愛知いのちの電話 ご 案 内 思い出してほしい あなたのそばに寄りそっていたい わたしたちのいることを…… 社会福祉法人 愛知いのちの電話協会 ● 名古屋いのちの電話 ● いのちの電話とは 1. はじまり 1953 年ロンドンのイギリス国教会牧師チャド ・ バラーがロンドンタイムスに自分の名前 と電話番号とともに「あなたのいのちを絶つ前に、私に電話ください」という 1 行の広告を 出しました。これが「サマリタンズ」( 良き隣人 ) の始まりです。 日本でのいのちの電話の活動は、ドイツ人宣教師ルツ ・ ヘットカンプらが中心となって、 1971 年東京で「いのちの電話」が創設されました。 2. 使命 いのちの電話の使命は「自殺予防」です。昨今わが国では自殺が多く 1998 年来連続して 3 万人を越えていました。2014 年には 2 万 5 千人に減ったとはい え、毎日 70 人の人が自ら命を絶っています。 自殺予防を使命とするいのちの電話の役割はますます重要なものになってい ます。 3. つながり 1977 年当時「いのちの電話」は日本全国に5ヶ所でしたが、この運動を全 国に拡大するため、「日本いのちの電話連盟」が結成されました。加盟団体は、 2015 年現在 50 センターとなっています。 4. 愛知いのちの電話協会の活動 愛知いのちの電話協会は 1985 年 7 月 1 日、全国 19 番目のいのちの電話とし て発足しました。現在 24 時間年中無休で電話相談・インターネット相談を行っ ています。 5. 新しい相談のツール 最近では若い人たちは電話ではなく、ネットを利用してコミュニケーション をとる人が多くなってきました。 いのちの電話ではインターネット相談を行って、さまざまな年代の利用者の ニーズに応えています。 いのちの電話の基本理念 1 24 時間体制で相談活動を行います。 2 相談員は無償の市民ボランティアです。 3 相談員は自ら研修し、相談員としての資質を高めます。 4 かけ手である利用者・相談員はともに匿名を貫き、相談の秘密は絶対に守ります。 5 かけ手である利用者・相談員はともに宗教・思想・信条を尊重します。 6 相談の限界になった場合は必要に応じて他の社会資源を活用します。 ● 1 ● いのちの電話ネットワーク ● 2 ● 一般社団法人日本いのちの電話連盟 統計から見る名古屋いのちの電話 1985 ~ 2014 年 総受信件数 総計 435,751 件 内訳 男性 219,027 件 女性 216,724 件 表 1 年別受信件数 1985 年 1986 年 1987 年 1988 年 1989 年 1990 年 1991 年 1992 年 1993 年 1994 年 1995 年 1996 年 1997 年 1998 年 1999 年 男性 1,465 3,626 4,721 7,603 6,979 5,670 4,970 5,210 6,069 5,514 6,025 6,038 6,301 5,989 7,364 女性 1,905 4,071 4,700 5,224 3,905 3,469 3,836 4,094 4,306 4,125 3,911 3,966 4,940 6,392 8,289 無言 573 1,466 2,227 4,356 4,232 3,504 2,882 3,189 3,306 2,981 2,385 2,285 1,942 1,913 2,610 計 3,943 9,163 11,648 17,183 15,116 12,643 11,688 12,493 13,681 12,620 12,321 12,289 13,183 14,294 18,263 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 男性 9,800 8,114 9,173 9,215 8,647 8,992 8,519 8,799 9,477 10,493 9,682 9,012 9,984 8,282 7,294 女性 8,357 