当社に対する損害賠償請求訴訟についてのご報告 平成 27 年 10 月 30 日 暁産業株式会社 平成27年9月16日に名古屋高等裁判所金沢支部において,当社従業員A氏(仮名) の死亡を理由とする損害賠償請求訴訟の控訴審判決が出されました。 また,当社は,上告をせず,控訴審判決をもって確定させることといたしましたので, ご報告いたします。 一部報道においても報じられておりましたとおり,本件においては,原告側の主張する 当社従業員によるA氏へのパワハラの事実の有無が最大の争点となっておりました。 この点,原告側の主張にあるパワハラ行為について,当社は,A氏の残した遺書に当社 及び当社の従業員らに対する感謝の気持ちが綴られていたことに加え,報道されていない A氏の手帳の記載内容も全て精査した上で,パワハラの事実は存在しなかったものと考え ており,その旨主張してまいりました。 しかしながら,原審,控訴審を通し,当社の主張は受け容れられませんでした。 同僚であったA氏が若くして亡くなった事実については,当社一同,深い悲しみを覚え ており,家族を失われたご遺族の悲哀がいかばかりかと思い致すところでもあります。 当社では,当社の経営理念「全従業員の物心両面の幸福を追求する」の下,生き方,考 え方の研修を月に何度も重ねています。在任半年の社員といえど「人生は幸福になる為に ある。」ということを教えきれなかったことを社長として深く反省しています。 当社は更なる紛争の長期化を望んでおらず,また,A氏も望んでいないだろうとの思い で,この度の控訴審判決を受け止め,上告はしないことに致しました。当社ら一同,感謝 の言葉を残してくれたA氏に対し,今後の業務への取り組み方,姿勢を通して,哀悼の意 を示したいと考えています。 本件訴訟係属中,多くの方々から,当社に対する温かいお言葉と変わらぬご愛顧を賜り ましたことに,厚く御礼申し上げます。当社社員一同,皆様のお言葉を胸に,より一層精 進し,皆様のご期待に応えることが出来るよう努力する所存ですので,今後とも,ご指導 ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりましたが,亡くなられたA氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 -1-
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