絵金のまち・赤岡町家再生活用プロジェクト(高知県香南市)

絵金のまち・赤岡町家再生活用プロジェクト
【活動のテーマ】 あかおかびと による赤れんが商家の再生活用
【活動の対象地域と概要】高知県香南市赤岡町
ボが商家に手を伸ばす 2 日前だった。家屋への思い入れのあった元
居住者の姉が、ひとまずの保存を決めてくれた。白蟻が構造材を食
描いた芝居絵屏風が数多く残り、
「塩の道」の出発点としても知られ
い荒らし、屋根には大きな穴があき、町のシンボルである赤れんが
た町である。昭和に入っても官公庁が集積し商店街が賑わってきた
商家は、まさに風前の灯火だった。
が、モータリゼーションの流れを受けた 1970 年代のバイパス整備
しかし一方で、長年まちづくりに取り組んできたまちの人々は、
により、官公庁が移転し、空き家・空き店舗の増加が加速した。
そのまま 20 年の時を経て年をとり、新たな活動を始めることは困難
赤岡町は 2006 年に 5 町村が合併するまで、日本で一番小さなま
であった。こうしたなか、2014 年 4 月、赤岡町から約 5km に位置
ちであった。そのコミュニティの小ささを生かして、20 年近く前か
する「高知高専」に歴史的環境の保全活用を目指す研究室が発足し、
ら地域に残る歴史ある建物や絵金文化を生かそうと、住民・行政・
学生たちが主体となり、赤岡町をフィールドとして活動できる場を
専門家が一体となってまちづくりに取り組んできた。芝居絵屏風が
模索していた。
間近で見られる「土佐赤岡絵金祭り」、
まちづくりに長年尽力してきた情熱を持つ住民と、高知の未来を
香南市赤岡町
土佐浜街道の在郷町として江戸期から栄え、幕末の絵師・金蔵が
男は一升女は五合の酒を飲み干す「ど
ろめ祭り」、こたつを道端に並べてまち
担う若き技術者である高専生がタッグを組み、長年の蓄積で汚れた
赤れんが土間のおそうじから始め、劣化箇所の把握、活用策の検討
を始めた。同時に学生たちは、
「土佐赤岡絵金祭り」などへボランティ
じゅうが仮装をして楽しむ「冬の夏祭
アとして参加し、地域活動の維持にも協力し始めた。さらにこうし
り」など、自由な発想とエネルギーを
た活動に賛同した高知県内の若手建築士や大工・左官職人が学生の
秘めたまちである。
指導にあたった。未来のまちづくりを担う高専生を地域住民・専門
家が支援することで地域に愛着を持った技術者を育成し、また、高
齢化した地域のまちづくりを緩やかに支援する、こうしたサイクル
によって地域の宝を守る、本プロジェクトのかたちが見えてきた。
どろめ祭り
土佐赤岡絵金祭り
冬の夏祭り
【団体設立経緯】ー滅失 2 日前の奇跡をまちの誇りにー
赤岡小学校のほど近くに、赤煉瓦塀が印象的な商家がある。赤岡
小学校の設立に尽力した初代村長・小松与右衛門の邸宅である。昭
本プロジェクトでは、滅失2日前の奇跡を語り継ぐ「赤れんが商家」
の再生をきっかけとして、赤岡町の地域資源でありながら空き家・
空き店舗となっている伝統的建造物の保全・活用に取り組む。5 月
にはまちあるきツアー、6 月からはかわらばんの発行、9 月にはお芝
居を行うなど地域への認知も高まってきた。
和以降は、誂え靴屋とタバコ店として永く地域で親しまれてきた。
まちのパンフレットの表紙を飾る、赤岡を代表する商家でもあるが、
2013 年 2 月、赤れんが商家は住居としての役目を終えた。相続上
の課題、そして長年手が入れられていなかった商家は雨漏り・白蟻
による傷みも激しかったため、家族は解体を決め、同年 12 月に裏手
の附属屋から工事に着手した。この状況に危機感を抱き、本プロジェ
クトメンバーでもある餅店店主・浜田が香南市職員とともに声を掛
けた。「おばちゃん、この家これからどないすんの。このたてもん、
まちにとって大事なもんやき、なんとか残してくれんろうか。」ユン
建築士による実測指導
絵金祭りでの氷振る舞い
【活動の進捗状況】
4 月∼9 月の活動は図 1 のようにまとめられ、その目的は①あかおかびとの育成、
②あかおかびとの発掘、③
「赤れんが商家」の保全活動、
④「赤れんが商家」の劣化食い止めの 4 点に集約できる。また、これまでの商家での活動を図 2 に示す平面図に落とし、商家に対する働き
かけを可視化した。以下に、4つの目的別に進捗状況を説明する。
