第 15 回 岩 手 町 埋 蔵 文 化 財 展

第
3 7 ▶ 3 29
月
日土
場 所 石神の丘美術館
企画展示室
月
開館時間 9:00 ∼17:00(入場は16:30まで)
休 館 日 3 月 9・16・23日
主催・問い合わせ先
関
連
回 岩 手 町埋蔵 文 化 財 展
岩手町
考古 学の
あゆみ
2015年
15
催 事
日日
入場無料
岩手町教育委員会 社会教育係
TEL.0195-62-2111
(内線343)
記 念 講 演 会(無料)
日 時
場 所
講 師
演 題
3 月15日(日)13:30 ∼15:00
石神の丘美術館 ホール
髙橋 昭治氏(元岩手町文化財保護審議会長)
「考古学から見たふるさとの歴史」
同時開催
ホールの小さな展覧会
わんこきょうだいと学ぶ
岩手県北の漆展
∼浄法寺漆を中心に∼
期 間 3月7日
(土)∼4月12日
(日)
場 所 石神の丘美術館 ホール
主催・問い合わせ先 岩手町立石神の丘美術館 TEL.0195-62-1453
第 回 岩手町埋蔵文化財展
15
小田島 禄郎
明治14年旧浄法寺町(現二戸市)生まれ。岩手県
師範学校を卒業後、県内各地で教鞭をとる傍ら、
考古学と郷土史の研究を長年続けた。
明治39年に九戸郡野田村で最初の発掘に参加し
て以来、長年にわたり、岩手考古学の先駆者として
活躍し、当初は古代集落や古墳、続いて、縄文時代の貝
塚や洞窟遺跡に関心を向け、業績を残した。
大正9年に一方井尋常小学校に赴任すると、町内での初めての学術調
査となる一方井地区の遺跡調査を行った。その中で、浮島古墳群・今松
遺跡・仙波堤遺跡の重要性に着目し、学会に紹介した結果、昭和32年に
は仙波堤遺跡・ 今松遺跡が、昭和34年には浮島古墳群が県指定史跡と
なった。
彼の考え方の根底には、踏査・発掘は史跡の保護を図るためであると
いうものがあり、彼の尽力により、数多くの遺跡が後に国史跡や県史跡
に指定されている。
概 要
岩手町の埋蔵文化財調査は大正時代、
小田島禄郎氏の活動に遡ります。
以降、多くの人々の努力により
調査・保護活動が進められてきました。
今回の展示は、小田島禄郎氏、草間俊一氏、
髙橋昭治氏を中心として、
事績や関連する遺跡・遺物を紹介し、
かつては
﹁岩手の考古学先進地﹂
と謳われた
岩手町の考古学のあゆみをたどります。
草間 俊一
大正4年長野県松本市生まれ。京都帝国大学史学科を卒業後、岩手師
範学校・岩手大学等で教鞭をとった。学生時代は文献史学を研究してい
たが、大学教員時代に考古学の世界に入り、県内遺跡の発掘
調査に携わるとともに、戦後40年にわたり郷土史研究
と文化財愛護に取り組み、歴史研究の発展に大きな業
績を残した。
昭和34年、岩手町教育委員会と岩手町郷土史研究
会の依頼により豊岡遺跡の発掘調査を行い、豊岡遺跡
の町史跡指定に大きな影響を与えるとともに、その後も
仙波堤遺跡・今松遺跡・浮島古墳群といった県指定史跡の確
認調査や、澤口遺跡・どじの沢遺跡等多くの町内遺跡の調査を続け、調査
報告書を残した。また、
岩手町史編纂調査担当者として執筆も行っている。
髙橋 昭治
昭和5年岩手町生まれ。戦後間もない頃から半世紀以上にわたり、印
刷業のかたわら地域の考古学の研究を続け、アマチュアでありながらも
岩手考古学会副会長や岩手町文化財保護審議会会長等を歴任した。
昭和29年、町内有志とともに「岩手町郷土史研究会」を設立し、豊岡遺
跡をはじめとした遺跡の踏査を行い、農地開発により消
滅の危機にあった遺跡の保護に努めた。
また、草間俊一教授に師事し、調査に参加するか
たわら、その後も岩手町を中心とした周辺市町に及
ぶ広範囲にわたる踏査・採集活動を続け、その膨大
な資料を修復・整理し散逸を防ぐとともに、昭和39
年、県内初の考古学資料館として私設の「北進考古学資
料館」を開設。資料を一般に公開し、平成14年の閉館まで研
究の進展に寄与した。
資料は常にその活用が心がけられ、単なる収集のみならず、事細かに
整理・台帳化されている。中でも遮光器土偶をはじめとした17,000点余
りにのぼる豊岡遺跡の遺物は、岩手県立博物館へ譲渡され、貴重な
「髙橋
昭治コレクション」
として、広く一般に公開・活用されている。
黄金堂遺跡
高梨遺跡出土 遮光器土偶
[埋蔵文化財展]
に関するお問い合わせ
岩手町教育委員会事務局 社会教育係
TEL.0195-62-2111 内線343
道の駅
石神の丘
歩行者入口
4
至盛岡
アート
ロード
東北新幹線
縄文時代から暮らしの中で使われてきた「漆」について、
国産漆の主要産地である二戸市浄法寺を中心に、岩手県
北の漆及び漆器を紹介しています。
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石神の丘
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IGRいわて銀河鉄道
∼浄法寺漆を中心に∼
■お車でお越しの場合
東北自動車道滝沢ICより国道4号を二戸方面へ約30分
■列車でお越しの場合
東北新幹線、またはIGRいわて銀河鉄道「いわて沼宮内駅」
下車徒歩約10分
岩手町立
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屋外展示場
岩手県北の漆展
岩手県岩手郡岩手町五日市10-121-21
TEL.0195-62-1453
ホームページ. http://ishigami-iwate.jp/
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