Vol. 244 December, 2014 JAPAN WOMEN'S UNIVERSITY 特集 目白祭・日女祭・ もみじ祭・十月祭 生まれ変わる日本女子大学 目白キャンパス「グランドデザイン」 ※注 ジョセフィーヌ・ポンは目白祭のマスコットキャラクター ※注 ひめぴーは日女祭のマスコットキャラクター 特集 第61回 目白祭 合気道部による演武会 10月18日(土)19日(日) 目白キャンパス 西生田茶道部にて、本格的な茶道を体験 日本女子大学合唱団による歌声喫茶 ブックマーク企画は、 お子さまに大人気 /めじろおし! テーマ ヘアメイク企画は、毎年大人気です 体育館で行われた競技ダンス部発表 WASAによるプラネタリウム上映 模擬店も出ました。 こちらは焼きそば ジョセフィーヌ・ポン※注も 出演した野外ステージ 今年も「ひめぴー」※注が 遊びにきました♪ エンディングは、 お客さまも一緒に妖怪ウォッチ♪ 縁日企画は、 親子でお楽しみいただけました 装飾局手作りの横断幕。今年のテーマは 「めじろおし!」 -めじろおし!- 第61回 目白祭実行委員長 文学部日本文学科 3年 古澤 彩子 今年の目白祭のテーマは「めじろおし !」 や力を出し合い協力することによって、 です。丁寧に心を込めてつくられた企画 今年も目白祭を成功させることができま と、実行委員の思いを、たくさんの方に した。 受け取ってほしいという思いを込めま 来年は62回目の目白祭になりますが、 した。 昨年のテーマの副題である「今、そして未 今年は両日とも天気に恵まれ、たくさ 来へ」のように、今年自分たちが受け継い んの方に目白祭を見ていただくことがで だバトンをしっかりと来年にも引き継い き、充実した企画とともに、キャンパス でいきたいです。来年もきっと、今年に 全体で今年のテーマである「めじろおし !」 負けない「めじろおし !」な企画が、皆さん を表現できたように思います。 を迎えてくれると思います。 昨年の開催で、60周年を迎えた伝統あ 最後になりましたが、目白祭開催にあ る目白祭。61回目の今年は、どのような たりご協力いただいた保護者の皆さま、 目白祭にしていけばよいのか始めは悩み 学校関係者の皆さま、近隣住民の皆さま、 ましたが、半年間の準備、そして当日の2 協賛企業の皆さまに、この場をお借りし 日間も、実行委員一人一人がアイディア て厚く御礼申し上げます。 目次 特集 目白祭 日女祭 もみじ祭 十月祭 2 December, 2014 2 3 4 5 附属校園だより NEWS FILE Information OG Interview 6 8 10 12 第24回 日女祭 ひ 被服学科有志によるファッションショー め の 10月18日(土)19日(日) 西生田キャンパス 実行委員による模擬店は、両日完売! -MORE- 第24回 日女祭実行委員長 人間社会学部教育学科 3年 東條 栞 手話サークル「あやとり」 による手話歌 /MORE テーマ 今年度の日女祭のテーマ 『MORE』に ふれる日女祭になりましたことを、実行委 は、よりパワーアップした、より充実し 員一同大変嬉しく思います。近年、地域 た学園祭というだけでなく、より多くの、 間のつながりが希薄になっていると言わ より広くのという思いも込めました。 れていますが、今後も日女祭が地域交流 その一つとして、地域の皆さまとの絆を の拠点の一つになればと願っております。 より深めたいと考え、多摩区内小学校と日 最後になりましたが、開催にあたりご協 女祭連携企画を立ち上げ、多摩区内の小 力いただきました学校関係者の皆さま、 学生から絵を募集致しました。おかげさ 多摩区内教育関係者の皆さまおよび児童・ まで多摩区内の小学生から197枚もの絵を 保護者の皆さま、近隣住民の皆さまに、 ご提供いただき、 「未来の遊園地・サーカ この場を借りて厚く御礼申し上げます。 ス」をイメージした作品が、校舎内の掲示 来年度の日女祭は、記念すべき25周年 に華やかに彩りを添えてくださいました。 を迎えます。さらなる発展のために、こ 両日、天気にも恵まれ、小学生の皆さんも れからも 『MORE』を追求し続け、私たち たくさん遊びにいらしてくださり、笑顔あ も努力してまいります。 