「集団的自衛権行使容認」&「特定秘密保護法」反対 兵庫県

340
2015年7月
発行人
東郷 泰三
「集団的自衛権行使容認」&
「特定秘密保護法」反対
兵庫県大集会、9000人パレード
みんなで「イケン(違憲)
」をアピール
6月21日(日)、兵庫県弁護士会主催の集会が三
宮・東遊園地で開かれ、主催者発表で9000人が参
加しました。集会の記念講演で伊藤塾塾長の伊藤
真弁護士が「自衛を口実に戦争が行われるのは
『満蒙は日本の生命線』と言って日中戦争に突入
した歴史からも明らかだ」「特定秘密保護法は国
伊藤 真弁護士の「憲法の番人は最高裁でも
政治家でもない、主権者のわれわれ国民こそ
番人だ」の訴えに、大きな賛同の雄叫びと拍手
民自らが判断するために必要な情報を国家が統制
するもので、民主主義の根幹を揺るがすものだ」
と集団的自衛権と特定秘密保護法の危険性を告発。
「絶対にあきらめずに反対の声を上げ続けましょ
う!」と訴えました。
主催者を代表して兵庫県弁護士会の幸寺覚会長
が「安保関連法案は、立憲主義・国民主権・平和
主義・平和的生存権など憲法のあらゆる根本原理
に反している。廃案へ一致団結しよう」と呼びか
けました。集会後に「自衛隊戦場に行かすって?
本気で言ってんのー」とコールしながらパレード
が行われました。先頭集団が解散地点についても、
まだ会場で出発を待つ隊列が続く、近年では最大
規模とも言える集会とパレードになりました。
◆法人別の参加数は以下の通り
(法人グループからの報告より)
宝塚医G60 尼崎医G48 共和会医G180
神戸医G105 姫路医7
2 たじま医42 県連他1
4
兵庫民医連NEWS
(2)№340
2015年7月
追悼
浦井洋先生
いのちの平等、
バトンは私たちが受け継ぎます
医師として、そして衆議院議員として、働く者の命と健康を守る先頭に立っ
て奮闘されてきた浦井洋先生。4月30日に永眠され、5月31日に行われた
「お別れの会」には各界から400名以上が参加しました。
「お別れの会」実行委員長あいさつ
虐げられた人々の連帯と共同こそ、
国際社会への真の復帰と平和への道」
というメッセージです。学生時代に
731部隊出身者が教授になっている
ことを問題視して発言したエピソー
ドが残っています。在日朝鮮人の
皆さんが終戦直後は戦前より一層未
権利の状態におかれ、長きにわたる
植民地支配の中で生まれた差別意識
も根強く残る中で、誰も分け隔でな
く診療する先生を日本人だと信じな
かったというエピソードも残ってい
ます。そして、東神戸診療所10周年
誌の「浦井所感」では、診療所を日
本人、朝鮮人の健康センターと位置
づけ運営してきたこと、中国人民救
済総会よりの融資を受けるなど、日
本、朝鮮、中国、3国人民の財産と
して東神戸診療所を設立し、10年で
病院化できたと記されています。
そしてもう一つ、「多少の違いは
脇に置いて、おおらかに組織し、団
結せよ」 というメッセージです。
誰からも好かれる国会議員、議員生
活終了後の神戸健康共和会理事長と
しての采配にもこのおおらかさが光っ
ていました。
戦後7
0年の今日、誤った歴史認識
で近隣諸国をいらだたせながら非戦
と立憲主義を否定し、社会保障理念
に自立、自助を持ち込む内閣が暴走
しています。医療と政治の統一、東
1927年
神戸市長田区に生まれる
1952年
神戸医科大学卒業
1953
年 板宿診療所
(現・
いたやどクリニック)
に勤務
1954年
東神戸診療所に勤める
1955
年 千鶴子さんと結婚 「三女を儲ける」
1961年
兵庫県民主医療機関連合会会長就任
1964年
東神戸病院院長
1969年
神戸市長選挙に立候補
1969年
衆議院選挙当選
以後7期20年に渡り衆議院議員として活躍
1982年
日本共産党兵庫県委員会副委員長就
任
1990年
神戸健康共和会理事長に就任