8,749 8,010 7,885 8,348 8,546 8,743 10,916 13,177 13,281 12,296 12,679 10,688 9,688 8,228 無言 3,962 2,617 2,783 3,184 3,051 2,223 3,090 2,792 3,310 2,944 3,354 2,892 2,924 2,604 2,175 計 22,119 19,480 19,966 20,284 20,046 19,761 20,352 22,507 25,964 26,718 25,332 24,583 23,596 20,574 17,697 表 1 は年別受信件数です。通常ダイヤル・自殺予防ダイヤル・震災ダイヤルを含みます。 無言(不明) は 83,756 件ありましたが受信件数に含まれていません。無言 (不明) は電話が繋がっ たにも関わらず話すことへの戸惑いを持つ利用者からの電話が多いのです。自身の辛さや悲しさ を誰かに話すことの第一歩はとても勇気のいることなのです。 図 1 は年別受信件数の推移です。2009 年から減少傾向です。これは相談員の減少のためにつ ながり難い現状によるものです。 25,000 20,000 女性 15,000 男性 10,000 5,000 0 1985 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 図 1 年別受信件数の推移(男性数 + 女性数) ● 3 ● 通常ダイヤル 1985 ~ 2014 年 受信件数 総計 432,741 件 最近 3 年間の受信状況 表 2 受信件数 受信件数 男 女 24 時間 ・365 日眠らない電話「通 内自殺傾向 計 男 女 常ダイヤル」の相談件数は 432,741 計 2014 年 6,835 7,897 14,732 813 932 1,745 2013 年 7,619 9,170 16,789 741 1,149 1,890 2012 年 9,235 10,180 19,415 899 1,320 2,219 件になりました。 表 2 は近年3年分の相談件数です。 図 2 は 問 題 別 の 相 談 状 況 で す。 2014 年 の 件 数 の み 図 に 表 記 し ま し た。 7,000 様々な心の不調や病い ・ 症状を訴 6,000 える内容の電話が多い状況です。 その中で人間関係(対人や家族関 5,000 係)の相談が増えてきています。 4,000 図 3 は年代別相談状況です。 40 歳代が最も多く、30 歳代 40 歳 3,000 代の年齢層で 54% を占めています。 2,000 表3は自殺傾向の内訳です。 自殺傾向率は 11%台を推移してい 1,000 その他 情報 精神 身体 男女 対人 教育 夫婦 家族 経済 職業 思想・人権 人生 0 ます。 「念慮」が 90%以上を占めて いますが「実行中」が 2014 年にも 10 件ありました。人命第一・危険回 避を最優先に考えて辛い気持ちを聴 図 2 問題別受信状況(2014 年のみ件数掲載) く対応を心がけています。 70歳以上 1% 60代 8% 不明 2% 9歳以下 0% 10代 3% 20代 13% 50代 19% 30代 23% 2012 年 2013 年 2014 年 11.4% 11.3% 11.8% 念慮 2,058 1,759 1,609 危険 111 92 93 41 33 33 9 6 10 自志向件率 自殺志向 40代 31% 表 3 自殺志向状況 予告・通告 実行 図 3 年代別受信状況 (3 年分 ) ● 4 ● 自殺予防ダイヤル 全国統計 ―日本いのちの電話連名より― 29,462 28,330 27,200 27,928 9,804 9,731 9,678 9,132 2008年 2009年 2010年 2011年 28,835 28,024 28,484 8,963 8,185 7,860 2012年 2013年 2014年 総受信件数 自殺傾向件数 17,154 12,037 11,052 9,347 3,037 2001年 11,852 3,422 3,668 3,529 2002年 2003年 2004年 13,379 10,803 4,083 2,900 2005年 2006年 図 4 全国総受信件数 5,753 2007年 ※ 2001 年〜 2007 年は年に 7 日間、2008 年以降は年 12 日実施しています。 