『映像表現の現在~宮津大輔コレクションより~』

PRESS RELEASE 上野の森美術館
報道各位
2015.6.10
『映像表現の現在~宮津大輔コレクションより~』
■ 会 期 7月18日
(土)∼ 7月28日
(火) 会期中無休
■ 会 場 上野の森美術館ギャラリー
■ 開館時間 10:00 ∼ 17:00(入場は16:30まで)
■ 料 金 一般300円、大高生200円、友の会無料
■ 協 力 キヤノン株式会社、タカ・イシイギャラリー、YUKA TSURUNO GALLERY、山本現代
■ 展覧会概要
宮津大輔氏
(1963年生まれ)
は、一般企業に勤めるかたわら1990年代から現代美術の収集を始め、
その後アーティスト
と共同して自宅を建てるなど、いまや日本、
アジア有数の現代美術のコレクターとして知られています。最近はとくに映像
やメディアアートの将来性に注目し、日本とアジアの映像作品を集中的にコレクションしています。
先見性に富む宮津氏の映像コレクションには美術館も羨むような優れた作品が多数見られますが、その中から本展で
は2000年代に入って発表された日本の4作品を紹介いたします。期せずして、上映作家4名のうち2名̶̶志賀理江子と
森山大道̶̶は映像作家ではなく写真作家となりましたが、この2人にとっては、上映作品がそれぞれ唯一の映像作品に
なります。
今回の展示では、こうした映像作家と写真家の視点の違いも比較できるでしょう。それと同時に、世代もキャリアも異
なる彼らの作品には、言葉や説明がなくても見る側の身体感覚にシンプルに訴えてくる直接性、現実と作家の眼差しが
行き来して、どこか別世界に浮遊するような感覚など、共通する表現も見られます。一人のコレクターによって選ばれた
作品を隣り合わせて見せることにより、21世紀の映像表現の進んで行くひとつの方向が見えてくるかもしれません。
■ 上映作品
・志賀理江子《カナリア》2010年 10分09秒
・志村信裕《jewel》2009年 6分00秒
・高木正勝《Tidal》2007年 2分47秒
・森山大道《25時 shinjuku, 1973》1973/2006年 16分53秒
上映作品は、志賀理江子が写真集『Canary』
のために撮影した数千枚の
写真をスライドショーでつなげた映像作品《カナリア》
、観客が作品の中を
歩き回ることを想定して制作された志村信裕の映像《jewel》
、少女の顔と
髪の毛が浮遊するかのような幻想的な高木正勝の《Tidal》、森山大道が
1973年に8mmビデオで撮影して2006年に初公開された映像《25時
shinjuku, 1973》の4作品です。
■ イベント
志村信裕氏
宮津大輔氏 トーク
7月18日
(土)18:00 ∼19:00 (入場料:500円 *1ドリンク付き)
開催初日にトークを行います。
Nobuhiro Shimura
《jewel》2009 photo: Mitsuhisa Miyashita
終了後に1ドリンクサービスを予定していますのでぜひご参加ください。
上野の森美術館 担当:岡里 崇 Tel:03-3833-4191 E-mail: [email protected]
http://www.ueno-mori.org