《対談》 講師 文化財とファッション 京の美を巡って 公益財団法人京都古文化保存協会 常務理事兼事務局長 後藤 由美子 朝日新聞ファッション担当編集委員 高橋 牧子 高橋 牧子 後藤 由美子 千年の都・京都には、調査も保存もなされず、埋もれたままの文化財が数知 れずあると言われます。その奥深い世界の表も裏も知り尽くすのが、京都古文 化保存協会常務理事の後藤由美子さんです。対談の相手は日本を代表するファ ッションジャーナリスト、高橋牧子さん。時を超える力や同時代性など、それ ぞれの領域の特性を踏まえながら、美を巡る共通の感覚を探ります。光を当て るのは、世界が注目し始めた京の美、その核心です。 /////////////// 日 時 受 講 料 収益の一部を京都古文化保存協会に寄付します。 2015 年 10 月 25 日 日曜日 会員・一般 共に 3,024 円 14:30-16:00 ※受講料は消費税8%を含む金額です。 /////////////// <講師紹介> 後藤 由美子(ごとう・ゆみこ) 1982年佛教大学文学部卒業。専攻は仏教文化。大学卒業後、京都府内の寺院や神社などの ※ 文化財所有者で組織する公益財団法人京都古文化保存協会に勤務し協会が推進する文化財 保護事業、文化財愛護普及啓発事業を担当。中でも春と秋、年2回の非公開文化財特別公開 については、企画交渉から運営まで50回近く担い続けている。京都の寺社の信頼が厚く、寺社 や関係者の協力を得ながら、文化財を守ること、その魅力を発信して文化財の重要性を継承して いくことの意義を広く伝えている。2010年2月より同協会事務局長、11年10月常務理事兼事務局 長に就任、現在に至る。10年より佛教大学非常勤講師。 ※ 公益財団法人京都古文化保存協会 1948年 京都府内の寺院や神社などによって文化財所有者の相互扶助的な民間団体として 結成された。文化財保護法制定の2年前だった。1965年財団法人として認可を受け、2011年の 制度改革で公益法人に。文化財を保有する寺院や神社など約360の会員を擁する。京都市東 山区に事務局を置き、古文化財の維持保存並びにその文化的活用、文化財愛護への寄与な どを目指して、①観保持・環境整備保全事業 ②文化財講習会を始めとした古文化財保護対 策の調査研究事業 ③春と秋の京都非公開文化財特別公開や文化財修理修復相談会 『文化財ドック』の開催など古文化財愛護に関する普及啓発事業などを行っている。 <講師紹介> 高橋 牧子(たかはし・まきこ) 日本を代表するファッションジャーナリスト。ファッション業界紙の繊研新聞を経て、 2007年 朝日新聞社に編集委員として入社。ファッションと時代との関わりに関心を持ちながら、パリや ニューヨーク、東京など国内外のデザイナーコレクションや街の流行、ファッションビジネスなど を取材し続けている。多様な人の営みに向ける温かでふくよかな視線に定評がある。編著書 は『新ファッションビジネス基礎用語辞典』(チャネラー刊)、『日本のレトロ』(織部企画刊)、 『高橋牧子のトレンド分析』(朝日新聞デジタルAスタンド)など。朝日新聞紙面などでの連載は 「やせすぎモデル問題・美の基準とは」「モードの舞台裏」「ファッションってなに?」など。
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