1991年
兵庫県保険医協会理事に就任
2002年
神戸健康共和会理事長退任
健保改悪に反対して国会
内外でたたかいの先頭に
2015年4月30日、戦後70年の年、
浦井先生は、東神戸病院にて静かに、
眠るように旅立たれました。ご家族
に優しく見守られ、主治医は当法人
の滝本和雄副理事長でした。同時代
を生き、本日お別れの言葉やお祈り
をいただくすべての皆さんに、心よ
り感謝申し上げます。
先生は、神戸医科大学卒業後、約
50年を民医連医師として、その半ば
20年を国会議員として、そして引退
後の約10年は東神戸病院や神戸協同
病院の患者として過ごされました。
私は、浦井先生が生涯を通じて発せ
られたメッセージが何で、あったの
か、私たちが受け継ぎ発展させるべ
きはもの何か、私自身に問うことで
開式の御挨拶とさせていただきます。
真っ先にあげるべきは、「医療と政
治は不可分Jというメッセージだと
思います。
終戦後の葺合地域の住民、港湾労
働者、患者さんの実態、そして診療
経験が健康保険問題、薬害スモン、
労災職業病、被爆者援護法等での国
会論戦の説得力と迫力の源泉となり
ました。無差別平等の医療を実現す
るためには、病気を社会の問題から
みるべきこと、医療と政治(医師と
政治家)の複眼でみることの重要性
を発信されました。
もう一つは、「日本と東アジアの
浦井洋先生の
略歴
アジア人民の連帯、人間味ある組織
と団結という先生の三つのメッセー
ジを、今ほど日々の活動に生かし、
発展させることが求められている時
はないと思います。私は、14年前、
先生から法人理事長の任を引き継ぎ
ましたが、本日あらためて、気を引
き締め、いっそうの努力を誓います。
浦井先生、どうか天空より私たち
を見守ってください。ありがとうご
ざいました。
神戸健康共和会 藤末 衛
兵庫民医連NEWS
2015年7月
№340(3)
県連の事業所・職場(61)
輝 いています!
解決できないことを目の前にした時、大切なことがある
それでも解決法を探すこと、この苦難をともに分かち合うこと
神戸医療生協理事長
2年前の総代会で緩和ケア病棟を
開設しようと決定して準備を進め、
皆さん方の大きな支えにより6月に
オープンすることができました。
現在、幾人かの患者様が入院されて
います。すでにお亡くなりになられ
た方もございます。いくつか特徴的
なエピソードをご紹介いたします。
「あなたの寿命は3か月でしょう」
「これ以上の治療は無理なので今後
は緩和ケアです」と、言われて相談
にみえられる患者さま、ご家族様は
少なくありません。「奇跡はおきな
いよ」と言われた方もいました。
そのような方々に私たちはまず、
「これまでよく頑張ってこられまし
たね」とねぎらいの言葉かけをさせ
ていただいております。「これ以上
は無理なのではなくて、きっとまだ
何かすることはあるはずだ」という
姿勢でスタッフ全員がケアにあたり
ます。
入院されるまで痛みのために大量
の麻薬を使われていた患者様がいま
した。看護師たちの手厚いケアと治
療法の見直し、環境の整備などによ
り今少しずつ薬を減らし、笑顔が増
えてきています。短期間の入院であっ
病棟から長田のまちを
神戸協同病院緩和ケア病棟担当医
道上
哲也
広々としたまどり
全室個室で畳部屋もあり
看護スタッフ勢ぞろい
ても日に何度も病室を訪れ、繰り返
し患者様、ご家族と話を行い、最期
はみな納得されてお見送りをするこ
とができました。
「これからのことで不安なことは
なんですか?」「今したいことはあ
りませんか」と看護師たちは丁寧に
語りかけています。「ここに入院で
きたことで不安な気持ちがなくなり
ました」と言ってくださった患者様
もいます。
スタートしてまだ3週間ですが、
私たちが大切にしたいことはコミュ
ニケーションだと思っています。患
者様、ご家族とのコミュニケーショ
