石巻西高実況中継 ~学校の情報や生徒の様子をリアルタイムで家庭に届けます~ 平成27年3月17日 第57号 発行者:校長 齋藤幸男 実況中継第57号は,神奈川県の高校生との防災交流です。相模トラフが近くに位置していることもあ り,巨大地震による津波被害が予想されているのですが,残念なことに一部の人達を除くと当事者意識は 低いと言われています。今回の交流での西高生の役割は,防災カレンダーづくりを通して学校と家庭をつ ないで防災意識を高めることと災害の後に高校生が笑顔を取り戻して歩き出すことが被災地を勇気づけ元 気づけたことを伝えるためです。「語り継ぐ」の「語る」は,体験をした者のつとめ,「継ぐ」のは,聞い た人のつとめです。 ○ 二本木啓太 私たちは,震災を風化させてはいけないと思って県外の防災交流にでかけてきました。しかし,参加した高校生や ボランティアの方達も同じ思いでいてくれたことが一番うれしく感じました。 ○ 三浦 沙世 今回の防災研修は初めての経験であり,ふだんは滅多に経験できないことなのでとても新鮮でした。ワークショッ プや防災カレンダー作りにも積極的に取り組めました。今までは防災に対して前向きにな姿勢になったことはなかっ たので,新しい自分に出会えたようでうれしかったです。校長先生の講話で震災当時のことが語られ,二度とあのよ うな被害を受けないためにも,他県や他国の人達に私たち自身が語り継ぐ役目を果たしていきたいと思いました。今 回参加して本当に良かったです。参加することを後押ししてくれた担任の訓子先生と親にもとても感謝しています。 ○ 高橋まなき 他県の高校生と話し合う機会があまりなく,緊張してうまく伝えられないことが多かったのですが,神奈川の高校 生は真剣に話を聞いてくれました。こういう機会があったらまた参加して震災について語り継いでいきたいです。 ○ 橋本 晴佳 このような活動に参加したのが初めてだったので,正直言って何をどこまで話していいのか不安でした。しかし, 神奈川県の高校生のみなさんは,しっかりと耳を傾けてくれたり,防災カレンダーや防災カルタを一緒に考えながら 作っていくうちに,互いに防災に取り組む意識が高まったのではないかと思います。他にも自分の体験談や興味のあ る話などをして盛り上がりました。校長先生がおっしゃっていたように,震災を体験した者が「語り」,聞いてくれた 者が「継ぐ」ということの重要さを身にしみて感じることができました。 ○ 菅原 彰太 震災から4年が経ちましたが,神奈川県の高校生や災害ボランティアの方が,今でも被災地のことを考えていてく れたことがすごくうれしく思いました。しかし,実際に経験していないので分からないことが多いようでしたので, これからも全国の人達に対して,もっと語り継いでいく必要があると思いました。 ○ 伊藤 三奈 防災にはもとから興味があったので,今回初めて参加を希望しました。うまく語り継げるかどうか不安だったので すが,神奈川県の人達は真剣に話を聞いてくれました。「おかげで防災についての意識が変わったよ!」と言われた時 は,すごくうれしかったです。震災のことを今まで考えないようにと少し逃げていた部分があったので,この機会に 向き合うことができてよかったです。このような機会を与えてくださった先生方や関係者の方々に感謝しています。 ○ 北村 友里 今回の研修は,今までのと違って自分たちが教える立場だったので,伝える難しさを痛感しました。防災カルタは, 防災について楽しく学べるという意味で,一石二鳥だなあと勉強になりました。神奈川県の高校生が継いでくれたよ うに,私も西高に持ち帰って委員会活動や部活動の中で語りながら生かしていきたいと思います。 ○ 今野 拓海 今回の活動を通して,西高の取り組みを少しでも伝えることができてよかったです。こういう交流をこれからも続 けていけたらと思います。充実した2日間でした。 ○ 山内 花凛 今回の防災研修に参加したのは,震災の被害が少なかった私が,何もできなかったことに悔しさを感じていて,何 か自分にできることはないかと思っていたからでした。グループ活動を通して,神奈川県の生徒と防災意識を高め合 うことで,私自身も新しいことを学ぶことができました。東日本大震災を「語り継ぐ」ということに,少しでも自分 が貢献できたことをうれしく思いました。 ○ 千葉 友貴 校長先生の講話では,私が初めて見る映像があったり,改めて考えさせられることがたくさんありました。私たち にできることは,小さいことでもたくさんあると思うので,自分ができることを精一杯続けていきたいと思います。 神奈川県の高校生徒の交流を通して,たくさん学ぶことができた充実した2日間でした。
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