[PDF] 3.11以後の建築

2 015年1 0月2 日
Press Release #2
3. 11 以 後の建築
伊東豊雄+乾久美子+藤本壮介+平田晃久+畠山直哉《陸前高田の「みんなの家」》 Photo: HATAKEYAMA Naoya
【展覧会概要】
展覧会名:3.11 以後の建築
欧文表記:Architecture since 3.11
会 期:2015 年 11 月 7 日(土)∼ 2016 年 1 月 31 日(日)
開館時間:9 時 30 分 ∼18 時(入場時間は 17 時 30 分まで)
会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
休 館 日:月曜日 ※年末年始 2015 年 12 月 27 日(日)∼ 2016 年 1 月 4 日(月)
ただし 11 月 23 日、1 月 11 日(月・祝)は開館、11 月 24 日、1 月 12 日(火)休館
入 場 料:一般800 円、 前売・団体(20名以上)6 00 円
中学生以下、65歳 以上 ・ 障害者手帳をお持ちの方と付き添い の方1名は 無料
「ハイティーンパス H.T.P.」1,000 円/対象 15 歳以上 20 歳未満
※一年間有効フリーパス→
「おとなのパス」 2,500 円/対象20 歳 以上
主 催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
後 援:茨城県
協
力 : アサヒビール株式会社、社団法人茨城県建築士会、社団法人茨城県建築士事務所
協会、一般社団法人茨城県建設業協会、水戸市建設業協同組合
ゲスト・キュレーター:五十嵐太郎、山崎亮
【概 要】
水戸芸術館現代美術ギャラリーでは、2015 年 11 月 7 日 ( 土 ) から 2016 年 1 月 31 日 ( 日 )
まで「3.11 以後の建築」展を開催いたします。
2011 年 3 月 11 日に起きた東日本大震災は、建築家と建築界に大きな意識の変化をも
たらしました。津波の圧倒的な破壊力に、建築物を強化するだけでは解決できない問題
を突きつけられると同時に、人と人との繋がり、地域と人の関係といったソフト面から
のアプローチがいかに大事かを考えさせられたのです。さらに未曾有の惨事となった原
発事故はエネルギー問題に対しての意識と危機感を急激に高め、環境やエネルギーとの
関係に配慮した設計が、今までに増して切実に求められるようになりました。さらにマ
クロに見ると、少子高齢化に向かい、住宅や公共施設がだぶつくと言われるこれからの
日本において、建築家がどのような役割を果たし、どのような未来を描こうとするのか、
批判と期待の両方をもって問われるでしょう。
こうした社会の変化に自分なりの考え方や手法で向き合う 21 組の建築家の取り組み
を紹介する本展は、昨年 11 月より金沢 21 世紀美術館で開催された「3.11 以後の建築」
展 (2014 年 11 月 1 日∼2015 年 5 月 10 日 ) の巡回展となります。水戸芸術館現代美術ギャ
ラリーでは、東日本大震災の被災地でもある水戸にローカライズした展示を加えるとと
もに、金沢での展示から 1 年を経て進展のあった参加建築家のプロジェクトのその後も
盛り込んだ、「3.11 以後の建築」展をアップデートしたものとなります。
【ゲスト・キュレーター】
五十嵐太郎
1967 年フランス・パリ生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院修士課程修了。博士 ( 工学 )。
2009 年から東北大学教授。2008 年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミッショナー。あいち
トリエンナーレ 2013 の芸術監督、「戦後日本住宅伝説展」監修をつとめる。著書に『被災地を歩きながら
考えたこと』(みすず書房)、『現代日本建築家列伝』(河出書房新社)、『3.11/After 記憶と再生へのプロセス』
(監修、LIXIL 出版)など。
山崎亮
1973 年愛知県生まれ。大阪府立大学農学部卒業、大阪府立大学大学院修了、東京大学大学院博士課程修了。
2005 年に studio-L を設立、現在同代表。東北芸術工科大学教授 ( コミュニティデザイン学科長 )、慶應義塾大学
特別招聘教授。主な著書に『コミュニティデザイン ( 学芸出版社 )』
、
『ソーシャルデザイン・アトラス ( 鹿島出版
会 )』
、
『コミュニティデザインの時代 ( 中公新書 )』
、
『まちの幸福論 (NHK 出版 )』などがある。
【 参加建築家】
1. みんなの家
出品建築家:伊東豊雄+乾久美子+藤本壮介+平田晃久+畠山直哉
2. 災害後に活動する
出品建築家:坂茂、東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク[アーキエイド]、
トラフ建築設計事務所+石巻工房、はりゅうウッドスタジオ、日建設計ボランティア部
3. エネルギーを考える
出品建築家:三分一博志、竹内昌義+馬場正尊+東北芸術工科大学、山梨知彦+ 羽鳥達也+ 石原嘉人
+ 川島範久(日建設計)
4. 使い手とつくる
出品建築家:青木淳建築計画事務所+十日町市民有志、新居千秋、乾久美子、工藤和美+藤村龍至
+東洋大学ソーシャルデザインスタジオ
5. 地域資源を見直す
