1.大型入札案件の契約締結に反対(H20 年 6 月議会) 2

伏見たかしの議員報告駅前配布版 78 号(通算 143 号)
発行者:
連絡先:
伏見 隆 (枚方市議会議員)
個人携帯 090-5461-5987
市役所
平成 23 年 2 月
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メール: [email protected]
〒573-8666 枚方市大垣内町 2‐1‐20
841-1221(代)呼出
平成 19 年 5 月から 2 期目の市議会議員を務めさせて頂きましたが、早いもので任期が
残りわずかとなって参りました。これまで本議員報告書でご報告した案件のうち賛否が割
れたものをいくつか取り上げ、4年間の判断に問題がなかったかどうか振り返りたいと思
「ちょっとひとこと」はそれぞれ、当時の議員報告書からそのまま抜き出したもので
います。
す。都合上、一部変更している箇所がありますが、内容に変更はございません。
1.大型入札案件の契約締結に反対(H20 年 6 月議会) 報告書 110 号 R より
【議案名】 枚方市学習環境整備 PFI 事業に係る事業契約締結について
【内容】 枚方市立幼稚園、小学校、中学校(計 74 校園、約 2,000 教室)への空調設備の整
備と校内緑化を進めるに当たり、入札の落札業者である枚方 PFI 学校環境サービス
(株)(富士通リース(株)関西支店を代表企業とする企業連合)と 51 億 7464 万 8800 円
で契約を締結する
【議決結果】 賛成多数(賛成 22 対 反対 10)で原案可決。
【ちょっとひとこと】
私は、事業そのものについて反対するものではありませんが、業者選定手続きに不明な
部分が多いため反対しました。これまで契約案件については、談合の疑い(高落札率やう
わさなど)があったとしても、証拠がないため、反対することはありませんでした。根拠のな
いうわさや疑念を元に事業を止めるわけにはいかないからです。しかし、昨年の談合事件
以来、特に大型案件ではより慎重になります。本件に係る入札は、金額が大きいのみなら
ず、昨年発覚した談合事件に係る入札案件と似ている点があります。それは一度入札が中
止され、2 回目の入札で落札者が決定されている点です。
本件の入札では、学識経験者等で構成される審査委員会が設置され、入札方式や性能
等、価格以外の要素を含めた総合評価を行い、落札業者を決定しています。この審査委員
会の議事録は要点のみの筆記にとどまり、各委員がどのような評価を行ったのかなどを確
認することができません。また、議会内外における質疑に対しても担当部署から明確な答
弁を得ることができなかったため、本件に賛成することができませんでした。この議案は常
任委員会に付託されることなく、本会議での審議に約 3 時間が費やされる異例の事態とな
りました。
2.歩きタバコ禁止条例に反対(H20 年 9 月議会)
報告書 115 号 R2 より
【議案名】枚方市路上喫煙の制限に関する条例の制定について
【内容】市全域の道路や公園等での歩きたばこを禁止するとともに、枚方市駅周辺と樟葉
駅周辺の駅前広場を中心とした区域を路上喫煙禁止区域とする。
【目的】歩きたばこによるポイ捨て防止や、たばこの火や煙による迷惑行為を未然に防止す
るため、歩きたばこの禁止など、路上喫煙の制限に必要な事項を定め、市民の安全
で快適な生活環境を確保しようとする。
【議決結果】賛成多数(賛成 27 対 反対 5)で原案可決。
【ちょっとひとこと】
私はたばこを吸いませんので、本条例案に関する資料を入手したときには賛成しようと思
いました。しかし、吟味した結果、様々な問題点を再認識し、最終的に条例制定にブレーキ
を踏む(反対)ことにしました。内容はともかく、もう少し時間をかけるべきと考えました。
● ポイ捨てや迷惑行為は許されないが、喫煙自体は法律で禁じられている訳ではない。
問題は喫煙者すべてにあるのではなく、マナーの悪い喫煙者にある。
● ポイ捨て禁止条例成立に至る過程と比較するとあまりに性急。罰則のないこの条例
の実効性を確保するためにも、せめてマナーに気をつけて吸っている善良な喫煙者
からも意見を聞き、賛同が得られるよう努力すべきではないか。
● 枚方市の年間たばこ税収入は約 20 億円であり、自治体経営上、急激な減収は避け
たい。
3.「顧問」の設置に賛成(H21年9月議会)
報告書127号より
【議案名】枚方市顧問の設置に関する条例の制定について
【内容】顧問を設置する条例を制定し、同顧問の報酬月額を設定する。
【議決結果】賛成多数(賛成26 対 反対6)で原案可決。
【ちょっとひとこと】
枚方市の清掃工場建設を巡る談合事件で逮捕、起訴された小堀前副市長の無罪が今
年5 月に確定しました。このことを受けて、6 月の市議会で小堀氏の処遇について検討す
るよう市長に促す質問が複数の議員からありました。このような背景のもと本条例案が市
長から提出されました。なお、10 月1 日に小堀氏が顧問に就任されました。
4.幼稚園での保育所分園開設に賛成(H22 年 9 月議会) 報告書 140 号より
【議案名】 枚方市児童福祉施設条例の一部改正について
【内容】 禁野保育所の分園を(高陵幼稚園内に)開設するため、条例の一部を改正する。
【議決結果】 賛成多数(賛成 26 対 反対 5)で原案可決。
【目的】 待機児童を解消する。
【ちょっとひとこと】
本件については、複数の幼稚園保護者から市役所の事業の進め方が強引すぎる等の
ご意見を頂きました。私も進め方に問題があったと認識し、討論(私のホームページ内「そ
の他の情報」をご覧下さい)の中で、改善を求めました。一方、これまで議会で、保育所の
待機児童、幼稚園の定員割れの問題に対して、保育所と幼稚園は連携して解決にあたる
べきと訴えて参りました。今回の保育所分園の設置は有効な解決策と考え、議案に賛成し
ました。
ふし
み
伏 見
たかし
隆
(枚方市議会議員)
S43.4.25 生 /香里ヶ丘在住
<所属政党>みんなの党 <経歴> うみのほし幼稚園→ 高陵小→ 枚方一中→
寝屋川高→ 京産大→ 極東貿易(株)→ 平成 15 年 5 月より現職(現在 2 期目)