① あかおかびとの ② あかおかびとの ③「赤れんが商家」の ④「赤れんが商家」の
育成
発掘
保全活動
劣化食い止め
あかおかわらばん
実測調査
構造調査
facebook ページ
腐朽箇所調査
広報イベント
あかおかいぎ
産業観光誘致
建物全体
2014 年 12 月から行なってきた
ワークショップ・イベント・修繕
水切り瓦修繕
お
2015.2.1
つき・そば打ち実演
& 研究発表
井戸
2015.6.6
「土と木から学ぶ和の暮らし」
in 赤れんが商家
雨漏り修繕
2015.7.18
「土と木から学ぶ和の暮らし」
絵金祭りと線香花火
裏庭
2014.12.21
赤れんが敷き土間
おそうじワークショップ
※水路整備、草引き
2015.9.26 27
ひとり芝居
「障子の国のティンカーベル」
蔵
台所
※土間そうじ
2015.9.13
貸し間北側下屋の撤去
図1. 活動内容の分類
2階へ
建物全体
2015.6.13
産業観光バスツアー in
赤岡
2015.6.28
貸間撤去 & おそうじ
& 草引き
排水路整備
2015.7.26/7.28
蔵 水切り瓦修繕
修繕ワークショップ
2015.5.16 17
貸間撤去 & 建物調査 &
水路整備 & おそうじ
2015.5
貸間北側 屋根瓦葺き替え
2015.10.11
赤岡・赤れんが商家幻燈会
看板作成
お掃除ワークショップ
2015.4.5/4.26
建物調査 & 水路整備 &
おそうじ
座敷
※イベントに利用
主屋
貸間
※継続的におそうじ
※畳・天井を撤去
2015.8.2
OPEN !赤れんが!
【① あかおかびとの育成】
これからの社会を担う専門技術者を目指す高専生を、地域ぐるみ
2015.8
主屋屋根修繕
で指導・育成することで、卒業後も継続して地域活動に貢献できる
人づくり の体制を構築する。学生たちは人とのつながりをもとに、
2015.7.18 19
絵金祭り
手回しかき氷で募金活動
地域内に自らの専門性を活かす場所を発見・創造していく。
靴屋
2015.8.16
土間おそうじ WS&BBQ
タバコ屋
2015.3.3
「宗石靴店」の手の跡を る
おそうじワークショップ
2015.7.14 15
須留田八幡宮神祭
活動のスライドを上映
ー実測調査(4∼5 月)ー
活動を進めるためには商家の構成を把握することが必要である。
まずは、学生たちとともに実測調査の基本でもある平面図の採取を
始めた。学生たちにとって建築物を実測することは初めての経験で
ある。実際に採寸する体験を通して、部材の名称や柱の位置・建具
の収まりなどを学ぶ機会にもなった。
ー構造調査・腐朽箇所調査(5 月∼9 月)ー
150 年ほど前に建てられた赤れんが商家は、いたるところに白蟻
による被害や雨漏りによって腐朽した箇所がある。保全活動をすす
めるために、腐朽箇所を把握する必要があり、屋根裏や軒下にも入っ
て調査を行った。調査によって、部材を継ぎ足した跡や白蟻駆除の
2015.8/ 主屋屋根修繕
2015.7.18 19/ 絵金祭り
図 2. 活動内容のプロット図
2015.8.16/ 土間おそうじ &BBQ
「あかおかいぎ」を毎月開催している。専門家・高専生が対等に意
見を言い合い、身体だけでなく知恵も出し合って、一歩一歩、着実
に前へと進んでいる。かいぎ開始当初よりも、学生が堂々と発言で
きるようになってきた。
ための薬剤を注入した跡も見つかるなど、この家が長い時間をかけ 【② あかおかびとの発掘】
て住み継がれてきたことが実感できた。現在、調査結果を元に構造 ーあかおかわらばんの発行(6 月∼)ー
地域の人々に赤れんが商家の保全活用に関心を持ってもらうこと
図面、模型作成を進めている。
を目的に、プロジェクトの活動紹介やイベントの告知を行う「あか
おかわらばん」を、香南市の回覧板を利用して赤岡町内(約 1230 世帯)
で回覧している。6 月から開始し、これまで 5 号を発行した。町内
の拠点施設でも配布している。イベント等に訪れることが困難なお
年寄りからも「ああ、赤れんがのいえをやってくれゆう。がんばり
ゆうねえ」と声をかけていただくことも多くなった。
ー facebook ページの運営ー
建築士による実測指導。学生の眼差し
は普段の授業よりも真剣に見える!?
