朝鮮の「解放」と「分断」 その70年を問う

特定非営利活動法人
朝鮮の
「解放」
と
「分断」
その70年を問う
2015年度 文化センター・アリラン連続講座
(全9回)
2015.4.25 - 2016.1.23
文化センター・アリランは
韓国・朝鮮の文化や歴史について広く深く接していく
ための「図書」
+
「研究」
+
「交流」の場です。
2015年は日本では
「戦後」
70年の年といわれます。
しかし、
その歳月を朝鮮から見る
と、
解放から統一国家樹立への夢を抱き動き出した人々の動きは東アジアの冷戦の展
開と植民地主義の再編のもとで封じ込められ、
南北の分断は固定化されたまま、
朝鮮半
島も朝鮮人も平和と統一から一貫して遠ざけられた状況に置かれてきました。
このような朝鮮の
「解放」
と
「分断」
の70年はどのようなものだったのでしょうか。
そ
して、朝鮮半島・朝鮮人と日本の「戦後」はどのように関わってきたのでしょうか。
2015年度の文化センター・アリランの連続歴史講座では、
9人の講師をお招きし、
さま
ざまな角度からこの70年
(あるいはそこに深く関わるより長い歴史)
を語っていただ
きます。
ともに歴史の中から課題を考え、
教養を深める機会になれば幸いです。
朝鮮半島と日本の未来のために
交番
プング
ム
2
文化センター・
アリラン
理事長 金容斗
館長 姜徳相
(滋賀県立大学名誉教授)
〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル8F
Tel.03-5272-5141 fax.03-3232-0090
http://www.arirang.or.jp/ [email protected]
・JR山手線:新大久保から徒歩10分
・西武新宿線:西武新宿駅から徒歩7分
・大江戸線,
副都心線:東新宿線から5分
2015年度
文化センター・アリラン連続講座
(全9回)
総合司会
お得な全9回連続チケット 発売中
¥ 7,000
!!
4.25 土14:00-16:30
「古代史から東アジアの未来を考える」
李成市
(リ・ソンシ)
吉澤文寿
第6回
金富子
(キム・プジャ)
李龍植
(リ・ヨンシク)
11.21土14:00-16:30
在日朝鮮人にとっての
「解放」
と
「分断」
姜徳相
(カン・ドクサン)
丹波マンガン記念館館長
日本は朝鮮人を200∼300万人強制連行して2万ヶ所の鉱山の内1万の鉱山に強制連行がありました。
何故、
日本は奴隷狩りともいえる強制連行したのか。
300もの鉱山があった丹波地方の鉱山労働とじん
肺や日本で初めて強制連行を遺す博物館の丹波マンガン記念館を創った経緯。
日本の加害はアジアの博
物館でどう展示されているか。
ドイツでは・
・等、
加害の否定は日本の国益か?博物館の視点と体験談も交
えて話します。
第3回
6.20 日14:00-16:30
「現代史−解放前後史の再考」
林哲
(リム・チョル)
第8回
「日韓会談と在日コリアンの法的地位交渉」
李誠
(リ・ソン)
韓信大学兼任教授
日韓両国で2005年以降に公開された大量の日韓会談関連外交文書を分析し、
在日コリアンの法的地位
をめぐる交渉の内幕を明らかにする。
国籍選択や帰化など、
交渉過程で提起された諸問題とそれをめぐる
両国の議論は、
交渉妥結50年を経た現在でも、
在日コリアンの現状と未来を考えるに際し、
示唆するとこ
ろが大きい。
12.12 土14:00-16:30
植民地支配における戸籍と国籍−「日本人」そして「朝鮮人」とは誰のことか?