名古屋いのちの電話最近 3 年間の受信状況 表 4 受信件数 表 5 自殺傾向の内訳 受信件数 内自殺傾向 女 計 男 2014 年 459 331 790 95 2013 年 423 345 768 86 2012 年 517 336 853 女 71 計 166 77 163 92 69 161 自殺志向 男 内自志向件率 念慮 危険 予告・通告 実行 2012 年 18.9% 141 11 5 4 2013 年 21.2% 152 6 2 3 9歳以下 0% 10代 3% 不明 4% 70歳以上 1% 250 200 2013 年 183 50代 20% 2014 年 150 100 41 50 40 18 40代 30% 図 6 年代別受信件数 国 受 信 数 は 28,484 件 で し た。 自 その他 情報 精神 身体 男女 対人 教育 夫婦 図 5 内容別相談件数 30代 23% 自殺予防ダイヤルの 2014 年全 8 家族 経済 職業 思想・人権 人生 0 32 25 15 5 77 59 58 20代 10% 60代 9% 229 2012 年 2014 年 21.0% 156 5 5 0 殺傾向率は全国では、27.6%、名 古屋いのちの電話でも 21.0%とな り、フリーダイヤル 10 件中 2 〜 3 件が自殺に関する相談でした。 図 5 は内容別受信状況です。2014 年のみ件数を載せました。 「精神」 「人生」の内容が 6 割以 上です。図 6 は年代別受信率を 2012 年から 2014 年の合計で表しています。30 代から 50 代の方々 からの電話が7割を占めています。 ● 5 ● 震災ダイヤル 全国統計 ―日本いのちの電話連名より― 2011 年 3 月 11 日 の 東 北 大 震 災 表 6 全国総受信件数 男 2011 年 3 月 女 総計 直後から主な被災地四県 ( 岩手県 ・ 内自殺傾向 青森県 ・ 宮城県 ・ 福島県 ) を対象に 890 625 1,515 118 2011 年 9 月~ 12 月 2,747 1,492 4239 591 開局されました。名古屋いのちの電 2012 年 9,930 8,549 18,479 1,984 話は全国のセンターと協力して約 2013 年 1 月~ 9 月 9,042 8,170 17,212 1,584 22,609 18,836 41,445 4,277 900 件の電話に対応しました。 総 計 自殺傾向は多くなかったものの相談は震災による大切なひととの死別・喪失感・絶望感・一変 した生活への戸惑い・将来への不安・健康問題、経済(生活苦・失業)等々、困難な内容でした。 2年6ヶ月の期間に復興への不満。心の病・環境の変化への不安・孤独感等への変化もみられま した。2013 年 9 月 30 日にその役割を終えました。 インターネット相談 ―全国統計より― 2008 年開設のインターネット相談に 自殺志向 3416 3194 3070 返信件数 2015 年から参加しました。現在、東京い のちの電話を中心に 10 センターが活動し ています。 2675 相談件数は年々増えおり 2014 年は開設 当初の約 2.2 倍の 3194 件でした。 1805 1445 1432 1360 1326 1174 1372 たが 2014 年になると 43% と増えています。 697 405 年代別では 20 代が受信件数・自殺志向 302 2008 年 自殺志向 (%) は 2008 年には 28.3% でし 数共に多く、30 代 ,40 代と続きます。 