床下にも潜り込んで白蟻被害を
確認した
かわらばんでは掲載しきれない写真やリアルタイムでの情報を補
完するとともに、地域外・県外への発信に facebook を利用している。
ーあかおかいぎの実施(月 1∼2 回程度実施)ー
学内での活動、あかおかいぎなど、表に見えない活動などもこまめ
プロジェクトのコアメンバーに高専生を交えて、ワークショップ
に報告しており、更新頻度はおよ
等の具体的内容や今後の活動方針、活用案の検討等について考える
そ 1 週間未満である。また、赤
岡には「冬の夏祭り」だけ北海道
から訪れるといった全国から集ま
る人たちも多いため、全国区で情
報発信が可能なソーシャルメディ
アも重視している。
URL:
https://www.facebook.com/aka
あかおかいぎの様子
計画図と合わせた活用案の検討
okamachiya
facebook ページ
ー広報イベント(地域イベントにあわせて開催)ー
・地場産業をめぐるまちあるきツアー(6 月 13 日)
動に協力するとともに、「赤れんが商家」を広く開放し、取り組みの
ん製造、酒造業など地場産業が息づいている。まちなみを自分たち
紹介や活動への協力依頼を積極的に行うことで、支援者の輪を広げ
で守っていくためには、地場産業が元気でなければならない。こう
ている。また、「赤れんが商家」の新たな価値を発見・創造するため
した考えから、岡山県倉敷市玉島地域を中心に産業観光を仕掛ける
のイベントを誘致し、各種イベントの企画・実施を通して、「あかお
CLEAR WATER の赤澤雅弘氏に協力を依頼し、岡山県からのおきゃ
かびと」の発掘を行う。
くさまを対象に、赤岡の地場産業をめぐるまちあるきツアーを実施
町外から多くの人が訪れる祭り時にはボランティアとして地域活
・須留田八幡宮神祭(7 月 14 ー 15 日)
暗闇に芝居絵屏風が浮かび、八
幡さんをおまつりする日。絵金祭
赤岡は商業のまちであり、現在も鮮魚店やこんにゃく屋、ちりめ
した。受け入れ先への交渉は、赤澤氏とプロジェクトメンバーが足
繁く通い、お願いする。何回か通うごとに、受け入れ先の人の表情
は柔らかくなる。祭り時以外に他地域から観光客を誘致するととも
りとは趣が異なり、地元の人々が
に、地域住民に対しては、赤岡の価値を再発見する機会にもなって
ゆっくりと楽しむ祭りである。赤
いると思われる。11 月 20 日にまちあるきツアー第二弾を行う予定
れんが商家もひっそりと、暗闇の
である。
なかに蚊帳をかけ、活動風景のス
ライド上映を行った。
夕暮れの須留田八幡宮神祭
・土佐赤岡絵金祭り(7 月 18 ー 19 日)
赤岡町が1年でもっとも賑わう日。祭りに合わせて赤れんが商家
も開放した。蚊帳を利用したスクリーンを使った活動紹介。活動を
紹介したリーフレットの作成と配布、そして保全活動のための募金
への協力をお願いし、ご協力いただいた方には、赤れんが商家に眠っ
ていた手回しかき氷機 ( 高専の技術によって復元 ) を利用した特製
かき氷を提供。町内だけでなく町外の方、特に赤岡町外に引っ越さ
れた方など、絵金祭りに合わせて赤岡町を訪れた多くの方に活動を
知っていただくよい機会になった。(募金総額:56,787 円)
採れたて蒸したてのチリメンを味わう
歴史的建造物を維持する主の話に耳を傾ける
・活動がわかるように!看板製作プロジェクト(9 月∼)
赤れんが商家での活動は月に1回程度であるが、お遍路さんなど、
多くはないが商家の前を通り過
ぎる人がいる。活動日以外でも
活動をしている場所であること
がわかるように、看板製作に取
り掛かった。機械専攻の学生が
主体となって材木にヤスリをか
け、切断し、機械工場の設備を
