1、事業報告書 従来事業(嘱託登記事業)

1、事業報告書
事業の概要
平成26年10月1日に一般社団法人への移行を完了し、関係官公庁等への
所要の届出を済ませ、一般社団法人として平成26年度上期に引続き、従来事
業である嘱託登記事業と公益目的事業である官公署職員を主たる対象とした無
料相談・無料研修事業を遂行しました。
以下に従来事業(嘱託登記事業)と公益目的事業に分けて経過報告いたします。
従来事業(嘱託登記事業)
第1
新規案件継続案件等の受託
平成26年度下期(平成26年10月1~平成27年3月31日)における既受託案
件及び新規受託案件について次の通り報告します。併せて、後掲「各支部処理
状況」、「平成26年度下期(平成26年10月1~平成27年3月31日)受託事業
収入一覧」及び「平成26年度下期業務日誌(平成26年10月1~平成27年3月3
1日)(役員の動き)」を参照下さい。
1.本部
(1) 東海旅客鉄道株式会社
平成26年度上期に引き続き、横浜市内にある日本国有鉄道名義の公衆用
道路を横浜市へ所有権移転をする嘱託登記業務、東京都港区所在の国鉄清算
事業団名義の用悪水路を東海旅客鉄道株式会社へ所有権移転登記をする嘱託
登記業務を受託し年度内に当該登記を申請し登記完了後、成果品を納品した。
(2)県西土木事務所
ア、平成26年度上期に引続き、道路改良事業として県道708号線足柄上
郡大井町篠窪地内の代位による相続嘱託登記(地権者が米国在住米国人)、
神奈川県への所有権移転嘱託登記、不在者財産管理人選任申立書作成等を受
託した。
イ、大正14年に死亡した地権者の相続関係について取寄せ済戸籍等の調査、
相続人の生死確認のための戸籍等の取寄せ、新たな相続人の戸籍等の取寄
せ、相続関係説明図の作成等の業務を受託し、完了した。
(3)県西土木事務所小田原土木センター
塔台川(小田原市上町字南ノ庭先)の砂防事業に伴う不在者の財産管理
人選任申立書作成、国交省への所有権移転登記を受託し、完了した。
(4) 県厚木土木事務所東部センター
平成25年度に引続き、綾瀬市上土棚南にある二級河川蓼川河川改修工事に
伴い、マンション底地を国土交通省へ売却し、また代替地を取得する一連の
嘱託登記を受託した。昨年末に登記申請を行い、年度内に成果品を納品した。
(5)神奈川県民局
職員アパートとして利用されていた既存建物を、県が福祉施設として用
途変更して利用するため、一部増改築した。その建物について表示関係の嘱
託登記業務を受託した神奈川県土地家屋調査士協会の紹介で、権利関係の嘱
託登記を受託し、代物弁済による所有権一部移転登記等の登記申請を年度内
に行い、完了した。
(6)UR 都市再生機構
オンライン登記申請を機構の不動産登記嘱託申請に係る実務に導入した場
合に、初心者でも理解可能な手引となるものを作成しつつ、課題についても
検証し、導入の判断材料を整理するとの目的のもとに受託し未精算分の精算
を完了した。
2.横浜支部
(1)横浜市住宅供給公社
平成26年度上期に受託した、区分建物「横浜ポートサイドプレイス」
戸数179戸の買戻特約抹消登記業務を受託した。受託事務の内容は、
次のとおりである。
1.
司法書士より振込案内を顧客に郵送
2.
入金確認後、抹消書類作成、抹消書類手続き
3.
司法書士より完了証、全部事項証明書を顧客に送付。
4.
