ」 3月16日(月)、立川にある東京 がある人もいました。今回のミュー 都多摩教育センターホールで、芸術 ジカルが原作とどう違うか知りたい 鑑賞教室を実施しました。今年度は という声もありました。わらび座に 劇 団 わ ら び座 に よる ミ ュー ジ カル よる「ブッタ」は、迫力ある歌と踊 一年を振り返り、新たな目標をもとう 冬、固い蕾だった校庭の木蓮が咲き 始めました。たゆみない自然の営みを 感じます。昨年4月の始業式で①目標 をもった高校生活を、②人間性を培っ てほしい、③いろいろなものにチャレン ジをと3つのお願いをしましたが、この一 年を振り返って、実践できたでしょうか。 皆さんは、昨年の4月に比べ自分に新 たな力が着いたと実感できるものが必 ずあると思います。まず授業を受けて 単位を取った科目。次に部活動や資 格等の成果。また体験やそれを通して 身に付けた見方・考え方。平成26年度 はマイレージで例年に比べ多くの生徒 が漢検やP検、英検をはじめとする資 格を取得していました。少しでも視野が 広がったと感じることがあれば成長をし ているのです。苦労したことも良い経験 となります。この一年を振り返って自信 をもってほしいと思います。 さて、3月14日、5期生・6期生の179名 が卒業していきました。落ち着いた良い 卒業式でした。定時制課程での卒業 までの道のりは、限られた時間のやりくり 「ブッタ」が上演されました。会場 りで、原作を知っている生徒も知ら 目次: 時間を守る荻高生。1時間前から会 い う 間 の 2時 間 1 0 分 だ っ た よ う で 記事のタイトル 1 第6回卒業証書授与式挙行 1 場前で待ち構える生徒もいました。 す。1年生は73%、2年生は52%、3 三田 雨が降りそうな曇り空の中続々と生 年生は39%の生徒が「ブッタ」を鑑 送辞 2 卒業式ギャラリー 3 徒 が や っ てき ま した 。 「ブ ッ タ」 賞しました。来年度の芸術鑑賞教室 は、漫画家手塚治虫さん原作で、生 は映画を予定しています。楽しみに 徒の中には原作をすでに読んだこと していてください。 紀房さん講演会 裕之 目 も標 とを う ! 第6回卒業証書授与式挙行される。 が例年と違ったので、皆さんが迷わ ない生徒も、圧倒され、フィナーレ ないか、少し心配でした。しかし、 の拍手がやみませんでした。あっと や時には厳しいものがあり、苦労も あったであろうこと、途中であきらめる ことなく続けてきたからこそ卒業の日 を迎えることができたことをねぎらいま した。この一年を振り返る時、皆さん も途中であきらめることなくここまで続 けられたことに自信をもってくだい。 自分の意志で入学した高校です。必 ず卒業するとの強い思いをもって 日々過ごしてほしいと思います。 その時に大切なことは、最後まで気 を抜かないことです。サッカーの試 合では、勝っていながらも残り5分で 逆転された例もあります。9割を半ば とするという教えもあります。一生懸 命積み上げたものを最後にダメにし てしまうことがないよう、最後まで気を 抜かないで学校生活を送ってくださ い。 卒業までの限られた時間を有効に 過ごすためにも、春休みはこれまでを 振り返り、4月以降の新たな目標をつ くって新学期を迎えてください。 学校長 遠山 2 答辞 3 芸術鑑賞教室 4 3月14日(土)午後1時30分から本校体 た。在校生の送辞は卒業生への感謝が、 育館で卒業式が挙行されました。卒業生 卒業生の答辞には荻窪高校への未来を託 は3年生が135名、4年生が44名の計 す気持ちが感じられました。そして卒業 179名。卒業生は皆、荻窪高校での充実 生は、「旅立ちの歌」と保護者や在校生 した高校生活を送れた満足感からか、終 の拍手に送られ、それぞれが決めた進路 始笑顔で一杯でした。 に向けて巣立っていきました。これから 来賓、保護者、先生方が見守る中、始 始まる新しい1ページが多くの冒険と幸 まった呼名。卒業生の「はい」という声 福に満たされますように、在校生の皆さ はとても大きく、体育館に響いていまし ん、改めて卒業生を祝福しましょう。 Page 2 Ogikubo News No.71 Ogikubo News No.71 三田 紀房さん講演会 取り17~18万円、これも独立 三田紀房さんが荻窪高校に来校し して生活できる金額だそうです。 ました。目的は2年Ⅱ部、Ⅲ部の お金の話はタブーという雰囲気が 総合学習での講演のため。ドラゴ 家庭にはあります。それはお金に ン桜はドラマにもなり、なじみ深 執着するあまり、けちになったり いのに加え、視聴覚室の各席に現 嘘をつくようになる人間にはなっ 在モーニングで連載中の『インベ てほしくない親の願いがあるから スターZ』の小冊子が用意されて だそうです。