No.89 No.89 発行人 染野 貴寛 発行所 発行人一般社団法人 染野 貴寛 千葉県社会福祉士会 〒260-0026 千葉県千葉市中央区千葉港7-1 発行所 一般社団法人 千葉県社会福祉士会 塚本千葉第5ビル3F 〒260-0026 千葉県千葉市中央区千葉港7-1 TEL043-238-2866 塚本千葉第5ビル3F FAX043-238-2867 TEL043-238-2866 http://www.cswchiba.com/ FAX043-238-2867 E-mail:[email protected] http://www.cswchiba.com/ ※ 点と線はメール配信でも読めます! E-mail:[email protected] ※ 点と線はメール配信でも読めます! 子日わく『歳寒くして然る後に、松柏の後凋(こうちょう)を知る』 子日わく『歳寒くして然る後に、松柏の後凋(こうちょう)を知る』 春に艶やかに咲き誇り、人々を魅了する桜のようにはいかなくとも、 春に艶やかに咲き誇り、人々を魅了する桜のようにはいかなくとも、 夏に繁茂する彩色豊かな草花のように、優雅な香りを醸すこともなく、 夏に繁茂する彩色豊かな草花のように、優雅な香りを醸すこともなく、 秋の紅葉のように美しく街を染めてこぼれ落ちる情緒を演出することはできなくとも、 秋の紅葉のように美しく街を染めてこぼれ落ちる情緒を演出することはできなくとも、 力強く大地に根を張り、いつの季節も青く、雄大にいきいきと存在する大樹のように。 力強く大地に根を張り、いつの季節も青く、雄大にいきいきと存在する大樹のように。 親から子へと、 私たちから地域へと、福祉の種は紡がれながら、いずれ大樹が育つのでしょう。 親から子へと、私たちから地域へと、 福祉の種は紡がれながら、 いずれ大樹が育つのでしょう。 私たちの蒔いた福祉の種は 10 年後、50 年後、どんな樹に育つのでしょうか? 私たちの蒔いた福祉の種は 10 年後、50 年後、どんな樹に育つのでしょうか? 2 《特集1》 「福祉を伝える」 《特集1》 「生活困窮者自立支援法を語ろう」 「福祉を伝える」 52 《特集2》 《特集2》 「生活困窮者自立支援法を語ろう」 7 5千葉県社会福祉士会オープン化への取り組み 千葉県社会福祉士会オープン化への取り組み 8 7社会福祉士のわ 社会福祉士のわ 9 8活動紹介「広報部会」 活動紹介「広報部会」 109日本社会福祉士会 全国大会レポート 10事務局便り 日本社会福祉士会 全国大会レポート 12 12 事務局便り -1- 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 法人も十年経過し、更なる地域 週に一度は利用してくれています。 が当施設で行われています。平均 らこ そ、こ れ から の福 祉を担う 若 普遍的真理は 存在しま せん。だ か ても今の人間が決めていること。 いま す 。 国 連 障 害 者 権 利 条約 に し えず作り上げる姿勢が大切だと思 と同時に、他の視点はないか、絶 それで終わりでなく、それを守る 検討を重ね「新倫理綱領」を作成。 永 遠 の テ ー マだ と 思 い ま す 。 利 用 「意思決定支援」の議論をみても 策委員会での論点の一つである に 関 す る 政 府報 告 検 討 の 障 害 者 政 論 点 の 一 つ で あ り 、 且 つ 権 利 条約 論議している社会保障審議会での 者総合支援法の三年目の見直しを す 。 そ れ 自 体が 難 し い 課 題 。 障 害 を知り、力を伸ばすことは重要で も っと 大 切 な こ と は 利 用 者 の 横 に 者たちが作り上げていく必要があ 依頼の文 書に「福祉と は何か」 立ち 、同じ 方 向に向か って 歩き 出 貢 献 を 念 頭 に 、 国が 「 社 会 福 祉 法 げたのと並行し、「つくばね会在り とありました。法人の目的が地域、 すことこそではないかと。 特集① 福祉を伝える 石橋 誠 社会福祉法人つくばね会 理事長 〔いしばし まこと〕 方検討委員 会」を作り 、職員、理 社会の福祉 向 上と 書き ま し たが第 「幸せ」とは、幸せを追い求める 者に向き合う、それも重要ですが、 事、評議員有志で検討。その結果 一義的には 利用者に対 す る福祉サ 行 為 と も 言 いま す 。 福 祉 = 幸 せな ります。 の 一 つ に 「 子ど も ( 特 に 貧 困 ) の ー ビ ス の 提 供 、 ニ ー ズ に 応 え るこ 人の在り方 検討委員会」を立ち 上 支 援 」 が あ り 、我 孫 子 自 主 夜 間 中 の福祉の向 上を掲げて ま いりまし 立当 初から 、 地域 、我 孫 子 市全 体 地 を お 借 り し法 定 の 事 業 所 に 。 設 所から平成 十 六年に我 孫子市の土 ます 。職員 に「法 人の 理念は 〈守 というより「作る」ものだと思い とはおこがましいですし、伝える 「ベテランから福祉を伝える」 ました。テーマが「福祉を伝える」。 場で今回のこの原稿の依頼を受け 駅 前 教室」 を 開 所。 そ の開 所 式の あるいは福祉とはそういうことな です。そうか、利用者との関係、 とでなく、同じ方向を見ること。」 とは互いが向き合い見つめ合うこ 以前に読んだ「星の王子様」の「愛 若い時ですが、福祉の仕事に従 ていく。そんなイメージが「福祉」 「福祉って何?」と考えながら歩い 「生きるって何?」 と思い当たった言葉がありました。 