日本 語日本 文 学 科 日本語と日本文学の奥深さ、真髄に触れる研究を行います。 学 び の ポ イ ント ■ 学科の学び 古典文学、近代文学、 日本語学の 3 つの柱を学ぶ 1 年次の「入門・基礎」、2 年次の「概論」 「基礎演習」の授業を通し、3 系統すべてについ て確かな基礎知識を身につけます。3 年次には個々の興味に基づき、3 系統のいずれかに重 点を置き、 「演習」を核として主体的に学びます。4 年次では「研究法演習」を中心に自分 の研究テーマを掘り下げ、卒業論文を完成させます。 卒業論文 専門分野の研究 「世界の中の日本語・日本文学」 という視点での研究 ■ 従来の国文学科とは異なり、世界の言語の中の日本語、世界文学の中の日本文学という視 点から研究・考察していきます。過去の伝統を究め、未来へ向けて日本語・日本文学を育て ることを目的として「対照言語学」 「比較文学」などの授業も設けています。 ■ 日本 古典文学 入門・基礎 『万葉集』や『枕草子』 など日本文学は多彩な古典に恵まれています。なかでも世界に誇る 日本文学『源氏物語』 を原文で読むことが学科創設以来の伝統です。そのため、1 年次に 変体仮名を読む力をつけるトレーニングを丁寧に行います。 1 2 年次 年 間の流れ 4 日本語学 概論 基礎演習 古典の神髄である 『源氏物語』 を原文で学ぶ カリキ ュ ラ ム 日本 近代文学 年次 日本 古 典 文 学 関係科目 各分野の基礎を学び、 日本語学、 日本文学の研究の意義を理解します 基礎を充実させ、 自分が興味のある分野の学習に取りかかります 日本古典文学、 日本近代文学、 日本語学の各分野の 「入門・基礎」 の 授業を通して基礎知識をしっかりと身につけます。 必修科目の 「概論」 で、 3 分野すべての基礎を学び、 選択科目の 「基礎演習」 で研究方法や思考力を養います。 日本古典文学入門・基礎 ● 源氏物語講読 1 ● 源氏物語講読 2 ● 日本古典文学概論 1 ● 日本古典文学を展望してその基礎知識を学び、あわせてその魅力を知る 日本古典文学基礎演習1∼4 ● 日本古典文学演習1∼ 6 ● 上代文学と中古文学 ピックアップ授業 日本古典文学概論 2 ● 日本古典文学講義 1∼ 8 ● 中世文学と近世文学 日本近代文学 関係科目 日本 語 学 関 係 科 目 関連専門科目 17 日本近代文学入門・基礎 ● 日本近代文学概論 1 ● 日本近代文学の特質について、明治・大正・昭和期の代表的な文学作品から学ぶ 明治と大正の文学 日本近代文学基礎演習1, 2 ● ピックアップ授業 日本近代文学演習1∼ 6 ● 日本近代文学概論 2 ● ゼミナール 昭和と平成の文学 日本語学入門・基礎 ● 日本語学とはどういう学問であるかを 『万葉集』 『 、源氏物語』、方言などを使って学ぶ 日本近代文学講義 1∼ 6 ● 日本語学概論 1 ● 日本語の音韻・アクセント・表記 日本語学概論 2 ● 現代日本語の語彙・文法 ピックアップ授業 日本語学基礎演習1, 2 ● 日本語学演習1∼ 5 ● 日本語学講義 1∼6 ● 日本語史 ● 漢文学基礎演習 ● くずし字解読基礎演習 ● ピックアップ授業 パソコン日本語・日本文学 ● 日本語文法1,2 ● 日本文学教養演習1∼ 4 ● 日本語学教養演習1, 2 ● 日本文学特別演習1, 2 くずし字解読演習1, 2 ● ● 日本語特別演習1∼ 5 ● 書誌学 ● 対照言語学 1∼4 ● 書道 ● 文学部 日本 語日本 文 学 科 3 4 年次 年次 自分の興味・関心を絞り、専門分野の研究を行います 研究テーマをさらに掘り下げ、卒業論文を完成させます 3つの分野の中から研究テーマを絞り、 専門知識を習得していきます。 また 「演習」 の授業を中心に、 自分で考え、 表現する力を身につけます。 必修科目の 「研究法演習」 を通して、 卒業論文の作成指導を受けながら、 4 年間の学びの集大成として卒業論文にまとめます。 『とりかへばや物語』 、 狂言歌謡 『狂言六義』 、 近世の怪異小説 『雨中友』 変体仮名・くずし字の習得、 『堤中納言物語』 、 中世の紀行 『海道記』 、 井原西鶴の浮世草子、 『とりかへばや物語』 、 日本文学と絵本・絵巻 古代・口承文学の論文、 『 、播磨国風土記』 、 人形浄瑠璃と近松門左衛門 『心中天の網島』 、 西行と藤原定家の和歌、 松尾芭蕉の生涯と作品、 『おくのほそ道』 『 、万葉集』 『 、平家物語』 『常陸国風土記』 中野重治、横光利一、川端康成、泉鏡花、夏目漱石、志賀直哉、佐藤春夫、島崎藤村、田山花袋、徳田秋声、永井荷風、谷崎潤一郎、近代日本の短編小説など 芥川賞作品、芥川龍之介、夏目漱石、森鷗外、太宰治、遠藤周作、川端康成、宮沢賢治、上林暁、泉鏡花、1990∼2010 年代の思考を代表する批評 地図から解き明かす近代文学 (明治編、 大正・昭和編) 、 沖縄近現代文学、 ジェンダーと日本近現代文学、 芥川龍之介晩年の作品群、 近代文学作品における宗教的表現 研究法演習 [卒業論文作成の指導] 卒業論文 日本語学の基礎的な分析方法・考察方法の修得、 明治期の雑誌・新聞・小説の音読、 『土佐日記』 『 、更級日記』 『 、思ひ出』 『 、徒然草』 、 室町時代物語 (御伽草子) 、 現代方言研究、 『日本小文典』 北原白秋の詩集『邪宗門』 『 、キリシタン版』 、 日本語の音声と音響音声学 日本語の述語部構造の研究、明治期の文献を素材とした語彙分析、明治期編纂の国語辞書『言海』 日本語の歴史 (音韻、 アクセントとアクセント史、 文字史、 かなづかいとかなづかい意識、 話し言葉と書き言葉、 方言史、 文法史、 語彙史) 比較文学 1, 2 ● 日本語表現法 1, 2 ● 漢文学講義 ● ※青色の文字は必修科目 ●は基礎的科目 ●は専門的科目 ピックアップ授業 ゼミナール … 次のページをCheck! 18 ピックアップ授業 日本古典文学関係科目 日本 語 学 関 係 科目 ●その他の科目 【源氏物語講読 1】 ●その他の科目 【日本語学入門・基礎】 『源氏物語』五十四帖のう 日本古典文学 講 義 1 奈良時代に編纂された文献を読み、 地方伝承のあり方を考えます 奈良時代に編纂された 『常陸国風土記』 か ら、漢 文 体の文 章 表 現の特 色を学びます。 また文献を読み解き、地方文化・文学のあり 方や、中央と地方の関係、古代人の発想や 想像力などについて理解を深めます。 日本近代文学関係科目 日本語の発音の今と昔の違 日本 語 学 基 礎 演習1 ちの、桐 壺 巻 ∼ 幻 巻の内 いや、 日本語がひらがな・カタ 容を本文を読み進めること カナだけで句読点もなかった によって理 解します。 物 語 らどのようになるのかなど、現 の魅力を味わうとともに、作 代の日本語をさまざまなテー 品の背景や古典常識など マで観察・分析し、 日本語学 の理 解を深め、古 典 読 解 とはどのような「学」 であるの の基盤を作ります。 かを学びます。 【日本古典文学演習 5 】 『とりかへばや物語』 を精読 し、 この時代に女性と男性の 領域がどのように分けられて いたのか、 貴族社会の男女 関係のあり方はどのようで あったかといった問題を考察 します。 文献を使った日本語学の基礎的な 知識と方法を修得します 【日本語学演習 4 】 現代日本語の方言の実態 明治期の雑誌や新聞を読み、 「音読」できる ようにする「作業」をとおして、文献を使った日 本語学の基礎的知識・方法を修得します。 また明 治 期に手 書きされた文 献からどのよう な問題を見出せるか考えます。 関 連 専 門 科目 ●その他の科目 【日本近代文学基礎演習 2】 を学び、各自またはグループ で方言について研究発表を します。調べたいテーマを見 つけ、調査・考察、結論をだ すという一連の作業を一年 かけて行います。 ●その他の科目 【漢文学基礎演習】 泉鏡花、 夏目漱石、 志賀直 日本近代文学演習1 高 校 時 代までに学んだ漢 くずし字 解 読 基 礎 演習 哉、佐藤春夫、島崎藤村、 文訓読の基礎を確認した 田山花袋、 徳田秋声、 永井 上で、漢文読解力の向上 荷風、 谷崎潤一郎などの短 を図ります。漢和辞典を引 編小説を研究対象として、 きながら書き下し文、現代語 近代文学研究の基礎を実 訳を作成。日本文学を学 践的に学びます。 ぶ上で漢文学習が必須で あることを学びます。 【日本近代文学講義 1】 近現代文学の中からテーマを選び、 分析、検討を行います 4 年次に行う卒業論文作成に備え、近現代 文学の中から各自興味のある作品、作家、 テーマを選び、明確な問題意識をもって読解 します。そのために、 まずは対 象となるテキスト を丁寧にしっかり分析する訓練から始めます。 私の時 間 割 明治時代の東京を舞台に した文 学 作 品を取りあげ、 登場する地名を 『東京風俗 志 』や 『 風 俗 画 報 』などの 文献から当時の写真や記 事を集め、 作品読解に活か して行く手法の習得を目指 します。 言葉の語源に関する知識が 学べる授業が新鮮でした 実際の文献を使ったトレーニングで 「くずし字」 を解読する力をつけます 江 戸 時 代を中心とした、 さ まざまな種類の版本の実物 仮名字形の基礎を学び、実際の文献を使っ て、 「くずし字」を解読していきます。文献を自 分で読んで「翻字原稿」を作成し、仮名読 みクイズや文献を使ったトレーニングを重ねる ことにより 「くずし字」を理解していきます。 [ 1年次時間割・前期] Mon Tue 1 仮 名の読 解力を身につけ ます。 共通 基礎演習 日本語日本文学科 2年 私立 聖ウルスラ学院英智高等学校 出身 3 日本近代文学 体育実技・理論 情報科学入門 入門・基礎 (ダンス・上級) Ⅱ 4 学を習得し、 くずし字や変体 Thu 体育実技・理論 (ダンス・初級) 日本語学 入門・基礎 びます。日本 古 典 籍 書 誌 Wed 2 フランス語Ⅰ (総合) を使い、書 誌 的 特 徴を学 情報科学入門 Ⅰ 一條 園美さん 授業は少人数制で、教員との距離が近いのが特徴で す。 また、 専任教員によるグループアドバイザー制度があ り、 さまざまな相談に乗ってくださいます。印象に残って いる授業は「日本近代文学入門・基礎」 で、 作品の解釈 だけでなく、 言葉の語源についても学ぶことができ、 新し い発見がありました。文学を学ぶときは、 その作品の背 景がとても重要になるので、さまざまな分野の授業を履 修して、 幅広い知識を身につけたいと思います。 【書誌学】 日本古典文学 入門・基礎 Fr i S at 日本文学 教養演習 1 キリスト教と 文化 a 日本語文法 2 フランス語Ⅰ (文法) [ 1年次時間割・後期] 1 教職入門 2 情報科学入門 Ⅰ 健康・安全管理 3 くずし字解読 基礎演習 4 フランス語Ⅰ (総合) 人間論 キリスト教と 文化 b 日本古典文学 入門・基礎 漢文学 基礎演習 日本語文法 2 フランス語Ⅰ (文法) 日本語学 教養演習 2 日本国憲法 ■は学科専門科目 19 文学部 日本 語日本 文 学 科 ゼミナール 日本近代文学演習 2 作品の論じ方から 参考文献目録の作り方まで 卒業論文を書く ノウハウを学ぶ 藤澤 秀幸教授 このゼミは卒業論文の予 行演習となる授業 で、論文の書き方のノウハウを学びながら、最 終的に30枚以上のミニ卒業論文を書き上げ ます。前期は 『芥川賞全集 第 4巻』 の中から 作品を取り上げて、近代文学研究の基礎と なる、作品構造の分析や作品の論じ方、参 考 文 献目録の作り方などを学んでいきます。 後期は実際に学生各自が研究対象とする 作品を選び、 その作品論を発表します。この 授 業によって卒 業 論 文 作 成のプロセスを経 験できるだけでなく、調査能力や論理的思考 力、 プレゼンテーション力、文章表現力といっ た幅広い技能を向上させることができます。 日本語日本文学科 優秀卒業論文のテーマ ●『 江島縁起絵巻 』 について ―江島弁才天信仰と五頭龍 ● 福永武彦『深淵』論 ―「喪失」からの創作― ● 伊勢大輔の和歌 ―その個性の評価― ●グリム童話論 ―食人するおとぎ話・ 『白雪姫』 のダークサイド― ●『美楊君歌集』構成論 ●『言海』 と先行辞書について ―『雅言集覧』 を中心に― ● 狸 ―変遷する動物妖怪― ● 現代語と共に使用される古語 C L O S E UP ! せい [優秀な卒業論文に学ぶ] [母国の文化を知ろう! ] [機関誌『清』の発行] 優秀卒業論文発表会 日本古典演劇の鑑賞 日本語日本文学会 毎年 6月中旬に優秀卒業論文発表会が開催さ れます。その年の卒業生が書いた卒業論文の中 から優秀な論文を数本選び、 本人にその内容を発 表してもらうと いうものです。 後輩が卒業論 文を書く上で たいへん参考 になる、 本学科 ならではの催 しです。 1・2 年次の必修科目の課外授業として、歌舞伎、 文楽、能、狂言などを鑑賞します。鑑賞会の前に は、 あらかじめ授業でその作品の時代背景やストー リー、見どころ などを 勉 強し ていくので、 より 一 層 理 解が 深まります。 日本語日本文学科に所属 する専 任 教員と学 生 会員 からなる機関です。日本語・ 日本文学を学ぶ学生が、 よ り一層日本語・日本文学に 親しみ、会員相互の親睦と 研 究を促 進させるようにと、 1953 年に設 けられました。 運営は、役員を中心として、 学 生が主 体 的に行ってい ます。 歌舞伎座前にて 20 英語英文学科 生きた英語を習得するとともに、英米文学、英語学を学び、人間的成長をめざします。 学 び の ポ イ ント ■ 学科の学び ネイティヴスピーカーを中心とした講師陣による少人数授業 15 ∼ 25 名程度の少 人 数での習熟 度に合わせたクラス編 成で、全 学 年ともネイティヴス ピーカーを中心とした講師陣が、英語で表現するために大切な4 技能(読む、書く、聞く、話 す) を段階的に伸ばしていきます。実践的な授業を通して、生きた英語力を習得します。 ■ 児童文学 表現する力 Reading Writing Listening Speaking 演劇・ パフォーマンス プレゼン力 異文化間 コミュニケーション 海外研修・留学を含めても4年間で卒業が可能 春と夏に開催される海外語学研修には在学中いつでも参加可能です。また、 留学は半年∼ 1 年の間で滞在期間を選択でき、留学先で取得した単位は、30 単位まで本学卒業単位と して認められるので、海外経験を経ても4 年間で卒業することができます。 カリキ ュ ラ ム 英語学 1 2 年次 年 間の流れ 4 「読む、書く、聞く、話す」の4技能を養います 発音についてもしっかりと学びながら4 技能を養い、 英語圏の文学や英語学を研究する中で、 多様な英語表現に触れます。 英米文学 年次 英語の能力を高め、英語圏の文化や社会への理解を深めます 英語運用能力をより高めるとともに、 自分の関心や進路を視野に入れ、 英語学、 文学、 翻訳、 英語教育などの分野で専門性を高めます。 英語技能系科目 ピックアップ授業 Listening Skills Reading Skills ピックアップ授業 Public Speaking Communication SkillsⅠ- 1∼ 6 Performance Workshop Presentation Workshop 発音クリニック Communicative Grammar 英語特別演習Ⅰ (海外語学研修) 英語特別演習Ⅱ (英検準1級・1級資格) 英語特別演習Ⅲ (TOEIC 720 点以上対策コース) 英語特別演習Ⅳ (TOEFL iBT61点以上) 英語特別演習Ⅴ (e -learning) 英語特別演習Ⅵ (TOEIC 750点以上) 英語特別演習Ⅶ- 1 ,Ⅶ- 2(アカデミックライティング) 専門科目 英語学入門 英語音声学 イギリス文学入門 アメリカ文学入門 児童文学入門 アメリカ文化入門 英語学概論Ⅰ 英語学基礎演習 1∼3 英語教育学基礎演習 英語史 イギリス文学史 演劇概論 児童文学概論 イギリス文学概論 アメリカ文学概論 翻訳基礎演習1, 2 日英対照言語学 通訳 23 英語教育学 一人ひとりの目標に合わせてカリキュラムを構成 幅広い専門科目 (英米文学・文化、翻訳・通訳、英語教育、英語学、異文化間コミュニケー ションなど) から、1つの分野を集中的に学ぶことも、複数の分野をリンクさせて研究することもで き、一人ひとりが自分の目標に合わせた体系的なカリキュラムを構成し、 学ぶことができます。 ■ 翻訳 英米文学基礎演習 1∼3 演劇基礎演習 児童文学基礎演習 文学部 英語英文学科 3 4 年次 年次 ゼミ形式の演習を通して自分の研究テーマを決め、追究します 研究を集大成し、就職などにも有益な英語能力を高めます すべて選択科目です。ゼミ形式の「研究法演習Ⅰ」 で自分のテーマを見つけ、 深く掘り下げながら卒業論文・レポートの準備を進めます。 必修科目の 「研究法演習Ⅱ」 を通して、 卒業論文または卒業レポート作成に取り組みます。 Communication SkillsⅡ - 1∼ 6 ピックアップ授業 ピックアップ授業 英語学演習1∼ 4 英語学特殊講義Ⅰ,Ⅱ 英語教育学演習 ピックアップ授業 イギリス文学演習1 , 2 アメリカ文学演習1, 2 児童文学演習 演劇演習 英米文学特殊講義Ⅰ,Ⅱ 英語圏文化Ⅰ,Ⅱ 英語圏比較文化 異文化間コミュニケーションⅠ,Ⅱ 言語文化特殊講義 ゼミナール ピックアップ授業 翻訳研究Ⅰ- 1 ,Ⅰ- 2 英語学概論Ⅱ 研究法演習Ⅰ ゼミナール 翻訳研究Ⅱ 研究法演習Ⅱ 卒業論文 ※ピンク色の文字は必修科目 ピックアップ授業 ゼミナール … 次のページをCheck! 24 ピックアップ授業 英 語 技 能 系 科目 R e a d in g Sk i l l s Public Speaking Communication Skills Ⅱ 英語での読書を楽しくする授業を通し、 それぞれの多読へとつなげます 英語でスピーチやプレゼンテーションを 行う力を高めていきます さまざまなテーマの中から自分で 問題を見つけ、解決する力を身につけます 英 書を読む速 度を速くし、より深く理 解し、 英語での読書を楽しめるようにすることがこの 授業の目標です。受講生は授業外でも、多 彩な多読教材から選んで楽しみながら読書 量を増やし、英語で書評を書く事もできます。 各自が調べたトピックについて、一人ひとり、 あるいはグループなどに分かれて、英語による プレゼンテーションを行います。調べたことをた だ発表するのではなく、 きちんと聴き手に伝えら れる力を身につけていきます。 毎回、テーマに沿った教材が提供され、個 人、二人一組、グループでの作業が割り当 てられます。クラス内外のさまざまな活 動を 通じて自分自身で問題を発見し、解決でき る力を身につけます。 専 門 科目 アメリカ文学 演習1 翻 訳 研 究Ⅰ 英 語 学 演習2 流麗な英語の文章を読み下す英語力と 美しい発音を身につけます 言語と文学をより深く理解し、 翻訳の精神を学び、 想像力を高めます 会話やインタビュー、 SNSなど様々な 談話の隠れたしくみや構造を探ります トルーマン・カポーティーの短編集を読み、 理解 を深めた後、 『ティファニーで朝食を』 を原文で 精読します。また、 作家が映画に出演させたい と願ったマリリン・モンローについての短編を 読み、 考察します。 言葉の意味をそのまま変換するのではなく、言 語やその背景にある文化を理解した上で翻 訳する技術を習得します。そうした翻訳の練 習を行うことにより、英語と日本語、両方の言 語を深く探究します。 日常で使われる英語を、 断片的に取り出すので はなく、 まとまりと目的をもった談 話としてとらえま す。普段気づかないパターンや傾向を見いだ すため、各自が調査研究と発表を行い、対話 を通して理解を深めます。 私の時 間 割 Performance Workshopでは表現力と コミュニケーション力が身につきます [ 1年次時間割・前期] Mon 1 米野 万麻さん 2 英語英文学科 2年 私立 文京学院大学女子高等学校 出身 3 ひとくちに英語といっても、 講読、 会話、 リスニング、 コミュ ニケーション能力など、 さまざまな角度から学ぶことができ ます。 ネイティヴの先生の授業が多く、 日ごろから実践的に 英語を使う機会があるのも魅力です。 学生が英語劇の 舞台を作り上げて発表する 「Performance Workshop」 は、 語学力と表現力を学ぶことができる素晴らしい授業 だと思います。今後も英語力の向上に努め、 将来は国 際的な文化交流に携わるのが目標です。 5 4 Presentation Workshop Tue Wed Reading Skills 健康・安全管理 児童文学入門 Fr i 共通 基礎演習 Listening Skills Performance Workshop 情報科学入門Ⅰ 情報科学入門Ⅱ 英語Ⅰ (講読) Thu 都市論 a 英語Ⅰ (会話・作文) 発音クリニック スペイン語Ⅰ (文法) [ 1年次時間割・後期] 1 Presentation Workshop Reading Skills 体育実技・理論 (ダンス) 2 3 英語音声学 情報科学入門Ⅰ 4 英語Ⅰ (講読) 現代倫理 b 5 Listening Skills 人間論 Performance Workshop イギリス文学 入門 英語Ⅰ (会話・作文) 発音クリニック スペイン語Ⅰ (文法) ■は学科専門科目 25 文学部 英語英文学科 ゼミナール 研究法演習Ⅰ,Ⅱ(田中ゼミ) 英語と日本語で言葉の 使い方がどう違うのか 実際に調査をして 考察を深める 田中 典子教授 言葉が実際の場面でどのように使われている かを研究する「語用論」、 またそれが日本語と 英語でどのように違うかなどを考察する「異文 化間語用論」 という分野を扱っています。た とえば人に褒められたとき、 日本では謙遜する のに対し、英語では感謝の言葉が返ってくる かもしれません。それを確かめるには調 査が 必要です。そこでこのゼミでは、各自の興味 に応じてテーマを決め、調査を行って結果を 発 表し、 コメントしあうことで考 察を深めます。 自分で調査をしたり、 仲間の発表を聴くことで、 言葉に対する自覚を高め、 今後のコミュニケー ションに役立ててほしいと思います。 英語英文学科 優秀卒業論文のテーマ ●日米のTwitterにおける間投詞の頻度と機能の比較 ●日英料理用語の比較研究 ●「すみません」 と’ Sorry’ の機能的違いについて ●絵本とだまし絵の関係性 ―映画『Shall We ダンス/Dance?』 の比較とアンケート調査から― ―Walter WickのI SPYシリーズとCan You See What I See? シリーズ― d Coquet; Or, ● Masquerade in Mary Davys’ s Reform’ “Dove” ● The Wings of the Dove における The Memoirs of Amoranda ●『トム・ソーヤの冒険』 と 『ぼろ着のディ ック』 における「子どもらしさ」 と社会化 C L O S E UP ! [ 演劇を通じてコミュニケーション力をUP!] [ 英語でプレゼンテーションに挑戦!] [学会誌 INITIATIVE を発行] Seisen Fringe Festival プレゼンテーション・ジュビリー 英語英文学会 毎年12月に行われ、2015 年で11回目を迎えます。 1年次必修科目「Performance Workshop」、上 級年次選択科目の「演劇基礎演習」、 「演劇演 習」を履修する学生たちが一堂に会して、 オリジナ ルのスキットや英語劇、音楽劇の舞台発表を行い ます。