特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律 昭和53年 4月26日法律第30号 改正:平成27年 7月10日法律第55号(特許法等の一部を改正する法律) 改正前 改正後 -本則施行日:平成28年 7月 9日までに 第三章 国際調査 第三章 国際調査 (国際調査報告) (国際調査報告) 第八条 特許庁長官は、第四条第一項若しく 第八条 特許庁長官は、第四条第一項若しく は第三項又は第五条第二項の規定による認定 は第三項又は第五条第二項の規定による認定 をした国際出願(条約に規定する他の国際調 をした国際出願(条約に規定する他の国際調 査機関が条約第十五条に規定する国際調査( 査機関が条約第十五条に規定する国際調査( 以下「国際調査」という。)をするものを除 以下「国際調査」という。)をするものを除 く。この章及び次章において同じ。)につき く。この章及び次章において同じ。)につき 、審査官に条約第十八条(1)に規定する国際 、審査官に条約第十八条(1)に規定する国際 調査報告(以下「国際調査報告」という。) 調査報告(以下「国際調査報告」という。) を作成させなければならない。 を作成させなければならない。 2 審査官は、国際出願がその全部の請求の 2 審査官は、国際出願がその全部の請求の 範囲につき次の各号の一に該当するときは、 範囲につき次の各号の一に該当するときは、 前項の規定にかかわらず、国際調査報告を作 前項の規定にかかわらず、国際調査報告を作 成しない旨の決定をしなければならない。 成しない旨の決定をしなければならない。 一 国際調査をすることを要しないものとし 一 国際調査をすることを要しないものとし て経済産業省令で定める事項を内容とする て経済産業省令で定める事項を内容とする ものであるとき。 ものであるとき。 二 明細書、請求の範囲若しくは図面に必要 二 明細書、請求の範囲若しくは図面に必要 な事項が記載されておらず、又はその記載 な事項が記載されておらず、又はその記載 が著しく不明確であるため、これらの書類 が著しく不明確であるため、これらの書類 に基づいて有効な国際調査をすることがで に基づいて有効な国際調査をすることがで きないとき。 きないとき。 3 審査官は、国際出願がその一部の請求の 3 審査官は、国際出願がその一部の請求の 範囲につき前項各号の一に該当するときは、 範囲につき前項各号の一に該当するときは、 その旨及び当該一部の請求の範囲以外の請求 その旨及び当該一部の請求の範囲以外の請求 の範囲のみについてした国際調査の結果を、 の範囲のみについてした国際調査の結果を、 国際調査報告に記載するものとする。 国際調査報告に記載するものとする。 4 特許庁長官は、国際出願が条約第十七条 4 特許庁長官は、国際出願が条約第十七条 (3)(a)の発明の単一性の要件を満たしていな (3)(a)の発明の単一性の要件を満たしていな いときは、出願人に対し、相当の期間を指定 いときは、出願人に対し、相当の期間を指定 © 2015 Westlaw Japan K.K., all rights reserved 1 して、七万八千円に請求の範囲に記載されて して、次の各号に掲げる場合に応じ当該各号 いる発明の数から一を減じて得た数を乗じて に定める金額に請求の範囲に記載されている 得た金額の範囲内において政令で定める金額 発明の数から一を減じて得た数を乗じて得た の手数料を追加して納付すべきことを命じな 金額の範囲内において政令で定める金額の手 ければならない。 数料を追加して納付すべきことを命じなけれ ◆追加◆ ばならない。 ◆追加◆ 一 明細書及び請求の範囲が日本語で作成さ 5 審査官は、前項の規定により手数料を追 れている場合 十万五千円 加して納付すべきことを命じられた出願人が 二 明細書及び請求の範囲が第三条第一項の 同項の規定により指定された期間内にその命 経済産業省令で定める外国語で作成されて じられた金額の手数料を追加して納付しない いる場合 十六万八千円 ときは、経済産業省令で定めるところにより 5 審査官は、前項の規定により手数料を追 、その国際出願を手数料の納付があつた発明 加して納付すべきことを命じられた出願人が に係る部分とその他の発明に係る部分とに区 同項の規定により指定された期間内にその命 分し、手数料の納付があつた発明に係る部分 じられた金額の手数料を追加して納付しない については当該発明に係る部分についてした ときは、経済産業省令で定めるところにより 国際調査の結果を、その他の発明に係る部分 、その国際出願を手数料の納付があつた発明 についてはその旨を、国際調査報告に記載す に係る部分とその他の発明に係る部分とに区 るものとする。 分し、手数料の納付があつた発明に係る部分 については当該発明に係る部分についてした 国際調査の結果を、その他の発明に係る部分 についてはその旨を、国際調査報告に記載す るものとする。 -本則施行日:平成28年 7月 9日までに (国際予備審査報告) (国際予備審査報告) 第十二条 特許庁長官は、国際予備審査の請 第十二条 特許庁長官は、国際予備審査の請 求があつたときは、当該請求に係る国際出願 求があつたときは、当該請求に係る国際出願 につき、審査官に条約第三十五条に規定する につき、審査官に条約第三十五条に規定する 国際予備審査報告(以下「国際予備審査報告 国際予備審査報告(以下「国際予備審査報告 」という。)を作成させなければならない。 」という。)を作成させなければならない。 2 審査官は、国際予備審査の請求に係る国 2 審査官は、国際予備審査の請求に係る国 際出願がその全部の請求の範囲につき次の各 際出願がその全部の請求の範囲につき次の各 号の一に該当するときはその旨を、国際予備 号の一に該当するときはその旨を、国際予備 審査の請求に係る国際出願がその一部の請求 審査の請求に係る国際出願がその一部の請求 の範囲につき次の各号の一に該当するときは の範囲につき次の各号の一に該当するときは その旨及び当該一部の請求の範囲以外の請求 その旨及び当該一部の請求の範囲以外の請求 の範囲のみについてした国際予備審査の結果 の範囲のみについてした国際予備審査の結果 © 2015 Westlaw Japan K.K., all rights reserved 2 を、国際予備審査報告に記載するものとする を、国際予備審査報告に記載するものとする 。 。 一 国際予備審査をすることを要しないもの 一 国際予備審査をすることを要しないもの として経済産業省令で定める事項を内容と として経済産業省令で定める事項を内容と するものであるとき。 するものであるとき。 二 明細書、請求の範囲若しくは図面におけ 二 明細書、請求の範囲若しくは図面におけ る記載が不明確であり、又は請求の範囲が る記載が不明確であり、又は請求の範囲が 明細書による十分な裏付けを欠いているた 明細書による十分な裏付けを欠いているた め、請求の範囲に記載されている発明につ め、請求の範囲に記載されている発明につ き、条約第三十三条(2)、(3)又は(4)に規 き、条約第三十三条(2)、(3)又は(4)に規 定する新規性、進歩性又は産業上の利用可 定する新規性、進歩性又は産業上の利用可 能性についての同条(1)に規定する見解を 能性についての同条(1)に規定する見解を 示すことができないとき。 示すことができないとき。 3 特許庁長官は、国際予備審査の請求に係 3 特許庁長官は、国際予備審査の請求に係 る国際出願が条約第三十四条(3)(a)の発明の る国際出願が条約第三十四条(3)(a)の発明の 単一性の要件を満たしていないときは、出願 単一性の要件を満たしていないときは、出願 人に対し、相当の期間を指定して、国際予備 人に対し、相当の期間を指定して、国際予備 審査を受けようとする請求の範囲を減縮し、 審査を受けようとする請求の範囲を減縮し、 又は二万千円に当該請求の範囲に記載されて 又は次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に いる発明の数から一を減じて得た数を乗じて 定める金額に当該請求の範囲に記載されてい 得た金額の範囲内において政令で定める金額 る発明の数から一を減じて得た数を乗じて得 の手数料を追加して納付すべきことを命じな た金額の範囲内において政令で定める金額の ければならない。 手数料を追加して納付すべきことを命じなけ ◆追加◆ ればならない。 ◆追加◆ 一 明細書及び請求の範囲が日本語で作成さ 4 審査官は、前項の規定により国際予備審 れている場合 二万八千円 査を受けようとする請求の範囲を減縮し又は 二 明細書及び請求の範囲が第三条第一項の 手数料を追加して納付すべきことを命じられ 経済産業省令で定める外国語で作成されて た出願人が同項の規定により指定された期間 いる場合 四万五千円 内にその請求の範囲を減縮せず又はその命じ 4 審査官は、前項の規定により国際予備審 られた金額の手数料を追加して納付しないと 査を受けようとする請求の範囲を減縮し又は きは、経済産業省令で定めるところにより、 手数料を追加して納付すべきことを命じられ その国際出願を手数料の納付があつた発明に た出願人が同項の規定により指定された期間 係る部分とその他の発明に係る部分とに区分 内にその請求の範囲を減縮せず又はその命じ し、手数料の納付があつた発明に係る部分に られた金額の手数料を追加して納付しないと ついては当該発明に係る部分についてした国 きは、経済産業省令で定めるところにより、 際予備審査の結果を、その他の発明に係る部 その国際出願を手数料の納付があつた発明に 分についてはその旨を、国際予備審査報告に 係る部分とその他の発明に係る部分とに区分 © 2015 Westlaw Japan K.K., all rights reserved 3 記載するものとする。 