「人間って何?」 事 し あ れこ れ 模 索 す る 中で 、 は っ だと思います。 ら同じこと。利用者と一緒に、そ た。具体的な一つが、施設の開放。 る〉ものでなく、職員自らが〈作 のか。いや、むしろ福祉にこそぴ とです。 障害者のサ ー クルは 無 料で 、町内 る〉もの。」だと話しています。十 っ た りな 言 葉 だ と 。 利 用 者 と し っ 学とコラボ し八月「夜間中学湖北 会の会合には低料でお貸ししてい 年を経過に設立当初作成した「 倫 かり向き合 い、本 人を 知り、課題 います。皆が一列でなく横並びで、 の横には親 、職員、行 政の職員も ます 。近隣 の二つの町 内 会の役員 理綱領」を再検討。職員で一年弱 つくばね 会は、小規 模 福祉作業 会、防災、ボランティア等の会議 -2- 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 市川市社会福祉協議会 こうたろう〕 山口 光 太 郎 〔やまぐち 福祉協議会(以下「社協」)の取り けて いく 」 こ と を 目 的 と す る 社 会 も起こりうる。 福 祉 を 学 ぶ 機 会が 一 切 な い ケ ー ス 「共育ち」を紡ぐ先に… 認識していくことが求められる。 をど のよう に 捉え いく のかを共有 組 み は 、 全 て 「 福 祉き ょう いく 」 〝 子 ど も の 育 ち 〟 に 応 じ た「 体 験 進事業をは じ め様々な 事業に取り いちかわ社協では、地域福祉推 「総合的な学習の時間」と「福祉」 うことも挙げられる。例えば、車 学習目標をどこに設定するかと い 題として、各発達段階において、 ま た 、 体 験 学 習 に 携 わ る 際 の課 うことを意識している。子どもた の福祉関係機関にも参画してもら の 地 域 に お 住ま い の 住 民 ) や 近 隣 った際、可能な限り地区社協(そ 中 学 校 か ら 体 験 学 習 等 の 依 頼が あ につながると言える。 組んでいる。その中でも特に「福 イスを使用 し た体験学 習を行うに ちにとって〝よく知らない大人〟 現 在 、 い ち かわ 社 協 で は 、 小 ・ 祉き ょう い く 」 の 象 徴 的な も のと あ た り 、 小 学 校 四 年 生 と 中 学 校三 学習」とは…? して「小・中学校への総合的な学 が 伝え る の で は な く 、 同 じ 地域 に がっていくと考えるからである。 年生とでは 、児童・生 徒が 感じる こ と も 多 い 。 事 前 に 学 校( 担 当 の 私は、社協の役割は、いろいろな 習の時間への支援」が挙げられる。 ま た関 係 者 や 当 事 者 等 の 講 師 派 遣 先生)と授業計画や学習目標につ 〝 つ な が り 〟を 紡 ぎ ・ 育 む こ と だ 住む信頼できる大人たちと「共育 に 関 す る 相 談な ど が 主 な 内 容 と な いての確認は行うが、学校によっ と捉えている。 「総合的な学習の時 こ と は 違 い 、 ま た 学 習 の 先に あ る る。そもそも「総合的な学習の時 て「福祉」に対する熱意も違え 間」を含めたいちかわ社協の取り 福祉の分野において、車イスやア 市川市社会福祉協議会(以下「い 間 」 は 、 福 祉分 野 を 学 ぶ た め の 時 ば 授 業 計 画・目 標 も 様 々 で あ り 、 組みが、一時の体験で終えてしま ち」をしていくことが、これから ちかわ社協」 )では、一般に称され 間で はな く 様々な テー マが 挙げ ら 〝 と り あ え ずメ ニ ュ ー を こ な す 〟 うのではなく、〝今後〟や〝未来〟 期待も異なって然るべきであるが、 る「 福 祉 教 育 」 を 「 福 祉き ょう い れ 、ど の テ ー マ を 取 り 上 げ る の か という風潮も否めないところがあ へ つ な が る 「 機 会 」 に な りう る よ イマスクを 使用した体 験学習の講 く」と表している。それは、 「きょ は学校によって異なってくる。一 る。今後、いちかわ社協としても う 、 働き か け を 積 み 重 ね て いき た の〝福祉きょういく〟に大きく広 ういく」には、〝教え、育てる〟 方で、小学校と中学校とで学区域 提供できることのカードを改めて い。 授業内容は全く変わらず…という という意味だけでなく〝「共に」 が 異 な る 状 況も あ る た め 、 小 学 校 見直しつつ、一担当・一学校だけ 師やボランティアに関する講演、 そして「協力して」育ちあい、成 と中学校でそれぞれ福祉をテーマ で は な く 市 域 全 体と し て 「 総 合 的 いちかわ社協が取り組む 長していく〟という意味もあると に し た「 総 合 的 な 学 習 」 を 受 け る な 学 習 の時 間 」 に おけ る 「 福 祉」 〝福祉きょういく〟 考える か らで あ る 。こ の視 点から ケースもあ れば、在学中九年間に 「教育」と「共育」 ・ 「協育」 すると、「地域で安心して暮らし続 -3- 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 麗澤大学地域連携センター 大 学が 持 つ 大き な 知 的 資 源 は 人 啓 発や 子ど も の 居 場 所 づ く り に 取 した。また、ボランティア活動の の有志によって近隣中学校の学習 ト や 音 楽 祭 な ど の イ ベ ント を は じ 財ですが、教職員・学生だけでな り組 んで い る サークルもあ ります 。 