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 相談内容は人生が最も多く保健、対人 ・ 家族と続いています。 図 7 総返信件数 教育 3% 10 代 184 391 50 代 60 代 70 代以上 不明 660 98 215 13 33 0 1 0 0 47% 10% 自殺志向数 返信件数 男女 夫婦 5% 3% 家族 10% 図 9 2014 年内容別受信状況 図 8 2014 年代別受信状況 ● 人生 対人 810 267 40 代 18% 1084 362 30 代 法律 2% 情報提供 1% 相談外 保健 448 20 代 性 0% 6 ● 1% 相談員の養成 研修生が相談員になるためには、いのちの電話相談にかかわる態度や知識を学ぶとともに、 人間について広く考え、相手や自分自身に対して向き合うことが必要です。そして、相手を 尊重して話を聴き、気持ちを理解し、それを言葉などでうまく伝えられるようになることが 研修生には求められます。同時に、ボランティア活動を行っていく組織の一員として協力し、 ともに活動できることが大切です。したがって、必要なものを具体的にあげれば、電話相談 の基本的な知識とともに、人への広い知識・関心と価値観、対話能力、傾聴力、感受性、他 者理解・自己理解、協調性などあります。初めて学ぶものも多くありますが、研修生がすで にもっている資質を広げ伸ばしていくことでもあります。時に、自分自身に向き合うことを 求められる研修は大変苦しいものです。 以上のことをふまえ養成スタッフは、内容を検討してプログラムを決め、研修生一人一人 にかかわり、こちら自身も学びや成長の機会であると思い日々取り組んでいます。 さて、研修内容は、日本いのちの電話連盟の規定、 「講義及び自己理解と相互理解にかかわ る体験学習など最低 60 時間以上、9 か月以上の養成カリキュラムをもつこと」に準じて、期 間は約 1 年半で、以下のように4期に分かれています。 1. 前期:講義及びグループワーク ( 6か月、各2時間 ) (講義内容) いのちの電話とは、ボランティア論、聴くこと、カウンセリング、ライフサイクル、自 殺予防、いじめ、人権と法律、精神障害、相談員の倫理、宗教、喪失感について、など 2. 宿泊研修:体験学習中心(一泊二日) 3. 後期:ロールプレイ、基本的な態度をみにつける(4か月、各2時間程度) 4. 実習:実習及び個人スーパービジョン、グループワーク(5か月) ※スーパービジョンとは専門家による指導助言 必要に応じ研修生との面談を行い、次の期に進む前に面談を行っています。 ボランティア活動ですが、相談員としての活動が難しいと判断した場合は、研修生と話し 合い研修の中断もあり、相談員としての認定に至らないこともあります。 養成スタッフやプログラムについては、以前は外部講師(医師、弁護士、教師、臨床心理士、 大学教官など)が中心でしたが、ここ最近では相談員が積極的に養成に加わっています。実 力をもつ相談員が時間をかけ個別に、丁寧にかかわり、養成が充実したものになるとともに、 研修生についての資質をこちらが理解でき、研修のあり方を見直すことができていると思い ます。 スキルを身につけることも大切ですが、聴くこと、利用者を尊重する態度をとる事の難し さを感じ、謙虚に学び、仲間と共に、長く活動できる、そんな相談員を養成していけたらと 思います。 ● 7 ● 相談員の研修 1 相談員研修事業 相談員の資質の維持・向上を図るため、継続研修・スーパービジョンが義務付けられてお り、2013 年度からは経験年数別研修が行われています。 ⑴ 継続研修 全相談員が 12 グループのうちいずれかに所属し、毎月 1 回各分野の専門家による講習及び相談員による自主的な事 例学習等を実施しています。グループごとに年に1回以上の 公開講座を行っており、他グループからの参加を募ってい ます。グループによっては施設見学や裁判傍聴などを行い、 研修の様子 研修の場を広げています。 