野村万作・野村萬斎 深田博治 人間国宝・野村万作とテレビや映画、現代劇でも活躍する野村萬斎が登場。 六〇〇年の伝統を誇る、なごやかな笑いの芸術をご堪能ください。 解説 ふくろ やま ぶし 梟山伏 ばかま 山伏 野村萬斎 兄 岡 聡史 弟 飯田 豪 後見 深田博治 ふ た り 二人袴 親 野村万作 舅 石田幸雄 太郎冠者 月崎晴夫 聟 野村裕基 後見 飯田 豪 平成27年 presents 狂言の夕べ││﹁梟山伏﹂ ﹁二人袴﹂ 四国明治乳業 12月16日 水 ひめぎんホール サブホール 開場18:00 開演18:30 全席指定 お問い合わせ 販売開始 9/1(火)10:00 から SS席 円 S席 円 A席 ※未就学児のご同伴・ご入場はご遠慮ください。 7,000 5,800 4,800円 EBC エンタープライズ TEL 089-933-0322 愛媛新聞社読者事業部 TEL 089-935-2355 主催:(公財)愛媛県文化振興財団・愛媛新聞社・EBCエンタープライズ 特別協賛:四国明治乳業 制作協力:アオイスタジオ プレイガイド ● ひめぎんホール ....................... 089 - 923 - 5111 ● EBCチケットセンター .............. 089 - 933 - 0322 ● ローソンチケット ...................... 0570 - 084 - 006 (Lコード:61707) ● チケットぴあ ............................ 0570 - 02 - 9999 (Pコード:446-311) ● 愛媛新聞旅行 ● 愛媛新聞社の県内支社・エリアサービス(取り寄せ) ● いよてつ髙島屋 ● フジグラン松山 あらすじ 梟山伏(ふくろやまぶし) 山から戻って以来様子がおかしい弟を心配した兄は、山伏に祈祷を頼みにいく。山伏が弟の様子を見て祈り始めると、弟は うつろな目つきで鳴き声をあげる。聞けば弟が山で梟の巣にイタズラをしたことが分かる。梟が取り憑いたものであろうと、山 伏は懸命に祈るのだが、症状はますますひどくなるばかり。そしてついには…。 梟の鳴き声が印象的な、楽しい作品です。観ている皆さんの頭にも、梟の鳴き声がこびりついて離れなくなってしまうかもしれ ませんね。 二人袴(ふたりばかま) 今日は聟入り(結婚後、妻の実家に初めて挨拶に行く事)の日。舅の家では準備を整え、聟が来るのを心待ちにしている。 一方の聟は、一人で行くのは心細いからと父親に舅の家の門前まで付き添われてやってくる。聟に礼装の長袴をはかせてやり、 父は表で待っていたのだが、太郎冠者に見つけられてしまい、父親も舅に挨拶することになってしまう。しかし、長袴は一つだけ。 さて、この親子はどうやってこの場を切り抜けるのか…。 明るいめでたさのある聟狂言の代表曲です。天真爛漫な聟とそれに慌てる父親の、舞台上から漂う何ともほのぼのとした雰囲 気をお楽しみ下さい。 野村 万作(のむら まんさく) 1931年生。重要無形文化財各個指定保持者(人間国宝)。祖父故初世野村萬斎及び父故六世 野村万蔵に師事。早稲田大学文学部卒業。 「万作の会」主宰。狂言の秘曲『釣狐』の演技で芸 術祭大賞を受賞した他、 紀伊國屋演劇賞、 日本芸術院賞、 紫綬褒章、 坪内逍遥大賞、 朝日賞、 旭 日小綬章等多くの受賞歴を持つ。早稲田大学芸術功労者、練馬区名誉区民。国内外で狂言普 及に貢献し、 ハワイ大・ワシントン大では客員教授を務める。古典はもとより新しい試みにもしばしば 取り組み、代表作に 『月に憑かれたピエロ』 『 子午線の祀り』 『 秋江』 『 法螺侍』等がある。著書に 『太郎冠者を生きる』 (白水社uブックス)、 『 狂言三人三様・野村万作の巻』 (岩波書店)がある。 練馬文化センター名誉館長。 野村 萬斎(のむら まんさい) 1966年生。野村万作の長男。祖父故六世野村万蔵及び父に師事。重要無形文化財総合指定 者。東京芸術大学音楽学部卒業。 「狂言ござる乃座」主宰。国内外の狂言・能公演はもとより、 現 代劇や映画の主演、 古典の技法を駆使した作品の演出、 NHK 『にほんごであそぼ』 に出演する など幅広く活躍。1994年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞、 芸術選奨文 部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊国屋演劇賞、2012年度芸術祭優秀賞を受賞。著書 に 『萬斎でござる』 『MANSAI◎解体新書』 (朝日新聞出版) 、 『 狂言サイボーグ』(日本経済新聞 社)、 『 狂言三人三様・野村萬斎の巻』 (岩波書店)等がある。世田谷パブリックシアター芸術監督。 石田 幸雄(いしだ ゆきお) 1949年生。野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。 「雙ノ会」主宰。 「雙ノ会」で2006年度芸術祭大賞、 2011年観世寿 夫記念法政大学能楽賞を受賞。数多くの優れた舞台歴を持つ野村家の重要な演者。 また新しい試みの舞台にも意欲的な発 表が多い。普及公演での的確な解説にも定評がある。 「万作の会」の海外公演にもたびたび参加。 日本大学芸術学部・学習院 大学非常勤講師。 深田 博治(ふかた ひろはる) 1967年生。野村万作に師事。国立能楽堂・能楽三役第四期研修修了。 能楽協会会員。万作一門の若手研鑽会「狂言ざゞん座」同人。すでに 『奈須与市語』 『 三番叟』 『 釣狐』等を披き、 「万作の会」の演者の一人と して活躍している 野村裕基(のむら ゆうき) 1999年生。野村萬斎の長男。祖父野村万作及び父に師事。03年、3歳 の時に 『靱猿』 で初舞台後、 『 伊呂波』 『 痺』 『 金津地蔵』 『 井杭』 『 重喜』 などのシテを勤め、 2011年『千歳』 を披く。 月崎晴夫(つきざき はるお) 1964年生。野村万作に師事。能楽協会会員。万作一門の若手研鑽会 「狂言ざゞん座」同人。 『 奈須与市語』 『 三番叟』 を披くなど狂言の舞台 に出演する一方、舞台『子午線の祀り』 『 国盗人』にも出演。 「万作の 会」の演者の一人として活躍している。 岡 聡史(おか さとし) 1980年生。野村万作に師事。文化学院卒業後狂言の道を志し、既に 「面箱」 を披く。 能楽協会会員。 飯田 豪(いいだ ごう) 1989年生。 野村万作に師事。 日本大学芸術学部卒業。
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