2015年3月期 リコーグループ業績概要 経営成績 2015年3月 期 (2014年4月1日から2015年 金融損益は、前連結会計年度に比べ為替差益が 3月31日まで の12カ月 間)の 連 結 売 上 高 は2兆 増加したものの、有価証券売却益が減少しました。 2,319億円と前連結会計年度に比べ1.7%の増加 税引前当期利益は前連結会計年度に比べ4.9% となりました。なお、当連結会計年度の米ドルおよ 減少し1,122億円となりました。 びユーロに対する平均円レートはそれぞれ109.89 以上の結果、親会社の所有者に帰属する当期利 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ9.60円 の 円 安 )、 益は、前 連 結 会 計 年 度に比べ5.8%減 少し685億 138.85円 ( 同4.38円の円安 )となっております。 円となりました。 国内の経済は、企業の収益改善や雇用・所得改善 の動きが見られ、緩やかな回復基調が続いているも 財政状態に関する分析 のの、依然として消費増税以降の消費に弱さが残っ 資産、負債および純資産の状況 ています。このような状況の中、国内の売上高につ 資産の部においては、円安の影響に加え、 「その他 いては産 業 分 野が増 加したことに加え、MFPのカ の金融資産」がリース債権の増加等により前連結会 ラー機が大きく伸張しました。しかしながら、前連結 計年度末に比べ増加しました。結果として、資産合 会計年度末のパソコン買替需要増大の反動を受け、 計は前連結会計年度末に比べて1,335億円増加し ネットワークシステムソリューションの売上が大きく 2兆7,302億円となりました。 減少しました。結果として、国内売上高全体で前連 負債の部では、リース債権の増加等に伴う運転資 結会計年度に比べ7.2%の減少となりました。 本需要等により「社債及び借入金」が前連結会計年 海外の経済は、引き続き米国の景気が堅調に推移 度末に比べ増加しました。 負債合計は前連結会計 し、欧州にも持ち直しの動きが見られるものの、原油 年度末に比べ736億円増加し1兆5,758億円とな 価格の低迷や中国をはじめとする新興国において成 りました。 長の減速が見られ、依然として先行き不透明な状況 資本の部では、 「その他の資本の構成要素」が前 となっています。そのような状況の中、当連結会計 連結会計年度末に比べ増加しました。結果として、 年度の海外売上高については、MFPのカラー機が 資 本 合 計は前 連 結 会 計 年 度 末に比べ599億 円 増 伸張したことに加え、円安や事業買収の影響が寄与 加し1兆1,543億円となりました。 しました。 米 州においては10.1%の増 加(為 替 影 響を除くと0.5%の増加)、欧州・中東・アフリカにお キャッシュ・フローの状況 いては2.6%の増加(同0.7%の減少)、中華圏・ア 営業活動によるキャッシュ・フローの収入は、 「営 ジア等のその他地域においては15.7%の増加(同 業債務及びその他の債務」の減少等に伴い、前連結 8.8%の増加) となりました。 会計年度に比べ443億円減少し1,025億円となり 以 上の結 果、海 外 売 上 高 全 体では前 連 結 会 計 ました。 年 度に比べ7.9%の増 加(同1.2%の増 加)となり 投資活動によるキャッシュ・フローの支出は、 「有 ました。 価証券の売却」の減少等に伴い、前連結会計年度に 売上総利益は、売上高の増加や円安の影響により、 比べ205億円増加し1,434億円となりました。 前連結会計年度に比べ3.9%増加し9,069億円と 財務活動によるキャッシュ・フローの収入は、 「長 なりました。販売費及び一般管理費は、グループを 期 借 入 債 務による調 達」の増 加 等により、前 連 結 あげて取り組んでいる構造改革活動の成果はあった 会 計 年 度に比べ391億 円 増 加し299億 円となり ものの、円安や買収の影響等により、前連結会計年 ました。 度に比べ 5.1%増加し7,911億円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金 以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ 同 等 物 残 高は、前 連 結 会 計 年 度 末に比べ23億 円 3.8%減少し1,157億円となりました。 減少し1,377億円となりました。 ➤ WEB IR・財務 情 報: jp.ricoh.com/IR/ ➤ WEB 平成26 年度 有価証券 報告書: jp.ricoh.com/IR/securities_report/pdf/yuho1503.pdf ➤ WEB 平成26 年度(平成27 年3月期)決 算短信: jp.ricoh.com/IR/financial_results/h27_3/pdf/flash_report.pdf 49
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