演劇を通じ て、発 音や発 声 法、表 現力など、 言語・非言語コ ミュニケーション力 を身につけます。 1月に行われる、 2年次必修科目 「Public Speaking」 の履修学生によるプレゼンテーションの祭典です。 クラスごとに3名の代表者を選出し、 それぞれ趣向 を凝らした英語のスピーチを発表します。事前準備 から発表までクラス一丸となって取り組み、英語で 人に伝える喜びを 感じると共に、他の クラスの発表を見る ことで、さまざまなプ レゼンテーションの 技法を学びます。 英語英文学科に所属する専任教員と学生全員を 会員とし、 相互の親睦を図る機関です。新入生ガ イダンス、 清泉祭、 講演会などの企画や運営を行っ ています。また1年間の学会の活動報告や優秀 論文、先生方へのインタビューを掲載する学会誌 I N I TIATIVE を 発行しています。 英語の魅力を掘り 下げ、実践的かつ 自発的な活動をし ています。 26 スペイン語スペイン文学科 世界で最も多くの国で使われているスペイン語を学び、世界中とつながります。 学 び の ポ イ ント ■ 学科の学び 本学独自の教科書でスペイン語を学び、世界とつながる 公用語としては世界で最も多い20 数カ国で使用されているスペイン語を、 オリジナルの教科書 でアルファベットから学びます。週に6コマある1年次の学科専門科目は、科目に応じてネイティ ヴスピーカーと日本人教員が指導し、 「読む、書く、聞く、話す」の4 技能を養います。 卒業論文 (選択) 専門分野の研究 ■ キリスト教とイスラムの共生したスペイン文化を学ぶ キリスト教文化とイスラム文化が出会って生まれた独特で豊かなスペイン文化を言語と共に学 びます。古くはゴシック様式にアラベスク文様が合体したムデハル様式、近年ではガウディなど が有名です。その他にも錯綜をきわめるスペイン・バロック、官能的な神秘文学、女性を大切 にする恋愛作法、 ルネサンスなど、 その魅力はつきません。 ■ ラテンアメリカの文化や歴史、社会情勢などを学ぶ 語学系 文学系 文化系 文法・読解・会話・作文 文化・歴史 先住民文化、 ヨーロッパ文化、 アフリカ文化の混淆から生まれたユニークな文化が根づくカリブ、 中南米地域(ラテンアメリカ)のスペイン語文学作品を研究します。また、歴史、芸術、音楽、 ス ポーツなどさまざまな観点から、 ラテンアメリカの文化や社会の成り立ちを学び、 知識を深めます。 カリキ ュ ラ ム 1 2 年次 年 間の流れ 4 年次 専門科目はすべて必修、 スペイン語の基礎を徹底的に訓練します スペイン語でのコミュニケーション能力を高めます 本学オリジナルの教科書で、 スペイン語をアルファベットから学び、基礎を しっかりと習得。科目に応じてネイティヴスピーカーと日本人教員が指導します。 スペイン語について 「読む、 書く、 聞く、 話す」 という4 技能を養い、 コミュニケーション能力を高めます。スペイン研修旅行も2 年次から履修できます。 語学系科目 文学系科目 スペイン語Ⅰ- ( 1 文法 1) スペイン語Ⅰ- ( 2 文法 2) スペイン語Ⅰ- ( 3 文法 3) スペイン語Ⅰ- ( 4 読解) スペイン語Ⅰ- ( 5 会話) スペイン語Ⅰ- ( 6 作文) スペイン語Ⅱ- ( 1 文法 1) スペイン語Ⅱ- ( 2 文法 2) スペイン語特別演習Ⅰ∼Ⅲ 日西対照言語学(隔年開講) スペイン語Ⅱ- ( 3 読解 1) スペイン語Ⅱ ( 4 読解 2) スペイン語Ⅱ- ( 5 会話) スペイン語Ⅱ- ( 6 作文) ピックアップ授業 スペイン文学史 スペイン語圏文化概論Ⅰ,Ⅱ スペイン語圏文化概論Ⅲ,Ⅳ 文化系科目 スペイン語圏文化演習 スペイン美術 スペイン史 ラテンアメリカ史 29 ピックアップ授業 文学部 スペイン語スペイン文 学 科 3 4 年次 関心や目標にあわせて専門科目を選択し、知識・技能を深めます 「スペイン語演習」 ではスペイン語の実用的な技能を習得します。 「ゼミナール」 では スペイン・ラテンアメリカの言語、 文学、 文化などを専門的に学びます。 年次 より専門性を身につけ、卒業論文(選択) を完成させます さらに専門的な研究を進めます。また 「卒業論文」 を選択した場合には、 「研究法演習」 が必修となり、 論文に必要なノウハウを実践的に学びます。 スペイン語総合Ⅰ,Ⅱ スペイン語演習Ⅰ∼Ⅳ,Ⅵ∼Ⅹ, , , Ⅰ ゼミナールⅡ,Ⅶ スペイン語史 スペイン語学Ⅰ,Ⅱ ピックアップ授業 スペイン学特別講義 スペイン語演習Ⅺ, Ⅻ,ⅩⅤ ゼミナールⅢ,Ⅵ 卒業論文 研究法演習 ピックアップ授業 ※「卒業論文」を 選択した場合、 「研究法演習」は 必修です。 ラテンアメリカ文学史 スペイン語文学Ⅰ,Ⅱ スペイン語演習Ⅴ ゼミナールⅠ,Ⅳ,Ⅴ ゼミナール スペイン語圏文化Ⅰ,Ⅱ ※黄色の文字は必修科目 ピックアップ授業 ゼミナール … 次のページをCheck! 30 ピックアップ授業 語学系科目 文 学 系 科目 ●その他の科目 【スペイン語 I-1( 文法 1)】 ●その他の科目 【スペイン文学史】 アルファベットや 発 音 から スペイン語Ⅱ−6 (作文) スペインをヨーロッパの中に位 ゼミナールⅢ 始め、 スペイン語の基礎語 置づけつつ、 その文 学が時 彙約 1,000 語を覚え、現代 代の歴史的・社会的な状況 スペイン語で用いられる動 とどう関連しながら発 展・変 詞 の法と時 制をすべて学 化してきたのかを考察します。 びます。 【ラテンアメリカ文学史】 【スペイン語 I-5( 会話)】 ラテンアメリカ文学の潮流と スペイン語圏諸国の文化、 スペイン語での文章作成を 実践するための知識を深めます スペイン語のさまざまな種類の文章の特性を 理解すること、 そして実 際に文章を作 成する 際に必 要となる語 彙力を強化し、表 現する 力を高めていきます。 習慣、 スポーツなどさまざまな テーマについて、授 業で学 習した文法を使いながら、 日 常生活で必要な会話表現 を練習します。 【スペイン語特別演習 I 】 スペインのメネンデス・ペラヨ 国 際 大 学(UIMP)で 行 時代背景を解説し、 代表的 ラテンアメリカの現代小説を 読み解きます な作家や詩人の紹介と主 要作品のスペイン語での講 このゼミナールではラテンアメリカの現代小説 を扱います。ルルフォ、ボルヘスなどの作品を 取りあげ、 日本語訳や音声・映像等の資料 を参考にしながら、 それぞれの物語世界につ いて考察し、作風や文体の魅力や特徴を比 較検討していきます。 読をします。 【スペイン語文学Ⅰ】 ルイス・デ・ゴンゴラの詩と、 セ ルバンテスのドン・キホーテを 読み、 作者の人生や時代へ の理解を深めます。 われる、4 週 間 のスペイン 語・スペイン文化コースを修 了することで単位が与えられ スペイン語史 文 化 系 科目 ます。 ●その他の科目 【スペイン史】 スペインの古代から現代まで 【ゼミナールⅦ】 ラテンアメリカ史 日本 語 環 境の中でのスペ の歴史を概観し、 同時代の イン語の効果的な学び方を ヨーロッパとの共通点と差異 考えます。 日本語に訳すとい を学び、 スペイン史の基礎知 うことがどのような意 味を持 識を身につけます。 つのか、 日本語力を活かしな スペイン語の変化の過程を起源から スペイン史の流れに沿って学びます 世 界の広 大な地 域で話されているスペイン 語とはどのような言 語であるか、変化の過程 をその起 源から歴 史 的 流れに沿って学び、 スペイン語の知識を深めます。また、現代ス ペインの多言語社会の形成について理解し ます。 私の時 間 割 【スペイン美術】 がらスペイン語を学び、教え スペインの代表的な絵画を る有効性を検討していきます。 