の紹介や講義講師も担当いただき め 、 様 々 な 地域 連 携 事 業 を 展 開 し く生涯学習講座の受講 生など経験 障が い者や 社 会的マ イ ノリ ティを 包 括 的 連 携 協 定 に 基づ き 、 地域 の てきました。東葛近隣市に立地す や特技も多様です。また地域課題 抱 え る 人 に 対す る 偏 見 を 減 ら し 、 支援ボラ ン ティアが立ち 上が りま る 大 学が 加 盟 す る コ ン ソ ー シ ア ム への関心度も異なるた め、一様に 相互理解を深 めること を目的とし ました。 では地域課題に対して学生がアイ 社会活動を勧めても期待した成果 た『 ヒュー マ ンラ イブラ リ ー 』 の 多 主 体 交 流 を 図 る フリ ー マ ー ケ ッ ディア提 案す る取り組 みもあり、 は見込めません。しかし、彼ら個々 取組 みを 、 地域 イベ ン トと して 試 砂川 亜里沙 本学で泊まり込みのワークショッ 人の興味に 合った企画 や情報提供、 みるゼミも あ ります 。 社会福祉の ありさ〕 プも 行ったこ とがあ り ます 。その 多様な地域人財と出会う場がある 〔すながわ よ う な 学生 ・ 教 職 員 の 特 技 や 研 究 プロではない彼らですが、地域の 姿が 同年 代 や 子ど も た ち の ロー ル と、主体的に課題や活動に取り組 や道徳、多様な人がいる社会を受 モデルとな り 、多様性 を許容す る 分 野 を 活 か し 、 地 域 関 係 者と 連 携 献活動の体 制を整える べく、平成 け 止 める 広 い視 野 を 築 く た め の 貴 まちの素地となることを期待して 方々のご協力をいただきながら活 されるようになり、平成二五年度 二七年四月 に 地域連携 センターが 重な機会です。真のグローバル人 い ま す 。動 き 始 め た ば か り の 当 セ むようになります。そのような経 か ら は 高 等 教育 機 関 が 地 域 コ ミ ュ 発 足 し ま し た 。 セ ン タ ー 発足 後 は 財とは語学力が長けているだけで ンターですが、地域交流活動はも した活動が段々と広がりを持ち、 ニティの核となるような全学的な 大学間連携 の震災復興ボラ ンティ はなく、相手の気持ちを思いやる とより、正課の授業においても、 動に取り組 み 、悩みながらも進ん 取り組みに対して助成を行う国の アへの学生派遣や学生によるボラ 想像力や物 事に対する 行動力があ 地域 社会へ の 多様な関 わ り方を用 験は学生達にとって、学内だけで C O C 事 業 ( 地 知 の拠点整備事 ン テ ィ ア セ ン タ ー の 活 動 支 援な ど る人物です。そうした力を培う実 意することで、勇気を出して始め 学外からの連携企画の 打診も増加 業 ) も 始ま り ま し た 。 様 々 な 社 会 社会福祉的活動が活発化したこと 践の舞台が地域であり、地域と協 ようとする学生たちの背中を押し、 大学の役割として教育・研究に 的課題を解決するために、大学の から、地域 社会福祉協 議会と 大学 働する機会を創っていくことは、 社会が抱える問題を自分事として でいます。そのような学生たちの 持つ知的資 源 を 社会に 積極的に活 との連携も育ちはじめています。 大学の個性も出る重 要な 取り組み 捉えるきっかけづくりに繋がれば は得られない社会人としての素養 用す るこ と が 求 め ら れ て きて いま 学びを地域課題解決の 実践に生か と言えます。 してきたことから、本学の社会貢 す。こうした流れの中、本学では す教育手法であるサービスラーニ 並び社会貢献が教育基本法に明示 地元の柏市 、柏商工会 議所、協同 ( ) と願っています。 ングの講義では、ボランティア先 学内では英語教職課程履修学生 組合光ヶ丘商店会と締結している -4- 自 己 肯 定 感を 損 な う 恐 れ が 思う。 開催しました。その内 容を今号の ーチと視点が必要です。自 を発揮できるようなアプロ い る 人 た ち が 地 域 の 中で 力 支援をされる側と見られて 合う 関係が大切なんです 。 り か ね ま せん 。 相互 に 支 え 仕方。 「困っている」という し た いの は ア ウ トリ ー チ の シ ャ ル ワ ー ク で す ね 。注 目 まさに武器を持たないソー さ ん が 語 ら れ て いま し た 。 及 して い る 」 と 前号 で 渋 沢 粋 な ソ ー シャ ル ワ ー ク を 追 中 核 支 援 セ ン ター は 「 純 特集としています。 らが「価値のある存在だと 意 識 のな い 人 に ど う や っ て 松本 生 活 困 窮 者 支 援 事 業 の法 感じられる」こ とが 重要と ソ ー シャ ル ワ ー ク を 展 開 さ あ り 、孤 立 を 招 く 結 果 に な の精神・原理はなにか。そ 考えています。 保規(かわさきやすき)さん 方 が 多 い 。 民 生 委員 も し っ 川﨑 権 限 もな い。 関 係 を つく る かり地域を把握されている。 茂(しぶさわしげる)さん がうたわれ、その人自身に ことが大変で大切。今回の 僕たちに必要なのはそうい 渋沢 ご意見をいただきました。これま フ ォ ー カ ス を あ て て いる 。 