しかし後数年以内に いて、生徒たちは座るなり興味 社会人になる生徒たちには、自分 津々。早速読み始めたり、どの人 の生活がまかなえるようになって だろうと目で探し始めたりしてい ほしい、それができると幸せの形 ました。 がとれる。そうなってほしいとい 講演内容は受験の話ではなくお 金の話。『インベスターZ』は中 卒業式ギャラリー 2月16日 『ドラゴン桜』の著書で有名な Page 3 う三田さんの熱い思いが伝わる講 演会でした。 学生がお金を運用する物語。小冊 最後の質問コーナーでは「ドラ 子を見ていた生徒はすんなり講演 ゴン桜でどれぐらいお金をもらっ に入っていきました。サラリーマ たのですか?」「漫画を書くとき ンの生涯賃金は3億円から1億5 に大切なこと気をつけることを教 千万円。3億円相当の包みを持つ えてください!」の生徒の問に真 体験をした生徒は、「持てるけど 摯に答えてくださいました。印税 重たい」と。なぜこの金額?2億 は10%単行本1冊500円とし 円は、家庭を持って子供2人を大 て・・・思わず指を折る生徒も多 学へ行かせ、家も持てる金額だそ く見られました。三田先生有り難 うです。そして大卒の初任給は手 うございました。 送辞 春まだ浅く、風に冷たさを感じられる今日この頃、卒業生 の皆さま、本日はご卒業おめでとございます。 在校生代表としてお祝いの言葉、そして感謝の言葉を贈ら せていただきます。 生涯賃金を持ってみよう。 3億円相当の包みです。 在校生代表 関 笙華 す。私が生徒会長になって困難にぶつがった時に、先輩方は 困ったことがあったらいつでも相談してね」と励ましてくだ さり、先輩の部活動引退前の最後の試合では、私が勝ったと きに、自分のことのように泣いて喜んでくれました。時には 荻窪高校に入学し、初めて先輩方と出会った対面式の日を 厳しく、時には優しく励ましていただいた時の感動や喜びは 思い返すと、懐かしさで胸がいっぱいになります。新しい環 決して忘れることができません。私たちは先輩たちが残して 境、見ず知らずの先輩、高校生活の始まりは不安ばかりでし くださった歴史と伝統を受け継ぎ、これからは私たちがこの た。しかし、その不安もすぐになくなりました。それは、私 荻窪高校を引っ張っていきたいと思います。人生で迷ってし が部活動や生徒会に入り様々な活動を通じ、いつどんなとき まったときには、この三年間の積み重ねが背中を押してくれ も先輩方が優しく親身になってくださったからです。荻窪高 ます。どうか卒業されてからも荻窪高校で学んだととや経験 校は三部制の学校ですが、文化祭では部を超え、学年を越え したことを活かし、それぞれの夢に向かって大きく羽ばたか 団結し、荻窪高校一丸となり、一つの文化祭を作り上げまし れますようお祈り申し上げます。今までありがとうございま た。三部制であるからこそできる荻窪高校の良さがありま した。本日はご卒業おめでとうございます。 答辞 磯角 純花 寒さの厳しかった冬も終わり、桜の花が咲き始める季節 送っていましたが、2年生になって学校に来られなくなってしまいま となりました。本日この良き日、私たち179名は自らの手で した。1年生後半から始めたアルバイトのせいであったと思うのです 夢を掴む為この荻窪高校を卒業します。私の胸の中には、 が、何としても学校に来ようという強い気持ちがなかったのも事実 数えきれないほどの思い出が昨日のことのように思い浮か です。そんな私がなぜ生徒会長になったのでしょうか。色々といい びます。三年前の春、新しい制服に身をつつみ、私たちは 加減なことの多かった私ですが、生徒会の活動だけはきっちり一生 大きな期待と少しの不安に胸を高鳴らせていました。私は 懸命やっていたという自信を持って言えるからです。生徒会役員で 後期入試で入りました。本当に入りたかった高校ではな あるということは、私の荻窪高校生活を支える一本の大きな柱でし く、実は不本意入学でした。しかしすぐに軽音部に入り、 た。今日卒業を迎えた179名の3年生、4年生は皆それぞれにその柱 ずっと憧れていたバンドを組んだことで、学校生活が輝き があったはずです。友人、部活、将来への夢。そしてこの荻窪高校 始めました。また1年生後半には生徒会役員に立候補し、生 で得た知識や経験。この3年間支えてくれた先生方や友人、家族や保 徒会活動に関わるようになりました。充実した高校生活を 護者に心から感謝の気持ちを述べて答辞とさせてください。
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