Press Release/美術作家と批評家による第五回自主企画展 引込線 2015 関係各位 今夏、美術作家と批評家による自主企画展「引込線」の第五回展を開催致します。つきましては周知にご協力頂きたく、ご連 絡させて頂きました。たいへん不躾なお願いで恐縮ではございますが、何卒、宜しくお願い申し上げます。 「引込線」は、埼玉県所沢市に在住する数名のアーティストを発起人とした美術展です。 2008 年のプレ展より「所沢ビ エンナーレ 引込線」として実施、 2013 年展以降「引込線」として開催する本展は今回で通算五回目となります。この展覧会 の企画を考えはじめたゼロ年代初頭、2001.9.11 が圧倒的なリアルを露呈させました。それは徹頭徹尾、物質的であり重力 の支配する地上的できごとでしたが、日本においては、バーチャルな映像的世界としか実感できませんでした。美術の状 況も大衆的バーチャルイメージが氾濫し、美術市場も不景気の煽りからそれらを積極的に取り上げました。これらの状況 を批判しつつも、私達にも確固とした「表現論」があるわけではなく、批評の活性化こそが重要であるとの認識に至りまし た。そして状況に左右されない「発表現場」の確保が急務であると。そこで「世代を超えた作家、著述者、観者による交通の 場を形成すること」を目的として2008 年、本展を立ち上げました。あれから 7 年が経ちましたが、その間、 2011.3.11 東日 本大地震、大津波、福島原発のメルトダウン、それらの物質的、物体的リアルの露呈を目の当たりにし、圧倒され、恐怖し、 自然との意識関係の再構築を迫られました。私達の半身は、永久に自然に内接して在ると。それが直接作品や批評に影響 するかどうかは、意見の分かれるところですが、バーチャルと現実の混在状態に楔を入れる契機となったのではないかと 思います。 前回に引き続き本展会場となる旧所沢市立第2学校給食センターは、現在、災害時用緊急物資、機材の保管庫として使 用されており、作品はそれら物資、機材と同居するかたちの展示となります。展覧会会期中には、ディスカッションの場 「ゼミナール給食センター」を設け、ゲストや観者を交え議論を深めたいと思います。また、最終的には展示作品の図版、コ メントと執筆者全員のテキスト及び、展覧会全体の記録を収めた書籍を出版します。 文責 引込線 2015 実行委員長 戸谷成雄 Press Release/美術作家と批評家による第五回自主企画展 引込線 2015 前回 2013 年展時の展示準備風景/旧所沢市立第2学校給食センター(撮影:加藤健) 開催情報 正式名称(和名):引込線 2015 正式名称(英名): railroad siding 2015 会期:2015 年 8 月 29 日(土)-9 月 23 日(水) 会期中無休 開場時間:午前 10 時~午後 5 時 開催地:旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉県所沢市中富 1862-1) 入場無料 主催:引込線 2015 実行委員会 助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人 朝日新聞文化財団、武蔵野美術大学、公益財団法人 野村財団、公益財団法人 三菱 UFJ 信託地域文化財団 協賛:コエドブルワリー 後援:所沢市、所沢市教育委員会 参加美術作家(21 名):石井友人/伊藤誠/遠藤利克/利部志穂/喜納洋平/構想計画所/篠崎英介/白川昌生/末永史尚/五月女 哲平/多田佳那子/津田道子/土屋貴哉/戸田祥子/冨井大裕/戸谷成雄/中山正樹/保坂毅/水谷一/百瀬文/吉川陽一郎 参加執筆者(23 名):阿部真弓/荒川徹/粟田大輔/石川卓磨/石崎尚/井上幸治/梅津元/ OJUN/勝俣涼/住友文彦/高嶋晋一/ 高橋永二郎/田中功起/谷新/成相肇/能勢陽子/橋本聡/平井亮一/前山裕司/眞島竜男/桝田倫広/峯村敏明/森啓輔 書籍発行情報 発行予定日:2015 年 10 月下旬〜11 月初旬頃 デザイン:小沼宏之、編集:櫻井拓、撮影:加藤健 Press Release/美術作家と批評家による第五回自主企画展 引込線 2015 引込線 2015 実行委員会事務局:〒359-0038 埼玉県所沢市北秋津 654-23(戸谷成雄) 公式ホームページ:http://hikikomisen.com Twitter:hikikomisen Facebook:hikikomisen ■ゼミナール給食センター及びイベント案内 引込線 2015 では毎週末を中心に、会場内イベントルームを使用し、トーク、レクチャー、シンポジウム、パフォーマンスなどを開催いたします。