平成27年4月1日 各種見込み額及び年金請求をされた方へ 兵庫県病院厚生年金基金 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、当基金の事業運営に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、当基金は平成26年4月1日に施行された「公的年金制度の健全性及び信頼性確保のた めの厚生年金保険法等の一部を改正する法律」を受け、厚生年金基金としての存続を断念し、解 散して新たな企業年金制度を立ち上げることを平成26年6月18日の代議員会で議決して、昨年 末に「基金だより」にてお知らせしたところです。 その後、国から預かっていた代行部分の将来返上について平成27年1月15日に厚生労働大 臣あて将来返上認可申請を行い、厚生労働省において審査の結果、平成27年3月1日付で認可 承認され、基金の解散が事実上決定することとなり、時期については平成28年3月を予定し て お ります。 解散後は後継制度として、給付水準を見直したうえで新たに確定給付企業年金を立ち上げるこ とが決定しており、平成27年5月に事業所説明会を開いて、各事業所に後継制度への参加の有 無を検討していただく予定にしております。 基金が解散いたしますと国に代わって代行給付を行っている基本年金『老齢厚生年金(報酬比 例部分)』の大部分は国に返り、厚生年金保険法に基づき国からの支給となります。 基金独自の上乗せ部分(加算部分)については、後継制度に加入される事業所に勤め て おら れる加入員様は残余財産の額に応じて分配金を後継制度に移換して引き継ぎ、後継制度に加入 されない事業所に勤めておられる加入員様は、残余財産の額に応じて分配金としてお支払いする 予定にしています。 また、待期者、受給者の方々の基金独自の上乗せ部分(加算部分)については、後継制度に加 入される事業所に勤められた方々につきましては、残余財産の額に応じて後継制度に移換して引 き継ぐか、分配金でお受け取りになるかご検討いただき、後継制度に加入されない事業所に勤め られた方々につきましては、残余財産の額に応じて分配金としてお支払いする予定にしてい ます 。 敬具 このたびの当基金からの給付額につきましては別添のとおりご連絡致しますが、当該給付 額は、当基金が解散するまでの間について予定しているものでありまして、当基金解散後につ きまし ては改めて分配金についてご案内させていただきます。 後継制度としての確定給付企業年金については、大枠は決定しておりますが個々人の年金 をお示しできる状態には至っておりません。
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