ージ セ ッ メ 応援 からの ト ス ゲ 「賢明なる投資家のために」 スパークス・アセット・マネジメントの阿部修平でございます。セゾン投信の皆様、 リッパー・ファンド・アワード・ ジャパン 2015 最優秀ファンド賞、R&I ファンド大賞 2015 最優秀ファンド賞、そして、創業 8 周年、誠におめでとう ございます。 セゾン投信の「投資家の意志と行動による経済的自立を支え、社会を変革したい」 という志と、 これまでの長年に渡 るご尽力に、同じ独立系運用会社の経営者として改めて敬意を表すとともに、今後の更なるご活躍を心より期待して おります。 投資信託という金融商品の最大の魅力は、誰もがプロフェッショナルによる運用を享受できるところにあります。 だ からこそ、投資家の大切な資産をお預かりしている私たち運用会社は、 プロフェッショナルとして揺るぎない投資哲学 を持たなければいけません。株式市場には様々な側面があり、投資機会も多種多様です。 しかしその本質は、 「企業の オーナーとして長期的成長を立派な経営者に託す。」 ということです。株式市場とは、 「明日は今日よりも良くなる」 と信 じて事業を行う、企業家の集合体です。 この本質を理解せずして、長期的に大きなリターンを獲得し続けることは出来 ません。 スパークスも創業以来、徹底的なボトムアップ・リサーチが、長期的かつ安定的なリターンへ繋がると信じて投資 を続けて参りました。1982 年に米国に渡った私は、1985 年にたった一人で「アベ・キャピタル・リサーチ」という投 資会社を立ち上げました。幸いにも新会社を創業した直後に、世界一の投資家と呼ばれたジョージ・ソロス氏と共に 働く機会を得ました。世界中の投資家から信頼・尊敬を受けていたソロス・ファンドで働く事で、 日本人としてソロス さんに負けない投資会社を育てたいとの夢が大きくふくらんできました。 グローバルな金融市場の舞台で、世界と互 角に戦える日本の運用会社を創る、そうした思いを胸に 1989 年の帰国後にスパークスを立ち上げました。26 年前 の出来事ですが、当時のこの強い思いは今でも変わらず、私のビジネスの根底にあります。 スパークスの投資哲学とこれまでの実績を評価いただき、長距離列車「セゾン号」には、 スパークスが運用するファ ンドが 3 本組み込まれています。3 本目となる、今年新たにご投資いただいたファンドは、 アジアをひとつの経済圏と して捉えた「OneAsia(ワンアジア)」というコンセプトを具体化したファンドです。 スパークスは 10 年以上前から、 アジ ア地域経済の構造転換に投資機会を見出し、投資プラットフォームの構築と、運用商品の開発、そしてアジア市場で の投資を実践して参りました。 精一杯運用に努め、高品質のパフォーマンスを皆様に提供して参りますので、 これからのファンドの活躍に是非ご 期待いただきたいと思います。 株式市場は、個人投資家が長期的トレンドに大きな影響を与える、新しい時代を迎えました。 この素晴らしい時代 の幕開けに、セゾン投信のファンドを通じて投資家の皆様にスパークスの運用をお届けすることが出来ることを大変 嬉しく思います。 また、 ご賛同いただいたセゾン投信様には、 この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。セゾン投 信は「顧客利益最優先」 というスタンダードを、 日本の運用業界に強く指し示してくれた素晴らしい運用会社です。投 資家の皆様には、是非これからもセゾン投信にご期待し支援して頂きたくお願い申し上げます。 Profile 1954 年 札幌生まれ 1978 年 上智大学経済学部卒業 1980 年 バブソンカレッジで MBA 取得。帰国後、株式会社野村総合研究所入 社。企業調査アナリストとして日本株の個別企業調査業務に従事 1982 年 ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル(ニューヨーク) に出向 し、米国機関投資家向けの日本株のセールス業務に従事 クウォンタムファ 1985 年 アベ・キャピタル・リサーチを設立(ニューヨーク)。 ンド等欧米資金による日本株の投資運用・助言業務を行うとともに、 欧米の個人資産家の資産運用を行う スパークス・グループ株式会社 スパークス投資顧問 ( 現スパークス・グループ株式会社 )を 1989 年 帰国後、 代表取締役社長、 グループ CIO 設立、代表取締役社長に就任 (現任) スパークス・アセッ ト・マネジメント株式会社 2005 年 ハーバード大学ビジネススクールで AMP 取得 代表取締役社長 2011 年 政府のエネルギー・環境会議 コスト等検証委員会委員就任 あ べ しゅうへい 2012 年 政府の需給検証委員会委員就任 阿部 修平氏 2012 年 国際協力銀行 リスク・アドバイザリー委員会委員就任 3
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