教育実習の留意事項 (1) 実習校への通勤方法について (2) 服装

教育実習の留意事項
教育実習の留意事項
教育実習に関する必要事項・提出物の指示等の重要な連絡は,掲示及びオリエンテーションで行います。掲示を
見落として提出すべきものを提出しなかったり,オリエンテーションを欠席したりすることのないようにしてくだ
さい。実習関係の資料は,原則として,オリエンテーションでのみ配付します。
教育実習にあたっては,次のことに留意してください。
(1) 実習校への通勤方法について
通勤には,公共の交通機関を利用するか自転車を使用してください。自家用車・バイク(原付を含む。)の
使用は原則として禁止します。
(2) 服装・身だしなみについて
① 服装は,品位を失わないものにしてください。(生徒にとっての学習環境の一部です。)
・スーツを着用してください。(サンダル履き,運動着,Gパン,ミニ・ロングスカート等で出勤しないでく
ださい。ワイシャツやブラウスの中に着るシャツの色にも注意を払い,透けて色柄の目立つものは避けてく
ださい。)
・頭髪等に気をつけてください。(髪の色を変えている場合は,黒色に戻してください。香水,コロン等の香
りのあるものは使用しないでください。何も使用しない方が良いのですが,どうしても気になる方は制汗剤
程度にとどめてください。)
・アクセサリーは,身につけないでください。
② 上履きは,活動しやすいものにしてください。
※ 実習校へ事前打ち合わせに行くときや事前・事後指導を受ける場合にも,スーツを着用し,品位を失わない
ようにしてください。
(3) 実習の心得について
① 実習生としての立場をわきまえ,実習校の規定・指導計画に従って行動するとともに,「教師」としての責
任と自覚を持ち,「実習生」として謙虚な態度で指導を受けてください。
② 目的意識・積極的な研究意欲を持って実習に臨んでください。
③ 言動や服装に気をつけ,「社会人」としての良識をもって行動してください。実習生同士であっても丁寧な
言葉づかいをしてください。(実習中は,例え友人であっても「○○先生」と呼ぶようにしましょう。)
④ 常に協調性を重んじ,実習校の先生方に対して礼儀をわきまえて接してください。
⑤ 生徒一人ひとりの人格を尊重し,誠意と思いやりを持って接してください。
⑥ 実習期間中は,アルバイトや就職活動を絶対に行わないで,実習に専念してください。
⑦ 種々の事故防止については,万全の注意を払ってください。やむなく事故が発生した場合は,速やかに指導
教諭・実習担当教諭に連絡し,その指示に従ってください。
⑧ 学校・教職員・生徒及びその家庭について,職業上知り得た秘密事項は,実習期間中はもちろん実習終了後
も一切他言しないでください。(守秘義務)
(4) 生活・実習態度について
① 教師として,また,社会人としての自覚を持って生活してください。実習中は,指導を受ける立場であるこ
とを自覚し,指導教諭の指示に従ってください。また,生徒・保護者からは先生とみられるので,責任ある行
動をとってください。わからないことは,積極的に質問し,曖昧にしないでください。指導教諭から依頼され
たことは率先して行い,必ず事後報告をしてください。実習校の設備,備品などを破損した場合は速やかに指
導教諭に報告し,指示を受けてください。どの生徒に対しても公平に接してください。生徒であっても,言葉
づかい,態度に気をつけてください。
② 挨拶は,明るく,笑顔で,さわやかに,率先して行ってください。
③ 社会規範はもちろん,学校内での生活のきまりを守ってください。学校の運営方針を理解し,組織の運営の
秩序を乱さないようにしてください。
④ 生徒に関して報告すべきことは,その都度速やかに指導教諭へ報告してください。
⑤ 次の行為は,指導教諭の許可なく行わないでください。(厳禁事項)
・生徒を校外や宿舎に連れ出すこと。
・家庭を訪問すること。
・種々の調査を実施すること。
・記念品を求めたり,集金したりすること。
・集会を開いたり,食べ物を提供したりすること。
・生徒から電話番号やメールアドレスを聞いたり,自分の電話番号やメールアドレスを教えたりすること。
⑥ 免許状取得のためだけに漫然と実習をしないでください。各実習校の先生方は,皆さんが教師を目指すことを
前提に実習生を受け入れています。真摯な態度で実習に臨んでください。
(5) 勤務について
① 所定の時刻まで出勤し,出席簿に捺印の後,所定の勤務についてください。
② 校内での行動はすべて指導教諭の指示に従ってください。実習中は,自分の所在をはっきりさせてください。
③ やむを得ない事情で欠勤する場合は,前もって欠勤願(特に様式はありません。)を実習校へ提出してくだ
さい。病気や事故などにより緊急に欠勤・遅刻するときは,出勤時刻までに,必ず指導教諭・実習担当教諭に
電話等で連絡をとり,指導教諭を経て校長へ届け出てください。無断欠勤は絶対にしないでください。(事前
に実習校の電話番号を調べておくようにしてください。)
④ やむを得ない事情で早退する場合も,指導教諭を経て校長へ届け出てください。
⑤ 勤務時間後に居残る必要があるときは,指導教諭の許可を得てください。
⑥ 実習校の了承がない場合は,実習中に外出や私用の電話はしないでください。なお,携帯電話は,校内にお
いては電源を切り,教室に持ち込まないでください。
⑦ 各種当番は,責任を持って確実に行ってください。
⑧ 実習日誌は毎日記録し,指導教諭の検印をもらってください。(自分のための記録となります。)
・鉛筆で下書きをしてから,黒のボールペンを使用し,誤字脱字のないよう正確かつ丁寧に書いてください。
(間違えた場合は二重線を引いてその上に訂正印を押し,修正ペン等は使用しないでください。)
・自分が気付いた生徒のよさや,学んだことを書いてください。
⑨ 控室等の整理整頓,戸締まり,消灯等に気をつけ,整理整頓は進んで行ってください。控室での飲食は避け
てください。近年,実習中にガムを噛んでいたり,喫煙,ポイ捨て等をしたりするとの苦情が頻繁にあります。
社会人としての節度のある行為,一般常識等を念頭においた上で,指導してくださる先生方に迷惑を掛けない
よう,また,生徒に悪影響を及ぼすことのないよう十分留意して教育実習を行ってください。
(6) 実習中の健康管理について
自己管理をしっかり行い,十分な栄養,睡眠をとり,規則正しい生活を心掛けてください。
※ 実習中の朝会等で実習生が倒れた例があります。教育実習は,自由な学生生活に比べるととても大変です。
生活をきちんとして,万全の体調で実習に臨むようにしてください。
(7) 提出物について
提出物・提出期限は,各実習校の指示に従ってください。提出物・提出期限(日時)を指導教諭と打ち合わせ,
期限を守って,指導教諭へ直接手渡してください。(指導を受ける大切な機会なので,友人を通して提出すること
のないようにしてください。)