出品建築家:403architecture[dajiba]、バスアーキテクツ
6. 住まいをひらく
出品建築家:光嶋裕介、成瀬・猪熊建築設計事務所、ブルースタジオ
7. 建築家の役割を広げる
出品建築家:岡啓輔、東京 R 不動産、西村浩+ワークヴィジョンズ
【関連企画】 五十嵐太郎×山崎亮対談「『3.11以後の建築』のその後」
日 時:2015年11月23日(月・祝)15:00∼17:00(14:30開場)
会 場:水戸芸術館会議場
定 員:80名(先着順・予約不要)
料 金:無料
西村浩レクチャー&ワークショップ「展示室を芝生でリノベーション」
日 時 : 2015年12月5日(土)14:00∼16:00
会 場 : 水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室、展示室8
定 員 : 40名(先着順・要申込)
料 金 : 展覧会入場料に含まれます。
申 込 み :電話もしくはEメール [email protected] にて、氏名、年齢、電話番号を添えてお申込み
ください。 水戸芸術館現代美術センター Tel. 029-227-8120
青木淳講演会
日 時 : 2016年1月24日(日)14:00∼16:00(13:30開場)
会 場 : 水戸芸術館会議場
定 員 : 80名(先着順・予約不要)
料 金 : 無料 【展覧会関連 教育プログラム】 * 料 金 はすべて展覧会入場料に含まれます。
ウィークエンド・ギャラリートーク
市民ボランティア CAC ギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。
日 時:2015 年 11 月 21 日 ( 土 ) ∼ 2016 年 1 月 31 日 ( 日 ) 毎週土・日曜日 各日 14:30 ∼(約 40 分)
※ただし 2015 年 11 月 29 日 ( 日 )、12 月 5 日(土)
、2016 年 1 月 9 日 ( 土 )、1 月 10 日 ( 日 )、1 月 24 日(日)は除く。
視覚に障害がある人との鑑賞ツアー「セッション!」
全盲の白鳥建二さんがナビゲーターをつとめるツアーです。見える人と
見えない人とが「対話」を通して、作品の輪郭を探ります。
日 時:2 0 15年1 1 月2 9日(日)15 :0 0∼17:00
会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
定 員:20名(先着順・要電話申込)
対 象:一般
申込み:水戸芸術館現代美術センター Tel.029-227-8120
※視覚に障害がある方はお申込みの際にお知らせください。
ヂョン・ヨンドゥ展の時の様子
プレ・スクールプログラム
水戸市内の幼稚園、保育園の年長クラスを対象にした鑑賞ツアーと造形ワークショップ(予定)を組
合わせたプログラムです。鑑賞マナーと美術の楽しみを伝えます。
日 程:2015年12月2日(水)∼4日(金)、9日(水)∼11日(金)
対 象:水戸市内の幼稚園・保育園・託児施設等の年長クラス
定 員:15園程度(先着)
申込み:郵送でご案内します。園単位でFAXにてお申込みください。
【同時開催】
□ 日比野克彦「明後日朝顔プロジェクト水戸2015収穫祭」
2005年の個展『日比野克彦の一人万博』をきっかけに全国に拡がった
『明後日朝顔プロジェクト』を今年も開催しています。秋の種の収穫、
春の苗植え、夏の開花という朝顔の育成を通して、人と人が出会い、地域
と地域がゆるやかにつながっていくプロジェクトです。来年に向け、
水戸での記憶のつまった種を収穫します。また、朝顔の蔓で特大のク
リスマスリースをつくり、当館エントランスホールに展示する予定です。
日 時:2015年11月28日(土)10:00∼17:00(小雨決行) 会 場:水戸芸術館回廊2階、水戸京成百貨店外壁 昨年の様子
参加費:無料 ※参加ご希望の方は回廊2階にお集りください。
主 催:明後日朝顔プロジェクト実行委員会、公益財団法人水戸市芸術振興財団
特別協力:水戸21の会
協 力:アサヒビール株式会社、株式会社水戸京成百貨店、社団法人水戸青年会議所 水戸商工会議所青年部
□ クリテリオム91 瀬尾夏美
東日本大震災後、岩手県陸前高田市に拠点を移し、生活者として現地の
状況を肌に感じながら、絵画やことばをとおして表現する瀬尾夏美の近
作・新作を展示します。
会 期:2015年11月7日(土)∼2016年1月31日(日) 会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
主 催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
企 画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
※クリテリオムは、ラテン語で「基準」を意味し、水戸市民のサポートのも
と、若手作家の新作を中心に紹介する企画展です。料金は展覧会入場料に含
まれます。
「大きな石のある風景」2015 年
94.5×138 ㎝
布、アクリル絵の具、鉛筆、膠
□ 街なか展示「コーヒー&アート」Vol.5 小穴琴恵
水 戸 駅 か ら 水 戸 芸 術 館 の あ い だ に あ る 飲 食 店 に 水 戸 芸 術 館 現 代 美 術 センターの