December, 2014 3 特集 第66回 もみじ祭 10月25日(土)26日(日) 特設ステージでのレポート発表 Magical Dream 大ホール公演 壁を埋め尽くすレポート 弦楽合奏 /PARTY PARTY ~未来への招待状~ テーマ アトリエ もみじ祭休憩所・売店係 新聞委員会 茶道 ミュージカル「ロミオとジュリエット」 WATER GIRLS BRASS BAND もみじ劇場公演 第52回 生物クラブ 十月祭 10月4日(土)5日(日) /ACTION テーマ 生徒会総務 ディスカッション 晏樂書道場 もみじ祭を未来の 自分を招待できる PARTY会場に 第66回 もみじ祭実行委員長 3年 二田 絢乃 4 December, 2014 10月25日(土)・26日(日)に、附属高等 学校の文化祭であるもみじ祭が行われま した。両日とも私たちの努力が報われる ような晴天に恵まれ、合計5, 855名の方に 来校していただきました。 今年度のテーマ、「PARTY PARTY ~未来への招待状~」。私たち実行委員の 願いであるもみじ祭 を PARTY 会 場 に し ようという思い、そし て私たちが卒業後「あ のもみじ祭は良かっ た・楽しかったね」と 会えば必ず話題に上 ロゴマーク もみじ祭実行委員による販売 るような、未来の自分を招待できるよう な伝説のもみじ祭を作りたいという思い を込めました。 もみじ祭では一人一人がさまざまな場 面で、当日だけでなく準備過程において も、お互いを受け入れ尊重し応援し合っ ている姿が見られました。その様子は私 を、この学校の生徒で良かったと幸せな 気持ちにさせました。 もみじ祭が成功したのも、皆さんのお かげです。感謝の気持ちでいっぱいです。 今年のもみじ祭が永遠に参加者全員の記 憶に残る伝説のもみじ祭となりましたこ とを祈っております。 お互いが 発信し合う十月祭 第52回 十月祭行事副委員長 3年 若王子 祐希 附属中学校では10月4日(土)と5日(日) たお客さまも生徒会総務主催のディベー に十月祭が行われました。今年度の十月 ト(テーマ「夢へ手を伸ばせ」)で、私たち 祭では、影に隠れる人をなくす、誰かの 中学生に向けて大人の目線からさまざま ために動く、中身のある色濃い十月祭に な意見を発信してくださったりなど、生 する、という意味を込めた「A C TI O N」を 徒とお客さまがお互いに発信し、刺激し 基本方針として掲げ、それぞれが自ら行 合うような十月祭だったと思います。 動し A C T I O N を起こしながら、十月祭 私は今回、十月祭行事副委員長をやら というゴールに向かって準備を進めてい せていただき、生徒一人一人の十月祭に きました。 対する熱い想いや AC T IO N をたくさん 十月祭当日は 2 日目が雨だったにもか 見てきました。その想いや ACTION が、 かわらず、たくさんのお客さまが足を運 十月祭でたくさんお客さまの心に届いて ん で く だ さ り、 生 徒 一 人 一 人 が 起 こ す いれば幸いです。 A C T I O N を感じていただきました。ま December, 2014 5 学びの秋、運動の秋 駆 け 抜 け て ゆく 附属高等学校 附属豊明小学校 私たちは10月31日 (金)から11月1日(土)にか 気持ちの良い秋晴れの中、10月17日(金)、豊明なかよ 秋の八王子セミナー 豊明なかよしDAY け、合計43名で 「秋の八王子セミナー」を行いま し DAY が行われました。わたしたち5年生は遊びのリー した。 ダー 、 そして6年生のサポーターとして一日を過ごしました。 今回の高校生活研究セミナー(通称、八王子 みんなで遊ぶ時、リレーがしたい、リレーだけはやりた セミナー)では、ハロウィンと日程が重なったた くない、など意見が分かれました。わたしは人数が多いと め、レクリエーションで自己紹介を兼ねたハロ リーダーシップを発揮するのがより難しくなると感じまし ウィンパーティーを行いました。 た。まとめることの大変さ、意見を聞くことの大切さを知 また 『春の八王子セミナー』の反省を生かし、 りました。6年生のお姉さまは、上手にまとめていらっしゃ 通常は2日目に行う大人数での討論を少人数で いました。