司法書士より完了証、受領書を公社に提出
(2)横浜市道路局
ア、平成26年度上期に引続き、横浜市・首都高速道路株式会社が事業者と
なって進める、平成33年度完成予定の1・4・8号
高速横浜環状北西
線(東名高速道路と第三京浜道路とを結ぶ)の道路事業用地内(横浜市緑区
北八朔町、都筑区池辺町・川和台・川和町・二の丸・東方町)での、「指定
箇所における区分地上権設定に伴う抵当権等の再設定登記業務」及び「相
続関係調査及び代位登記嘱託等業務」を受託した。
イ、平成26年度上期に引続き、横浜国際港都建設道路事業
宮内新横浜線
(新吉田高田地区内)における横浜市への所有権移転,持分放棄による移
転、抵当権抹消、登記名義人表示変更・更正等の登記業務を受託した。
ウ、平成26年度上期に引続き、横浜市道片倉六角橋線(神大寺地区)道路改
良事業による、事業用地内のマンション敷地の一部買収による区分所有者
の名義人表示変更、区分登記表示変更等の登記業務と住民への説明会等包
括的受託内容となっている業務を受託した。
(3)横浜市都市整備局
上大岡C南地区第一種市街地再開発に関連する市道上大岡第526号線道
路整備事業に伴う登記等作業を受託した。
区分所有権マンションンの敷地権及び抵当権抹消、相続登記業務、管理
組合理事会への出席、住民への説明会出席等包括的受託内容となっている。
(4)横浜市環境創造局
都筑処理区新治地区下水道整備工事に伴う用地取得業務を受託した。内容
は、既に、清算結了して解散している地権者所有の土地を横浜市が、寄付に
より所有権取得するという内容、一度解散会社を復活させて、地権者からの
寄付行為をしてもらうという登記手続を年度内に完了した。
(5) 神奈川県住宅供給公社(中古住宅)
本部からの委託を受けて、神奈川県住宅供給公社の35年経過満了に伴う、
自然完済団地の所有権移転登記の未精算分について精算を完了した。
(6)神奈川県住宅供給公社(買戻し抹消)
本部からの委託を受けて神奈川県住宅供給公社の買戻し抹消登記の未精算
分について精算を完了した。
3.川崎支部
川崎市住宅供給公社との間で、「川崎市多摩区菅稲田堤」の土地の登記名義
人表示変更、賃借権登記名義人表示変更、抵当権登記名義人表示変更、所有権
移転登記業務を受託した。
4.横須賀支部
受託業務はありません。
5.小田原支部
(1)松田町
平成26年上期に引続き、松田町との間で「道路用地登記書類作成委託業
務」を受託し、登記名義人表示変更・更正、所有権移転登記嘱託書の作成、
提出等の業務を受託した。
具体的には、
 松田惣領地区内のJRとの土地交換に伴う事案
 松田町松田庶子地区内の町道用地買収事案
 松田町松田庶子地区内の用途廃止による払下げ事案
(2)平塚土木事務所
秦野市名古木地区内における防災砂防事業(県単)として「県土整備事
業用地の調査事務及び登記事務委託」を受託し、同地区内の相続による所
有権移転と、神奈川県への所有権を移転する嘱託登記業務を行った。また、
中郡大磯町寺坂地内における通常砂防事業として「県土整備事業用地の調
査事務及び登記事務委託」を受託し、同地区内の資料調査等、相続関係説
明図、相続による所有権移転登記、神奈川県への所有権を移転する嘱託登
記業務を行った。
6.湘南支部
(1)藤沢市道路課
平成26年上期に引続き、道路課から「道水路等の土地の権利に関する登
記に必要な手続及び書類作成等の業務」を受託、導水路の寄付・導水路の交
換又は払下げ・未登記道路用地売買・角切用地売買に伴う、所有権保存登記、
相続登記、所有権移転登記、登記名義人表示変更・更正登記、権利の抹消・
変更・その他の登記について登記嘱託書を作成し、法務局に提出、ほかに全
部事項証明書交付申請。また「狭あい道路整備事業に伴うに登記に必要な手
続き及び書類作成等の業務」契約により、所有権保存、相続登記、所有権移
転登記、登記名義人表示変更・更正登記及び権利の所有権移転登記嘱託書の
作成・提出等の業務を受託した。
(2)茅ケ崎市道路管理課
平成26年上期に引続き、道路管理課から「狭あい道路整備事業に係る所
有権移転登記等業務」契約により、所有権移転、登記名義人表示変更・更正
登記嘱託書の作成・提出等の業務を受託した。
(3)寒川町道路課
平成26年上期に引続き、道路課から「狭あい道路解消事業、道路拡幅事
業等の用地取得に伴う所有権移転等業務」契約により、所有権保存、所有権
移転、登記名義人の表示変更・更正登記嘱託書の作成・提出等の業務を受託
した。
7.相模原支部 受託業務はありません。
8.厚木支部