ン、スタッフ間のコミュニケーショ
ンです。「回診は小まめに、説明も
小まめに、忙しさは大敵と知り、知
りつつ忙しさをこなすこと。患者さ
ん・家族が『見守られている』と思っ
てもらえるよう努めること」これは
ホスピスの先人の言葉です。
もう一つご紹介します。
「解決できないことを目の前にし
た時、大切なことがある。それでも
解決方法を探すこと、この苦難をと
もに分かち合うこと」緩和ケアだけ
ではなくこれからの神戸医療生協に
ボランティアさんが
お花の世話をしてく
ださっています
とっても教訓となる言葉だと思いま
す。
(6月21日
神戸医療生協総代会にて)
兵庫民医連NEWS
(4)№340
2015年7月(5)
事例から「健康権」を考える
社会的決定要因に照らして
STOP安倍政権!6・1
3大集会i
n東京臨海広域防災公園
ルを採択、笠井新日本婦人の会会長
のあいさつにより閉会。
兵庫を含む近畿は豊洲コースのパ
レードに出発、約50分兵庫から持っ
てきたサンバイザーと旗などを掲げ
て周辺高層マンション住民の方へも
「戦争NO!憲法YES!」をアピー
ルしました。
以下、兵庫民医連からの参加者の
感想を紹介します。「怒りのリレー
トークで、大学生達が声を上げてい
る姿が印象的でした。若い世代が政
治に関心を持ち、自分達の未来を考
え、向き合い戦っている姿はとても
聞き、TPPが戦争法案とセットになっ
て多国籍企業と軍需産業に莫大な利
益をもたらすことを知り、新たな視
点を持つことができました。また、
TPPは自由診療を認める問題にも絡
むため、TPPがいかに我々一般市民
の生活を破壊してしまうかを再確認
する良い機会となりました。その後、
兵庫県の他の団体の方と合流し全体
会に参加。最初に元自衛官の井筒高
雄さんから、レンジャー部隊の訓練
がいかに過酷で非人道的なものか、
生々しい実態が語られ、実際の自衛
隊の内部事情という貴重なお話を聞
くことができました。続いて、世界
で人権保護活動を行っている弁護士
の伊藤和子さんが、アメリカが主導
となって行ったイラク戦争や、世界
各地で繰り広げられる戦争行為犠牲
となった方々の話をされ、それに日
本が間接的に関わっている実情を聞
き衝撃を受けました。どちらもなか
なか
か聞けない貴重な話をしていただ
いた
たと思います。渋谷に移動し「憲
法守
守れ」
「戦争反対」
「安倍はやめろ」
の声
声をあげてデモ行進を行いました。
非常
常に熱気あふれ、若い世代で政治
を変
変えようという空気を感じ取るこ
とが
ができました。集会は約1300人、
デモ
モ行進は約3500
人もの人が参加し、
大規
規模なものとなりました。2日間
にわ
わたって集会に参加しましたが
「どちらもたくさんの方が参加され、
今の
の安倍政権がまったく国民のため
にな
ならない政治を押し進め、国民の
中で
で不満がかなり増大しているんだ
なぁ
ぁ」と実感しました。
(東神戸病院・逸見 憲司)
グループワークで
作り上げた結果を報告
世田谷で開催された「若者憲法集
会」 に参加しました。 第5分科会
『新自由主義で人々の暮らしはどう
なる?』では弁護士の中野和子さん
と日本原水協の梶原渉さんのお話を
頼も
もしかったです。私達も負けては
いら
られないと背中を押されました」
「6 月は全国各地で同様の運動が開
催を
をされているが、今集会中に何度
も耳
耳にした「連帯」「共闘」の言葉
を念
念頭に置きながら、今後私たち尼
崎医
医療生協も、地域との連携の輪を
広げ
げながら、行動に取り組んでいか
なく
くてはならないことを痛感した」
「若 い世代の参加者も多く、今の情
勢や
や政策に対しての関心・不満が全
国民
民に広がっていると感じ、今こそ
声を
を上げていく必要があると感じま
した
た。民医連の方針や憲法について
しっ
っかり学び、職員一同頑張ってい
きた
