太 陽 の 子 (1) 秋 の 号 2015年 10 月 №153 発 行 日 立 市 助 川 町 5 - 14 - 8 TEL(23)2620 FAX(33)9150 ホームページ http://www.taiyonoie.com E メー ル [email protected] NPO法人 日立太陽の家 日立重症心身障害児(者)を守る会 日立太陽の家支える会 太陽の家と共に NPO法人日立太陽の家 理 事 三 浦 信 孝 私 と太陽 の 家の出 会 いは約 年 も前に な ります。 ピ ッピコ ンサートのスタッフとして施設を訪ねていったことを覚えて い ま す。 高 校 時 代、 福 祉 学 部 を 希 望 し て い た こ と も あ り 多 少 の 興味 はあ り まし た。 当 時 の職 員 の人 数 は 私 の記 憶 の 中 で は 片 手位 しか い なか っ た の では な いで し ょ う か?そ れ か ら 年 に 数 回、 行 事 の た び に お 邪 魔 す る よ う に な り ま し た。 こ う し て 改 めて 振り 返 って み ま す と楽 し いこ と ば か りで し た。 今 に し て 思え ば本 当 に役 に 立 っ てい た のか? お 手 伝 いで き て い た の か? わ か り ま せ ん が、 私 自 身 そ の と き は 役 に 立 つ と か 手 伝 う と か考 えず、 自 分の 役 割 は みん な と楽 し い 時 間を 作 り 出 す こ と と考 え行 動 して い ま し た。実 際 は自 分 だ け 楽し ん で い た 部 分 が多 々あ っ たこ と を 反 省し て いま す。 そ し て利 用 者 の 皆 さ んと家族の皆さんとの交流も今の自分の心の宝物となってい ま す。 前 向 き で 明 る く 陽 気。 元 気 を 与 え よ う と 思 っ て い た 自 分 が逆 にい つ も元 気 を も らっ て いま し た。 と もす る と 太 陽 の 利用者の方々は多くの人に支えられているように思われがち ですが、それと同じくらい多くの人に勇気を与え、支えになっ て いる と思 い ます。 今 の 私 のこ の 性格 は 多 少 なり と も そ の こ と が影 響し て いる の か も しれ ま せん。 そ う い った 意 味 で は 大 げさではなく太陽の家の存在はわたしの人生の一部と言って もいいのかもしれません。 前出した職員の方々もいまでは数多くいつも明るく迎えて く れ ま す。 利 用 者 さ ん、 職 員 の 方 々、 家 族 の 方 々、 い つ も 明 るく微笑があふれる太陽の家そのものです。 今思うことは多くの市民の方が太陽の家を気軽に訪問でき る 環境 を作 り、 ちょ っ と し たボ ラ ンテ ィ ア や 関わ り で も か ま わないのでお互いにつながりを持ってほしいと思っています。 何の用事もないのに仕事の途中でふと寄ってしまいたくなる そんな場所でもある太陽の家が大好きです。 しいの木学園やひまわり学園にも気軽に遊びに行きますの でそのときはよろしくお願いします! 日立市太陽の家 45 周年を記念して、太陽の家ディズニーDAYを2日間開催しました。 たくさんのキャラクターたちとのアトラクション、特別なランチ、夢の国でみんな楽しいひとときを 過ごしました。(太陽の家) 30 30 45 20 2 7 16 ないたくさんのこころが詩の 中にありました。そんな想い を大事にしたい。コンサート を開催する意味は、そこにあ るのかなと感じました。そこ に、たくさんの飾りを付ける 必要はなく、作詞者の思いに 寄 り 添 い、 大 切 に 発 表 を す ることが、スタッフのできる ことなのかなと感じています。 表現の仕方は様々です。曲を 付けるスタッフ、手話を付け るスタッフ、リーダーとして み ん な を ま と め る ス タ ッフ、 舞 台 を 裏 で 支 え るス タッフ、 役 割 は 違 い ま す が、 気 持 ち を合わせてコンサートを作っ ていきます。