平成27年9月17日 作成 2015年 №3 - 乾燥作業には充分ご注意ください! - 状況 :台風の影響で、水害・圃場の冠水被害が発生しています。 影響 :「倒伏」、「穂発芽」、「刈遅れ」が見られます。 乾燥 作業前の Point 《分ける》 ・倒伏した籾と正常の籾を分けて刈取り。 ・高水分籾と低水分籾を分けて乾燥。 なぜ“分ける”の? 倒伏した籾と正常の籾、低水分籾と高水分籾を一緒に乾燥させても、水分を均一にすることが 難しく、低水分籾が胴割れになる可能性があります。 低水分籾の乾燥作業Point 《高水分籾と低水分籾は、別々に乾燥しましょう》 乾燥方法が異なるため、混入するとせっかくの良い籾も、正常に乾燥されなかったり 胴割れになる恐れがあります。収穫をより良いものにするため、ご注意ください。 ①低温で2~3時間乾燥(タイマー運転が好ましい) 乾燥作業により籾の温度を上げることで“水分を吸収しやすい性質”に変えます。 ②4~5時間以上、完全休止 休止作業により、バラツキのあった籾の水分を 比較的均一にすることができます。 ③乾燥作業を開始 玄米の中と外では、 水分の差が大きくなります。 休止することにより こういった水分勾配が 大きい現象も緩和できます。 再運転は水分管理に気をつけて行ってください。 手動水分計の正しい計り方 《20分以上籾で放置してから測定してください》 乾燥中及び乾燥直後の玄米を水分測定すると0.5~1%高い水分値を 表示する場合があります。正しい水分を計るために、測定する籾を 20分以上放置させてから、玄米で水分測定を行ってください。
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