たいと改めて思いました。」
(県連看護委員会の活動方針より)
私たちは、保険証がなく医療
にかかれないまま手遅れとなっ
た死亡事例、貧困・孤立のなか
での孤独死等、毎日のように出
会う困難を抱えた患者とどう向
き合っていくか葛藤しています。患者、
家族や利用者の生きてきた背景や歴史を
正しく理解する、つまり社会的決定要因
に照らして事実を科学的に捉え、「生存
権」「健康権」をまもることが求められ
ています。
人々の健康と人権に密接に関わる医療
従事者は人権(健康権)の担い手として
の役割がある、民医連の看護3つの視点
と4つの優点を軸に展開している看護実
践は健康の実現そのものであり、「健康
権」を学ぶ取り組みは看護職員として成
長していくための取り組みです。
講義を聴いて「健康の社会的決定要因」に
照らしてスマホやタブレットを使って情報収集
診療所師長会でも
共感する事例でいっぱい
☆何のために
「健康権」にとりくむのか
6月13日(土)午後から東京臨海広域防災公園で開催されました。炎天下
16,
000人が集まり、兵庫民医連からは21人が元気に集会、パレードに参加し
ました。
集会は呼びかけ人のひとりの本田
宏さん(医師)の開会宣言で開始さ
れ、主催者代表の小田川全労連議長
が労働法制の採決強行を食い止め安
倍政権を追い詰めていることを強調、
国会情勢報告では日本共産党の志位
衆議院議員が戦争法案の3つの問題
にふれ「世論と運動でなんとしても
廃案にとよう」と呼びかけました。
連帯あいさつは改憲問題対策法律家
6団体連絡会の南弁護士、沖縄県統
一連の中村さん、戦争させない・9
条壊すな!総がかり行動実行委員会
の福山さんが行いました。
その後の11人リレートークは各分
野から安倍政権の悪政に怒りが爆発。
特に、TPP問題を発言した内田さ
んは、アメリカの下院で米交渉権が
可決されたもののその具体化法案が
否決されたことを報告。公園内に拍
手が巻き起こりました。集会アピー
看護委員会のとりくみ
☆3つの研修会が
「健康権」を学習
この度、近畿高等看護専門学校副学校
長の小林しのぶ先生と泉州看護専門学校
教務主任の大谷節子先生に講師をお願い
して、病院師長研修会と看護教育担当者
研修会を開催、診療所師長会も内部講師
の伝達講習で「健康権を学ぶ」を深めま
した。
研修参加者の感想では、「今まで“自
己責任”にばかり目が向いていましたが、
なぜ?なぜ?なぜ?と掘り下げて行く事
で多角に患者さんが見え
てくる。原因がわかった
ことによってアプローチ
方法も変わると思いまし
た。」「日本の貧困の現実
を痛感した。私達・師長
がまず知識をつけ科学的
に学び、現場のなかで生
かし患者の見方やケアが
変わるように努力してい
きたい」
「師長がスタッフ
に発信していく事でその職場が変わ
ると思った。中堅看護師教育にも役
立てていきたい」
「日々の悩みながら
の看護を“健康権”の視点で捉える
こと、“目からウロコ”でした」
現在の医療は「下流での人命救助」
「崖の下の救急車」であり、本当の
課題は、上流や崖の上で何が起こっ
ているのか、そこに目をやり問題を
解決しないと健康権は守れない。こ
の取り組みをしっかり集団で学んで
いきましょう。
兵庫民医連NEWS
(6)№340
2015年7月
生 存権
その 102
母の在宅介護を決意した娘を支えて
神戸協同病院
MSW
由 井 聖 子
氏
名:A氏
の後、娘と話をする中で「家に
うダメかもしれない」と涙ぐま
年
齢:90代
帰って苦しいと言われた時、医
れ、突然の事態に混乱されてい
性
別:女性
師や看護師の対応がないと心配」
る状態であった。MSWとして
病
名:左恥骨骨折、肺線維
ということや、「一人でどのよ
「困っていることや不安に思っ
うに介護をしていけば良いのか」
ていることについて一緒に考え
という様々な不安を感じている
