CSRmesh™ に関するよくある質問

CSRmesh™ に関するよくある質問
Bluetooth® smart 上で動作する CSRmesh™ プロトコルにより、ホームオートメーション向けの包括的なコネクティビティソリューションが実現可能に
■ メッシュは Bluetooth® SIG によって標準化されましたか?
まだですが、Bluetooth
SIG は標準化に向けて取り組んでいます。
2015年2月24日、SIG はプレスリリースで、Bluetooth® Smart Mesh ワ
®
ーキンググループを設立することを発表しました。 このワーキンググル
ープは、
メッシュネットワークが Bluetooth® Smart 技術の標準機能と
なるようなアーキテクチャを構築することを目指しています。 CSR の
世界標準規格担当責任者ロビン・ヘイドンが、同ワーキンググループ
の責任者を務め、全体の指揮を執ります。 メッシュの標準化が実現す
る時期についてはコメントできませんが、SIG の発表によると、同ワー
キンググループは、2015年の後半にプロトタイプの試験ができるよう
規格の準備を整える予定で、SIG は2016年にはプロファイルを正式に
採用することを目指しています。
■C
SRmesh™ はどの Bluetooth ソリューションで動作するので
しょうか?
CSRmesh™ は、Bluetooth 4.0 以降で実行することを目的として構築さ
れたプロトコルです。 Bluetooth Smart は CSRmesh を実行するため
の唯一の必要条件であり、弊社が現在リリースしている Bluetooth 4.0
対応デバイス上で実行することができます。 弊社の CSRSR101X シ
リーズにつきましては、
こちらをご覧ください - http://www.csr.com/
products/csr101x-product-family
■私
は、Bluetooth Smart 技術はメッシュネットワークには最適
ではないと考えていました。– 伝送距離や消費電力に関する
問題はないのですか?
CSRmesh は、
まさにその性質上、
これら2つの問題をクリアーしてい
ます。 Bluetooth Smart は無線通信のマーケットにおいて最も低い出
力で行うことができるように設計されたもので、
メッシュネットワーク
は伝送距離の問題を解決するために考案されました。 ルーティングノ
ードの消費電力に注意が必要であると指摘する人もいます。 なぜな
ら、ルーティングノードはほとんどの時間においてリッスンしたり、受
信することになるからです。 しかしながら、
このメッシュの場合、ルーテ
ィングはありませんので、設定時間も、ルーター、
コーディネーター、エ
ンドデバイスの概念も、追加メモリや処理オーバーヘッドもありませ
ん。 ノードはすべてシンプルで低価格の Bluetooth Smart Soc です。
CSR が最近発表した CSRmesh Home Automation は、2015年第2
四半期に販売され、特に消費電力、応答時間、遅延を重視するするセ
ンサー、アクチュエータモデルが含まれる予定です。 センサーは送信
データがある場合のみ起動します。 アクチュエータは応答のためによ
り頻繁に起動しますが、長い時間スリープ状態でいることもできます。 CSRmesh はフラッドメッシュであり、
このようなメッシュネットワーク
の場合、
メッセージを繰り返すことができるノードが周囲により多く存
在するため、
メッセージが受信ノードに届く可能性が高まります。 ノー
ドが多ければ多いほど、
スキャン速度を下げることができます。
CSRmesh は単なるレンジ拡張をはるかに超えた存在です。 ネットワ
ークの情報はすべてのメンバーに配信されます。 電球は暖房センサ
ーの値を代わりに覚えておく事ができるので、
よって、ほとんどの時間
においてセンサーはスリープ状態にしておくことができます。 ノード
は、BLE RSSI(BEL の電波強度)によって、置き忘れた車の鍵を探す
のを手伝うことができます。 夜玄関のドアに近づくと自動的に玄関灯
が点灯します - つまり、他のセンサーは不要です。 例えば、Wireless
Cables 社は CSRmesh を採用した AirCable ソリューションを開発し
ました。 同社の CEO であるユルゲン・キエンホエフェル氏は、
アドバ
タイジング率が極めて低く、
リッスン時間がわずか10ms ぐらいであ
れば、バッテリーの負担はかなり小さくなると主張します。 彼の測定
によると、
アドバタイジングパッケージで 35uA、
メッシュリスナーで約
150uA となっています。 これらの測定に基づくと、
アドバタイジング率
が10秒の場合、標準的なバッテリーで数ヶ月あるいは数年間作動させ
ることができることになります。 ■ CSRmesh はどのくらい安全ですか?