ぜひとも、多く の 方 に 足 を 運 ん でいた だ き、 様々なかたちで、作詞者の想 いが“ ピッピッ”とこころに 届いてくれると嬉しいです。 ピッピコンサートは、今年 で 年を迎えます。この 年、 振り返るとたくさんの方に詩 を 応 募 し ていた だ き ま し た。 これまでに寄せられた 作 品 を、 今年は「ピッピの詩(うた) ~たくさんの想い 小さなか がやき展~」と称してシビッ クセンター1階ギャラリーを 使用し、展示会を開催するこ 仕事をしていて思うこと 嬉しいお言葉をいただいて と が 決 ま り ま し た 。 コ ン サ ー 日立太陽の家居宅介護事業所 日立太陽の家居宅介護事業所 笠井 苗美 飯田 浩子 看 護 師 トで発表された作品、そうで サービス提供責任 者 (ピッピコンサートスタッフ) ない作品も展示します。これ 職 員 リ レ ーの 第 走 者 は、 の方は水彩画を楽しまれてい までに応募してくださった方 居宅介護事業所に勤務してお ました。私はそのかたの代わ が、自 分 の 作 品 を 見 に 来 る。 ります笠井です。事業所は平 りに絵筆を持ってパレットに 簡 単 な こ と ば か り で は あ り 成 年に開設されてから 年 おいてあるいくつかの絵の具 ませんが、そんな外出の機会 がたちました。職員は現在 を指示通りに含ませます。 「黒 になればいいなと考えていま 名、会議などで全員が集まる と赤を混ぜてください」そし す。 と、とてもにぎやかです。 てその方の親指と人差し指の ま た、 今 年 は 太 陽 の 家 事業所で行っているサービ 間に絵筆をはさんで画用紙上 周年を記念した特別ステージ スは、ご自宅で身体的な関わ の言われた位置におろしまし も予定されています。笑顔あ り を 中 心 に す る「 身 体 介 護 」 た。絵の具がゆっくりにじん ふれるステージになるはずで 家事全般を介助する「家事援 でいきます。それをなんども す。みなさま、楽しんで参加 助」通院の際の介助をする「通 くりかえして、にじんだ点は してください。 院等介助」 、長 時 間 に わ たっ だんだんと絵になっていきま 最 後 に な り ま し た が、 こ て 自 宅 や 外 出 先 の 支 援 を する した。 「にじむのがいいみたい の場をお借りして、お礼を言 「重度訪問介護」 。その他、 「移 で す、偶 然 な ん で す け ど ね 」 いたいと思います。はじめに 動支援」 、 「日中一時支援」な にじんでいく色を見ながら私 お話したように、ピッピコン どの地域支援事業があります。 はおだやかな気持ちになって サートは、手作りのコンサー サービスの目的や内容はひ いきました。 トです。障害のある方、その とりひとり違います。たとえ ひとりひとりにあわせた ご家族の想いに寄り添い、想 ば、 からだを清潔に保ってさっ サービス。サービスの時間は い を 届 け るコン サ ー ト で す。 ぱりしたいなあという希望が 利 用 者 さ ん の 大 切 な 時 間 で うしろを振り返ると、たくさ あったとしたら、利用者さん す。ちゃんと目的は果たせた んの道が続いています。これ が無理なく安全に、清潔にな かな、よい時間をすごすこと まで関わってきた方々の笑顔 れる方法を考えます。事業所 が で き た か な と 振 り 返 り ま が見えます。この笑顔がある での入浴、自宅での入浴、シャ す。利用者さんにとってより からこそ、今のピッピスタッ ワー浴、ふとんの上での清拭 良い時間がすごせたら、その フ、コンサートがあると思い などいろいろありますね。本 答 え は 表 情 に あ ら わ れ ま す。 ます。笑顔を絶やすことなく、 人もご家族も納得できる方法 満足いかなかった時は、遠慮 これから先の道しるべとして、 を考えて内容を決めていきま なく教えてくださいね。人生 一歩 ずつ歩んでいきたいと思 す。これまで様々なサービス 経験豊富なスタッフと一緒に います。ありがとうございま がありましたが、最近印象に がんばって考えていきますね。 