湘南地域県政総合センター
平成26年上期に引続き、「農業用地施設防災対策事業用地の調査事務
及び権利登記事務委託契約」に基づいて、伊勢原市桜台地内の農業用水路
にかかる抵当権を一旦抹消し、区分地上権の設定と抹消した抵当権の再設
定の嘱託業務を受託(この事案では、土地所有者に権利書がないことが判
明したので処理困難届を提出し、協議のうえ「司法書士に本人確認書類を
作成するとの内容も含まれた」、更に「県営かんがい排水事業等用地の調
査事務及び権利登記事務委託契約」に基づいて、伊勢原市池端字高根地内
の土地1筆に区分地上権設定するとの登記嘱託業務を受託した。
9.大和支部
(1)綾瀬市
平成26年上期に引続き、道路管理課から綾瀬市一円地内を履行場所とす
る「道路用地等の登記業務委託」を受託し、寄付による土地の所有権移転登記業
務を行った。
(2)海老名市
平成26年上期に引続き、「道路用地等の登記業務委託」を締結した。各
課から委託を受けた登記業務は、下記の通りです。
道路整備課から「市道3号線、同 8 号、同12号、同37号、同1081
号線歩道整備事業に伴う所有権移転登記業務」、「市道307号線バイパス
整備事業に伴う所有権移転登記業務」、市街地整備課から「厚木駅周辺整備
事業に伴う所有権移転登記業務」、資源対策課から「開発行為によるごみ集
積所用地の寄附による所有権移転登記業務」、駅周辺対策課から「社家駅周
辺整備事業として所有権移転登記業務」、施設管理課から「柏ケ谷市営住宅
跡地売払い事業による所有権移転登記業務」「大谷一丁目地内所有地売払い
事業による所有権移転登記業務」、住宅公園課から「門沢橋住宅跡地売払い
事業・今里住宅跡地売払い事業による所有権移転登記業務」、教育指導課か
ら「富士ふれあいの森敷地内不動産所有権移転、土地賃借権抹消登記業務」
をそれぞれ受託した。
(3)大和市
平成26年上期に引続き、管財課から市有地の売却及び交換による所有権
移転登記業務を受託した。
第2
研究・研修活動
一 般 社 団 法 人 移 行 を 記 念 し 、社 員 の 嘱 託 業 務 遂 行 と テ レ フ ォ ン 相
談対応の能力向上に資することを目的として、社員全員に下記研修
教 材 を 贈 呈 し た 。 なお、本 書 に は 当協会杉本理事長と藤井副理事長が共同
執筆者として参加している。
「未処理・困難登記をめぐる実務」
(全司協山田猛司会長編著
第3
新日本法規出版)
本部組織の充実
社員必携準備委員会を設置(委員長八木副理事長、委員松木理事、大西理事)
し、11月19日に委員会を開催して社員必携のアウトラインを検討した。
第4
関連友好団体との連携と協調
(1)公益社団法人神奈川県土地家屋調査士協会との協議会
両協会の現状及び研修事業の連携について下記の日程により協議会を開催
した。調査士協会より、越智理事長ほか3名、当協会から杉本理事長、八木
副理事長、藤井副理事長が出席した。
日時
平成27年2月13日(金)18:30より約2時間
場所
神奈川県司法書士会館会議室
協議テーマ
① 無料公開研修会のテーマについて
② 両協会を取り巻く状況について
( 2) 全 国 公 共 嘱 託 登 記 司 法 書 士 協 会 協 議 会 と の 協 調
杉本理事長が、引き続き全司協副会長として全司協会務に従事するととも
に、昨年に引続き全司協主催の未登記問題研究に杉本理事長が幹事として、
藤井副理事長が研究委員として参加した。参加した研究会の開催日時等は下
記のとおり。
平成 26 年 11 月 21 日
第 11 回未登記問題研究会
早稲田大学キャンパス
平成 27 年
1 月 23 日
第 12 回未登記問題研究会
平成 27 年
3 月 27 日
第13回未登記問題研究会
開催時間
早稲田大学キャンパス
早稲田大学キャンパス
いずれも午後2時~午後5時
(3)東京公共嘱託登記司法書士協会との意見交換会
日
時
平成26年12月22日(月)午後6時より
場
所
東京司法書士会館会議室
参
加
当協会杉本理事長、八木副理事長
東京協会、茨城協会、埼玉協会、山梨協会、
テーマ
静岡協会
①各公嘱協会の現状活動報告
②権利調査業務の取り組み方について
③その他
(4)神奈川県職員研修会へ講師派遣
神奈川県主催の平成26年度用地担当職員フォローアップ研修会(平成2
6年10月15日開催)へ藤井副理事長を講師として派遣した。
テーマ:民法(契約と債権)概論
(例)契約の成立・契約の効力・契約の解除・代理人
成年後見人との契約・供託など
