平成26年度日本道路協会会長奨励賞 表彰式

平成26年度日本道路協会会長奨励賞 表彰式
平成26年度より、自らの創意工夫を加え、その後の業務遂行に多大な成果をあげた若い技術者を表彰し、道
路技術の進展に寄与することを目的として「日本道路協会会長奨励賞」を新設いたしました。
各関係機関を通じて候補者の募集をしたところ、57件の応募があり、平成26年度の受賞者は以下の方々に
決定いたしました。
6月5日第69回定時総会終了後、表彰式を行い、大石会長より表彰状を授与いたしました。
樅野
雅哉氏(株式会社横河ブリッジ)
功績:徳島県吉野川河口に建設された世界初となる橋梁
形式の「阿波しらさぎ大橋」建設工事に於き、桁の耐風
安定性の確認を行うため、大型起振機を用いて実橋振動
実験を行うなど、綿密な架設計画を基に工事を成し遂げ
ました。吉野川河口部には日 本有数の干潟が 存在し、
施工に際し環境への最大限の配慮が求められ、この難題
に対し、最善の施工計画を立案し、漁協・ 地元環境団体
の理解を得て工事を完了させた功績が評価されました 。
谷山
潤氏、山本
晃司氏(東京都大島支庁)
(山本氏は所用のため表彰式には欠席されました)
功績:平成26年10月に接近した台風26号によ
る豪雨で大島島内では多数の斜面崩壊により、道路
の通行止めが発生し、町役場が行方不明者の捜索に
負われる中、お二方は組織の枠を超え、警察、消防、
自衛隊との調整を一手に引き受け、また、地元業者
の人員や重機の配置、作業割り当て等も行い、結果
40時間で全線交通開放し、島民の生活基盤の早期
回復と捜索活動の進展ならびに二次災害の防止に大
きく貢献した功績が評価されました。