また、各グループでは、様々なケースの対応について検討するなど、自主研修の充実を図 り、質の高い電話相談を目指していけるよう計画が進められています。 ⑵ スーパービジョン(専門家による指導・助言) 20 名のスーパーバイザーに依頼し、全相談員が 1 年に 1 回ずつ、スーパーバイズを受け ています。IC レコーダーを使用し、逐語録・想記録・電話モニターによるスーパービジョ ンが実施されています。個人スーパービジョンの前後には、グループスーパービジョンも行 われています。 ⑶ 経験年数別1泊研修・1泊研修 15 年目、5 年目の相談員を対象に犬山市で宿泊研修、3 年目、7 年目、10 年目の相談員を 対象に市内のホテルで1日研修を行っています。 宿泊研修では、講師による講座「こういう相談員と出会いたい」やネット相談研修からの ワーク、 「ロールレタリング」 (文章による相談研修)を通して電 話相談にもつながる実践的な研修を行っています。同期で話も弾 み親睦を深めるなど、有意義な研修の機会にもなっています。 1 日研修でも、講師による講座「利用者にどう応えられるか」 やロールプレイを通して「聴く・聴いてもらう」体験により、日 グループシェアリングの様子 頃の相談活動を振り返る研修が行われています。 参加者からは、 「有意義な研修ができた」と大変好評でした。 ⑷ 厚生労働省補助事業「出前研修」 日本いのちの電話連盟より、講師の派遣を依頼し、講義とワークによる研修が毎年行われ ています。参加者からは、厳しい自己吟味をしながら活動することの大切さや責任を感じ取 ることができたとの感想が出ています。 ⑸ 自主研修会 ワーカーズグループ「カルテの会」による研修会や、電話相談の中での思いや問題点など を基に話し合い、内容を共有する場を設けています。また必要に応じて事例検討会を行い、 電話対応について意見交換がなされています。 ● 8 ● 自殺を防ぐために私たちができること 1 自殺の現状 世界保健機関(WHO)は、 2012 年の世界の自殺者数(推計値)が合計で 80 万人以上になっ ていると明らかにしました。これは 1 日あたり 2740 人の人が世界で自ら命を絶っているこ とになります。自殺者数が1万人を超えている国は、25 万のインドをはじめ、中国 12 万人、 米国4万人、ロシア3万人、など 11 カ国でした。 WHO は、自殺の問題は悪化しつつあり、これが公衆衛生に与える影響の大きさを考える と迅速な行動が必要だと呼びかけています。 自殺の多くは予防が可能で、政府が関係部門を動員して自殺予防対策に人的・財政的資源 を投入することが不可欠だと指摘しました。 WHO は、各国にカウンセリングなどの対策を求めています。 日本では 1998 年から自殺者が年間 3 万人を超え 2011 年にやっと 3 万人を割ることができ ました。2014 年の自殺者は 25,427 人ですが 1 日あたり 70 人もの人が自ら命を絶っている現 実があります。 自殺者数年次推移 2 ともに生きやすい社会をめざして 人は誰でも 「生きたい気持ち」 と「死にたい気持ち」の二つの気持ちを持っています。多 くの人は「生きたい気持ち」の方が強いのですが、何かのきっかけやストレスで「死にたい 気持ち」のほうが強くなってしまうことがあります。 「死にたいと思う」人の多くは、孤独でさみしさを訴えます。いのちの電話ではそのよう な利用者に対して、丁寧にお話をお聴きし、その方の心に寄り添う形で相談を行っています。 市民ボランティアとしてできることは限られていますが、この活動を 30 年間続けてこられ たことは、私たちの活動が社会にとって必要であり、社会的責任のあるボランティア活動だ と自負しています。 ● 9 ● 広報・啓発活動 29 周年創立記念を 祝い感謝する会 7月1日 来賓の方々 関係者講師によるシャンソンミニコンサート 愛知県知事 大村知事ご挨拶 デンソー ハートフルまつりに参加 愛知いのちの電話コーナー ● 10 ● 自殺予防デー 若者向けイベント 「スマイルデーなごや」 ● 11 ● いのちの電話相談員全国研修会 ぐんま大会 愛知いのちの電話 からも参加 市民講座 一般の方々も参加 ● 12 ● 古謝美佐子コンサート ~文楽人形とともに~ こころのうた いのちの舞 大盛況だったコンサート 講師派遣(傾聴講座・体験学習・いのちの授業) 愛知いのちの電話協会では、名古屋市と連携して傾聴講座を行っています。また、傾聴講座・ 自殺予防・いのちの授業などの講師を派遣しています。 ① 講演の主なテーマ ・傾聴講座/・自殺問題の現状と課題/・自殺を防ぐには/ ・わが子を自殺から守るためになど ② 体験学習・ワークショップの主なテーマ ・子どもの心を聴く / ・傾聴の手法を身に着けるために /・悩む心を傾聴する。 ③ いのちの授業 ・いじめをなくすために /:ロールプレイによる体験学習などをとりいれて行います。 ● 13 ● 支える人たち 理事・監事・評議員・研修スタッフ ●社会福祉法人愛知いのちの電話協会 理事・監事 理 事 長 小山 勇 副理事長 鈴木 郁雄 副理事長 豊田 彬子 理 事 榎本 和 理 事 岡部 快圓 理 事 田中 正樹 理 事 野村 純一 監 事 内河 惠一 監 事 榊 直樹 中日新聞社常任顧問 東海東京フィナンシャルホールディングス株式会社取締役会議長 財団法人豊田市国際交流協会理事長 共和病院名誉院長・さくらクリニック院長・精神科医 大須観音寶生院貫主 敷島製パン株式会社取締役副社長 カトリック名古屋教区名誉司教 内河・雑賀・近藤法律事務所・弁護士 学校法人東邦学園理事長・愛知東邦大学学長 ○評議員 伊藤美佐子 伊藤 総俊 大西 光夫 加藤 倫子 末本 まき 兼田 智彦 木村 剛 浜屋 義幸 中村 隆 関口 純一 橋本 治 花井 美紀 小室 尚子 三和 啓二 山本 秀樹 社会福祉法人愛知いのちの電話協会総務委員長 社会福祉法人愛知いのちの電話協会広報委員 NPO 法人ボランタリーネイバーズ理事長 弁護士 社会福祉法人愛知いのちの電話協会相談委員長 社会福祉法人愛知いのちの電話協会事務局長 社会福祉法人八起社理事長 東海コンサルティンググループ代表 公益財団法人名古屋 YMCA 総主事 精神科医師 岐阜大学大学院准教授・日本自殺予防学会理事 NPO 法人ミーネット理事長 金城学院宗教総主事 臨床心理士 金城学院中高等学校 ●愛知いのちの電話協会にご協力いただく 講師・スタッフ 石田 妙美 伊藤 義美 井上 直美 大河内千里 大山 卓 岡村 晴美 兼田 智彦 川出 英行 願興寺礼子 來多 泰明 隈元眞理子 小久保裕美 佐藤 弘子 関口 純一 ● 14 ● 東海学園大学 名古屋大学大学院 臨床心理士 中央児童・障がい者相談センター 愛知県立三好特別支援学校 名古屋南部法律事務所 愛知いのちの電話協会 海南病院 中部大学 共和病院 CAPNA・名古屋学芸大学 東海学園大学 臨床心理士 精神科医 高橋 蔵人 長尾ひろの 長岡 利貞 長坂正文 長瀬 治之 丹羽 咲江 野田 正文 橋本 治 前田由紀子 松原 勝久 水谷 巍 水谷 真 三和 啓二 山本 秀樹 (五十音順・敬称略) 人間環境大学 第二地方銀行カウンセリングセンター 愛知いのちの電話協会元理事長 東京福祉大学 ながせ心理相談室 産婦人科医 修文大学短期大学部 岐阜大学大学院 臨床心理士 グリーン動物病院・獣医師 崇覚寺僧侶 わだちコンピュータハウス・AJU 自立の家 臨床心理士 金城学院 中学高等学校 ご寄附のお願い 社会福祉法人愛知いのちの電話協会の財政はみなさま方からのご寄付を中心として運営し ています。 2014 年度は約 2000 万円の予算のうち 60%の 1200 万円をご寄付頂いています。 予算はセンターの維持管理、相談員の養成と研修、自殺予防のための広報啓発事業などに 使わせていただいています。 1 賛助会費(年間 1 口) 個人会員 A 10,000 円 B 5,000 円 C 3,000 円 法人会員 A 200,000 円 B 100,000 円 C 50,000 円 2 一般寄付 賛助会費とは別に、随時自由な金額でもご寄付をいただいております。 