す。 残ったことを紹介します。そ 「 今 年 は ピッ ピコ ン サ ー ト はやらないの?」と何気ない 会話の中で嬉しい言葉を耳に しました。 『待っている人がい る……』 『ピッピコンサートを もう一度……』といくつかの 声が集まって、今年、ピッピ コンサートを開くことを決め ました。ピッピコンサートは、 日立の街にしかない、市民の 手作りコンサートです。主役 は、障害を持った方、そのご 家族などです。そして、 ステー ジを作るスタッフ一人ひとり も主役のコンサートです。 今回、コンサートを開催す るにあたって、はじめに話し 合いをしました。それは、 『コ ンサートを開く目的はなんな のか、障害のある方でも、理 解者が増え、地域で暮らすこ とがあたりまえになってきた。 今、コンサートで紹介する必 要はあるのか……』その時は、 はっきりとした答えがでませ んでした。しかし、応募して いた だいた 作 品 を目 にした 時、気づかされるものがあり ました。人を想う気持ち、自 分 の 気 持 ち に 向 き 合 う 時 間、 言葉では言い表すことのでき 30 (2) 太 陽 の 子 50 綿引 利恵 あいにくの大雨の中、皆さ んと楽しくすごしてきました。 シーでは、マーメイドの楽し ディズニー 一 泊 旅 行 の思 い出 45 日立守る会だより い音 楽を聞いて、ランドでは 脱いだりの作業は有りました スモールワールドの小さな世 が、美 味しい物を食べ、多 く 界を堪能して、頭をあっちこっ のキャラクターと触れ合った ちに動かして一生懸命目をみ 事は、いつまでも皆んなの心 日立重症心身障害児(者)を守る会 ひらいて喜んでいました。皆 に残っているでしょう。 さんの助けを借りながらです 日立重症心身障害児 (者) を守る会 周年、 が、また機 会があったら是非 ディズニー旅行感想 参加してみたいです。 日間 小林 豊 日立市太陽の家 周年 記念共催 ありがとうございました。又、 太 陽 の 家 の 職 員 や ボ ラ ン ティアの皆さんにお手伝いを おつかれさまでした。 頂きながら楽しく旅行できま アトラクションを見学、ショッ ディズニー旅行 した。雨で予定した行動は出 ピング等を楽しむ事が出来ま 来ませんでしたが、リーダー 与沢 千代子 毎回違う体験が! した。太陽の家 職員、ボラン 浅川 秀吾 太陽の家 周年記念ディズ の方々が工夫しながら楽しま 太 陽 の 家 の 関 係 で デ ィ ズ ティアの皆さんありがとうご ニーランド&シー旅 行に私一 せて頂き、新しい思い出がで 人参加させていただきありが きました。ありがとうござい ニーに訪れたのは今回で三回 ざいました。 とうございました。 ました。 目だろうか。三回目にもなる とマンネリ化すると思うのだ 特別な体験 久しぶりの観光バスの旅楽 菊地 正広 しみにしておりました。残念 が、さにあらず。近眼の私は あいにくの大雨で、アトラ ながら雨のディズニーとなっ 今回初めて眼鏡をかけた目で 見学をした。そしてマーメイ クションも十分 楽しむことが てしまいましたが後々なつか ドの幻想的な姿をトクと拝見 できませんでしたが、雨のディ しく思い出となる事でしょう。 できたのだ。参加するたびに ズニーという、また特別な体 職員の方々も色々と大変だっ 新しい体験をするものだとつ 験 を す る こ と が で き ま し た。 たでしょう。お世話になりま みなさん、何事もなく帰宅で した。 くづく思った。 きるのがなによりです。学生 ディズニーの旅 時代の修学旅行の気分が味わ 楽しい思い出 えました。職員のみなさんの、 ボランティア 向尾 洋子 献身的な努力に感動です。 雨の中でのTDL記念旅行 でしたが、手をたたき声を出 太陽の家記念事業に参加して し て 喜 ん で い る 利 用 者 さ ん と 一緒に居ると楽しさと感動を ディズニーリゾート 貰 う 事 が 出 来、 僅 か な ら ず ツアーに参加して も参加する事が出来て嬉しく 篠原 康寿 日 間 と も 強 い 雨 の た め、 思っています。