用いてレーザー加工を施した。
かき氷の振る舞い
赤れんが土間をつかったスライドショー
・伝統工芸土佐和紙をヒントにしたひとり芝居(9 月 26 ー 27 日)
様々な活用方法を模索していた中、絵金祭りの際に配布した活動
リーフレットを目にした、いの町在住の女優・浜田あゆみさんから「お
芝居を通して活動に協力したい」との申し出があった。小道具とな
る障子を 2 階からひっぱりだし、ワークショップで張り替えた。準
備途中には、町の人がそうじを手伝い、いの町の畳屋さんから処分
予定だった畳をゆずっていただい
た。地域内外の人々の協力を得て、
ケヤキの 1 枚板にレーザー加工中
【③「赤れんが商家」の保全活動】
ーお掃除ワークショップ・修繕ワークショップ(月 1 回程度)ー
地域・学生・専門家の連携によるお掃除・修繕ワークショップを
開催。5∼10 名程度の学生が参加している。1) 誰もが気軽に参加でき、
2) 活動の成果が目に見え、参加者の達成感につながる、3) 大人数で
取り組むことで参加者に連帯感が芽生えるという効果が挙げられる。
休憩時間には参加者全員が車座になってお昼や差し入れのおやつ
とおしゃべりを楽しみ、ゆるやかな交流を図る。
赤れんが商家の座敷はひとり芝居
「障子の国のティンカーベル」の
舞台に変身した。高専生にとって
は、芸術に触れる貴重な機会とも
なり、今後の赤れんが商家の活用
イメージが膨らんだ。
WS で障子を張り替え
傷んだ屋根の瓦を下ろす
笑いと涙が座敷を包んだ
学生とあゆみさんも仲良くなった!
傷んだ座敷を取り除く
置いておくもの捨てるものを分ける 休憩に手作りシロップのかき氷を楽しむ
【④ 耐震補強に先だった「赤れんが商家」の劣化食い止め 】
ー雨漏り箇所・水切り瓦の補修ー
耐震補強を目指して構造調査を行う中で、商家が初見よりも雨漏
りによる被害が著しいことがわかった。屋根の腐朽が進み妻側に張
り出した母屋が崩落、7 月には長く続いた雨により蔵の水切瓦が道
路側に落下した。赤れんが商家横の道路は小学校の通学路でもある
ため、早急に水切り瓦の補修を行った。主屋もこれ以上の雨漏りは
家屋の維持に関わるため、当初予算では予定していなかった雨漏り
上左:剥落した水切り瓦
の原因となる瓦のずれの補修・割れた瓦の交換を行うこととなった。
上右:左官職人による
これにより、主屋の座敷部分の雨漏りは改善されたが、傷みが激し
水切り瓦の復元
い東側の土間上部は職人も安全面から屋根に乗ることができず、現
左:瓦のずれ補修
在も対応ができていない。これらの補修は、土佐の伝統構法を熟知
する職人に相談・依頼し、学生も安全面に気をつけながら作業の一
部を協働、見学を行った。思わぬハプニングから土佐漆喰による左
官作業を依頼したが、細かく根気の必要な職人技を間近にみる機会
となった。
崩落した妻側の母屋
大工による修繕
【今後の予定】
ワークショップ、イベント実施など着実に進展している一方で、
地域住民はプロジェクトメンバーには入っているものの実際の活
動への参画が十分にできていない状況があった。こうした状況の
下、10 月 11 日に赤岡のまちづくりに長く関わってきた延藤安弘
先生をお招きし、地域の人々と一緒に幻燈会と意見交換会を行っ
た。そこから、右に示すこれからの進め方 10 項目が提示された。
これを糧に、引き続き力強く着実に活動していきたい。
雨で崩落した壁面
補修が困難なためやむなく減築
これからの進め方 10項目
あ 赤岡ラブラブスポット等ユニークな発想を生かそう。
か 可能性開くには新しい多様な担い手と老体にムチうつ人々のカップリング。
連綿と人々が集まる場所にすると家とご先祖様が喜ぶ。