る」ことが必要と感じ、不安に
ことが分かった。
思っていることを伺い傾聴した。
症、肺炎、認知症
社会資源:要支援1→要介護4、
身体障害者手帳(肢
体2級)
再度、今後の方向性を娘、看
話の中で「自宅で看ていきたい、
護師、セラピスト、MSWで話
でも自宅に帰ってもし状態が悪
平成27年1月、A氏は自宅で
し合い、「予後が短いようなら
くなったらどうしよう」という
転倒し救急受診。左恥骨骨折と
自宅で一緒に暮らして好きなこ
不安が聴きとれた為、自宅退院
肺炎あり、治療目的で入院とな
とをさせてやりたい」との希望
への準備の中で、緊急時の対応
る。入院前のA氏は、認知症に
があり、再び自宅退院に向けて
や日々の相談を含め、医療的な
よる物忘れや意思疎通の難しさ
準備を進めていくこととなる。
サービスの提案・導入を中心に
はあったものの、ADLは自立
その後、ケアマネジャーと共に
行った。
していた。
自宅訪問をして環境調整を行い、
この事例を通して、患者や家
肺炎治療が落ち着き、リハビ
サービス調整の中で、退院後は
族の「思い」を深く理解し支援
リ目的で回復期リハビリテーショ
A氏の状態や娘の抱える不安等
することの大切さを学んだ。
ン病棟に転科、その時よりMSW
を相談できるように、訪問看護
「退院し自宅に帰ったら終わり」
の介入が始まった。
や往診を導入し5月に退院となっ
ではなく、A氏や娘にとって退
た。
院は通過点であり、自宅に帰っ
ベッド上でのリハビリが主と
てからの生活が始まるのである。
なり、積極的なリハビリが難し
退院後、 娘から話を伺うと
い状況であった。今後の方向性
「テレビを見たり新聞を読んだ
自宅に帰ってからの生活を考
については、娘との面談の中で
りとゆっくり生活している。入
える為にも今、患者・家族が抱
「一人暮らしを続けさせること
院中、不安はあったが自宅に帰っ
えている課題や問題点、不安な
は難しいと思う、退院後は同居
てみて、自分らしく生活してい
点等の整理を行い、患者や家族
を考えている」との意向があっ
る母を見てほっとしている」と
を中心に他職種・他機関と連携
た。入院でのリハビリの目途が
話していた。
し、次のステップに進むために
一定たった為、退院に向けて相
談を進めていた矢先、熱発と肺
線維症の急性増悪を認めた。そ
お詫びと訂正
6月号の「生存権
できることを、最大限支援でき
■考
察
るソーシャルワーカーを目指し
A氏の病状悪化時、娘は「も
たい。
その101」で誤りがありました。以下のとおり、訂正します。訂正箇所:本文3行目から6行目の下線部分
誤り→ 当法人では生活保護基準の150%までの収入の方に対
し保険の自己負担分の10割を、130%までの方に5割減
免を行っています。
訂正→ 当法人では生活保護基準の130%未満の収入の方に対
し保険の自己負担分の10割を、130%以上150%以下の方
に5割減免を行っています。
兵庫民医連NEWS
2015年7月
№340(7)
まちがいさがし
7月
戦争をする国、しない国? 終戦70年、大きな岐路
若手弁護士による憲法学習会
正解者のうち5名の方に
図書カードを差し上げます。
小彦あんず作
はぁもにぃでは、憲法を
学習する環境づくりに取り
組んでいます。6月22日に
は職員会議で今西雄介弁護
士による憲法学習(20名参
加)。辺野古支援に行く職員は「今はよく分からな
いけれど、行くことで変われるかもしれない」と参
加することの意味を考え始めています。
憲司さん
哲也さん
彩花さん
公典さん
尚実さん
(東神戸病院)
(東神戸病院)
(東神戸病院)
(東神戸病院)
(尼崎医療生協病院)
15
4年前の6月2
2日にボウ
リングがはじまり、20
20
年の
最近、だじゃれにはまって
いる小3の息子。「ベートー
ベンで面白いだじゃれを作っ
て」とせがまれ、「ベートー
ベン、弁当たべて便だした」
