地域パートナーHOT 情報〔島根県〕未来の働き方、実験中！三日市ラボ。～雲南市のシェアオフィス・コワーキングスペース～写真多久田牧（経営支援課係員） [email protected] TEL 082-224-5658 (広報で挿入) 暑い日が続きますが、皆さんお元気でしょうか。今回は平成２７年５月にオープンした島根県雲南市のシェアオフィス・コワーキングスペースの「三日市ラボ」についてご紹介させていただきます。施設を管理されている NPO 法人おっちラボ事務局の糸原さんにお話を聞きました。三日市ラボは雲南市木次町の商店街内にある町家を改修したシェアオフィス・コワーキングスペースで、約１年半の期間をかけて検討・改修をされた手作りの協働の場です。施設に関わっていただける方が増えること、場所に対しての愛着も生まれることから、ワークショップ形式で改修に取り組みました。まずは、地方にどのような働く場があったら良いか等の意見を出す集いを東京で開催し、改修する物件を探すツアーを実施し東京・大阪などから十数名が参加しました。物件を決めた後はどのようなスペースにするかの協議を行いました。実際の改修も、プロの業者の方の協力を得ながら、壁張り・床張り・塗装等を数回に分けて作業し、完成させた施設です。三日市ラボの外観。 JR 木次駅近くの商店街内にあります。町家の後ろには斐伊川が流れています。旬レポ中国地域 2015 年 8 月号 1 ２階はシェアオフィスとして、鍵付きデスクを１０席設けており、ＩＴ関係業務の方・コンサルタントの方など現在６名が利用されています。２０～３０代の方が中心で、ＩターンＵターンで島根に来た方もいらっしゃいます。設備としては、インターネットやコピー等の利用環境はもちろん、登記や郵便受取も可能となっています。２階のシェアオフィスの様子。荷物を収納できるロッカーもあります。春には窓から土手の桜並木が見えます。１階はコワーキングスペースとして、１２席をスポットで利用することができます。雲南市に立ち寄った際の空き時間でメールチェックや打合せ場所としても利用することができます。１階のコワーキングスペースの様子。大きな黒板は会議に利用できます。雲南や島根の取組のフリーペーパー等も並んでいます。利用者の方がいずれはシェアオフィスから独立して、雲南市や島根県で起業する方が増えることを目的に作られた施設となっています。利用者からは、働きやすい設備がある他にも多くの人が集まってくる場で様々な人に出会えることが魅力だと好評で、商店街の中には若者が多く集まる場所は無かったため、三日市ラボでの若者の活動は地域の方からも大変喜ばれています。今後は、島根県外のコワーキングスペースと連携して共同利用のメニューを設定し他地域で仕事がある際にもコワーキングスペースを使えるようにすることを検討しているほか、より気軽に人が集えるように、敷地内の蔵を改修してカフェなどを新たに併設する構旬レポ中国地域 2015 年 8 月号 2 想も検討中です。働き方が多様化する中、都市部で生まれたシェアオフィスやコワーキングスペースですが、島根のような地方にもこうした協働の場があると、起業を検討している方や地域活動に参加したいと考える方の取組のきっかけになりますね。皆さんも雲南市を訪れる際にはぜひ三日市ラボに立ち寄ってみてください。【三日市ラボ】〒699-1332 島根県雲南市木次町木次２９電話 0854-47-7373 オープン平日９:００～１７：００土日祝休み＜参考＞ ○三日市ラボ facebook https://www.facebook.com/3daylabo 紹介動画はこちら →https://www.youtube.com/watch?v=IinFEGyX__c ○雲南市場づくりの学校 facebook 旬レポ中国地域 2015 年 8 月号 https://m.facebook.com/b.school.unnan 3