合羽を着たり 9 50 45 40 藤枝 利彰 日立市太陽の家 周年、日 立守る会 周年記念事業とし て「ディズニーリゾートの旅」 を 月 ・ 日の 日間 名 (利用者 名)の参加で、両日 とも雨の中実施しました。 グループに分れ、それぞれ各 太 陽 の 子 (3) 9 9 10 2 4 45 2 2 「大好きなミッキーとかたときも離れたく ない」そんな声が聞こえてきそう 参加したアトラクションは限 られてしまいましたが、太陽 の職員とボランティア参加の 方により楽しくすごせました。 洞窟の中で雨やどりをしたこ とも楽しい思い出です。宿泊 したアンバサダーホテルも雨 で出発が遅れてゆっくり過す ことができました。 待望の劇場 椎名 将光 やっぱり一番はイッツ・ア・ スモールワールドだね。全天 候型だし、人形達の笑顔、僕 も負けそう。パレードは、昼 の雨仕様も観たけど感動が少 ないね。パレードと美女は夜 に見る事に限るね。理由は言 えない。 ディズニーで感じたこと 職員 澤畠 喜美 今 回、 台 風 の 中 太 陽 の 家 の利用者さんとご家族の方と ディズニー旅行に同行させて いただきました。園 内、ホテ ルでは、たくさんのキャスト の 方 に お 世 話 に な り ま し た。 みなさん笑顔できちんと対応 して下さいました。その笑顔 から私たちも笑顔と元気をも らい思い出に残る二日間を過 ごすことができました。 (4) 太 陽 の 子 親子研修旅行で水陸両用バスに乗ってきました。なかな か経験できない体験を通して、いつもは見られない利用 者さんの笑顔をたくさん見ることができました。 (ひまわり学園) 室内の飾り付けも利用者さんと制作して、すっかり秋仕 様になりました。実習生といっしょに素敵な笑顔満開で す。(居宅介護事業所) みんなで歌をうたっているひとこま。昔のアニメソング や童謡をうたって楽しみました。1曲終わると次の曲と リクエストも……。(風の家) 新製品、キリンプランター好調です。たっぷり愛情を込 めて利用者さんたちと作り、たくさん旅立っていきまし た。(しいの木学園) 秋の夜長、たくさんの人の 思いに支えられていると改め て感じています。 ( K記) ○退園 お 知 ら せ 佳代さん ・黒澤 ○第十四回ピッピコンサート 純也さん ・佐川 開催のお知らせ 日立市ひまわり学園を二名 開催日:平成二十七年 の方が退園されました。今後 十一月二十八日(土) はそれぞれの場所で新しい出 会 場:日立シビックセンター 会い、新しい体験があること 音楽ホール と思います。たくさんの素敵 な思い出をありがとうござい ました。 ○入園 雅人さん ・小林 日立市ひまわり学園に九月 から入園されました。新しい 仲間と触れあうことでより充 実した時間を過ごすお手伝い ができればと思います。 ご寄付ありがとう ございました ○次の方から寄付を頂きまし た(敬称略) 六月~八月 善和会 佐川汎、佐川純也 鈴木貫一 三輪武子 とく名 海野千恵子 ○次の方から物品の寄贈があ りました (敬称略) 六月~八月 椎名将光 大森健二 佐藤芳昭 澤畠喜美 石川侑里子 開 場:十三時 開 演:十三時三十分 一部 朗読劇 二部 コンサート 今回は日立市太陽の家創立 四十 五周 年、ピッピコンサー ト三十周年記念共催コンサー トとなります。 同 シ ビッ ク セン タ ー 内一階 ギ ャ ラ リ ー に て ピ ッ ピ の 詩、 た く さ んの 想い、小 さ な か が や き 展 を 十一月 二十 三日 か ら 二十 九日 迄 開 催 予 定で す。ま た、日 立 市 太 陽の家 四 十 五年 の歩みも展示します。 お 問い 合 わ せ、チ ケット 販 売 は 多 賀 市 民 会 館、日 立シビッ ク セ ン タ ー、 日 立 市 民 会 館、 ゆ う ゆ う 十 王J ホール、東 海 文化センター、パルティホール (常陸太田市民交流センター) 、 NPO法人日立太陽の家まで ◎平成二十七年度 日立太陽の家利用者数 百二十三名 男性七十三名 女性五十名
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