と、口から出任せに答えた。
我ながらひどいもんだと苦笑
していたにもかかわらず、何
を血迷ったか息子は担任の先
生に披露したとのこと。「先
生、笑ってくれたで」と喜び
ながら伝えてくれる息子。先
生、本当にすいませんでした。
岡野哲也(東神戸病院)
▲
①逸見
②岡野
③土岡
④松下
⑤安田
2年ぶりに大学の同窓会
(伊豆半島で2泊)があり、
参加しました。来年は私が世
話をすることになりました。
場所は姫路と赤穂と小豆島で
す。(有馬と淡路は前に行っ
たので) 参加するのは良い
が、まとめるのは苦手なので
大変「ユウウツ」です。只、
亡くなったり病気で参加は7
~8人なのでガンバリます。
李 章二
(神戸健康共和会OB)
▲
■5月号の正解者は10
名でした。
右の5名の方に図書
カードを進呈。
東京五輪の追加種目にボウリ
ングが入るかも?!とニュース
で…
「ストライク」が出るとス
カッとし盛り上がりますね
安田尚実(尼崎医療生協病院)
▲
〈締切〉2015年7月31日(金)
◇当選者は2015年9月号に掲載。
〈応募〉1人1通。はがき又はEメールで。
氏名、院所名(職場・職種)、OBの方は在
職時の法人名を記入の上、下記へ送付して下
さい。
〒6500047神戸市中央区港島南町5丁目3-7
兵庫民医連ニュース「クイズ」係
mi
n.
c
om
☆Eメール:ki
kans
i
@hyogo※余白に、①興味深かった記事と感想、②事 まちがいさがし5月号の答え
業所での取り組み紹介、③近況、④ニュース
へのご意見等、お書き下さい。
読者の声
まちがいが7カ所。どこにあるでしょう?
【応募のきまり】
「三つの伝承」を胸に
NPT・ニューヨーク行動に参加して (
)
339号5面の参加者の感想に不備が
ありましたので、差し替えて掲載します
今回の「NPT・ニューヨーク行動」へ派遣していた
だくに当たり、私は「三つの伝承」を胸に、現地で行動
をすることを決意していた。
一つ目の伝承は“尼崎医療生協を伝える”ということ
である。私は尼崎医療生協に入職をしてから折に触れ、
反核運動を始めとした平和運動に携わらせていただいて
きた。反核運動では平和バザーや毎年の平和行進、被爆
ピアノコンサート、そして原水禁世界大会とその運動の
数は多岐に渡る。これらの運動をしっかりと現地で発信
すること、これが一つ目の伝承であった。
二つ目の伝承は“現地で世界の運動を見て、聞いて、
学んでくる”、ということであった。これも、現地で多
くの国々の運動家たちと、お互いに自国での取り組みを
紹介しながら学ぶことができた。26日の「核兵器のない
世界のための国際行動デー・NY行動」の集会で出会っ
た女性は、原発に対する注意喚起の看板を“フクシマ”
の問題に絡めて作成し、参加をしていた。この女性に話
を聞くと、「ヒロシマ・ナガサキも重大な問題であるが、
現在のフクシマで起きていることも、人類にとって、非
常に大きな脅威よ」と話してくれた。この方は自国でも、
フクシマの問題を積極的に訴えているとのことであった。
そして最後、三つ目の伝承は“尼崎に帰って、現地で
学んできたことを皆様へ伝える”ということである。今
回、多くの方の温かいご支援、ご協力で、私は世界へ、
尼崎医療生協を発信することができ、また、世界の反核
運動の現状を学んでくることができたのである。このこ
とを、ご支援をいただいた全ての方に還元をしていきた
いと、私は考えている。
そして、核兵器廃絶へは、まだ道半ばであることも念
頭に置き、今回の「NPT・ニューヨーク行動」での経
験を糧に、まずは8月の「原水禁世界大会」へ目を向け、
これからもこの運動へ邁進していく所存である。
(尼崎医療生協 組合員活動部 山口公典)
兵庫民医連NEWS
(8)№340
2015年7月
姫路医療生協
地域包括ケアシステムをみんなの
2015年度通常総代会
ものに!
