分級装置(液相・気相) 測 定原理 液体クロマトグラフィ (SEC・HDC) :液相 液体中に含まれる試料成分毎の分離カラムとの親和力(相互作用)の違いから、試料成分を分離する方法です。固定相の違いにより、 「サイズ排除クロマトグラフィ (SEC/GPC)」 と 「ハイドロダイナミッククロマトグラフィ (HDC)」の二つのタイプに分かれます。 流動場分離法(FFF:Field Flow Fractionation) :液相 流動場分離法は、液体クロマトグラフィと異なり、分離担体を伴わず、キャリア流内に形成される分離場により分離を行う方法です。 したがって分離できる粒子のサイズは分離担体に依存しません。 微分型電気移動度分析器(DMA:Differential Mobility Analyzer) :気相 静電場内で荷電させた粒子の電気移動度が、粒径と帯電数により異なることを利用した粒径分級方法です。 試料注入 固定相 試料成分 (ナノ粒子) サイズ排除クロマトグラフィ (SEC) 固定相 試料成分 (ナノ粒子) 液体ポンプ ハイドロダイナミック クロマトグラフィ (HDC) 分離カラム 検出器 フラクションコレクター (溶出時間ごとに分注) 液体クロマトグラフィ装置 特長 サイズ排除クロマトグラフィ:液相 固定相の細孔への、試料粒子の入り込み易さの違いによって分離を行う方法です。固定相により、分離できる粒子サイズが制限 され、一般的に100∼200 nm程度が排除限界(粒子サイズの上限) とされています。 流動場分離法:液相 流動場分離法は、液体クロマトグラフィと異なり、分離担体を伴わず、キャリア流内に形成される分離場により分離を行う方法です。 したがって分離できる粒子のサイズは分離担体に依存しません。 微分型電気移動度分析器(DMA) :気相 比重、屈折率などの影響を受け難く、狭い電気移動度範囲の粒子をシャープに測定するのに適しています。 測定システム 超高速液体クロマトグラフィ装置 Nexeraシリーズ DMA (Differential Mobility Analyzer) 出典: 「Guor-Tzo Wei, Fu-Ken Liu Journal of Chromatography A, 836 (1999) 253.260より」 SECによる Auナノ粒子分級例 関連ブース:6B-16
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