企画 内容、日時ほか、詳細はホームページをご覧ください。 ●8 月 30 日[日] 14:00~16:00 絵画の方法、あるいは絵画における自由 企画:石川卓磨 メンバー:荻野僚介、額田宣彦、丸山直文 司会:石川卓磨、中村麗 ●9月 5 日[土] 15:00~16:30 近代彫刻について 企画:中山正樹 メンバー:谷川渥、戸谷成雄、中山正樹 ●9月 22 日[火・祝] 14:00~15:30 彫刻と建築――利部志穂の制作世界から」 企画:阿部真弓 メンバー:利部志穂、長島明夫、峯村敏明 司会:阿部真弓 ●9月 5 日[土] *時間は未定(10 時~15 時の間)、場所は変更の可能 性有り タイトル未定(上演) 企画:櫻井拓 メンバー:加納俊輔、荒木優光 ●9月 6 日[日] 13:00~17:00 Afterthought Enantiomorphic Chambers #3 ― Robert Smithson without Robert Smithson 企画:アート・ユーザー・カンファレンス メンバー:井口雄介、関貴尚、成田輝、西永和輝、橋本聡、平倉圭、松井勝正 ほか ●9 月 12 日[土] 14:00~16:00 1970 年代論と現代 企画:遠藤利克 メンバー:谷新、平井亮一 司会:遠藤利克 ●9 月 13 日[日] 14:00~16:00 ポイエーシス/ポリティクス 企画:石川卓磨 メンバー:狩野愛、河口遥、趙純恵、益永梢子、渡辺泰子 司会:石川卓磨 ●9 月 19 日[土] 14:00~16:00 アトポスへの衝動 企画:前野智彦 メンバー:阿部真弓、勝俣涼、構想計画所 司会:前野智彦(構想計画所) ●9月 23 日[水・祝] 14:00~16:00 軽いって自由――ウルトラライトなスタイルとは 企画:土屋貴哉 レクチャラー:土屋智哉(ハイカーズデポ 代表) 司会:土屋貴哉 ■会場内のその他の場所でのイベント ●8 月 29 日[土]~31[月] 10:00~17:00 9 月 1 日[火]、8 日[火]、11 日[金]、15[火]、18 日[金] 休み 9 月 2 日[水]、9 日[水]、16 日[水] 13:00~15:00 9 月 3 日[木]~21[月](上の日を除く) 10:00~17:00 行為のような演技をするということに間違いないだろう 企画:吉川陽一郎 場所:2F 廊下 内容:1 時間ごとに 15 分程度の(様々な)アクションがあります(ただ し、他のイベント開催中はアクションを中止いたします)。 ●9 月 22 日[火・祝] 13:30~13:50 パンと彫刻 企画:利部志穂 場所:屋外展示室、右側 *企画は今後も増える予定です。詳細はホームページをご覧ください。 是非この機会に、貴メディアにてご紹介下さりますよう、重ねて、お願い申し上げます。 各種、媒体掲載用の画像はホームページ内、以下のページからダウンロード頂けます。ご活用下さい。 http://hikikomisen.com/2015/press.html また、もっと大きなサイズの画像のご依頼、取材のご依頼、その他本展についてのお問い合わせは下記、連絡先まで、メール かお電話いただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。 引込線 2015 実行委員会 委員長 戸谷成雄 お問合せ 電話 080-5422-7734(末永史尚) E メール [email protected]
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