取り上げ、 背景となった思想 【スペイン語学 I 】 スペイン語 の 音 韻、形 態、 統 語の文 法 3 部 門につい て、 日本語や英語との対照 言 語 学 的な視 点を交えな がら重要な概念や問題点 を考察します。 授業の雰囲気は明るくにぎやか。 楽しくスペイン語を学んでいます 中南米、カリブの人、社会、文化 について学びます 【ゼミナールI】 この講義ではラテンアメリカの世界史的意義 を学びます。15世紀末のヨーロッパ人進出以 降、 西洋の周縁に取り込まれた中南米・カリブ 地域が、 大きな変動を経験しながら西洋近代 の発展に資する富を産んだ点に注目します。 [ 1年次時間割・前期] Mon 1 情報科学入門Ⅱ 鈴川 可奈子さん 2 スペイン語Ⅰ-5 (会話) スペイン語スペイン文学科 2年 私立 森村学園高等部 出身 3 情報科学入門Ⅰ ネイティヴの先生の授業は明るくにぎやかで、楽しくスペ イン語を勉強しています。スペイン語弁論大会など、学 習の成果を発表する場もあり、向上心を持って学ぶこ とができます。 「スペイン語Ⅰ- 4( 読解) 」は知らない単語 が多く、予習が大変でしたが、語彙が増え、 とても勉強 になりました。絵画を通して当時の思想や社会を学ぶ 「スペイン語圏文化概論Ⅰ」が興味深かったので、2年 次では「スペイン美術」を履修してみたいです。 や社会などを研究します。 Tue 健康・安全管理 事を、映画を通して学びま す。映画を見て、 スペイン語 でディベートも行います。 Wed Thu スペイン語Ⅰ-2 (文法 2) スペイン語Ⅰ-3 (文法 3) 共通 基礎演習 スペイン語圏 文化概論Ⅰ Fr i 5 スペイン語Ⅰ- 6(作文) スペイン語Ⅰ- 4(読解) 暮らしの科学Ⅰb スペイン語Ⅰ-(文法1)英語 1 Ⅰ (会話・作文) 4 40年前から現代までのスペイ ンの社会的・政治的な出来 スペイン史 英語Ⅰ (講読) [ 1年次時間割・後期] 1 日本語技法 b 2 スペイン語Ⅰ-5 (会話) 3 情報科学入門Ⅰ スペイン語Ⅰ-2 (文法 2) スペイン語Ⅰ-3 (文法 3) スペイン語Ⅰ- 6(作文) スペイン語Ⅰ- 4(読解) 体育実技・理論 1 Ⅰ (会話・作文) 4 (リ・コンディショニング)スペイン語Ⅰ-(文法1)英語 5 人間論 スペイン語圏 文化概論Ⅱ スペイン史 地域文化Ⅲb 英語Ⅰ (講読) ■は学科専門科目 31 文学部 スペイン語スペイン文 学 科 ゼミナール ゼミナールⅣ お祭りや衣服、ジョークなど 身近なテーマをもとに ラテンアメリカの 文化を広く学ぶ 長野 太郎 教授 このゼミではラテンアメリカの文化について考 えていきます。異文化にアプローチするために、 お祭りや衣服、 ジョーク、 エキゾチズムといった 身近に感じられるテーマを設け、関 連した文 献を読みながら議論をします。学生たちはグ ループを組み、文献を読み解いて、 それをゼミ の場で発表します。そこで活発な議論が生ま れるかどうかは、毎回各グループが神経を使 う部分で、 どのようにまとめ、 どのように発表した らよいのか、 プレゼンテーションの方 法を試 行 錯 誤しながら探していきます。このゼミを通し すべ て、学んだことを他者と共有する術を身につけ てほしいと思います。 スペイン語スペイン文学科 卒業論文のテーマの例 ●アルゼンチン・スペイン語のvoseoについて ―接続法現在を中心に― ● La lucha de los pueblos indígenas contra el Estado ●「フワン・ルルフォにおける罪と女性たち」 ●直説法点過去と線過去の選択 ― SER 動詞の観点から― ∼おれたちは貧しいんだ、 タルパ、 マカリオ、 アナクレト・モローネス∼ ●マイノリティ言語の維持・習得を支える要因 ●ラテンアメリカの民話と鉱物 ●スペイン語授業におけるシャドーイング ―現状と提案― ―民話のモチーフに見る鉱物の文化的意義― ●スペイン語とフランス語の2 重語の歴史的変遷について C L O S E UP ! [高校生の参加大歓迎 ! ] スペイン語圏文化を “食べる・見る・聞く” イベントを開催 毎 年 6月のオープンキャンパスと同日に、本 学 科 主催で 「スペイン&ラテンアメリカ 体感 ! スペイン語文 化」 というイベントが開催されます。まずは高校生に スペイン語圏の文化の楽しさに触れてもらおうと、 教職員と学生が一 つになって企 画 か ら実施までを行いま す。教員や学生の 演奏やダンスをぜひ ご覧ください。 [スペイン語で思いを伝える] [学会誌Vamos を発行] スペイン語弁論大会 スペイン語 スペイン文学会 2014 年7月に第 5 回スペイン語弁論大会を開催し ました。1年生から4 年生までの在学生と卒業生 が、スペイン語学習歴に応 じて3 部門に分かれ、日頃 の勉強の成果を発表しま した。スピーチの他に、ギ ター伴奏による歌や、お芝 居仕立ての民話朗読もあ り、 パフォーマンス面でも充 実した発表となりました。 スペイン語スペイン文学科に所属する専任教員と学 生相互の親睦を図る機関です。学会誌Vamos の発行をはじめ、 旧島津公爵邸の庭園で行われる ガーデンパーティーへの参加や 「スペイン&ラテンアメリ カ 体感 ! スペ イン語文化」 の 実 施 運 営な ど、積 極 的な 活 動を行って います。 “LOS PONCHOS” の演奏 32 文化史学科 歴史的な知識、芸術的な感覚、思索の力を身につけ、研究テーマを追究します。 学 び の ポ イ ント ■ 学科の学び 歴史学を中心に4つの専攻分野を学ぶ 人は、 いかにして生きてきたのか (歴史学)。 自然や自己を見つめ、 どのような形で表現し (美術史学)、 またどのような思索を展開してきたのか (哲学・思想史学)。人はなぜ永遠なるものを求め続け、 人を超 えた存在を信じようとしてきたのか (宗教学・宗教史学)。 こうした4つの視点から、 問題を考察します。 ■ 美術史学 歴史学 西洋・日本・東洋の文化圏の中から研究テーマを追究 西洋・日本・東洋(主に東アジア) の3つの文化圏から、関心のある文化圏を他の文化圏と比 較しながら重点的に学び、 自分の研究テーマを追究します。演習形式の授業で、考える力や プレゼンテーション能力を養い、卒業後も役立つ知識と経験を身につけます。 ■ 宗教学・ 宗教史学 哲学・ 思想史学 海外研修旅行など、 実際の体験を通して歴史・文化を学ぶ 「文化史学特別演習」の授業では、 海外へ研修旅行に行きます。行先は毎年変わり、2014年 度は台湾へ行きました。通常の旅行では見学できない美術館などを巡り、 現地の歴史や文化 を学びます。事前に学習している内容を実際に見て回ることで、 一層学びの理解が深まります。 カリキ ュ ラ ム 歴史学を中心に美術史学や哲学・思想史学、宗教学・ 宗教史学などの隣接分野も統合して、幅広い視野から 人間や人間がつくりだした文化について研究します。 1 2 年次 年 間の流れ 4 概説や基礎演習で知識の土台をかため、基礎力を養います 4 年間の学びの導入部となる 「文化史学序説」 と 「基礎演習」 は 必修科目です。各分野の特徴や、 研究方法、 基礎知識を学びます。 年次 各分野の研究方法を学び、史料を読み解いて知識を身につけます 「概論」 「入門演習」 で、 各分野の研究方法の基礎力を養います。 実際の史料を読み解く 「文献講読」 の学習もスタート。 歴史学 関係 歴史概説 ● 西洋史概説 日本史概説 東洋史概説 概論 ● 史学概論 美術概論 美術史学 関係 哲学概論 文化史学序説 哲 学・ 宗教 学・ 思想史学関係 宗教史学関係 入門演習 文化史入門演習 ● 歴史(西洋史・日本史・東洋史) 基礎演習 美術 思想(哲学・国際関係) 宗教 文献講読 ● 英文文献講読 漢文文献講読 一般 講 義 西洋思想史 西洋キリスト教史 聖書学 日本キリスト教史 仏教思想史 イスラム文化史 キリスト教音楽 人文・自然地理学 地誌 日本宗教史 東洋思想史 キリスト教美術 日本思想史 古文書学 文化史学特別演習(国際情勢などにより開講できない場合もあります) 35 宗教学概論 文学部 文化史学科 3 4 年次 年次 専攻を決定。