自立 相談は混沌とす るかと う 地 域 の 人に 近 づ いて い く 拓馬(まつもとたくま)さん でも広報部会では、 『点と線』を読 ま た 、単 に 経 済生 活 困 窮 者 思ったが、明確に目的をも ことなのではないかと思う。 茂原は半分都市型で半分 んで「こうじゃないの?」と意見 の み に 対 象 者 を 絞 って い な っ て 相 談 に 来 る 方が 多 い 。 松本 対談者 こ に 社会 福 祉 士 が ど の よう 川﨑 ―前号の特集、 に 関 わ って い く か を 話 し 合 核 支 援セ ンタ ー を し なが ら 農村型の社会だと感じてい せているかでしょう。 【生 活困窮 者 自立 支援法を知る】 って いき たい 。こ の 制 度 の この事業を担当している。 る 。 困 っ たら 市 役 所 に 行 く をいただき、それに対して紙面で い の も 大 き な 特 徴だ と 考 え また、僕たちも住宅給付の 人口十五万人の都市で中 を読んだ会員の川﨑さんから、こ 特 徴 と して バ イ ス テ ィ ッ ク 中 核 支援 セ ン タ ーは 武 器 も 渋沢 の新しい制度の本質が十分に伝わ が 一 番 に あ げ て いる 個 別 性 反応する双方向の交流が生まれる て い る 。 その 中 の一 つ の キ 窓 口 にな る 、 社 協 の 貸 し 付 渋沢 っていないのではないか、という ことを望んできました。 ー ワ ー ド と して 「 孤 立 」 の けのプランをたてる等の武 的で、前号でご寄稿いただいた渋 す 。 支 援 をす る 側 、 さ れ る た く 正反 対 の 概 念 と 言 え ま 「孤立」は「自立」とまっ れ な い よ う に し な け れば と な と 思う 。 そ こ に 引 き ず ら 中核センター事業とは違う 器があるという 意味では 、 ご意見を一読者の意見として終わ 今回、川崎さんよりいただいた 問題がある。 松本 沢さんと松本さんに改めて依頼を 側という限定的な見方は、 ら せ ず に 、 そ れ を さ ら に深 め る 目 し、川崎さんと三名での座談会を -5- 特集2 「生活困窮者自立支援法を語ろう」 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 松本 川﨑 松本 て い く か は い か にも 社会 福 ア セ ス メ ント を ど う 進 め い。 るかを探っていくのは面白 本人の主訴がどこに出てく 隠 れ て い る か も しれ な い 。 う な こ と にも な に か 主 訴 が る 。 一 見 支援 に 関 係 な い よ 対に断らないようにしてい てくれと言われた時には絶 理想論ですが。同行訪問し ど う な っ た か よ りも 、本 人 と いうこ とな んで す 。 結 果 は 、 本当 にオ ーラ イ か? 」 多いですね。「結果オーライ る と う ま く い か な いこ と が 思 い ます 。 結 果 に 目 を 向 け 域という視点が持てればと のストレングス、そして地 個 人 の ス トレ ン グス と 家 族 き な い か な っ て 。 ま ずは 、 ラ ス 面を 引き 出 すこ とが で マ イ ナ ス 面だ け で な く 、 プ なかったと思う。 し て 国 が お 金 を 出す こ と は 気 の ソ ー シャ ル ワ ー ク に 対 と 思 う 。 今ま で こ れ だ け 本 社会福祉士の専門性がある ットワークづくり。そこに て い る 人 に つ な げて いく ネ ないので、そのことを知っ でなんでもできるわけでは 自 己 決 定 に 関 わ る 。ひ と り 度だと思う。人に寄り添う。 士とは?」と言っている制 し い 。あ る 意 味 「 社 会 福 祉 地域に埋もれた「困った」 す た めに 、関 係 機 関 に 周 知 祉士。これからは問題を複 が ど う 決定 す る に 至 っ た か 。 川﨑 を し て い くこ と も ア ウ ト リ 数抱えた対象者が増える。 の声を発見できる目を増や ーチですね。 い 情 報 って た く さ ん あ る 。 なるのではないでしょうか。 さ れ ると 情報 の 漏 れ がな く マイナンバー制度が導入 そ の プ ロ セ ス が 大事 だ と 思 地 域 特 性 に 合 わ せ るこ と 川﨑 いろいろな知識が要求され っ て い る 。 そ こ を 本 人と 一 緒 に 考 え 、 揺 れ るこ と だ と 理だ けど 、人に 頼って いく 千葉市とか、規模も大き その方がどういう価値観を 全 部 を 完 璧 に 知 る のは 無 る。 を こ の 制 度は 明 確 に 出 し て 渋沢 今 まで の 制 度 は 申 請 主 義 こ と も 大 事だ よ ね 。 横 の 関 いし、大変ですよね。十五 持っているかをよく知るこ いる。発想はよいと思う。 が 基 本だ っ た 。こ の 制 度 の 係 だ けで な く 、 縦 の 関 係 も 万人の都市だとなんとなく この地域をどうしていきた そんなにデジタルじゃな 醍 醐 味 は 「 困 っ たけ ど 言 え 見る 必要があると思う。 貧 見渡せる感じはある。 渋沢 ない人」 「困ったことに気づ 困 の 連 鎖 み た い な も のも あ 思っている。 いて な い 人」 そこ に お せ っ り、そういうことって大事 側 に な る と い う か たちで の 渋沢 かいをしにいくこと 。支援 だと思う。こういう課題っ 地域づくりも必要。 