Shizuoka Univ. JP 日本における高齢化の推移 約40%が 高齢者? 無線センサ+知的制御で 農業が変わる! Shizuoka Univ. JP 2015.3.8 TEDxShimizu 静岡大学大学院 情報学研究科 峰野博史 0 衰退する農林水産業 Shizuoka Univ. JP 従事者数 高齢社会白書(H26, 内閣府) http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/zenbun/pdf/1s1s_1.pdf より 不安定な収入? 1 Shizuoka Univ. JP 構成比 過酷な農作業 農業総産出額 収入の不安定さ (情報通信・金融・ 運送業等) (情報通信・金融・ 運送業等) 生産農業所得 (製造・建設業等) 高齢化の進行 園芸作物 (野菜,果実, 花き) (製造・建設業等) 3.6%!? 耕作放棄地の増加 その他 (農林水産業等) 労働力調査(総務省統計局), (農林水産業等) http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5240.html より 悲観すべきことばかり? 農業従事者の減少 2 Shizuoka Univ. JP 生産農業所得統計(農水省), 畜産 米 3 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0510.html より 日本の「植物工場」技術 Shizuoka Univ. JP 自然に触れながら,自分のペースと裁量で仕事ができる? ICTを利活用した生産方法の工夫や改善によって, 収穫規模や収益性を拡大できる? 1次産業 2次産業 太陽光利用型 3次産業 6次産業化(農業の総産業化) 生産 高付加価値・ブランド化 流通・販売 6次産業化(農業の総産業化) ※食品衛生,リスク管理への責任は発生 人工光利用型 4 5 1 http://www.verticalfarm.com Shizuoka Univ. JP Vertical Farm (垂直農業) Shizuoka Univ. JP 土地活用,循環型農業,輸送費削減 雇用創出,生活との調和 Prof. Dickson Despommier Circular Symbiosis Tower 6 植物の成長 Shizuoka Univ. JP by Blake Kurasek by Vincent Callebaut 植物の成長を「測る」? 7 Shizuoka Univ. JP 無線散乱光センサ 気温 湿度 明るさ 光合成(葉緑体) 太陽の光エネルギーを 用いて,大気中のCO2 と,根から吸収した水か ら有機物を合成 光合成 光合成(葉緑体) CO2 太陽の光エネルギーを 用いて,大気中のCO2 と,根から吸収した水か ら有機物を合成 蒸散(気孔) 蒸散 日が当たり始めると,葉 の裏から蒸散が始まり, 根から水や養分を 吸収して輸送 光合成 CO2 蒸散(気孔) 蒸散 日が当たり始めると,葉 の裏から蒸散が始まり, 根から水や養分を 吸収して輸送 無線散乱光センサ 水 水 養分 水位 篤農家のノウハウを再現できないか? Shizuoka Univ. JP 学習データ量と予測誤差 気温 湿度 明るさ 気温 湿度 明るさ 水位 養液濃度 養分吸収量 時刻 気温 湿度 明るさ 気温 湿度 明るさ 水位 養液濃度 養分吸収量 時刻 気温 湿度 明るさ 気温 湿度 明るさ 水位 養液濃度 養分吸収量 時刻 気温 湿度 明るさ 気温 湿度 明るさ 水位 養液濃度 養分吸収量 ・ ・ ・ 時刻 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 水位 ・ ・ ・ 養液濃度 ・ ・ ・ 養分吸収量 時刻 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 気温 湿度 明るさ ・・ ・・ ・ ・ 気温 湿度 ・ ・ ・ 明るさ 気温 湿度 明るさ 気温 湿度 明るさ 水位 養液濃度 9 Shizuoka Univ. JP 札幌 1 予測誤差(℃) RMSE[ ℃] 予測 コンピュータに学習 1.1 時刻 養液濃度 ECメータ 水位計 8 時刻 養分 気温 湿度 明るさ いくつ? 東京 0.9 0.8 浜松 0.7 0.6 0.5 RMSE of SAPPORO RMSE of HAMAMATSU RMSE of TOKYO RMSE of NAHA 那覇 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112131415161718192021222324252627282930313233343536 The amount of training data [months] 経験値(学習データ量)は多いほどよい? 学習データ量(月) 10 11 2 適切な学習データを自動調整 Shizuoka Univ. JP 適切な学習データを自動調整 学習データ 抽出 大量のデータ Season 朝/夜 JAN Spring FEB Summer MAR 学習 (SVR) 複数の異なる 予測モデル 大量のデータ 学習データ 抽出 Month Season 朝/夜 Morning JAN Spring Morning Evening FEB Summer Evening Autumn Morning MAR Autumn Morning APR Winter Evening APR Winter Evening MAY Spring Morning MAY Spring Morning JUN Summer Evening JUN Summer Evening JULY Autumn Morning JULY Autumn Morning 湿度 Month 様々な 抽出データ Shizuoka Univ. JP 自動再構築 R G 温度 学習データの抽出例 12 様々な 抽出データ 湿度 自動再構築 学習 (SVR) 複数の異なる 予測モデル R G 温度 学習データの抽出例 13 with 静岡県農林技研,NICT 動き始めた知的制御システム Shizuoka Univ. JP 知的制御の精度 7 真値 新システム Shizuoka Univ. JP 旧システム AM 6:00 AM 12:00 (現在時刻) 気温 AM 6:00 (6時間後) (現在時刻) 過不足のない 給液制御 散乱光量 窒素量 予測 湿度 窒素供給 窒素量 EC 窒素吸収量[me/株・6H] 6 5 予測誤差約50%削減 4 3 2 1 N2 溶液量 0 1 2 散乱光センサ等を用いた 環境情報の収集 知的システムによる 窒素量予測 3 予測結果に基づく 窒素供給制御 超高齢化社会の近未来農業 14 コンピュータが人間のノウハウを再現可能に? 15 Shizuoka Univ. JP 過酷な現場のネットワーク化,ノウハウ再現 ICTで様々な産業や人の連携した総産業化 Circular Symbiosis Tower by Blake Kurasek by Vincent Callebaut 16 3
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