(例)県が定めている契約書の解説・問題(紛争)となった契約とそ
の解決方法・債務不履行の対応など
第4、一般社団法人移行後の経過(平成26年10月1以降)
10 月 1 日 解散・設立登記完了
一般社団法人移行
12 月 9 日 臨時総会
平成26年度上期関連議案と平成26
年度下期(一般社団法人)関連議案審議
12 月 10 日
公益目的財産額及び事業実施期間
の再確定の電子申請
平成 26 年 9 月 30 日の貸借対照表上の純
財産額に基づき
12 月 10 日 貸借対照表の公告
定款第3条の規定に基き本会掲示場へ
業務及び財産状況報告(法務大臣
平成27年
宛)事業経過報告、社員異動報告
1月7日
他
法務大臣の所管に属する公益法人の設
立及び監督に関する規則第5条(特例民
法法人)
法務大臣の所管に属する公益法人の設
1月7日 監事辞任及び就任届(法務大臣宛) 立及び監督に関する規則第4条(特例民
法法人)
3月 16 日
公益目的財産額及び事業実施期間
確定通知(別紙の通り)
神奈川県知事黒岩祐治
第5.平成26年度下期中の社員の異動
平成26年10月1日
145名
入会した社員
3名(内訳
個人2名、法人社員1名)
退会した社員
3名(内訳
個人3名、法人社員0名)
資格喪失社員
1名(本会を脱会した社員
個人1名、法人0名)
平成27年4月1日現在 144名
第6.平成26年度下期中の事業収入
金
17、015、666
円
支部別の事業収入は、「各支部処理状況」を参照
第7.その他
公益社団認定、一般社団認可の協会・解散協会は下記の通り。
全 司 協 調 べ H27,4,1 現 在
公 益 社 団 認 定 (9 協 会 )
一般社団認可(24協会)
札 幌、函 館、宮城県、茨城県、栃木県、
山 形 県 、東 京 、千 葉 県 、 群 馬 県 、 山 梨 県 、 大 阪 、 兵 庫 県 、 岡 山 県 、
長 野 県 、富 山 県 、福 岡 県 、 島 根 県 、 徳 島 県 、 神 奈 川 県
秋 田 県 、愛 知 県 、埼 玉 県
福島県、青森県、静岡県、福井県、石川県、
京 都、滋賀県、熊本県、鹿児島県、宮崎
県、高知県
解散協会(17協会)
旭
川、釧 路、岩手県、新潟県、三重県、岐阜県、奈良県、和歌山
県、広島県、鳥取県、山口県、香川県、長崎県、大分県、佐賀県、沖
縄県、愛媛県
無料相談、無料公開研修事業(公益目的事業)
官公署職員を対象に、嘱託登記に関連する専門的知識や実務上のノウハウ
について、一定の要件を充たした司法書士が電話相談あるいは出張相談に応
じる無料相談事業及び専門知識や経験を有する者による嘱託登記に関連し
た法律知識や実務上のノウハウ提供を行う無料研修事業について、下記の通
り実施した。
第1
無料相談事業
(1)無料電話相談・無料出張相談の実施
相談対象
官公署職員
相 談 料
無料
期間回数
10月1日~3月31日まで計25回
実施日時
祝日を除く毎週水曜日午後2時から午後4時の2時間
実施方法
当協会の相談専用電話に着信する相談電話を担当相談員事
務所の電話に転送する方式により、担当相談員が相談に応じ
る方法で実施
その結果は(別表の「相談員割当及び相談実績」の通り)17件でうち2
件は役員による補充回答を行った。また、常設相談日以外の出張相談の要
請が1件あった。
本事業をスタートさせた平成26年度上半期の7件と比べ242.8%
の伸びとなった。
(2)無料電話・無料出張相談に関する広報活動の実施
関係市区町村により広く知ってもらうため、「無料テレフォン相談のお
知らせ」のチラシと名刺サイズのチラシ2種類を作成し、理事及び社員が
市町村の関係部署に赴いて趣旨説明をする際に配布し、事業の利用に向け
て働きかけを行った。
働きかけを行った県・市区町村は、下記の通り。
県レベル
厚木土木事務所東部センター用地課
市区町村レベル
茅ヶ崎市役所道路管理課、綾瀬市役所都市建設部道路課、同下水道
課、同市民子供部子育て支援課、座間市役所都市部道路課、同総務
部財産管理課、海老名市建設部道路整備課、高座郡寒川町役場拠点
づくり部田端街づくり課、倉見まちづくり課、同都市建設部道路課
相模原市役所都市建設局土木部土木用地課
上記以外
横浜市住宅供給公社街づくり事業部街づくり事業部
その他、公開研修会や県職員を対象にしたフォローアップ研修会で受講
生に宣伝しチラシを配布するなど、あらゆる機会をとらえて広報活動を行
った。
(3)無料電話相談・無料出張相談の相談内容
ア
テレホン相談に寄せられた相談の内容、

学校用地として土地を取得したいが、手続きは?
