099 技術: 風環境予測評価システム ●建物周辺に生じる風環境を予測・評価するシステムで、低層建物から高層 建物に至るまで適用できます。 ●本システムにより建物周辺の風環境に配慮した計画を提案します。 ●概略検討による予測・評価 既往の文献資料等を用いて大まかな風環境の予測を行います。住宅地域 にマンション等を建設する場合に適用できます。 ●コンピューターシミュレーションによる予測・評価 建物形状や計画地域に吹く風の状況をコンピューター上で3次元的に再現 して解析を行うことができます。また、任意の位置における予測結果を求 めることもできるため、ピロティ等の狭い空問における詳細な検討に威力 を発揮します。 ●風洞実験による予測・評価 風洞実験では、風洞と呼ばれる実験装置の中に計画建物周辺を含めた地 域の縮尺模型を設置し、風洞内に人工的に計画地域に吹く風の状況を再現 します。いろいろな方位(16方位)から吹く風の影響を考慮して実情に即 した予測・評価が行えます。 1)建物等の状況調査 ・周辺建物の状況 ・周辺の地形の状況 ・周辺土地利用状況 2)風の状況調査 ・上空の風向・風速等 予測方法 1)概略検討及びコンピュー ターシミュレーション ・卓越方位を選定して予測 2)風洞実験 ・16方位全てについて予測 評価方法 1)概略検討及びコンピュー ターシミュレーション ・相対的評価方法 ・絶対的評価方法 2)風洞実験 ・確率的評価方法 対応策の検討及び提案 ・建物の配置 ・植栽やフェンスの配置等 予測・評価システムのフロー シミュレーションモデル例 シミュレーション結果例 風洞実験モデル例 ①計画段階から予測・評価し、周辺風環境に配慮した計画を提案します。 ②街区のような広い空間からピロティ等の狭い空問に至るまで風の強さを予測することができます。 ③風環境に関する近隣交渉や開発許可取得のための資料としてご利用頂けます。 ④予測結果は、グラフィックスによるわかり易い表示で提供致します。 形 式:エッフェル型吹出式境界層風洞 全 長:36.8m 測定筒断面:幅2.2m×高さ1.8m∼2.0m 測定筒長さ:17.6m 縮 流 比:1:6.25 風 速 範 囲:0.5m/s∼30m/s 風洞の大型送風機 ※このリーフレットは、再生紙を使用しています。 ●関 連 資 料…『耐風性能評価システム』 (リーフレット)
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