支援される側も支援する 対 象 を 限 定 して しま う と 支 て一発で決まるってことっ 問題を抱えている方と関 いかを考えていくことが難 地域の人々を巻き込んで、 わ って い く 中 で 、 そ の 方 の 松本 川﨑 援の網から零れ落ちる人た てそうないじゃないですか。 松本 ちが出てくる。だから線引 き を しな い 。 そ こ に 意 識 を も っ て い く の に 苦労 し た 。 -6- 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 松本 渋沢 松本 川﨑 とが大事。 制度に関わっていない人が ました。誰でも初めの一歩を踏み ほとんどだが、そういう人 に入会したけれども、具体的にど 出 す のは勇 気 のいる ことです 。で これまでは、稼働年齢層 に参 加 しやす くな る のか、新 しい ―対談を通じて、この制度へのか んな活動をしているのか分からな も 、みんな が一 つの目 的 に向 けて に も こ の 制 度 を 正確 に 知 っ 活動を企画・実践するにはどうす かわ り方 を 議 論し たな かで 見えて い、という 声 を よく耳 にしま す 。 同じ立場で話し合う、否定するの に 対 す る 支援 策 がす っぽ り 千葉県社会福祉士会 活動のオープン化に向けて 動き出しています! き たソ ー シ ャ ル ワ ー ク の あ り 方 、 会 では様 々 な 委 員 会 活 動 が行 わ ではな く どう した ら 出 来 る かを て も ら い た い 。 社会 福 祉 士 この制度でよく感じたの 社会福祉士としての立ち位置につ れ ていま す 。しかし、会 に入 り 何 考 える 、そんな 場 があ る ことが、 と 抜 け 落ちて い たよう に 思 れ ば いいのか、そんな ことを ざ っ が 、 会 議 のあ り 方 って 大 事 いて改めて考えさせていただきま が出来るのかと胸を躍らせている 会 にとっても オー プン化 への第 一 で あ れ ば 関 心 を 持 って も ら だということ。いかに幅広 した。また、この制度を社会福祉 多 くの会 員 にとって、それ ぞ れ の 歩になるのだと考えています。 う 。 今 回 の 制 度で や っと 若 く 意 見を 抽 出 し て い け る か 士が知っておくべきこと、経済的 委員会で誰がどんな活動を行って 千葉県社会福祉士会(以下、会) くば ら んに話 し合 う 場 所 を 作 り が カ ギと な る 。 些 細 な ア イ 困 窮 者 の み を 対 象 と し て いる も の いて、どうやって参加したらいいの 見をいただくだけでも結構です。 いたい。 デ ィ ア か ら 地 域 づ く りが す ではないことなど、様々な意見が か見 えにくいことが、会 の活 動 の まず、会のホームページにて「千葉 い 人 に も ス ポ ッ ト が 当て ら すんでいく。 交わされました。今後もこのよう 活 発 化 を 停 滞 さ せている 一 因 な 県社会福祉士会オープン化につい れた。 の暮らしに付き合わせてい なかたちで相互交流したものを紙 のではないでしょうか。 マ イ ノリ ティ は 、 適 応 の つな がった ネットワー クが仕 事 で る メンバー から は、活 動 を 通 じて 一 方 で、会 の活 動 に参 加 してい お待ちしています。 ださ い。みな さ まの初 めの一 歩 、 ての話し合いについて」をご確認く その場に参加できなくても、意 ただきたいと思っています。 面に残していければと思います。 しづらさにより孤立に陥り も 活 かさ れ た 、信 頼 でき る 仲 間 僕 は 、 マ イ ノ リ ティ の 方 今 は それ が 必 要 な の で は な やす い。マイノリ ティが い が見 つかった 、という 声 も 聞 こえ いかな? て あ た り ま え の 社 会 。だ か ています。 そこで、どう したらもっと活 動 らすべての人にとって生き や す い 地 域 を 作 ら な いと い けない。 多 く の 社会福 祉士はこ の -7- 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 ゎ 社会福祉士の 君津市役所 ( 渡辺 由郁子 わたなべ ゆかこ に惹かれ、目指し出したのが出発点 活、人生に関わり手助けできる仕事 な職業なのか調べる中で、相手の生 祉士という資格を知りました。どん かと感じます。 会福祉士として 働く魅力ではな い が仕事をしていて難しくもあり、社 が違い、パターン化できないところ す。その人その人で生き方や価値観 ☆今後の目標☆ 激は大きいものです。 で仲間との出会い、そこから得る刺 ) 高齢者、児童、障害等といった様々 上げに力を注いでいきたいです。制 茨城県生まれ。大学卒業後、介護 な分野を超えて幅広い知識が必要 と感じています。今後も日々の出会 支援していく中で相手との距離 福 祉士 と して 茨城 県内の 特別 養 護 であることを実感しました。虐待等 今年度、基礎研修Ⅱを受講してい い一つひとつを大切にして いきた 度の限界を感じることもあります 老人ホームで勤務。結婚後千葉市へ 緊急性の高いケース、家族各々が問 ましたが途中で研修に通うことが いと考えています。また、社会福祉 感をうまく図ることができ、本人自 ありますが、少しずつ地域福祉の底 まだまだ経験も浅く未 熟者では です。