来年の最上級生に向けての参考になりました。 行いました。そのため、学年を気にすることな とても楽しく、たくさんのことを学んだ豊明なかよし く、自分の意見を発言することができました。 DAY でした。 ●5年 ・ 児童 初めての試みの多いセミナーではありました 遊びのリーダーは5年生 が、活発で充実した2日間を送ることができま した。 グループ討議の様子 (1日目) 附属中学校 東北校外授業 私たち69回生は I 期 II 期に分かれ、9月16日 (火)~20日 (土) 東北 ●3年・山崎 愛佳 附属豊明幼稚園 秋の運動会 附属豊明小学校 豊明秋の運動会 台風を吹き飛ばして、秋晴れの空のもと行われた運動 会〈10月11日(土)〉。 校外授業に行ってきました。東北三県の名所たる名所を訪れ、さま 今年は全学年で英語のプログラム 「Kevin とあそぼ ざまな文化に触れることで、日本人として考えるべきことを改めて う」に参加しました。年中・年長組ペアでの「狼さん今 考えることができたと思います。 何時 ? (英語版)」「The Bus Song」の遊戯の後、年少 特に印象深いのは、伝統芸能を鑑賞したことです。私たちは五つ 組は「Hello」の遊戯をしました。ケヴィン先生との息 の伝統芸能を鑑賞・体験しました。それらはすべて素晴らしく美し の合ったかけ合いと年少組の可愛らしい姿が印象的で いもので、感銘を受けました。そして感動したことを覚えています。 した。 そのほかにも4日間で経験したことは、すべてこれからの私たち また年長組のリレーは、抜きつ抜かれつの大接戦 ! 一 の生活を彩るものだと思います。その時感じたこと、目にしたこと 人一人が全力で走る姿には感動のあまり涙する保護者も を心に留め、生活の糧にしていきたいと思います。 いました。どの学年も子どもたちの力が生き生きと発揮 ●2年・金澤 茉季 年長組の遊戯「青い空に絵をかこう」 され、自信につながった素晴らしい一日となりました。 練習を重ねたリトミック (6年) 9月27日 (土) 、豊明秋の運動会が行われました。台風の影響が心 配されましたが、当日は私たちの手描きの旗が秋空に映える日とな りました。 点数種目では一人一人が全力を出し切り、白熱した戦いが繰り広 げられました。 弘前ねぷた体験 6 December, 2014 時 ・・・ 日時 場 ・・・ 場所 附属校園 公開行事予定 2014 年 12 月 16 日~ 2015 年 2 月 15 日 また、各学年のダンスもそれぞれの個性が表現され、見応えがあ 附属豊明小学校 りました。1年生はそれぞれのクラスの色の棒を使ったダンス、2・ 書き初め展示会 時 1 月 16 日(金) 9:00 ~ 17:00 3年生はパラバルーンを使った息ぴったりのダンス、4・5年生は旗 を使った演技、6年生は練習を重ねたリトミックを披露し、大きな拍 時 1 月 17 日(土) 9:30 ~ 15:00 手に包まれました。心に残る運動会になりました。 時 1 月 19 日(月) 9:00 ~ 15:00 場 豊明小学校 豊明講堂 ●6年・児童 December, 2014 7 NEWS FILE FILE 01 2014 (平成26) 年度前期 大学院学位記授与 FILE 03 森村豊明会奨励賞を4名へ授与 FILE 06 「早期英語教育特論」開講 かいざき FILE 08 日本女子大学マンドリンクラブ 第50回記念演奏会 日本女子大学マンドリンクラブ元部長 高橋 優佳 本年度の前期大学院学位記授与式が、10月2日 (木)午後、西生田キャ 公益財団法人森村豊明会からのご芳志により設置された、森村豊明会 文学研究科英文学専攻では来年度(2015年度) より、海 崎百合子先生 ンパス九十年館A棟第1会議室で執り行われました。課程博士2名、論文 奨励賞の第12回授与式が、10月16日 (木)午前11時から目白キャンパス (文学部英文学科客員教授、附属豊明小学校講師)をお招きし、小学校 博士2名、博士課程前期3名の方が学位を授与されました。 法人会議室で行われました。 の英語教員、早期英語教育のプロを目指す方対象の「早期英語教育特論」 式には各研究科委員長と論文指導教員が列席し、今井元学務部長の司 佐藤和人学長より賞状と奨励金が受賞者に手渡され、本奨学金設立の を開講します。 