中林病院助産師学院同窓会会報 実習病院である愛育病院の移転について 中林病院助産師学院 学院長 中林正雄 本学院の実習病院の 1 つである愛育病院は現在の南麻布の 建物が 30 年を経て手狭となり、改築を考えていたところ、 周産期医療の充実に熱意のある港区から JR 田町駅東口で区 が建設する大規模施設の敷地内への移転誘致があり、区の多 大なご支援によりこの度新病院が竣工し、2015 年 2 月 1 日 に開院します。 新愛育病院は産婦人科 90 床、小児科系(新生児集中治療 室、小児外科、小児救急を含む)70 床、合計 160 床(従来 の約 1.4 倍)の母子の専門病院です。診療内容は、東京都の 指定する総合周産期母子医療センターとしてハイリスク妊婦 および新生児の集中治療に対応するとともに、港区内で増加 する出産や小児救急に対応するために、区内の周産期医療・ 小児医療体制のネットワークをつくり、その中心的役割を果 たしていく予定です。分娩数は年間 2,000~2,500 件を予定し ています。また思春期から更年期まで幅広い女性医療に対応 するため、女性医師による女性ドックを拡充します。 周産期医療、小児医療における日本のモデルとなる病院と なるであろうと思われます。また JR 田町駅からウォーキン グデッキで結ばれ、徒歩 7 分ですので、本学院の実習生にと っては通いやすくなります。 なお、南麻布の愛育病院は“愛育クリニック”として生まれ かわり、新病院との連携を密にした外来診療を行います。 水谷喜代子先生より 同窓生の皆様、お元気でご活躍のことと存じます。 学院では 12 月 1 日現在、 丁度 100 名の卒業生を輩出しました。 大変に喜ばしいことです。来春には 120 名となります。 さて1回生の方々は 5 年目を迎えて助産師としての実践能力 に眼を向け、更なるステップアップに新たな課題・目標を考え 始めることでしょう。 ご存知のとおり日本看護協会は、助産実践能力習熟段階(ク リニカルダ―)を開発し、案を提示されております。専門職と してどのようなキャリアアップをすすめていくかは大事なこと です。この案が整備されたとしても、助産師一人一人がキャリ アアップに向けて努力しなければ「絵に描いた餅」となります。 忙しさに紛れることなく頑張って下さい。 同窓会はクラスメイトと日頃の鬱憤を晴らしたり、結婚・出 産を喜んだりとホッとする機会です。是非ご参加下さい。お待 ちしております。 同窓会長挨拶 5回生 佐藤絢子 年の瀬を迎え厳しい寒さが続きますが、中林助産師学院同窓 会生の皆様いかがお過ごしでしょうか。 私は最近、中林病院実習生が終盤一生懸命頑張る姿を見て、 初心を忘れず努力を続けようと改めて感じました。同窓会生の 皆様もそれぞれの場所で互いに切磋琢磨されている事と存じま す。 さて、本年度で、同窓会生 100 名となり、学院設立より満5 年という期を迎え、来春を目安に同窓会生の有志を募り卒業生 だよりを発行したいと考えております。 1年目から5年目を迎えた助産師の、様々な視点や想い、今 後の展望、情報共有など同窓会報を通じて行えれば幸いです。 同窓会の更なる発展に向けご協力の程宜しくお願い致します。 来年度も皆様にとって素晴らしい年でありますように心より お祈り申し上げます。 第8号 5回生 (2014 年 12 月) 卒業してから・・・ 5回生2名より卒業後の近況を伺いました。 5回生 酒井香織 寒さもひとしと身にしみるころとなりました。長野県はすで に白銀の世界です。 私の勤める丸の内病院は、年間 800 件のお産を取り扱う松本 地域中核の総合病院です。4月から分娩係、リーダー係、ベビ ー係を順番に経験し、1月から夜勤デビューです。 私にとって学院時代の宝物は2つあります。1つ目は、実習 仲間の存在です。どんな時でもみんなが集まれば心強く、離れ ていても、戦友です。2つ目は先生や指導者さんの教えです。 何度も助言を頂いた指導案が日々の業務にとても役立っており、 感謝しています。 現在、師長さんはじめ病棟スタッフが温かく見守って下さる 環境の中で、助産師として期待に応えられるよう日々奮闘して います。 学院長先生はじめ学院の先生方、松本先生、中林病院の指導 者さん、大変にお世話になりました。 この場を借りてお礼申し上げます。 5回生 小島久子 師走も半ばを過ぎ、なにかと心せわしいこの頃です。 3月に中林病院助産師学院を卒業してから 8 か月が過ぎ、私 はクリニックの産科病棟で助産師として働いています。 様々な症例の妊・産・褥婦に関わることができ、日々勉強の 日々です。そんな中で、中林病院助産師学院で学んだことが、 とても役立っていることに気づきました。 中林病院助産師学院で学んでいた時は、仕事もしていたため 忙しく、無我夢中で過ぎてしまった1年だったように感じてい ました。 いざ、臨床現場に出てみると、特に分娩の時は、進行状況を 予測し、助産診断を展開しながら、安全に経過を観る力が必要 です。そのため、日々の勤務の中で、中林病院助産師学院で学 んだこと、実習指導者や教員からの言葉が脳裏に浮かぶことが 多々あり、また、職場の先生、先輩方に支えられながら、安全 に経過を観る力を養っているのではないかと思っています。勿 論、臨床現場で学ぶことも多くありますが、中林病院助産師学 院で学んだことが、私の助産師としての基礎となっており、と てもありがたいことだと実感しております。 まだまだ一人前の助産師とは言えませんが、ママ達が安心し て出産・育児ができるよう、お手伝いさせて頂きながら、これ からも学びの経験を深めていきたいと思っています。 在校生の皆さんも、卒業し、臨床現場では大変なことが沢山 あると思いますが、中林病院助産師学院で学んだことを基礎に 頑張って下さい。 諸連絡 同窓会へ新しい住所をお知らせ頂いていない方、引っ越し・ご結婚等で住所や氏 名が変更された際には大変お手数ですが、各同回生クラス幹事または、直接同窓会 事務局までご連絡頂けますようお願い申し上げます。 ご連絡を受けられましたクラス幹事の皆様は、同窓会事務局までお知らせ下さい。 クラス幹事 (1 回生)・中元 理恵 ・内田 しのぶ (2 回生)・新井 真奈美 ・平尾 美幸 (3 回生)・千葉 嘉子 ・江口 知恵 (4 回生)・奥村 葵 ・伊藤 理恵 (5 回生)・佐藤 絢子 ・利根川 舞 <同窓会事務局(代行)連絡先> 中林病院助産師学院 〒131-0032 東京都墨田区東向島 3-29-1 電話:03-3614-5030 Fax:03-3614-5031 Mail:[email protected]
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