が 我流に何か出来ることを持ち寄って、
協働の花を咲かせよう。
商 正味、
木造とレンガ、
和洋の混合体は地域のホンマの宝。
家 かわら版発行しながらPR告知を継続的に。
れ
ん
さ さらに赤岡スタイルに磨きをかけ全国に発信しよう。
い 傷みを手当てし赤い家の生命を守り育み続けよう。
せ 生活まるごと博物館として、
小学生からお年寄りまでの居場所にしよう。
い いやなトラブルをエネルギーに変えよう。
ー安全の確保ー
■10 月までの活動で構造図の作成、劣化箇所の把握ができた。現在、学生による耐震解析も進め
られているが、劣化状況を踏まえた経験に裏打ちされた見方も必要と考えている。構造事務所の
所見をもらい、具体的な耐震補強方法を検討し、改修工事に踏み込みたい。
ー活用に向けてー
■ ワークショップによる思い出マップ(右図)の作成:靴屋、タバコ屋、赤れんが商家に思い出 劣化箇所の検討
2014 年 12 月から行なってきた
みんなぁで
つくろ!
赤れんが商家 旧
( 宗石タバコ靴店
井戸
ワークショップ・イベント・修繕
2015.2.1
お
つき・そば打ち実演
& 研究発表
ショップによって赤れんが商家の歴史をひもとく。今後の保全活動のヒントとする。
2014.12.21
赤れんが敷き土間
2015.4.5/4.26
おそうじワークショップ
建物調査 & 水路整備 &
2015.6.6
おそうじ
「土と木から学ぶ和の暮らし」
in 赤れんが商家
蔵
排水路整備
台所
2015.7.18
「土と木から学ぶ和の暮らし」
絵金祭りと線香花火
2015.7.26/7.28
蔵 水切り瓦修繕
2015.5
貸間北側 屋根瓦葺き替え
を読んで、様々な意見をもっていると思われる。赤岡町に暮らしている住民の抱いている町の魅力・
課題を知るために、赤岡町域約 1200 世帯を対象とした住民アンケートを実施する。赤れんが商
家だけでなく赤岡町の将来を見据えた活動に発展させていく。
■ 赤岡町の将来像を描く:活動を通して構築された行政、地元住民、地元店主、職人、専門家、
貸間
継続的におそうじ
2015.5.16 17
貸間撤去 & 建物調査 &
水路整備 & おそうじ
2015.6.28
貸間撤去 & おそうじ
2015.6.13
& 草引き
産業観光バスツアー in
赤岡
靴屋
2015.8.2
タバコ屋
OPEN !赤れんが!
2015.7.14 15
2015.7
電気開通
2015.7.18 19
絵金祭り
手回しかき氷で募金活動
須留田八幡宮神祭
活動のスライドを上映
2015.3.3
「宗石靴店」の手の跡を
る
)
■ 住民アンケートの実施:ふだん、活動には出てこられないお年寄りも、「あかおかわらばん」
畳・天井を撤去
主屋
わたしたちの思い出・アイデアマップ
を持つ人はとても多い。個人の思い出や残された古写真などの資料を手掛かりとして、ワーク
おそうじワークショップ
赤れんが商家の再生・活用にあたり、多くの人にプロセスに参加してもらい、思いを共有しながら進めたいと考えています。
「昔この場所でこんなことをした」「こんな物があった」「こんな人がいた」などなど赤れんが商家での思い出や、
「ここをこうしたい」「こんな風になったらいいな」といった活用のアイデアなどをご自由に書き込んでいってください。
絵金のまち
赤岡町家
再生活用
プロジェクト
思い出マップ
高専生のつながりを生かして、「あかおかびと」による赤岡の未来を考えるワークショップを開催
する。住民アンケートや思い出マップを元に、継続して守っていくだけでなく、積極的に未来を
創造していくことも視野に入れ、持続可能な赤岡町の将来について検討していく。
高専生・専門家・地域住民による協働作業