の先輩に引き継がれ第50回演奏会を迎えることができました。 会のもと、佐藤和人学長から学位記が、博士課程後期修了の2名には成 趣旨や本学創設期に、森村豊明会創設者森村市左衛門氏から多大な寄付 子どもたちに英語を教えたい、児童向けの英語の教材作りに興味があ 総勢108名で演奏し、さらにプロのマンドリニストである青山忠先生、 瀬仁蔵先生記念賞も授与され、続いて祝辞がありました。 をいただいた経緯などが紹介され、受賞者を励まされました。受賞者か るという方、大学院でその方法を学んでみませんか。 OG小野朋子さんに指揮をご依頼しました。終曲で演奏した『交響詩 失わ 博士学位授与者を代表し、人間社会研究科社会福祉学専攻 大澤朋子 らも一言ずつ、各自の研究内容や今後の進路などに触れながらお礼の挨 学部の教職課程の授業を大学院で履修して、中高の英語教員免許を取 れた都』は、わがクラブを長い間ご指導してくださった、故鈴木静一先生 さんがお礼の言葉を述べられました。最後に学位記を授与された皆さん 拶がありました。最後に参列の教員から、受賞者への感想や励ましの言 得することも可能です。学部では英文学や英語を専門としなかった方、あ が作曲した大変思い入れのある曲です。 と先生方が一緒に記念撮影をし、散会しました。 葉が述べられました。 るいは教職を目指さなかったけれど、これを機に英語教員免許の取得に 私たちにとってOGの方々と一緒に演奏するのは初めての経験で、各々 今年度の受賞者は次のとおりです。 挑戦したい方も歓迎いたします。 が今まで以上に練習に打ち込んだように思います。この経験を糧に、来 (研究支援課) 文学部 日本文学科 4年 大野 南 人間社会学部 教育学科 4年 新井 真生 家政学研究科 生活経済専攻 修士課程 2年 末川 和代 人間社会研究科 心理学専攻 博士課程後期 2年 吉本 早苗 9月7日 (日) 、かつしかシンフォニーヒルズにて、第50回記念定期演奏 会を行いました。 最初の演奏会が開催されたのは1963(昭和38)年のこと、それから多く 年11月に予定している第51回定期演奏会に向け、練習に励んでまいりま 問い合わせ先:英文学科中央研究室 E-mail: [email protected] /電話:03-5981-3549 す。 (学生課) 学位記を授与された方々と先生方 FILE 02 防災訓練 11月6日 (木) 、目白・西生田両キャンパス大学地区で防災訓練を行いました。 目白キャンパス FILE 04 授業中の地震発生を想定し、ま ず、身の安全を確保する訓練、泉 山館・八十年館での火災発生によ 念講演会」を八十年館851教室で開催しました。今回は、タマネギの催 練を行いました。避難訓練終了後に 本学の職員が自衛消防技術のデモ 第7回 日本女子大学家政学部賞 授賞式・講演会を開催 家政学部長 石川 孝重 10月23日 (木)午後、第7回「日本女子大学家政学部賞授賞式・受賞記 る避難訓練、図書館からの避難訓 は自衛消防技術審査会に出場した 受賞者4名と先生方 涙性研究グループ〈ハウス食品グループ本社(株) 、ハウスウェルネスフー 自衛消防隊のデモンストレーション ンストレーションとして初期消火・応急救護等を行いました。その後、学生・ 教職員は小石川消防署のご指導のもと、消火器操作の訓練を行いました。 ズ(株) 、石川県立大学、法政大学〉 より今井真介様に、東京R不動産より 吉里裕也様に、ウェラワーリーより福島由利子様・山崎パチャラー様にご 講演いただきました。本賞は「私たちの生活をより合理的で豊かなものに するために、家庭生活や生活環境に関わる諸問題を自然科学的・人文科 西生田キャンパス 学的・社会科学的に 防災訓練は、学生教職員合わせ 探求し、人類の福祉 て約600名で 行わ れました。 訓 練 に広く貢献する個人 用の緊急地震速報が流れる中、そ および団体の活動を れぞれが身の安全を確保した後、 奨励する」 ことを目的 避難指示の放送に従って各階から としています。 受賞 中庭へと避難しました。授業を受け の方々の活動や講演 ていた学生たちは教員の指示のも は、まさにその趣旨 と、大きな混乱もなく整然と訓練を行うことができました。