CSRmesh  は設計の各段階でセキュリティが考慮され、主に、盗聴
者、中間者攻撃、
リプレイ攻撃に対する堅牢な防御を提供していま
す。 CSRmesh の安全性の詳細につきましては、
ここをクリックしてく
ださい。 ■ CSRmesh を壁面取り付けコントロールパネルやリモコンと
統合することは簡単ですか?
はい – Avi-on のような CSR パートナーは、
ワイヤレスの照明スイッチ
など、ホーム オートメーション ソリューションで、
まさにそれを実現し
ています。 TV のリモコンでは Bluetooth Smart を採用する傾向にあります。 IR
リモコンの方が安価ではありますが、
スマート TV ではもはや役に立
ちません。 Bluetooth Smart は優れた代替技術と言えます。 なぜなら
見通し線は不要であり、加速度計、マウスポインターのジャイロ、ゲー
ムの動きに対応し、
また、
リモコンを振るだけで直接コマンドを出した
り、CSRmesh のコマンドを出したりできるからです。 これらはすべて、
同じ低価格の SOC で実行され、
この SOC には CSRmesh も搭載さ
れています。 CSRmesh™ に関するよくある質問
Bluetooth® smart 上で動作する CSRmesh™ プロトコルにより、ホームオートメーション向けの包括的なコネクティビティソリューションが実現可能に
■C
SRmesh は、同時に作動する複数のスマートフォン/リモコ
ンにどうやって対処するのですか?このように複雑な側面に
対処するのはゲートウェイの責任ではないでしょうか?
CSRmesh
では、問題なく複数のコントローラーをサポートできま
す。 TV のリモコン、照明スイッチ、複数のスマートフォン。 これらすべて
がメッシュ上に固有のアドレスを持っています。 CSR には、
ゲートウェ
イを使用することなく、マルチ コントローラー メッシュにおいて、制御
デバイスのデータベースを他のコントローラーと共有する方法もあり
ます。 ただし、おそらくこれはクラウドと組み合わせる事で最もうまく
いく可能性があります。 ルーティングと Bluetooth Smart で動作する
IPv6 スタックは不要であり、
また対応することは大きな負担となりま
す。 したがって、
これは CSRmesh では使用できません。 要するに、
メッ
シュはゲートウェイやインターネット接続(セキュリティ面のメリットも
あります)を必要とせずローカルに動作し、インターネットがダウンし
ても単一障害点がないということです。 リモート制御、構成、監視が必
要な場合、IP はゲートウェイで終了し、CSRmesh が Bluetooth Smart
対応デバイスにより適した軽量なアドレス方式で引き継ぎます。
(フ
ラッド制御および確認応答を行う)
ブロードキャストメッシュであるた
め、実行すべきルーティングも、設定時間の遅延も、維持すべきテーブ
ルもありません。 ■m
esh による音声通信は可能ですか?
Bluetooth Smart は音声コマンドに対応できます。 CSR101X シリーズ
を構成する SoC はハードウェアを使用することで、下位の Bluetooth
ラジオスタックを処理します。 つまり、ラジオのオン・オフの切り替え
は、
ソフトウェア経由の場合よりも素早くできます。 また、
さらに多くの
リンクバジェットも利用できるので(平均 64kb/秒)
、正確な音声解釈
が可能です。 Bluetooth Smart は音声通信やオーディオストリーミング
に対応できるような設計はされておりません - 帯域幅が十分ではない
のです。 しかしながら、短い音声コマンドには十分対応できます。 詳し
くは、CSR µEnergy® リモコン開発キットをご覧ください。 ■C
SRmesh は 2.4Ghz 周波数帯で多くの干渉がネックとなっ
ていませんか?