興味を持った分野をより深い領域で追究します 研究テーマに沿った文献を集め、論証した上で卒業論文にまとめます 自分が興味を持つ1 分野を選んで、 専攻を決定します。 演習形式の授業で研究テーマについて考察し、 発表する力を身につけます。 必修科目は 「研究法演習」 と 「卒業論文」 。担当教員の指導を受けながら、 4 年間の学びの集大成である卒業論文を作成します。 (中世) 西洋文化史特殊講義Ⅱ (近世) 西洋文化史特殊講義Ⅲ (近代) 日本文化史特殊講義Ⅰ (古代) 日本文化史特殊講義Ⅱ (中世) 特殊講義 ● 西洋文化史特殊講義Ⅰ 日本文化史特殊講義Ⅲ (近世) 日本文化史特殊講義Ⅳ (近代) 東アジア文化史特殊講義Ⅰ (古代) 東アジア文化史特殊講義Ⅱ (近世) 西アジア文化史特殊講義 演習 ● 西洋文化史演習Ⅰ (中世) 西洋文化史 演習Ⅱ (近世) 日本文化史演習Ⅰ (古代) 日本文化史演習Ⅱ (中世) 日本文化史演習Ⅲ (近世) 日本文化史演習Ⅳ (近代) 東アジア文化史演習 ピックアップ授業 (中世) 西洋美術史特殊講義Ⅱ (近世) 西洋美術史特殊講義Ⅲ (近代) 日本美術史特殊講義Ⅰ (彫刻) 日本美術史特殊講義Ⅱ (絵画) 特殊講義 ● 西洋美術史特殊講義Ⅰ 東洋美術史特殊講義Ⅰ 東洋美術史特殊講義Ⅱ 演習 ● 西洋美術史演習Ⅰ (中世) 西洋美術史演習Ⅱ (近世) 日本美術史演習 東洋美術史演習 ピックアップ授業 ゼミナール (中世) 西洋思想史特殊講義Ⅱ (近世) 国際関係思想特殊講義 特殊講義 ● 西洋思想史特殊講義Ⅰ 西洋思想史演習Ⅰ (中世) 西洋思想史演習Ⅱ (近世) 国際関係思想演習 演習 ● ピックアップ授業 研究法演習 卒業論文 ピックアップ授業 特殊講義 ● 聖書学特殊講義 キリスト教学特殊講義 宗教史特殊講義 聖書学演習 宗教史演習 演習 ● 日本文化史 考古学 民俗学 政治学原論 社会学原論 工芸史 ※紫色の文字は必修科目 ●は選択科目 ピックアップ授業 ゼミナール … 次のページをCheck! 36 ピックアップ授業 歴史学関 係 ●その他の科目 【西洋史概説】 哲 学・思 想 史 学 関 係 ●その他の科目 【国際関係思想演習】 古 代から現代までの西 洋 西洋文化史 演習Ⅱ 平和国家日本の基盤が如 西 洋 思 想 史 演習Ⅱ 史の基本的な知識を確認。 何に形成されたのかについ 歴史をめぐる諸問題を概観 て、思想的ならびに歴史的 し、 その展開を理解します。 に考察します。平和憲法の 思想的源流について理解 【東洋史概説】 を深めながら、日米安保体 中国史を中心に東アジアの 制を伴う 「平和国家」日本 歴史を概説します。交渉史、 の成 立 過 程について基 礎 地域史、 女性史など多種多 近現代西洋史の専門文献を読解し、 手法や論点から学びを深めます 文献史料の読解・討論を通じて、近代ヨー ロッパの歴史に関する理解を深めます。また 自分の研究テーマを定め、卒業論文の作成 を目指した発表も行うほか、映像資料やタブ レット型端末を用いた学習も行います。 美術史学 関係 様なテーマを扱います。 【日本文化史演習Ⅲ】 日本近世文化史における研 究方法や基礎的な知識を 習得します。史料・文献をも とに議 論できるようになること を目標にしています。 ●その他の科目 【西洋美術史特殊講義Ⅲ】 知識を学びます。 哲学の主要なテーマ・問題について 熟読し、 議論を行います 【西洋思想史特殊講義Ⅱ】 ドイツ・ロマン主 義における 哲学的問題の核心をわかりやすく論じている 『 哲学の問題群−もういちど考えてみること−』 というテキストを基に、内 容を正 確に理 解し、 議論を行います。そして哲学的な思索を深 める力を養います。 宗 教 学・宗 教 史 学 関 係 人間観・社会観・芸術観・ 神観について理解すると同 時に、 さまざまな哲学的テー マについて思索を深めること のできる力を養います。 ●その他の科目 【キリスト教学特殊講義】 19世紀イギリス・ヴィクトリア朝 日本美術史特 殊 講 義Ⅰ 新約聖書の四福音書にお 聖書学特殊講義 の美術の特徴や、 個々の画 けるイエスの叙述の違いに着 家たちの作 品を取り上げ、 目し、 それぞれの特徴を明ら 他国とは異なる特殊性を検 かにします。 証します。また、文学・演劇・ 【宗教史特殊講義】 音楽などの他のジャンルの芸 宗教にかかわる現代社会 術との関係も考察します。 の諸現象について、歴史 【東洋美術史演習】 日本彫刻史における鎌倉彫刻様式の 成立期から完成期までを中心に学びます 12 世紀 後 半の鎌 倉 彫 刻成立期から完成 期にかけてを中心に学びます。新時代の動 向のなかで、運慶や快慶などの仏師が新様 式を完成させる過程について学び、美術史 の専門的な視座を身につけます。 私の時 間 割 各自が興味や好奇心に基 づき研究テーマを自由に設 定。一週間ごとに進展状況 を報告し、次回までの課題 や問題点を討議します。前 期と後期に研究発表を行 い、 美術館見学や調査も実 施します。 課題を調べて発表する授業では 大学での学びを実感できます 岡安 杏樹さん 文化史学科 2年 私立 星野高等学校 出身 1年次から歴史、 宗教、 美術、 思想をすべて学ぶため、 幅 広い知識が得られるとともに、これまで関心がなかった 分野でも新たな興味を発見できます。 「基礎演習」は、 課題を自分で調べて発表する演習形式の授業で、 大学 での学びを実感できます。今後は歴史を中心に勉強し たいので、 2 年次は 「史学概論」 を履修しようと思ってい ます。歴史について正しい知識を身につけ、 それを踏ま えたうえで自分の意見が言えるようになるのが目標です。 的視座から学び、宗教学 今日の聖書に至る歴史や、 イエスと寅さんの類似点を学びます および宗教社会学での分 析概念を理解します。 まず聖書に刻まれる紆余曲折の歴史を、正 典化の歩みや写本を通して学びます。次に、 神であり人とされるイエスの人間性と、多くの 日本人が親しむ寅さんの類似点を考察しつ つ、真の人間らしさとは何かを学びます。 [ 1年次時間割・前期] Mon Tue Wed 【聖書学演習】 歴史の中に生きたイエスにつ いて学び、 イエスの素顔を掘 り下げることにより、我々がい かに生きるべきか考えます。 Thu 共通 基礎演習 1 情報科学入門Ⅱ Fr i 2 男女の共生学 a 英語Ⅰ (講読) 3 暮らしの科学Ⅰb 東洋史概説 人文・自然地理学 4 5 日本史概説 基礎演習 S at 英語Ⅰ (会話・作文) 体育実技理論 文化史学序説 (エアロビクス初級) 日本文化史 地域文化Ⅰa 文化人類学 a 情報科学入門 Ⅰ (応用グループ) [ 1年次時間割・後期] 1 人間論 英語Ⅰ (会話・作文) (講読) 基礎演習 2 男女の共生学 b 健康・安全管理 英語Ⅰ 3 暮らしの科学Ⅰc 東洋史概説 体育実技・理論 4 (リ・コンディショニング) 5 日本史概説 文化史学序説 地誌 日本文化史 情報科学入門 Ⅰ (応用グループ) ■は学科専門科目 37 文学部 文化史学科 ゼミナール 研究法演習(米田ゼミ) 卒業論文の作成とともに 学問研究を進めることの 深淵さも 学び取ってほしい 米田 彰男教授 「 研 究 法 演習」は、4 年次の前期・夏 期合 宿・後期を通して、卒業論文を完成させるた めの授業です。前期は論文の書き方を学び つつ、 自らの研究主題を決定。次に、 テーマ に関する本や論文を探し、読み進めながら先 行研究を整 理します。こうした準備を行った のち、 後期から実際に書き始めていきます。こ のゼミには、聖書学やキリスト教思想、 中世哲 学、諸宗教の分野で論文を書く学生が集ま ります。