プーシキン劇場

2015 SHIMANE Week in Vladivostok!
(島根県&沿海地方友好交流プログラム)
※入場は無料です
島村抱月「藝術座」
ウラジオストク公演100周年記念演劇祭
沿海地方のみなさまと島根県との友情を一層深めるため、
演劇公演を行います!ぜひご来場ください!
◆出演:NPO法人 創作てんからっと
◆日時:2015.9.20 (日)
18:30 開場
19:30 開演
①朗読劇 「三つのかばん」(美崎理恵 作)
②「結婚の申込み」(チェーホフ作・芸術座上演脚本)
◆会場:プーシキン劇場
(プーシキン通り27 TEL:2-22-98-50 )
◆主催:島根県
ごあいさつ
ロシア連邦沿海地方の皆さま。
島根県と沿海地方とは、1991年に「友好交流の覚書」を交わして以来の友
好関係にありますが、本当はもっと以前から、芸術を通じた交流がありました。
1915年12月、島根県出身の演出家、劇作家の島村抱月(しまむらほう
げつ)は、自ら主宰する劇団「芸術座」を率いて、「プーシキン劇場」で公演を
行いました。抱月は、トルストイの「復活」など多くの作品を日本で初めて上演し
た人物です。
2015年は、抱月のウラジオストク公演から100年です。
この記念すべき年に、100年前と同じプーシキン劇場で、島根県の劇団
「NPO法人 創作てんからっと」が演劇を披露します。
芸術や文化の交流を通じ、より一層友好のきずなが深まれば幸いです。
2015年9月8日
島根県環境生活部文化国際課長 坂本偉健
【 出演者 】 NPO法人 創作てんからっと
演劇や表現活動を通じて社会に貢献することを目的として、2002年に
結成しました。
かつて日露の文化交流の先駆けとなった島村抱月のように、私達もこの
公演を通じて日露の文化親善に貢献したいと思います。
朗読劇 「三つのかばん」 (美崎理恵 作)
パンパンに膨れ上がったリュックサックを背負い、はち切れそうなショルダーバッグふたつを両肩からクロ
スにかけ、三つのかばんに埋もれた小さな体は、まるで荷物が歩いているようです。
小学校に行くときも、遊びに行くときも、近所に買い物に行くときも・・・どこに行くにも、その子は三つ
のかばんが離せません。
2011年3月11日、東日本大震災。この時代に生まれ、逃げることのできない現実という世界の
中で、必死に生きる少年と彼に寄り添う母。
そして二人を見守る叔母と、商店街のおじいちゃん、おばあちゃん。人々の温かい心に触れながら、
少年は一歩一歩、前に進んでいきます。
「結婚の申込み」 (A.チェーホフ作・芸術座上演脚本)
35歳のロモーフは隣家の娘に威儀を正して結婚を申し込みにやってきました。
なかなか結婚しない娘を気づかう父親は大喜びしますが、当人同士の話は思
いもよらぬ事態へと展開します。
100年前、島村抱月の芸術座が何回となく上演し、今も各地で舞台化され
ている 「結婚の申込み」 です。
偉大な劇作家、チェーホフ屈指の一幕喜劇に挑戦します。