CSRmesh は Wi-Fi と共存するように設計されています。 メッシュで
情報を送信するのにわずか1ミリ秒しかかかりません。 情報は3つのチ
ャンネル(37、38、39)
で送信され、最も一般的な Wi-Fi ルーター チャ
ンネルで使われないチャンネルが選ばれています。 弊社は3つのチャ
ンネルすべてを使用します。 したがって、1つのチャンネルがブロック
されても、他の2つのチャンネルが情報を届けてくれる可能性は十分
あります。 このステップは3回繰り返されるので、事実上どのメッセー
ジも9回中継されることになります。 つまり、並行する Wi-Fi ネットワー
クが CSRmesh の動作を干渉する可能性はほとんどありません。 これ
は、Wi-Fi の干渉によって影響を受けた経験のある Zibgee や RF4CE
ネットワークとは異なります。 Bluetooth と Wi-Fi の共存は、長きにわた
ってスマートフォンに Bluetooth/Wi-Fi 結合チップが採用されてきた
歴史によって実証されています。 ■ CSRmesh ネットワークの設定はどのくらい簡単なのですか?
驚くほど簡単です。 ここで重要なのは、CSRmesh は実行し続けるのに
ハブやアクセスポイントは不要だということです。 起動するのに必要
なのは、CSRmesh Bluetooth Smart 対応の電球、
スイッチ、
もしくはス
マートプラグと、
スマートフォンのみです。 関連するアプリをダウンロー
ドするだけです。 すぐにデバイスと通信を始めることができます。 お好
きな数だけデバイスを追加し、
アプリを使用することで、
これらのデバ
イスをグループ化することができます - 自動的にメッシュネットワーク
が作成され、メッセージが中継されます。 一つのグループとして個別
に通信したり、同時に通信することもできます。 高価なハブの購入や構
成も、複雑な設定も不要です。 ハブが必要なのは、外出先から自宅の
監視や制御をする場合のみです。 そこで、2015年第2四半期にリリース
される CSRmesh Home Automation により、Wi-Fi、IP ブリッジおよび
ゲートウェイソリューションに低価格の Bluetooth Smart が搭載され
る予定です。 ■ バッテリーが実用的と言えるほど消費電力は少なくて済みま
すか?
デバイスがアクティブなメッシュメンバーとして機能する場合、中継
するメッセージのリッスンにいくらかの時間を費やす必要がありま
す。 照明スイッチのようなデバイスは、パッシブなメッシュメンバーと
なる可能性があります。 つまり、
このようなデバイスは(人が押した時
に)
コマンドをメッシュネットワークに送信するだけであり、
メッセージ
のリッスンを行うことは決してありません。 このような場合、
そのデバイ
スは受信デバイスでも中継デバイスでもなく、発信元デバイスであり、
数年間はコイン電池バッテリーで十分作動できますが、他のノードに
メッセージを中継することはできません。 電源に接続された照明の場
合、バッテリーの寿命は問題ありません。 CSRmesh Home Automation のリリースにおいては、
デベロッパ
ーには、
ノードのスキャン速度を調整できる追加機能が提供される
予定です。 これにより、ノードは部分的にスリープ状態になるため、
バッテリーの寿命が延びるというメリットが得られます。 この機能
は、CSRmesh のフラッドメッシュという性質を活用しています。 スキャ
ン速度を全体的にどれだけ削減できるかは、次のことによって決まり
ます:
(i)
メッセージを中継するために周囲に存在するノードの数、
(ii)
発信元デバイスがメッセージの送信を試行する難易度(時間の長さ)
。
私たちはリリース時に、
これに関するいくつかのガイドラインとアプリ
ケーションサポートを発表する予定です。 ■ CSRmesh が対応できるネットワークの最大サイズはどれくら
いですか?
CSRmesh が対応できる理論的な最大サイズは、16ビットのデバイス
ID と16ビットのグループ ID によって決定されます。 したがって、ネット
ワークキー1つにつき、最大 64,000 のデバイスと 64,000 のグループ
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