介護保険制度が始まって間も ない頃でした。 ☆実際仕事をしてみて思うこと☆ 転居し、市原市の直営地域包括セン 題を抱えるケース、近隣住民や民生 難しくなり、来年度に全課程修了を 士 を も っと 社 会 に 知って も ら え た が、うまくネットワークを構築する ターの嘱託職員として勤務。長女を 委員等から寄せられる相談では当 目指す予定です。研修はスキルアッ らと考えています。皆様、今後とも 身が糸口を見つけた際の嬉しさが 出産し木更津市へ転居。病院のソー 事 者 に 問題意 識がな いこ と も 少な プの場であると共に出会いの場で よろしくお願い致します。 市役所での社会福祉士の仕事は シャルワーカーとして勤務後、現在 くありません。様々なケースにぶつ もあることが新鮮です。大学時代は ☆まずは自己紹介☆ は君津市役所に在籍。今年三月まで かる中で自分の力不足を感じ、知識 同じ資格を目指す 友人がすぐ側に ことで補うこと、解決できることも 直営地域包括支援センターで勤務 の向上と援助技術を磨いて いく必 いたこと、意見を聞ける先生が身近 やりがいにつながっています。 し、四月に障害福祉課へ異動。第三 要性を感じました。相手から学ぶこ にいたことで、熱い思いを維持する ☆社会福祉士との出会い☆ と思っている社会福祉士です。 かけになりました。優しさだけでは 感したことが、基礎研修受講のきっ 常に学び続けることの必要性を痛 資格を持っているだけではなく 感じることもあり、モチベーション な技術は目に見えにくいのだな」と 説明が必要なことも多く、「専門的 会福祉士って何」というところから ことはできていました。現在は「社 ワ ー ク は と て も 重 要で 「 宝で あ る 」 あります。人とのつながり、ネット 子妊娠し現在は休職中で 現場経験 とも多くあります。 高校生で看 護師になりたいと思 何も解決できず、知識、技術、実行 が下がることもあります。そんな中 ☆研修について思うこと☆ 年数も浅いですが、これから学びを って医療に興味を持ちました。大学 力、様々なことが実践に求められま 深 めて 仲間づ く りも して いき た い 受験の小論文対策で初めて 社会福 -8- 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 活動紹介「広報部会」 千葉県社会福祉士会 広報部会員 山口 利史 活動風景 ★編集作業(発行二カ月前) 方も参加します。封詰 めをしなが 編集担当三名の部会員が集まり、 ら、仕事や趣味の話など会話を楽 ★編集会議(発行四ヶ月前) 発行までの流れを紹介します。 操作について互いに教え合いなが 落と しこ んで いき ます 。パソコン 執筆していただいた原稿を紙面に 報部会には、幅広 く学びあえる時 活 動 場 所 は 、柏 に な り ま す 。 広 活動の中心となる「点と線」の その 時々で 仕 事で 出ら れない仲 ら作業しています。そこで覚えた しみながら作業をしています。 間もいますが、毎回、 七、八名が 間 が あ り ま す 。 関 心 を 持っ て い た く楽 しむ こと ができ る 編集・校正 取 材や 執 筆 依 頼 、 記 事 を 人 よ り 早 議、自ら のネ ット ワー クを耕 せ る 仲 間と 意 見 を ぶ つ け 合 え る 編 集 会 聞いてみたかったことを初めて話 ません。点と線の執筆依頼として、 ん あ り ます が 、 そ れ だ け で は あ り 自 分 達 が 執 筆 す る 記 事 も もち ろ ★原稿執筆(発行四~二カ月前) ★印刷会社 へ入稿(発行一カ月 を最終レイアウトにまとめます。 テーマに合わせて書いたイラスト 部会長が最終的にチェ ックした 内などの同封書類を封詰めします。 原稿を印刷会社へ入稿 します。 会ってみたい大先輩に取材を申込 十名ほどで 作 業を しますが、三、 い。 ワード の 技 術 は 仕 事で も活 かせ ま ★校正作業(発行一カ月半前) 集 ま り ます 。 十 二 頁 の 紙 面 に 特 集 ー マ に す る か、 新 た な 企 画 が な い レイアウトに落としこんだ原稿 だけた方は事務局へご 一報くださ ホ ー ム ペー ジ の 維 持 ・ 管 理 ・ 会 か 議 論 し ます 。 仲 間 は 、 多 様 な 分 を二人ずつ三、四組の 校正担当が す。 のパンフレット作成などを行って 野から集 まって お り、 お互いの話 確認します。 全体の校 正内容を 確 記事、トピックスをど のようなテ い ます が 、 活 動 の 中 心 は 、 年 三 回 の深掘りは面白い!社会福祉士と 活動内容 の「点と線」の発行です。 認する二次校正の担当もいます。 ★最終編集 作 業 しての知的好奇心がここで発揮さ れます。そこでの盛り上がりが特 活動の楽 し さ 広報部会の 活動の良さは、共に 作 業 、 肩を 並 べ 、 完 成 品 を 封 詰 め す人に尋ねることもできます。仕 ★発送作業(発行一週間前) 部員の中には挿絵担当 もいます。 しながら 映画や音楽の 話で 盛り上 事 の 中 で 得 が た い 経 験 も で き ます 。 出 来 上 が っ た 「 点と 線 」 研 修 案 行う作業が多いところにあります。 集やトピックスに活かされます。 がるなどゆっ くり楽し める発送作 今回のように座談会を企画したり、 前) 業があり ます。 み、記事にすることもできます。 四時間かかります。