いつ起こるか に合った素晴らしい 分からない地震に備え、日頃の訓練の大切さを感じた一日でした。 ものでした。 中庭に避難する学生たち FILE 05 海崎百合子先生の授業風景 FILE 07 2014多摩区3大学コンサート、 多摩区民祭に参加 「2014多摩区3大学コンサート※注」が10月4日 (土)午後、川崎市多摩 市民館大ホールで開催され、本学から 「フォルクローレ愛好会」が参加しま した。 西生田キャンパスで活動している7名が、楽器演奏に交えて歌と踊り で、南米アンデスの民族音楽のフォルクローレを披露しました。 縦笛の一種「ケーナ」や、弦楽器「チャランゴ」など珍しい楽器の紹介も ある、活気ある舞台。有名な「コンドルは飛んで行く」 「花祭り」など合計5 曲の楽しくも哀愁を帯びた調べが会場に響き渡り、500名を超える聴衆の 心を揺さぶるすてきなひとときでした。 また、10月18日 (土)には多摩区民祭が開催されました。本学は多摩3 大学の一員として行事に参加しました。 ※注=多摩区・3大学連携協議会(同区役所・明治大学・専修大学・本学)が主催 (広報渉外課) 受賞された方々 (左より福島由利子様、山崎パチャラー様、石 川家政学部長、 吉里裕也様、 今井真介様) 英語英文学会秋季講演会・フィリップス賞授与式 英文学科教授 佐藤 和哉 10月30日 (木)午後1時から新泉山館一階大会議室において英語英文学会秋季講演会が行われ、それに先立ちまして フィリップス賞授与式が開催されました。英文学科学部生126名のほか、英文学専攻大学院生、教員が出席し、さら に外部からも参加をいただきました。 講演会では、翻訳家としても有名な金原瑞人先生(法政大学教授)に「翻訳と横書きの誕生」 という題目でお話しいた だきました。世界の言語には縦書き、横書きそれぞれにさまざまな表記法があること、欧米との接触から生じた「翻訳」 によって日本語に横書きが誕生したことなど大変興味深い内容のご講演で、聴衆は熱心に聴き入っていました。 会のあと、同2階会議室で先生を囲むお茶の会が開かれ、和やかな雰囲気で終了いたしました。 8 December, 2014 フィリップス賞授与式 若い歌声が会場に響きました December, 2014 9 日本女子大学総務部広報渉外課 〒 112—8681 東京都文京区目白台 2— 8 —1 Tel.03—5981—3176 時 ・・・ 日時 場 ・・・ 場所 問 ・・・ 申し込みなどの問合先 成瀬記念館展示のご案内 目白キャンパス・西生田キャンパスともに木枯らしの季節になりました。今年も残り 僅かとなりましたが、今からでもお申込みいただける講座をいくつかご紹介します。来 生涯学習 センターのご案内 「シリーズ“創る”(7) 関口裕子染色作品展」 関口裕子さんは、家政学部生活芸術科 (住居専攻) の卒業生です。卒業後、絵更紗を竹 年度前期講座につきましては、現在準備を進めており、2月下旬頃送付予定です。イ ンターネットからも資料請求ができます。ご希望の方は下記までお申し込みください。 (平 田十路に師事、その後、ロウケツ染め、友禅染めを大澤敏氏に師事しています。1998 (平成17)年に会員となり、個展もたびたび開催 成10)年太平洋美術会に初入選、2005 目白キャンパス しています。 さまざまな技法で創られる作品たちは、可愛らしい文様、美しい色彩にあふれ、心が 26)年までの作品を紹介します。みなさんのお気に入りの作品をぜひ見つけてください。 成瀬記念館 目白キャンパス 会 期 2015 (平成27) 年1月15日 (木)~3月4日 (水) 時 間 10:00~16:30(土曜日は12:00まで、12月の土曜日は16:30まで) 休館日 日・月曜日、祝日、2月3日 (火) ギャラリートーク 2月7日 (土) ・14日 (土) 13:30~ 教養講座 ~リルケ 『ドゥイノの悲歌』第一の悲歌を読む~」 講 師:黒子康弘(本学文学部准教授) 日 時:2/16(月)全1回 13:00~14:30 受講料:2,100円 ● 「『座ってピラティス』Part2 ~体幹と下肢の筋力を鍛えましょう~」 講 師:澤田美砂子(本学家政学部専任講師) 日 