学芸員が選んだ若手作家の作品を期間限定で展示する企画展です。若手作家に発表
の 場 を 与 え る と と も に 、 市 民 が 日 常 的 に ア ー ト に 触れ、街なかと水戸芸術館の人の
流れをつなぎ賑わいを作り出します。
会 期:2015年11月14日(土)∼2016年1月17日(日)
会 場:オミセ、トラットリア ブラックバード、カフェ ピッコ、マルニコーヒー、ミネルバ
主 催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
企 画:井関悠(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
※各会場に展示してある作品は各店舗の営業時間内にご覧いただけます。営業時間定休日
は各店舗によって異なりますのでご注意ください。作品は店舗の中に展示してあります。
「無題」2015 年
410×242(mm)
油彩、キャンバス
【お問い合わせ】
水戸芸術館現代美術センター
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8 Tel.029-227-8120 / Fax.029-227-8130 http://arttowermito.or.jp/
* 展覧会について:井関悠(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
* 教育プログラムについて:森山純子(水戸芸術館現代美術センター教育プログラムコーディネーター)
* 広報・写真貸出について:金沢(カネサワ) e-mail:[email protected]
* 詳細は公式ツイッター http://twitter.com/MITOGEI_Galleryでも配信いたします。
【記事掲載についてのお願い】
1)掲載にあたっては、正式展覧会名称と会期の表記をおこなってください。
2)写真を掲載する場合は、写真に添付してあるキャプション・クレジット等を正確に表記してください。
3)誌面掲載する電話番号は、水戸芸術館 代表番号 029-227-8111 でお願いいたします。
4)掲載記事とVTRは、資料として保管いたしますので水戸芸術館現代美術センター金沢(カネサワ)までご送付ください。
5)取材及び収録等の取材は、必ず事前にお問い合わせください。都合により取材に応じることのできない場合がございます。
【交通のご案内】
[JR] 上野駅 ( 品川、東京発もあり ) から常磐特急で約 65 分∼ 85 分、水戸駅下車。北口バスターミナル4∼7番のりばから
「泉町1丁目」下車、駅北口バスターミナル 4 ∼ 7 番のりばから「泉町一丁目」下車。降車後バスの進行方向に進み、
すぐの交差点で大通り(国道 50 号)を渡り、横 断歩道と平行する脇 道をそのままお進みください。徒歩 2 分。
◎料 金:特急 片道 3,820 円 /普通各停 片道 2,270 円(2015 年 8 月 現 在)
※ご予約・時刻表など詳しくはこちらをご参照ください。JR 東日本旅客鉄道 TEL 029-221-2836
http://www.jreast.co.jp/
[高速バス]東京駅八重洲南口バスターミナルのりばから常磐高速バス(赤 塚 又は茨大ルート)水戸駅行きで約10 0 分、
「泉町 一丁目」
下車 、徒 歩 2 分。切 符は東京駅八重洲南口バス券売機 、水戸駅北口バスチケット売場でお求めください。
◎ 料金:東京駅 −水戸駅 片道切符 2,080 円/往復割引切符 ( ツインチケット) 3,900 円(2015 年 8 月現在)
※ 詳しくはこちらをご参照ください。 茨城交通 TEL 029-251-2331 http://www.ibako.co.jp/ [ お車 ] 常磐自動車道 水戸 IC から国 道 50 号に下りて市街地方面にお進みください。約 20 分、349号との交差点です。水戸芸術館
地下の市営五軒町 駐車場をご利 用ください。 駐車場入口は芸術館北側東端です。
◎ 駐車場料金:30 分まで 無料 、1時間まで 200 円、以下 30 分 毎 100 円/営業 時 間:7時 ∼23 時
※ 高速料金・ルートなど詳しくはこちらをご参照ください。
東日本高速道路「ドラぷら」 TEL 0570-024-024 http://www.driveplaza.com/
【図 版】
展覧会広報用にデータを貸出いたしますので、ご要望の方は金沢までお問合せください。
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1. 伊東豊雄+乾久美子+藤本壮介+平田晃久+畠山直哉《陸前高田の「みんなの家」》 Photo: HATAKEYAMA Naoya
2. 東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク[アーキエイド]震災復興に向けての住民からのヒアリング風景
(横浜国立大学大学院 Y-GSA小嶋一浩スタジオ、宮城県牡鹿半島鮎川浜)
3. 乾久美子《延岡駅周辺整備》
4. バスアーキテクツ《えんがわオフィス》 Photo: TAJIRI Teruhisa (『EMAC』Vol.2より転載)
5. 岡啓輔《蟻鱒鳶ル》 Photo: TAKANO Ryudai
6. はりゅうウッドスタジオ 《縦ログ構法パネル》 Photo: FUJITSUKA Mitsumasa