自分の言葉で論文を書く難しさや、 引 用文や参考文献を正しく明記する体験を通 して、 学問研究を一歩進めていくことの深淵さ を学び取ることも狙いとしています。 文化史学科 卒業論文のテーマ ● 歴史の中のマグダラのマリア ●ウィトゲンシュタインと 「私」 ●日本絵画に描かれた象の姿 ―法隆寺金堂壁画から伊藤若冲まで― ● 幕末における中間層の存在と新選組 ●日韓会談における請求権問題 ∼政治的妥結による「解決」∼ ●ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの涙表現とその影響 ● 20 世紀半ばにおける黒人差別と若者文化 ● 熊野詣にみる熊野の異界性 ∼中世前半の文献を中心に∼ ―エルヴィス・プレスリーの影響力とロックンロール― ●日本近現代史における樺太 ∼「最も内地に近い外地」 として∼ C L O S E UP ! そう [他機関の研究者に講師を依頼] 文化史学会・文化史学科 共催講演会 毎年 1 回、清泉 祭の前後に本学 会主催の講演会が開催されます。 他の大学や研究機関に所属する 研究者を講師としてお招きし、大変 興 味 深いお話を聞く貴 重な機 会 です。 【過去の演題】 ● 2012 年「考古学から見る古代ローマの浴場」 ● 2013 年「カミ信仰から 「神道」へ」 ● 2014 年「ノアの箱船」 とワイン [学会誌『創』 を発行] 文化史学会 30年の歴史を持つキリスト教文 化学会の伝統を受け継ぐ文化 史学会。学科の学生全員が会 員として所属しており、学生の自 主的な研究活動を進めるととも に、学生相互の交流を図ること を目的としています。学会の委員 【主な活動】 ● 学会誌 『創』 の編集・発行 になると、先生方との親 睦をより ● 学生自身の企画による講演会の開催 深めることができるのも魅力のひ ● 清泉祭への参加 とつ。学会誌『 創 』の編集なども ● 新入生合宿への同行 ● 学生の研究に有益な文献の購入 行っています。 38 地球市民学科 グローバル社会、グローバル・コミュニケーション、フィールドワークの3つを柱に学び、 地球社会に貢献できる人材を育成します。 学科の学び 学 び の ポ イ ント ■ 3つの学習領域を学び、 多角的な視点と発想を養う グローバル社会 グローバル社会系、 グローバル・コミュニケーション系、 フィールドワークの3つの柱を学びます。 グローバル社会系では理論や知識を、 グローバル・コミュニケーション系では実践的なコミュニ ケーション能力を習得します。選択科目にはすべて難易度を示すレベルが付されているので、 まるで登山をする時のように、学生一人ひとりの理解や習熟の度合いに応じて、着実にステッ プアップしていけるようになっています。 ■ Think globally Act locally フィールドワークによって、理論や知識を確かな知へと変える 実際に国内や諸外国を訪問し、 コミュニケーション能力を駆使し現地の人々と交流しながら、 自 分が関心のあるテーマについて情報収集や調査を行います。実際に現地で活動することによっ て、今まで単なる知識でしかなかったことが確かな知へと変わる瞬間を体験することができます。 ■ グローバル・ コミュニケーション フィールドワーク 地球市民学科の4年間の学びを通して、 「本当の力」を身につける 1 年次の「チュートリアル」では、入学時点でつまずいてしまうことのないようにチューターの教員 から助言やサポートを受けながら、4 年間の土台となる学びのスタイルを習得。4 年次の「卒 業プレゼンテーション」が最終目標です。カリキュラムは知識・教養から実践まで網羅してい ますので、社会に出ても活かせる付け焼刃ではない「本当の力」を身につけることができます。 国を越え、地 球 市 民として考え、行 動する ●グローバル社会 貧困、 経済、 環境などの諸問題を理解 ●グローバル・コミュニケーション 主にコミュニケーションに不可欠な英語力を養成 ●フィールドワーク 実際に現地へ赴き、 現場の実態を把握 1 2 年次 年 間の流れ 4 カリキ ュ ラ ム 1年次 基礎的な知識と考え方、学習の指針を固めます 充実した基礎力を土台に、 より深い学びをめざします 学びのスタートラインです。地球市民として学ぶのに必要な知識や 思考方法を習得すると共に4年間の学習指針を固めます。 身につけた専門知識や理論、 コミュニケーションスキルをフィールド ワークで活用し、 授業にフィードバックする循環型学習を実践します。 ピックアップ授業 チュートリアル 基礎演習Ⅰ 地球社会入門Ⅰ ピックアップ授業 First-year English 日本語コミュニケーション 情報処理Ⅰ- 1 基礎演習Ⅱ 地球社会入門Ⅱ 情報処理Ⅰ- 2 地球市民学研究法Ⅰ レベル1 レベル2 ゼミナール 3年次 4年次 科目群 選択科目 必修科目 2年次 年次 地球市民学研究法Ⅱ ゼミナール 卒業報告書 卒業プレゼンテーション ピックアップ授業 グローバル社会系 地球市民と文化♦ 地球市民と経済♦ 地球市民と宗教♦ 地球市民と社会♦ 地球市民と政治♦ 地球市民と歴史♦ 地球市民と自然♦ 地球市民と法♦ 地域研究Ⅰ 地域研究Ⅱ ピックアップ授業 地域研究Ⅲ♦ 地域研究Ⅳ レベル3 専門事例[地球市民と文化] 専門事例[地球市民と環境] 専門事例[地球市民と政治] 専門事例[地球市民と企業] 専門事例[地球市民と教育] 専門事例 [地球市民と開発] 専門事例 [地球市民と社会] 専門事例 [地球市民と倫理] 専門事例 [地球市民と法] レベル4 Global Global Global Global Global Global Global Global Global Citizen Citizen Citizen Citizen Citizen and and and and and Culture Environment Politics Business Education Citizen Citizen Citizen Citizen ※フィールドワークの国や地域は原則として年度によって異なり、 この他にも国外ではフィリピン等、国内では茨城県、島嶼(とうしょ)部地域等で現地体験します。 ※科目名が英語表記のものは、原則として英語で授業が行われます。 41 and and and and Development Society Ethics Law 文学部 地球市民学科 [上の写真はいずれも2014年度に実施したフィールドワーク中に撮影されたものです。左:フィリピン (8月) 、右上:茨城県常陸太田市(7月下旬)、右下:韓国(8月)] 3 4 年次 年次 研究方法と論理的なプレゼンテーション能力を習得します 学びの成果をまとめ、発表を行う 「卒業プレゼンテーション」 英語の運用能力とともに、 テーマに沿った調査研究方法を身につけ、 プレゼンテーション能力にも磨きをかけます。 4 年間の研究成果をレポートにまとめ、 さらに10 分間での口頭発表と10 分間の 質疑応答を地球市民学科の教員・学生の前で行います。 