時:1/26(月)全1回 10:40~12:10 受講料:2,100円 ~カーペンターズから『アメリカの今』をみる~」 講 師:田部俊充(本学人間社会学部教授) 日 時:1/17(土)全1 回 13:30 ~ 15:00 受講料:1,300 円 ●「ロサンゼルスを歩く 語学講座 ● 「楽しくはじめるフランス語入門 ~フランス語を楽しく、無理なく始めたい方へ~」 講 師:バークレーハウス語学センター ネイティブフランス語講師 日 時:1/23(金)~3/13(金)全8回 10:40~12:10 受講料:16,800円(テキスト代別途 2,700円) 物品の受贈 ●ロッカー 23台 日本女子大学附属高等学校 PTA 様 ●防災備蓄品(ビスコ保存缶) 西生田キャンパス 教養講座 ●「ドイツ詩的言語鑑賞 (昭和54)年から2014 (平成 温まるような懐かしさを漂わせています。本展では、1979 ホームページアドレス http://www.jwu.ac.jp 心理相談室 心理学科臨床系教授・助手・大学院生がさまざまな心のご相談 に応じております。 予約受付時間:月~土曜日 9:00 ~ 17:00 相談料:初回…5,000 円 2 回目以降…2,000 円 問 心理相談室(直通) :Tel.044-952-6963 子育て支援事業「幼児グループ」 6 か月~ 2 歳児とそのお母様に参加していただくグループです。 本学生涯発達心理学研究室の教員・院生などによる子育て支援活 動です。募集するのは金曜日午前中(週 1 回)の親子交流に参加す る親子です。参加者の育児相談にも個別に応じます。活動期間は 来年 3 月までです。参加費は今期、1 回につき 500 円です。 お問い合わせは生涯学習センター(西生田)事務室まで。 パンフレットご請求・お問い合わせ先 パンフレットご請求・お問い合わせ先 場 日本女子大学目白キャンパス 場 日本女子大学西生田キャンパス 問 生涯学習センター (目白) 問 生涯学習センター (西生田) Te l. 03-5981-3755 Fax. 03-5981-3756 Te l. 044-952-6961 Fax. 044-952-6962 http://llc.jwu.ac.jp/mejiro.html http://llc.jwu.ac.jp/nishiikuta.html 日本女子大学附属高等学校 PTA 様 日本女子大学附属中学校 PTA 様 「アルザスのこうのとり」 (2008年) 厚くお礼申し上げます。 「日本女子大学のおひなさま」 日本女子大学の寮などで飾り継がれた、明治・大正・昭和の懐かしいおひなさまを展 示いたします。学園へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。 会 期 西生田記念室 時 間 西生田キャンパス 休室日 2015(平成27)年1月27日(火)~3月3日(火) 10:00~16:30 土・日・月曜日、祝日、2月3日 (火) ~ 大学図書館より ~ (一社)日本女子大学教育文化振興桜楓会 オリジナルスクールリングのご紹介 JWU ロゴ入り(宝石専門店 ミワ製) お友だちとお揃いで、ご卒業の記念にも最 適です。 リカレント教育課程 1年学んで、新しい私、新しいキャリア ! 4月生(第 16 回生)募集中 修 期 間 : 1年(2学期) 業 時 間 : 1科目は週1回90分・1学期14回の授業 了 要 件 : 必修7科目、選択必修7科目 募 資 格 : 4 年 制 大 学を卒 業した 就 業 経 験 のある女 性 履 授 修 応 (年齢不問) 入 学 定 員 : 30名 受 講 料 : 入学金20,000円 受講料(1年)240,000円(2期に分割) 選 抜 方 法 : 入学試験 (英語、 P C テスト、面接) 申 込 方 法 : ①受講申込書②最終出身の大学卒業証明書 (または大学院修了証明書)を簡易書留でリカ レント教育課程事務室へ送付 入学・キャリア相談会 リカレント教育課程の概要説明と併せて個別相談を実施しま す。12/13(土)、 12/18(木)、 1/10(土)、 1/28(水) ※入学・キャリア相談会、入学試験日、申込方法等の詳細は、 当課程ホームページでご確認ください。 