 宗教法人との間での土地の交換契約する場合の宗教法人側の手続
きは?
 国へ土地を売却するに当たり、分筆する場合の測量図の申請人・作
成者の記載方法は?
 売買契約書に譲渡制限や用途制限を条件としているが、所有権に譲
渡制限や用途制限を課すことができるか
 信託登記がされている購入予定の土地の分筆、所有権移転、信託登
記の抹消につき委託した場合の費用は?
 委託代行業者が社宅管理業務代行委託契約に基づく委任状で、道路
用地買収に絡む交渉・契約・補償金の受領が行えるか?
 農地買収・筆界特定等について
※この相談については、調査士資格を有する当協会社員を出張させ、
相談にあたらせた。
 地方公共団体の間で土地の一部を取得することとなったが、その手
続きは?
 清算結了し、清算人が死亡している会社所有の土地の境界確認を行
うにはどうすればよいか、またその費用は?
 市有地に隣接している個人所有の墓地の用地買収契約が済んでい
るが、墓埋法による届出に売主が協力しない、どうすればよいか?
 地方公共団体から隣接地を買受ける場合に、買主たる地方公共団体
側で分筆登記ができるか?
 地方公共団体から隣接地を買受ける場合に、売買契約書に基き売主
たる地方公共団体に代位して分筆登記ができるか?
※
この質問に対して理事が補充回答
 3 筆の土地が記載されている権利書のうち 2 筆を購入した場合、地
主に権利書返すのか?返した後に地主の方で権利書を変更する手
続があるのか?
 地主から収用した土地の一部を返還する際に、登記原因を「無償譲
渡」とすることはできないか?
※
この質問に対しては、理事から補充回答
 市道に囲まれた土地の登記名義人が特別清算を終え清算結了とな
っている会社で、特別清算の担当弁護士に土地測量の立会をお願い
したが、「立ち会う必要があるのか?」との回答で非協力である。
どのようにすればよいか。
 地方公共団体間の土地売買について、必要書類は?
イ
定例相談日以外の相談内容

土地収用予定地の隣接土地に仮登記が為されている。同意書をもら
う相手方は、所有者か仮登記権利者か?