これらの事業への寄付は税法上優遇されます。 3 送金方法 賛助会費、寄付は下記銀行、郵便局宛にお振込みをお願い申し上げます。 <銀行振込> 三菱東京 UFJ 銀行 大津町支店(普通)477029 <郵便振替> 00810-8-53758 口座名義:社会福祉法人 愛知いのちの電話協会 「いのちの電話」の相談員が、 活動し続けていくために一人でも多くの皆様に資金ボランティ アとしてご協力いただきたいと切望しております。また、皆様の知人、友人の方々にも、お 声をかけていただければ幸いです。どうぞ、よろしくご支援くださいますよう、お願い申し 上げます。 残された財産を「社会に役たてたい」とお考えの方へ ご自分が亡くなった後の財産を「社会に役立てたい」とお考えの方へ「社会福祉法人愛知 いのちの電話協会」から、 「遺贈による寄付」等についてのお願いです。 遺言(書)に基づいて特定の個人や団体に資産を分けることを「遺贈」といいます。遺言 により、受取人やその内容を指定することにより、自分が亡くなった後に、自己の生前の意 思に従った財産の配分ができるわけです。 社会福祉法人愛知いのちの電話は、自殺を考えている人や孤独の中に一人悩んでいる方々 を電話を通じ、 励まし支える活動を 24 時間 365 日続けていますが、 全て寄付で運営しています。 こうした活動を資金的に応援しようという方がおられれば、是非「遺贈」という方法をお考 え頂きたいと、お願いする次第です。 ● 15 ● ☆ 遺贈によるご寄付 1 亡くなった後に残った財産を社会福祉法人愛知いのちの電話協会に寄付しても良いと 思われる方は、遺言書を作成して頂き、遺言書の内容の一つに、例えば「私の財産から金 ○○円を愛知いのちの電話協会に遺贈する。 」と財産を特定してご記入して頂くことにな ります。遺言書の書き方にはいくつかの「決まり」がありますので、ご連絡を頂ければ、 専門家の助言等を含めて、遺言書の作成のお手伝いをさせて頂くこともできます。 2 遺言書の内容を適切に執行するために「遺言執行者」を定めることになります。遺言執 行者は、未成年者や破産者以外ならどなたでもなることができますが、その点についても、 ご希望があれば当協会において専門家等のご紹介も可能です。 3 遺言の執行 遺言書を作られた方が亡くなった後、遺言執行者が遺言書の内容に基づいて財産の配分 (遺言の執行)を行います。 4 この遺贈には相続税はかかりません。 社会福祉法人愛知いのちの電話協会に遺贈していただきますと、当協会が公益を目的と する法人であるため、愛知いのちの電話協会への遺贈分が相続税対象財産から、減額され ることになります。 ☆ ご香典のお返しからのご寄付について ご香典のお返しをする代わりに、その分を社会福祉法人愛知いのちの電話にご寄付頂いた 場合には、感謝状と共に、ご香典を頂いた方への「お礼状」を必要枚数作成させて頂きます。 ☆ 生前のご寄附について ちなみに、生前に社会福祉法人愛知いのちの電話協会にご寄付頂いた方には、確定申告の 際の「寄付控除の特典」を受けるために必要な「領収書」を感謝状と共にお送りします。 ☆ お問い合わせ 社会福祉法人愛知いのちの電話協会事務局 Tel:052-508-8381 Fax:052-508-8384 E-mail:[email protected] ● 16 ● 寄 い続け 添 り よう い のち 愛知いのちの電話協会創立 30 周年 相談電話は 052-931-4343 24 時間 通話料金がかかります。 いのちの電話インターネット相談 http://www.inochinodenwa-net.jp いのちの電話ナビダイヤルセンター 0570-738-556 10 時〜 22 時 通話可能なセンターにつながります。 通話料金がかかります。 毎月 10 日 自殺予防いのちの電話 0120-738-556 通話無料
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