問 リカレント教育課程 (直通):T e l . 03-5981-3751 http://www5.jwu.ac.jp/gp/recurrent/ ◆国立国会図書館「図書館向けデジタル化資料送信サービス」利用開始 ※目白・西生田キャンパスともに、インターネットからもパンフレット請求・講座申込ができます。 2014(平成 26)年 10 月 1 日(水)から、本学図書館(目白、西生田)において、国立国会図 書館がデジタル化した資料のうち、インターネット公開されておらず、絶版等の理由で入 手が困難な資料〈図書、古典籍、雑誌、博士論文など約 131 万点(2014 年 7 月時点) 〉を利 生まれ変わる日本女子大学―目白キャンパス 「グランドデザイン」 を発表 用できるサービスを開始しました。利用対象者は、本学学生、教職員など本学図書館で貸出 創立120年を迎える2021年度までに、本学は生まれ変わります。 創立の地である目白キャンパスに4学部15学科、大学院 5研究科を統合し、人間生活・人文・社会・ 自然科学の四つの系統の総合力を活かした教育・研究を行います。 新しくなる目白キャンパスのグランドデザインは、本学卒業生の世界的建築家 妹島和世氏が担 い、以下のコンセプトで計画いたします。 を含む利用資格をお持ちの方(協定利用を除く)で、図書館の利用登録をされた方です。利 用の際は図書館参考係への申請が必要です。詳しくは図書館ホームページをご覧ください。 ◆日本女子大学図書館だより No.151 を発行 目白の現図書館が新設されてから今年で 50 周年を迎えることを記念し、佐藤和人学長 から巻頭言を、図書館情報学がご専門の大谷康晴先生(日本文学科准教授)から「これか らの大学図書館を考える」をテーマに原稿をお寄せいただきました。ほかに、2004(平成 16)年度以降の図書館の主なできごとや利用動向の統計、今年度の夏期スクーリング報告 シルバー 925 K18 ホワイトゴールド 10,000 円(税抜) 38,000 円(税抜) *予約注文にて承ります。 「目白の森のキャンパス」 1. 目白キャンパスを、緑に包まれた魅力ある学びの地にする 2. 日本女子大学目白キャンパスの新たな顔をつくる 3. 既存の建物と新しい建物、過去と現在を融合させた、未来に向かうキャンパス 4. 学生があふれるキャンパス空間の創出 問 桜楓会実業部(七十年館 3 階) Te l . 03-3941-7002 Fax. 03-3942-9218 などを掲載しています。図書館入口にて配布中のほか、図書館ホームページでもご覧いた だけます。 図書館ホームページ http://www.lib.jwu.ac.jp/ 10 December, 2014 キャンパスいっぱいに広がるラーニングコモンズ HP:http://oufusrv.jwu.ac.jp 桜楓会 E-mail :[email protected] 妹島和世氏 (右) と佐藤和人理事長・学長 5. 地域とともにあるキャンパス *今後の計画、特に目白キャンパスへの大学・大学院の統合時期と方法につきましては、決定次第ご案内申し上げます。 December, 2014 11 季節が冬へと少しずつ進み始めた11月上 旬の少し暖かな日、富士フイルム株式会社 再生医療研究所に卒業生の中原泉さんを訪 ねました。 近年注目を集め、多くの期待がかけられ ている再生医療の研究に携わっている中原 さん。 「人を治したい」という確固たる信念 を秘めて、地道な実験の連続である研究所 の仕事に取り組む姿勢に、思わず「カッコ いい」と声がでました。 自分の道を明確にした大学時代 学の面白さに目覚めたからです。在学中、さ 244 VOL. December, 2014 平成 年 月 日発行 発行/学校法人日本女子大学 編集/総務部広報渉外課 理学部を選択したのは、高校時代に生物 「人を治したい」 だから頑張れる 26 まざまな専門の先生がいる中で、ガンを専 12 門とする先生との出会いがありました。その 先生の講義を通してガンのメカニズムに興 15 学生記者が 先輩にインタビュー 味がわいたことと、祖母をこの病気で亡くし た記憶が相まって、ガンに関する研究の道 が形づくられました。