ウ
出張相談の内容と結果

筆界未定の法人所有地を買受けるにあたって、当該土地の地図訂正
ができるか。
当該土地が工場財団の組成物件となっている場合、組成解除するに
はどうしたら良いか。
(4)相談委員会の開催
平成26年上期に引続き、相談委員会(委員長藤井副理事長、三
輪理事、西川理事)を開催し、担当相談員の選定、相談結果の整
理、相談員の対応についての検討等を行った。
第2
無料公開講座研修
(1)無料公開研修会の開催
昨年に引続き、早公益社団法人神奈川県公共嘱託登記土地家屋調査士協
会との共催により、下記のとおり無料公開講座・研修会を開催した。
開催日時
平成26年11月14日(金)
開催場所
かなっくホール(JR東神奈川駅より徒歩1分)
テ ー マ 「行政財産をめぐる近時の諸問題」(登記問題にかかわって)
講
師
参加者数
早稲田大学首藤教授
95 名(官公署等 75 名
司法書士 15
土地家屋調査士 5)
(2)、研修委員会の設置
公開研修委員会を設置(委員長杉本理事長、委員小宮理事・中澤理事)
し、公開研修会の企画、運営につき検討した。
当期中における各支部処理状況は、次のとおりである。
《本部》
UR都市再生機構(H20年度)
厚木土木事務所東部センター
県西土木事務所 ¥474,567
¥3,025,300
¥38,280
¥3,538,147
《横浜支部》
横浜市道路局(北西線)
神奈川県住宅供給公社(中古住宅)H21年度
神奈川県住宅供給公社(買戻抹消)H20・21年度
¥2,364,022
¥493,881
¥4,912,803
¥7,770,706
《川崎支部》
川崎市住宅供給公社
¥16,450
¥16,450
《小田原支部》
平塚土木事務所
¥67,420
¥67,420
《湘南支部》
茅ヶ崎市
寒川町
藤沢市
¥1,838,360
¥137,314
¥2,733,860
¥4,709,534
《厚木支部》
湘南地域県政総合センター
《大和支部》
綾瀬市
海老名市
大和市
¥80,614
¥80,614
¥144,100
¥441,401
¥247,294
¥832,795
¥17,015,666
平成26年度下期受託収入一覧
(平成26年10月1日∼平成27年3月31日)
入金日
日付 金額
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
11月7日
12月5日
12月5日
12月5日
12月5日
12月5日
12月5日
12月5日
12月5日
12月5日
12月25日
12月25日
12月25日
12月25日
12月25日
12月25日
12月25日
1月23日
1月23日
1月23日
1月23日
1月23日
1月23日
1月23日
2月10日
2月13日
2月13日
2月13日
2月13日
2月13日
金 額
418,290
18,814
342,650
103,463
146,165
477,517
13,200
13,142
13,904
26,880
125,661
13,142
230,570
13,142
13,142
26,880
108,111
196,280
5,500
13,800
11,653
16,450
14,221
372,088
107,756
14,666
13,440
37,258
14,500
295,990
381,240
13,904
357,140
14,666
243,380
149,798
44,040
30,300
13,800
13,440
53,760
105,601
受託先
官公署
藤沢市
大和市
藤沢市
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
茅ヶ崎市
湘南地域県政総合センター
海老名市
海老名市
大和市
寒川町
海老名市
茅ヶ崎市
海老名市
海老名市
大和市
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
綾瀬市
綾瀬市
寒川町
川崎市住宅供給公社
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
海老名市
大和市
海老名市
綾瀬市
藤沢市
藤沢市
海老名市
藤沢市
海老名市
茅ヶ崎市
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
綾瀬市
綾瀬市
大和市
大和市
横浜市道路局北西線
入金日
2月13日
2月13日
2月13日
2月13日
2月20日
2月20日
2月20日
2月20日
2月20日
2月20日
2月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月20日
3月31日
3月31日
3月31日
3月31日
平成26年度下期合計
金 額
136,880
28,380
27,620
18,475
3,986,874
925,929
493,881
474,567
71,814
13,142
67,414
524,340
13,142
36,951
13,800
19,300
40,320
13,142
259,759
164,961
53,760
23,800
91,838
38,280
182,730
188,119
128,026
26,094
17,867
13,142
14,666
13,800
31,800
68,345
19,300
370,946
414,210
256,188
67,420
3,025,300
17,015,666
受託先
横浜市道路局北西線
海老名市
海老名市
海老名市
神奈川県住宅供給公社買戻抹消班
神奈川県住宅供給公社買戻抹消管理班
神奈川県住宅供給公社中古住宅管理班
UR都市再生機構
海老名市
海老名市
湘南地域県政総合センター
藤沢市
海老名市
海老名市
綾瀬市
綾瀬市
大和市
海老名市
茅ヶ崎市
横浜市道路局北西線
大和市
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
県西土木事務所
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
海老名市
海老名市
海老名市
海老名市
綾瀬市
横浜市道路局北西線
横浜市道路局北西線
綾瀬市
茅ヶ崎市
藤沢市
茅ヶ崎市
平塚土木事務所
厚木土木事務所東部センター