平 成 2 4 年 1 月 吉 日 会 員 各 位 様 南伊勢町商工会 会長 田中喜一郎

平 成 24 年 1 月 吉 日
会 員 各 位
様
南伊勢町商工会
会長
田中喜一郎
東日本大震災に係る義援金の取扱いについて
【税務上の取扱い等について】
平素は本会の事業運営に特段のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、東日本大震災に対する義援金の税法上の取扱いにつきましては、5 月付事務連
絡文書にて、下記の通りお願いいたしましたが、日本赤十字社等と同様、所得税法上の
「特定寄附金」及び法人税法上の「指定寄附金」の指定を受けることへ変更になりまし
た。会員の皆様におかれましては、すでに処理済の会員様もおられるかとは思いますが、
お詫び申し上げると共に、平成 23 年分の所得税の確定申告に向けて、税務上の取扱い
等について、ご案内いたします。
5月付 事務連絡文書(誤り)
(誤り)
■本義援金に関する税制上の取り扱い
本義援金は法人税法基本通達9-7-15の4、及び所得税法基本通達37-9の
6によって定められた「災害見舞金に充てるために同業団体等へ拠出する分担金等」
に該当し、これに基づいて支出した義援金を、経費として算入することが可能です。
本件は寄付金扱いではないため、寄付金控除にはあたらない点にご注意ください。
(1)会員の税制上の取り扱い
①個人事業主:義援金を支出した日の属する年分の当該業務に係る所得の金額の
計算上、必要経費に全額を算入する。
②法
人:義援金を支出した日の属する事業年度の損金に全額を算入する。
1.個人の方が支払った場合
その年中において支払った「特定寄附金」の合計額 - 2千円 = 寄附金控除額
(注)所得金額の 40%相当額が限度(商工会への義援金のように震災関連寄附金に該当するものは 80%
相当額が限度)となります。
2.法人の方が支払った場合
法人が「指定寄附金」を支払った場合は、支払った金額の全額を損金の額に算入することができます。
別紙1
今後申告される法人の方は「指定寄附金」として申告されるようお願い申し上げます(法人税申告に
あたり別表14(2)の記載が必要となります)
。
なお、これまでに本義援金を全額損金の額に算入し確定申告を行った法人におかれては、特段の申請
等を行う必要はございません。
1.義援金を拠出いただいた個人の方の税務処理について
個人の方が拠出した義援金は、所得税法上の特定寄附金に該当し、その年中において支払った
特定寄附金の合計額について、寄附金控除の適用を受けることができます。
寄附金控除の適用を受けようとする方は、本年、平成 23 年分の所得税の確定申告をしていただく
必要がありますので、この案内とともに商工会が発行する別添領収書(特定寄附金を支払ったことが
確認できる別添領収書)を大切に保存していただきますようお願いいたします。
なお、寄附金控除の額は、次の算式によって計算しますが、確定申告において、寄附金控除の適
用を受ける場合には、領収書の添付(又は提示)が必要となります。以前発行させていただいた領収
以前発行させていただいた領収
書は使用できませんのでご注意ください
書は使用できませんのでご注意ください。
のでご注意ください。
【寄附金控除の額の算式】
その年中において支払った「特定寄附金」の合計額(注) -
2千円 = 寄附金控除額
(注)商工会への義援金のように震災関連寄附金に該当するものは所得金額の80%相当額
が限度となります。
なお、
誠に恐縮ですが、今回
今回の義援金
の義援金は指定寄付金
は指定寄付金として
として指定を受けた
指定を受けた寄附金です
寄附金ですので
なお
、誠に恐縮ですが、
今回
の義援金
は指定寄付金
として
指定を受けた
寄附金です
ので
「災害見舞金に充てるために同業団体等へ拠出する分担金等(1会員あたり1千円)
災害見舞金に充てるために同業団体等へ拠出する分担金等(1会員あたり1千円)」と
」と
して必要経費扱いにすることはできず、上記の「寄附
して必要経費扱いにすることはできず、上記の「寄附金控除」のみの取扱い(両方の併
金控除」のみの取扱い(両方の併
用はできない)旨、
はできない)旨、税務
旨、税務当局
税務当局に確認をしておりますので、何卒お願い申し上げます。
当局に確認をしておりますので、何卒お願い申し上げます。
また、震災関連寄附金に該当するもののうち一定のもの(商工会への義援金は対象外で
す。)については、税額控除を選択することができます。詳しくは、国税庁HPをご覧い
ただくか国税局の電話相談センターをご利用ください。
(電話相談センターのご利用は、所轄の税務署にお電話いただき、自動音声にしたがっ
て番号「0」(※)を選択してください。
※ 「仙台国税局、関東信越国税局及び東京国税局」以外の国税局(国税事務所)管内の税
務署に電話をおかけになる場合は番号「1」を選択してください。
発行番号
寄
附 金
受 領
号
書
(寄附者)
住所
名称
寄附金の額
様
金
円
上記のとおり寄附金を受領しました。
平成23年
月
日
南伊勢町商工会
会長
田中喜一郎
印
上記の金額は、東日本大震災により被害を受けた地域を地区とする商工会が全国商工会連合
会の策定した計画に基づき行うその地区における商工業に関する施設の復旧及び経済の早期の
復興を図る事業に要する費用に充てられるものとして、所得税法第 78 条第2項第2号及び法人
税法第 37 条第3項第2号に基づき財務大臣が指定した寄附金(平成 23 年6月 24 日付財務省告
示第 209 号)に該当するものです。
(注)上記の措置を受けるために、確定申告に際して、この受領書が必要となりますので相当
期間大切に保存してください。