し、手数料の納付があつた発明に係る部分に ついては当該発明に係る部分についてした国 際予備審査の結果を、その他の発明に係る部 分についてはその旨を、国際予備審査報告に 記載するものとする。 -本則施行日:平成28年 7月 9日までに (手数料) (手数料) 第十八条 第九条(第十五条において準用す 第十八条 第九条(第十五条において準用す る場合を含む。)の規定による請求をする者 る場合を含む。)の規定による請求をする者 は、実費を勘案して政令で定める金額の手数 は、実費を勘案して政令で定める金額の手数 料を納付しなければならない。 料を納付しなければならない。 2 次の表の第二欄に掲げる者は、それぞれ 2 次の表の第二欄に掲げる者は、それぞれ 同表の第三欄に掲げる金額の範囲内において 同表の第三欄に掲げる金額の範囲内において 政令で定める金額に同表の第四欄に掲げる金 政令で定める金額に同表の第四欄に掲げる金 額を合算して得た額の手数料を納付しなけれ 額を合算して得た額の手数料を納付しなけれ ばならない。 ばならない。 ◆追加◆ 〔注:ここに表示されていた表は出力されま 〔注:ここに表示されていた表は出力されま せんでした。この表はオンライン画面でご覧 せんでした。この表はオンライン画面でご覧 下さい〕 下さい〕 3 特許法第百九十五条第四項、第五項、第 3 特許法第百九十五条第四項、第五項、第 七項、第八項及び第十一項から第十三項まで 七項、第八項及び第十一項から第十三項まで の規定は第一項及び前項の規定により納付す の規定は第一項及び前項の規定により納付す べき手数料(同項の表の第四欄に掲げる金額 べき手数料(同項の表の第四欄に掲げる金額 に係る部分を除く。)並びに第八条第四項又 に係る部分を除く。)並びに第八条第四項又 は第十二条第三項の規定により追加して納付 は第十二条第三項の規定により追加して納付 すべきことを命じられた手数料について、同 すべきことを命じられた手数料について、同 法第百九十五条第八項及び第十一項から第十 法第百九十五条第八項及び第十一項から第十 三項までの規定は前項の規定により納付すべ 三項までの規定は前項の規定により納付すべ き手数料(同項の表の第三欄に掲げる金額の き手数料(同項の表の第三欄に掲げる金額の 範囲内において同項の政令で定める金額に係 範囲内において同項の政令で定める金額に係 る部分を除く。)について、それぞれ準用す る部分を除く。)について、それぞれ準用す る。 る。 -改正法・附則・題名- ~平成27年 7月10日 法律 第55号~ 施行日:平成28年 7月 9日までに ◆追加◆ 附 則(平成二七・七・一〇法五五)抄 -改正法・附則- ~平成27年 7月10日 法律 第55号~ © 2015 Westlaw Japan K.K., all rights reserved 4 施行日:平成28年 7月 9日までに ◆追加◆ (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して 一年を超えない範囲内において政令で定める 日から施行する。 -改正法・附則- ~平成27年 7月10日 法律 第55号~ 施行日:平成28年 7月 9日までに ◆追加◆ (特許協力条約に基づく国際出願等に関する 法律の一部改正に伴う経過措置) 第四条 第五条の規定による改正後の特許協 力条約に基づく国際出願等に関する法律(以 下この条において「新国際出願法」という。 )第八条第四項及び第十八条第二項(同項の 表一の項に掲げる部分に限る。)の規定は、 施行日以後にする国際出願について適用し、 施行日前にした国際出願については、なお従 前の例による。 2 新国際出願法第十二条第三項の規定は、 新国際出願法第十八条第二項(同項の表三の 項に掲げる部分に限る。次項において同じ。 )に規定する手数料が施行日以後に納付され た国際予備審査の請求に係る国際出願につい て適用し、第五条の規定による改正前の特許 協力条約に基づく国際出願等に関する法律第 十八条第二項(同項の表三の項に掲げる部分 に限る。)に規定する手数料が施行日前に納 付された国際予備審査の請求に係る国際出願 については、なお従前の例による。 3 新国際出願法第十八条第二項の規定は、 国際予備審査の請求につき、施行日以後に同 項に規定する手数料を納付する者について適 用する。 -改正法・附則- ~平成27年 7月10日 法律 第55号~ 施行日:平成28年 7月 9日までに ◆追加◆ © 2015 Westlaw Japan K.K., all rights reserved (政令への委任) 第五条 前三条及び附則第九条に定めるもの のほか、この法律の施行に関し必要な経過措 置は、政令で定める。 5 ******* © 2015 Westlaw Japan K.K., all rights reserved 6
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