遠藤正敬
元津田塾大学教授
7.18 土14:00-16:30
文化センター・アリラン館長
メッセージは後日、
チラシやホームページで公開致しますので、
そちらをご覧下さい。
「朝鮮の解放と分断体制の出現」という副題を持つB.カミングスの大著
『朝鮮戦争の起源』
の原著第1巻が
81年に発表され、
日本語に翻訳されたのは89年であった。
以後四半世紀、
専門家でさえ接近することが
容易でない膨大な資料に裏付けられた学問的な研究は、
このテーマについては常識となったはずであっ
た。
しかし今日、
「東アジア」においてさえ朝鮮の分断体制に対して必ずしも理解が進んでいないどころか
誤解・無理解がいっそうはなはだしくなっている背景を歴史的に探る。
第4回
東京外国語大学教授
朝鮮人
「慰安婦」
を
「帝国の慰安婦」
と呼ぶ人がいる。
さらに
「慰安婦」
を連行したのは主に朝鮮人業者であ
り、
日本軍は
「慰安婦」
を発想・黙認、
あるいは需要をつくっただけとも述べる。
一見もっともらしい言説の
裏には、
被害者が日本軍の責任、
植民地支配責任を問えなくする落とし穴が潜んでいる。
植民地
「解放」
7
0年の今年、
朝鮮植民地支配からみた朝鮮人
「慰安婦」
問題を事実をふまえて、
一緒に考えていきたい。
第7回
「朝鮮人強制連行と丹波マンガン記念館」
土14:00-16:30
10.17 「植民地の慰安婦」
こそが実態‐朝鮮植民地支配からみた朝鮮人「慰安婦」問題
早稲田大学 文学学術院教授
5.16 土14:00-16:30
新潟国際情報大学教授
1965年に日韓基本条約および諸協定が締結されてから、
今年で50年を迎えます。
現在の日韓対話の
ぎこちなさにもかかわらず、
双方間の交流は着実に進展してきました。
その一方で、
植民地認識、
戦争被害
者や植民地支配被害者の人権救済問題をはじめとして、
1965年までに話し合われてきた課題は、
現在
も解決していません。
また、
日韓基本条約が敵視してきた朝鮮民主主義人民共和国との対話も遅々として
進んでいません。
これからの50年を展望するために、
日韓国交正常化交渉について、
改めて検証します。
「古代史は宿命的な争いの場所である。
古代の解釈を舞台として、
新しい思想と古い思想との闘いが行わ
れるという特殊な因縁がある」
(石母田正)
と指摘されるように、
古代史はいつの時代も徹底的に利用され
てきました。
現今の東アジア諸国でも例外ではありません。
「歴史は未来を志向する現在と過去との対話
である」
(E.Hカー)
とすれば、
東アジアの和解と平和を希求する視点からの東アジアの古代史とはどのよ
うな歴史なのか。
このような課題を設定して検討してみたいと考えています。
第2回
9.19 土14:00-16:30
「日韓基本条約締結50年を問う‐その置き去りにしてきたもの」
場所:文化センター・アリラン閲覧室
参加費:各回 1,000円 (事前予約不要)
愼 蒼宇
(シン・チャンウ)
鄭 栄桓
(チョン・ヨンファン)
鄭 剛憲(チョン・ガンホン)
第1回
第5回
第9回
早稲田大学台湾研究所客員次席研究員・宇都宮大学非常勤講師
近代国家の支配空間において、
国籍は
「国民」
を画する無二の資格とされた。
日本の植民地統治期、
朝鮮人
はすべて日本国籍を付与され、
法的には
「日本人」
であった。
だが、
帝国日本における
「日本国籍」
の意味は、
朝鮮人にとって何であったのか?そもそも
「朝鮮人」
とは誰を指したのか?そうした問いにおいて重大な
鍵となるのは
「帝国臣民」
の証明となる戸籍であった。
戸籍と国籍をめぐる政策が
「日本人」
そして
「朝鮮
人」
という、
「帝国臣民」
における境界線をどのように画定したのかを検討し、
「国民」
「民族」
「血統」
といっ
た概念のもつ政治性を考える。
2016.1.23 土14:00-16:30
「在日朝鮮人女性たちの70年」
宋恵媛
(ソン・ヘウォン)
在日朝鮮人文学研究者
解放後/戦後70年が経つ今なお、
その歴史に光が当てられることの少ない在日朝鮮女性たち。
日本の地
で、
儒教的規範の支配する在日朝鮮人社会の内外で、
彼女たちは何を考え、
どのように生きたのでしょう
か。
投書、
日記、
詩など、
女性たち自身による多様なテクストを手がかりに、
その歩みを辿ります。