部 会員以外の -9- 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 福祉実践への架け橋」 神奈 川県 立 こ れ は 、 基 調 講 演 「こ れ から の ぐ伝わ って き た。 阿部 先 生 が 研 ぎ これらを一言で表され、まっす それを共感することの大切さ。 つ 利用 者 さ んと 課題 を 解 決 し 、 うサイクルをまわし、ひとつず 三.課題→目標→実践→評価とい をささげつつ、社会や 地域に長い して私たちが向き合うことに全力 護る作りになって いる。個人に対 た。 西洋のお 城は民衆 の 「生」を その外側で「民衆」が暮らしてい り、石を積み重ね「お堀」を作り、 最高権力者で ある「お 殿様」を守 一人という「概念」 。日本のお城は の 先 頭 に 立ち 「 社 会 福 祉 士 な ら 、 な不動明王のように、わ たしたち りのはずの阿部志郎先 生が、巨大 ろされた。穏やかで小さなお年寄 器 の よ う に 頭 上 から 全 身 に 振 り 下 衝 撃 の 幕開 け だ っ た。 言 葉 が 鈍 か。 」 名前 に あ ぐら を か いて は い ま せん 「あなた方は、社会福祉士という が大事。 阿部 志郎 澄まされた実践をされてきたこと 歴 史 や 文 化 の 積 み 重 ね た 今 が ある ソ ー シ ャ ル ワー カ ー な ら 、 弱 い 人 日本社会福祉士会 全国大会レポート 先 生 の 話 を 聞 いて 、 し び れ た 三 人 が…。 ことを知る。私たちは 感性も磨き のために発言しろ、戦え」とあの 保健福祉大学名誉学長 組からの報告です。 「自分、何やってんの?」という 続け る 必 要 が ある。 魂 玉は すで に うに、染野に語りかける。 「実践は 「染野さん。頭冷やしてきていい?」 降壇した舞台の周囲を駆け回るよ した女性のように、旗 を持ち先導 有 名な 絵 画 の 中の 「自 由 」 を 象 徴 ソーシャルワーカーとして、 ていた。 組 み を 一 刀 両 断 され た 言 葉 と 感 じ 敷を広げた、とっちら かった取り うひとこと。自分の日常の大風呂 着手小局で物事をすすめる」とい ー の 魂 玉 を 必 死 に す く い 続け て い た 、 飛 ん で くる ソ ー シ ャ ル ワ ー カ 信 じら れ な い 阿 部 志 郎 先 生 が 放っ まで小さなお年寄りであることが 立 っ た 時、 生 返 事 の ま ま、 今 の 今 は宮間恵美子が何かを告げて席を と な り の 染 野貴 寛 ( 当 会 会 長) いて 、山﨑 泰 介 ( 当会 元会 長) も や ら わ から ず に い る と 、 宮 間 に 続 れる感情をどうやりくりしていい かしさで身体が固まる…。翻弄さ か」 と つ ぶ や き 、 我 に 帰 る 。 恥 ず 「俺は全然出来て ない じゃ ない は、柔軟な思考で課題を解決でき こと」そして、 「専門的知識だけで たそうだ) 、芸術書ばかりであった (もちろ ん仕事場には 山積みだっ 児科医の自宅には研究書はなく い た 発 達 障 害 の 類 型を 定 義 し た 小 分に欠けていたこと」「その名がつ と会場を 抜け出す。 しているように感じた。 演台にただの一枚の原稿もない、 自問自答が始まり、悶々とする中、 一時間の講演が終わったー。 宮 間恵 美 子 ( 当会 副 会 長 ) の 頭 次に続く人へつないでいかなけれ 一.情報収集を丹念に行い、生活 た。 しかし、これ まで の自戒なの 席を 立つところ だっ た 。山﨑の 左 ない。感性を拡げな さ い。 」 にリ フ レ イン され る 「 着眼大 局・ レベル、地 域レベルまで 視 野を か 、 未 来 へ の 希 望な の か 、 頭 の 整 目が妙だ。軽く驚く。感情的だが、 ばならない。」 広げて利用者さんと一緒に「今」 理はつか な い ままだ。 涙 は 見 たこ と が な い し 、 左 目 から ぼんやりと映像が浮かび上がる。 だけの涙は妙だから―。 降 壇 さ れ た 我々 の 旗 印 が 舞 台 袖 話しは続く。「軍国少年だった自 を捉えることの大切さ。 同時に、 二.課題解決は、地道 にコツコツ - 10 - 2015 年 12 月発行 点と線 89 号 に消え た 後、左目が霞んで いるこ と に 気づ い た 。 自 分 の 非力 を 思 い 知ら されて いた。市井 の人の中に 身 を 置 き た か っ た 。 彼 ら から も う お悔やみ 宅でご家族にお仕事のお話をされ っしゃる愛娘様のお話では、ご自 坂下 さんを と て も 尊敬 して いら ました。 で 叱 咤 く だ さ る も の と 思っ て お り いつまでも、いつまでもお元気 間に右手を挙げた。 振 り向 くと 染 雲 の 下 、 泣 き 笑い の よ う な 顔 の 宮 から出た。低く垂れ込 めた北陸の を 感 じ る 。 黙 っ て 歩 き 続け 、 建 物 歩遅れて、染野が後から来る気配 後を追 う ように、会場 をで る。数 数 秒 前 に 視 界 から 消 え た 宮 間 の かで力もないかもしれませんが、 なるように、我々はまだ人数も僅 流れになり、次第に大き な流れに に 集 まっ て 、 い つ か そ れ が 小 さ な で は 「小 さ な 泉 の い く つ か が 次 第 れ、翌年の当会ニュース『点と線』 に 設 立 準 備 委 員 から 会 長 に 就 任 さ 当会 が 産声を上げた一 九九三 年 坂下 さ ん 、 私 た ち 千 葉 県 社 会 福 した。 