生活美術としての琳派

シンポジウム『美術フォーラム 21』
生活美術としての琳派
2015 年 7 月 12 日(日)13:00 ~ 16:00 (開場 12:30)
京都国立近代美術館 講堂
主催:一般社団法人 美術フォーラム 21 /協賛:醍醐書房 ○聴講費:無料
○定 員:80 名(先着順/ 11:30 より整理券配布)
2015 年は、本阿弥光悦が徳川家康から洛北の鷹が峯の地を拝領してから 400 年、尾形
光琳の没後から 300 年を迎えるのを記念して、京都や東京を中心に名品や現代作家の作
品を集めた展覧会や講演会などが計画されていますが、シンポジウムが開催される 7 月
は、MOA 美術館・根津美術館の光琳 300 年忌、細見美術館の展覧会などの前半戦が終
わり、秋の京博の大琳派展、フリア美術館の宗達展などの後半戦にむかう頃で、少し引
いた地点から琳派や日本の生活美術、ひいては美術における装飾の問題などについて見
渡すのにちょうどよい時期ではないかと思います。
本シンポジウムでは、琳派を美術と工藝を分けない総合的な存在として位置づけ、琳派
の様式を生んだ京都の文化的文脈、それを受容し変容するだけでなく、近代化への道筋
をつけた江戸の文化的文脈の意味や、西欧の光琳評価とその逆輸入について考えます。
【プログラム】
司会=中谷伸生(
(一社)美術フォーラム 21 理事・関西大学教授)
開会の挨拶 原田平作((一社)美術フォーラム 21 代表・大阪大学名誉教授)
シンポジウム司会=玉蟲敏子
第 1 部 13:05 ~ 14:45 1 「日本における生活美術の発展と琳派の位相」玉蟲敏子(武蔵野美術大学教授)
2 「小袖に見る光琳模様」河上繁樹(関西学院大学教授)
3 「琳派と乾山焼」岡 佳子(大手前大学教授)
4 「デザイナーとしての神坂雪佳と浅井忠」佐藤敬二(京都精華大学教授)
5 「西欧における装飾と日本」天野知香(お茶の水女子大学教授)
第 2 部 質疑応答 15:00 ~ 16:00
〈お問合せ〉一般社団法人 美術フォーラム 21
TEL/FAX 075-724-2304 [email protected]
http://www1.odn.ne.jp/daigo-shobo/