6月18日(木)午後、イーグレひめ
じ・あいめっせホールで2015年度通
常総代会が開催されました。213人
の総代が出席しました。
来賓には、石見利勝姫路市長をは
じめ、8人の方がお越し頂き、姫路
市長及び兵庫県生協連三宅康平専務
理事、くらしと協同の研究所茨木啓
雄事務局長の3人の方よりご祝辞を
受けました。
今年度の方針の中心テーマは、
「地域包括ケア」時代~誰もが、住
み慣れた地域で“その人らしく、気
持ちよく生きる”ことが
できるまちづくりをすす
めます~です。
総代の発言もそれを深
めるものが多く、8人が
発言しました。4月1日
からはじまった新事業の
「定期巡回・随時対応型
訪問介護看護『中部』」の藤田所長、
「生活行為力向上リハビリ」の田中
義人さんの発言が注目されました。
崩壊状態であった支部を2年間で
立て直した御津支部の上田武子支部
安心して老いる社会へ
長の話に、大きな拍手が起きました。
この日提案した議案はすべて採決
されました。また、今年は役員の改
選で、新役員が選任されました。
(組合員サービス部 河本利文)
社会福祉法人駒どり
駒どり友の会 総会 記念講演&シンポジウム
5月24日(日)13時30分より 北区
すずらんホールで「2015年度駒どり
友の会総会」が開かれ90人が参加。
第1部は、上田耕蔵理事長の「安
心して老いる社会めざして」 駒ど
り・神戸医療生協・神戸健康共和会
の歴史や阪神淡路大震災後の取り組
みとあわせて、さらに高齢化する地
域(長田区・北区)での福祉施設の
役割・老いるとは?認知症の方への
対応など説明。
シンポジウムでは北区の事業
所・訪看STなでしこ・菅原美
由紀所長といろどりの家大池・
村上美央施設長からは事業内容
と利用者様の実情が、神戸医療
生協北区支部・川崎周洋支部長
からは、地域の組合員さんの生
活での相談内容、駒どりの郷開設準
備室 魚井幸作室長からは、駒どり
の郷の概要とコンセプトを報告。会
場からは利用するには?北区内で自
宅と事業所間の移動に対策について
意見がだされました。
第2部は「友の会」総会として不
動博事務局長から介護の状況など報
告、北区西大池地域での特養建設の
想いをひろげ、あと2000万円の寄付
や会員ふやしなど方針を確認しまし
た。
(特養ふたば 岸本和則)
患者さんの想いに寄り添った看護がしたい
県連看護学生委員研修会&看護奨学生交流会
6月20日(土)、午前に看護学生委
員研修会、午後に奨学生交流会が行
われ、看護学生委員26人、看護奨学
生31人が参加しました。
研修では各委員から提出された事
前課題レポート「心に残った患者さ
んとのエピソード」を共有しながら、
日常の看護実践をどう看護学生に伝
えていくかを話しあいました。看護
奨学生交流会では、看護現場からの
3演題を受けて「看護師になってこ
んな看護実践がやりたい」をテーマ
にグループワーク。看護学生委
員が午前中の研修で深めた内容
を看護奨学生に語りながら、交
流しました。
看護学生委員からは「自分も
奨学生だった。看護師確保のために、
先輩たちが陰でこんなに頑張ってた
んだ。もっと学生と関わっていかね
ばと思います」「一人の人間として
接していくこと、患者の想いに寄り
添った看護をしていきたいという学
生の強い想いが感じられた」といっ
た声、奨学生からは「話し合うと、
患者さんに寄り添って身体的だけで
なく精神的にも支えになれるような
看護をしたいとの思いは共通で、そ
の思いを発表できてよかった」など
の感想が出されました。