グローバル・コミュニケーション系 フィールドワーク コミュニケーションのための英文法 World Englishes Introducing Japan in English 多文化理解トレーニング ピックアップ授業 TOEFL Global Issues Current Events Stories for Peacebuilding FLSP コミュニケーション プレゼンテーション技法 諸言語特別演習Ⅰ♦ 諸言語特別演習Ⅱ♦ 諸言語特別演習Ⅲ♦ 英語特別演習Ⅰ- 1 ♦ 英語特別演習Ⅰ- 2 ♦ フィールドワーク2 - 1【コミュニケーション能力の習得】 フィールドワーク2 - 2 【海外語学研修(カナダのConcordia University 等)】 フィールドワーク2 - 3 ★ 【英語の学習と多文化理解体験学習(イギリス、 アメリカ、 マレーシア) 】 ビジネス翻訳 Newspaper Reading Cross-cultural Communication Theater for Global Citizens 情報処理Ⅱ フィールドワーク3 - 1【 沖縄】 フィールドワーク3 - 2【 国内農村地域】 フィールドワーク3 - 3【 国内】 外国語特別演習♦ Constructive Controversy 通訳 Understanding Conflict and Peace Negotiation and Dialogue 英語特別演習Ⅱ♦ フィールドワーク4 - 1【マラウイ】 ピックアップ授業 フィールドワーク4 - 2【 台湾】 フィールドワーク4 - 3【NGO 等での体験学習 (国内・国外)】 フィールドワーク4 - 4【NGO 等での体験学習 (国内・国外)】 【♦印は1∼4年次対象、★印は1∼3年次対象、特に表記のないものは2∼4年次対象】 ピックアップ授業 ゼミナール … 次のページをCheck! 42 ピックアップ授業 必 修 科目 チュートリアル F ir s t - y e a r E n g l i s h 卒 業プレゼンテーション 「地球市民」として必要な知識や考え方を学び 4年間の大学生活の目標を定めます 英語の4 技能を向上させ 実践的な英語力を身につけます 地球市民学科の成り立ちやカリキュラムを学 ぶとともに、4 年間の大学生活の目標を定め 「私の大学生活計画書」を作成します。少人 数クラスのため、 教員から学習に必要なアドバイ スやサポートを個別に受けることができます。 英語でエッセイを書いて自己紹介をしたり、 地球市民学科の学びや大学について英語 で発表するほか、これからフィールドワークで 必要となる英語での効果的なインタビュー方 法やコミュニケーション・スキルを磨きます。 「地球市民学研究法Ⅰ,Ⅱ」で学んだ研究成 果を卒業報告書にまとめ、その内容について パワーポイント等を用い、地球市民学科の教 員や学生の前で10分間口頭発表を行います。 発表の後には10 分間の質疑応答があります。 グローバル社会 グローバル・コミュニケーション フィールドワーク 地域研究Ⅱ 多文化理解トレーニング フィールドワーク4 - 1 東南アジア地域について 総合的に理解します 多文化を理解するための知識と コミュニケーション・スキルを習得します フィールドワークを実施するための計画を 学生主体で考え体験的に学びます 東南アジア地域に関する歴史、文化、社会、 政治、経済に関して理解を深めます。国家 論、農村社会論、開発、観光などさまざま な主題を見渡すことで「学」 としての東南アジ ア研究の理解をめざします。 ケース・スタディ、ロールプレーなど体験型ト レーニングを通じて自文化とともに多文化を 知り、柔軟な適応力を身につけ、さまざまな 文化背景をもつ人々と積極的に交流できる 行動力を養成します。 マラウイ共和国の都市部での諸機関への視 察調査や村落でのホームステイから社会状況 を理解し、人々の生活を体験学習します。学 生主体で事前準備から現地での活動内容を 作りあげ、主体性や行動力を身につけます。 私の時 間 割 レポートの書き方が身につく授業も。 2 年次はフィールドワークが楽しみ 自分が選んだテーマの研究成果をまとめ プレゼンテーションする、学びの集大成です [ 1年次時間割・前期] Mon Tue Wed Fr i 共通 基礎演習 情報科学入門Ⅱ 深水 布由実さん 2 地球市民学科 2年 私立 清泉女学院高等学校 出身 3 英語コミュニケーション Ⅰ- 1 英語コミュニケーション 体育実技・理論 地球社会入門Ⅰ Ⅰ- 1 (エアロビクス初級) 英語Ⅰ 中国語Ⅰ (総合) 地球社会入門Ⅰ 中国語Ⅰ (文法) 情報科学入門Ⅰ (会話・作文) 学科の先生方は熱意にあふれる方ばかりで、自然と学 ぶ意欲が湧いてきます。 「地球社会入門Ⅰ」 では毎回、 現 代の諸問題に関するレポートを提出するため、 時事問題 への関心が高まります。レポートの書き方も丁寧に教え ていただき、 スキルアップにつながりました。 2 年次には 「フィールドワーク」を履修する予定です。この授業では 国内はもちろん海外にも調査に出かけるため、 現地に行 かなければわからない学びや発見をしたいと思います。 4 健康・安全管理 英語Ⅰ (講読) 学習設計 [ 1年次時間割・後期] 1 人間論 2 教職入門 英語Ⅰ (講読) イギリス文学入門 3 英語音声学 基礎演習Ⅰ 英語コミュニケーション Ⅰ- 2 4 中国語Ⅰ (総合) 基礎演習Ⅰ 中国語Ⅰ (文法) 情報科学入門Ⅰ 5 ※ 2015年度より新カリキュラムに変更になりました。 43 Thu 1 英語コミュニケーション Ⅰ- 2 英語Ⅰ (会話・作文) 情報コミュニケーション Ⅰ- 1 ■は学科専門科目 文学部 地球市民学科 ゼミナール 地球市民学研究法Ⅰ,Ⅱ(山本ゼミ) ライフワークとなる テーマを探し 文献調査とフィールドワークで 解決策を探っていく 山本 達也准教授 このゼミでは、 まず自分がライフワークにしたい と思えるような「本心から気になるテーマ」を探 すところから始めます。過 去 数 年 間の各 種 雑誌を調査して、 自分が取り組みたいと思え る問題を発見したら、 その背景や原因を文献 調査とフィールドワークの両面から探っていき ます。常に「理論」 と 「現場」 とを行き来しな がら、 両者の相互作用によってテーマに深く切 り込み、問題解決のための具体的な方策を 考えます。調査をして、分析をして、 アイディア をプレゼンテーションするという一 連の流れを 体験することで、社会でも通用するスキルを身 につけることができます。 ● 定住外国人女性の視点から見た日本人との共働 ―三陸の被災地に生きるフィリピン人女性たち ● 外国につながる生徒の教育現場から見た多文化共生 ∼高校進学後の現状と課題∼ 地球市民学科 優秀卒業プレゼンテーションのテーマ ● LGBTはイノベーションの鍵を握る ∼企業における認識の変化がもたらす効果∼ ●「とりあえず選挙」の危険性 ― 投票率と政治的関心の向上にむけて― ● 待機児童問題の解決に向けて ―保育所への株式会社参入の功罪― ●インドにおける女性の自立支援について ―日本企業のCSR 活動やBOPビジネスの事例から考える C L O S E UP ! [飢餓の現状を知り、 自分たちに何ができるかを考える] [フィールドワークの集大成、 地域の活性化に卒業生が貢献] 〈飢餓の宴〉 ハンガーバンケット つなぐ会 世界の飢餓の現状を、 参加者が第1・第 2・第 3 世 界に分かれて体験するイベント。本学科の学生が 中心となり、企画・運営から ポスター制作まで行います。 2014 年度に開催された第 14 回では、学外からも大勢 が参加。 それぞれの「世界」 の食事を通して飢餓の現 状を知り、 自分たちに何がで きるかを考えました。 つなぐ会は、 本学科卒業生 を中心に構成され、 人・もの・ 情報をつなぐことによる地域 の活性化と社会への貢献 を目 的として 活 動していま す。在学中に学外教育活 動として実施した戦争体験 者 へのインタビューをまとめ た本を制作し、 品川区役所 にも寄贈しました。 [地球規模で問題を考え、 イベントを企画・運営] 地球市民学会 地球市民学会は、 本学科に在籍するすべての学 生が所属する組織です。役員は会員同士の互 選による会長、 副会長、 会計、 書記、 マルチ、 清泉祭 代表、 学年代表で構成されており、 これら代表メ ンバーが「ハンガー バンケット」やBBL (講演会) 、清泉祭 などの企 画・運 営 や学外活動を展開 しています。 ハンガーバンケットの冊子 44
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