するべき態度を残してくださいま のお話からも、同職の 私ど もが修 す。身近にいらっしゃったお二人 シ ャ ル ワー カ ー で い ら し た そ う で エネ ル ギ ッシュ に 越え て い くソー 題から逃げず、向き合い、そして 一般社団法人千葉県社会福祉士会 二〇一五年九月七日 深 く 感 謝 す ると と も に 、 在 り し 野も半泣き だ。市井の 人に紛れる それぞれの持ち場で 国 民の 福祉 増 祉士会は未来に向けて、つなぎ さ ることはあまりなかったそうです。 二 〇 一 五 年 九 月三 日 、 千 葉 県 社 ように、並んで 歩 く。 宮間のと な 進 に 微 力 で も力 を 尽 く し て い き た さえ ま も り貫け る 社 会 福 祉 士を 日のお姿とご 功績を偲 び、 謹んで りに、見えないが阿部 志郎の気配 い と 念 願 し て い ます 」 と い っ た メ 養成し、集い、そして大きな流れ 坂下 さんと職場を共に した城戸さ を 感 じ る 。 そ の 阿 部 に 促 され る よ ッセージを書かれていらっしゃい を提供できるように一生懸命やっ 会福祉 士会の初代会長 坂下光 男 うに、古いのれんを く ぐる。すっ ました。我等の職の未来を信じて てみます。 一度学ぼうと誓っていた。 と 、 阿部 の 気 配 が 消 え る 。 同 時 に いた方です。八六歳で逝かれた坂 哀悼の意を表します。 空耳のように聞こえる声。「市井の 下 さ ん が 、 今 の 私 たち 社 会 福祉 士 ど う ぞ 、 ソ シ アル ダ ン ス の 合 間 んの話では、いつでも目の前の課 人たちから、ここ から 学び直しな をどう見ていらっしゃったのでし に 私 た ち の 歩 み が 正 し い かど う か 、 様がご逝去されました。 さい。」三人はカウンターの向こう ょうか。「まぁ一生懸命やることだ 会 長 染 野 貴寛 にいる「師匠」に注文を告げた―。 見守ってください。 いました。 そして、心よりありがとうござ よ 」 と 、 笑 顔と お 言 葉 が 目 の 前 に 現れるような錯覚を起こすほど、 失礼ながら素敵な方でした。 - 11 - 点と線 89 号 2015 年 12 月発行 朝夕冷え込む季節になりました。研修の秋、皆様いかがお過ごしでしょうか。 事務局便り 修 研 風邪やインフルエンザなど召しませぬよう、お身体ご自愛くださいませ。 等 ・ 行 事 の お 知 ら せ ○平成 27 年 10 月 17 日(土)(終了)、12月 19 日、1 月 23 日、2 月 20 日 ぱあとなあサポート開催予定 ○平成 28 年 3 月 5 日(土)平成 27 年度第 1 回臨時総会 ※研修等が新たに決定した際にはホームページに随時掲載致します。是非チェックしてください。 千葉県社会福祉士会ホームページ:http://www.cswchiba.com/ はじめまして! ** 新事務局員 2 名のご紹介 ** 「今年 7 月より事務局に入りました川井と申します。経理・総務として長く働いて まいりましたが、福祉との関わりは初めてです。皆様の活動を支えていけるよう、一助となれるように頑張りますの で、どうぞよろしくお願い致します!」 「今年 9 月より事務局に入りました、村上です。福祉関係の仕事は初めてですが、一日も早く会員の皆様のサポー トが出来る様に元気に頑張ります!」 ようこそ!千葉県社会福祉士会へ 氏名 岸 居住地 玲子 広美 館山市 益山 篤子 柏市 日高 達予 佐藤 秀子 富野 浩司 はるみ 大倉 三浦 竹村 館山市役所 社会福祉法人 讃寿会 小規模多機能ホーム かすが苑 船橋市 我孫子市 NPO 法人 わごころ 流山市 晴子 健 船橋市 社会福祉法人 南台五光福祉協会 やまぶき園 葉子 浦安市 あさりケアプランセンター 田代 洋一 木崎 吉男 木内 氏名 八千代市 別所 俵 勤務先 NPO 法人 たすけあいサポートアイアイ 享 章仁 浦安市 鶴岡 裕美 千葉市 河内 真弘 松戸市 NPO 法人 エス・エス・エス千葉支部 菜穂子 市川市 原町成年寮 矢野 小島 秀也 佐倉市 樺山 一成 千葉市 葛岡 俊枝 千葉市 稲葉 明美 野田市 みすゞ 千葉市 公樹 松戸市 千佳子 市原市 幕張テクノガーデン 昌欣 銚子市 島田総合病院 誠 船橋市 ディアフレンズ美浜 千葉市 増田 髙橋 宏之 千葉市 石野 糸瀬 悦子 千葉市 市川市役所 國保 静子 小川 知美 船橋市 障害福祉サービス事業所ベルサポ 山極 涼太 大塚 延男 井上 幸子 富里市 佐藤 滋洋 市原市 上村 由香 千葉市 オリックスケアプランセンター 塚越 俊輔 社会福祉法人 まつど育成会 和子 楠 介護老人保健施設 セントアンナナーシングホーム 社会福祉法人 千葉市手をつなぐ育成会 学校法人 千葉明徳短期大学 徳永 前田 鎌ヶ谷市役所 勤務先 石井 玉村 松戸市 居住地 千葉第一法律事務所 居宅介護支援事業所 恵光園 社会福祉法人 春陽会 印西市 松戸市 山口 航 船橋市 社会福祉法人 八街社会福祉協議会 ※正会員登録書「点と線掲載の可否」の項目で、可に○を頂いている方のみ掲載しております。(順不同・敬称省略) 平成 27 年 9 月末現在の会員数 正会員 1,378 名、 準会員 4 名、 賛助会員 2名 - 12 - 合計 1,384 名
© Copyright 2024 ExpyDoc