ガンへの探究心は尽き ず、大学卒業後は東京医科歯科大学大学院 第 28 回 に移り、さらに研究を続けました。 富士フイルム株式会社 再生医療研究所 中原 泉さん プロフィール 自ら作製したRCPの顆粒を手にして 「多くの人を治したい」 先進研究所のシンボル、 女神ミネルバのフクロウの下で 2005 (平成17) 年3月、理学部物質生物科学科卒業。2007 (平成19) 年3月、理学研究科 物質・生物 機能科学専攻 博士課程前期修了。同年4月より東京医科歯科大学大学院に研究の場を移し、2010 (平成22) 年3月、東京医科歯科大学大学院 生命情報科学教育部バイオ情報学専攻 博士課程後期 修了。博士 (理学) の学位を取得。 同年10月、富士フイルム株式会社R&D統括本部 医薬品研究所に配属。2012 (平成24) 年6月、医薬 品ヘルスケア研究所に異動。2013 (平成25) 年9月、 再生医療研究所新設に伴い異動。 ぜひ、一生懸命に取り組む経験を ません。それでも、とにかく「これ!」と決めて 大学には長期休暇もあるので、自分の好 一生懸命にやる経験は大事だと思います。 現在は「多くの人を苦痛から解放したい」と きなことに一生懸命取り組める時間が多くあ いう思いを抱き、再生医療に関わっています。 ります。その対象が勉強であればおのずと 人間の細胞や潜在的な力を生かすこの分野 専門性が高まると思います。もしかしたら、 に面白みを感じながら仕事をしています。 自分の興味を見つけることは難しいかもしれ 富士フイルム株式会社がフィルム事業で 培ってきた技術を生かして作り上げた「リ コンビナントペプチド(RCP)」をご存知で しょうか?ヒト型コラーゲンを加工したもの で、ヒトが持っている治癒機能を活性化さ せて治すことを促す、細胞の足場材料です。 私は、顆粒状にした RCP がどのような特性 インタビューを終えて 大学入学から現在までのお話を伺 い、明確な意志で自分の歩む道を切り 開いている姿がとても印象に残ってい ます。中原さんの言葉の端々から、自分 の軸を持ち真摯に努力し続けることの 大切さを感じました。今回学んだことを 胸に、有限かつ恵まれた学生時代を精 いっぱい味わい、そこから人生のキー ワードをつかんで実りある道を作ってい くつもりです。 を持つのか、その特性は生体への適合性と 関係しているのか、などの評価を行っていま ●取材・文・学生記者 す。研究所からの「治す」行為は間接的では ありますが、医療現場を通して多くの人々を 治していきたいです。 今月の表紙 フィルムから再生医療へ。RCPを身近に感じました (資料提供:富士フイルム株式会社) 目白キャンパス「グランドデザイン」発表資料より (写真上段:不忍通りから見るキャンパス、左下段:キャンパスいっぱいに広が るラーニングコモンズ、右下段:目白通り側のエントランス広場の様子) 編集後記 日本女子大学の秋。大学も附属校園も行事で盛りだくさん。小さな「伝説」(p.4 参照 ) が あちらこちらでたくさん生まれたことでしょう。折しも学外では大学卒業 30 周年、40 周年を祝う 会も開催されました。卒業生の皆さんは、それぞれ懐かしい「伝説」を語り合い、楽しいひとときを 過ごされたことと思います。 日々の積み重ねが「今」の日本女子大学を作っています。そしてその記憶や思いが、 やがて「未来」 の日本女子大学を支えるのだなと感じます。 本誌の文章・写真の転載・W E B での公開などを一切禁止します。 12 2 December, 2014 人間社会学部文化学科 3年 根上 歩 「学園ニュース」へのご意見・ご感想などがおありでしたら、 下記までお寄せください。 総務部広報渉外課 〒112ー8681東京都文京区目白台2ー8ー1 T e l . 03ー5981ー3176 F a x . 03ー5981ー3164 E- m a i l : p o s t m a s t e r @a t l a s . j w u . a c . j p 日本女子大学循環再生紙 本書は学内の使用済み文書を回収・再生した 「日本女子大学循環再生紙」を使用しています。
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