校長通信 第10号( 6月22日)

亀ケ崎小学校
校長通信「子どもを見つめて」10号
平成27年6月22日
校長
大谷
智之
心がまえ (物事に対処する心の準備。覚悟。)
6月18日(木)
先日の突然ネームプレート調べに続けて、突然そうじのみじたく調べ
を実施しました。
この日のそうじの時間、私が廊下をモップがけしてるときに「はちま
き」をしてそうじをしている子どもを見かけたことがきっかけでした。
次の時間は体育らしく、体操着を着てはちまきをして掃きそうじをして
います。体育を楽しみにしていることが、その姿から伝わってきます。
体操着を着て、はちまきをしていれば体育に向かう「心がまえ」は十
分できていると言えるでしょう。でも、その子はみじたくをしていませ
ん。体育をやる気持ちは十分でも、そうじをやろうとする気持ち・心の
準備「心がまえ」は十分なのでしょうか?
私の前を、みじたくをしない別の子どもが通ります。みじたくをして
いなくても、困った様子もありません。堂々と通り過ぎます。
「これは、いかん!」
と思い、職員室にもどり全校に放送を流しました。
「みじたくをしていない人は、そうじをしなくても良いので、すぐに校
長室に来て下さい。その理由を聞きます。」
18人の子どもがみじたくをしていませんでした。一人ひとりから理由
を聞きました。
6月19日(金)
前日に、忘れた子どもがみじたくを持ってきているかどうか、呼び出
して調べました。18人中、16人が持ってきていました。忘れた2人
には、月曜日に持って来るように話をしました。
どうして、そうじの時にみじたくをするのでしょう?
スポ少で試合のために、ユニフォームを着ると、それまでの練習とは
違う気持ちになりませんか。ユニフォームを着ると「よし、やるぞ!」
そんな気持ちになるのではありませんか?心がまえ、覚悟ができたとい
うことになります。
卒業式や入学式、お父さんやお母さんは、「よし!」ときれいな服を着
てきます。お父さんやお母さんが、自分の子どもの記念すべき日を、き
れいな服を着て祝ってやりたい、そんな心がまえ(覚悟)を感じます。
心がまえや覚悟を決めると、形となって表れるのです。
逆に形を整えると、心もそれに近づくのです。そうじ、いやだなぁと
思っていても、みじたくをすると「がんばらないといけないな。」そんな
気持ちが出てくるものです。みじたくをすると、それまでの休み時間か
らそうじの時間へと気持ちが切り替わります。だらだらした気持ちが引
き締まります。「よし、そうじの時間だ。」と思います
そうじの時のみじたくをする理由は、このようにそうじに向かう心が
まえだと思っています。みじたくを頭にかぶり、ぎゅっと結び「これか
らそうじをがんばるんだ。」という気持ちを自分自身におこさせるためだ
と思っています。
先日、ある学級のお便りに「授業が始まってから鉛筆をけずって、み
んなを待たせている子どもがいる」と書いてありました。それは、授業
に対する心がまえができているとは言えません。
学校に来る前に、きちんと家で、鉛筆をけずり準備する。明日の時間
割をそろえる。持っていくものを準備し、カバンに入れておく。すべて、
心がまえです。
さて、あなたは心がまえができていますか?
6月23日(火)のみじたく忘れは15人
まだまだ、みじたく忘れ0人になる日は、遠いようです。