【旅館業法について】を作成しました。ご活用ください。

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|旅館業法について
2015.11
株式会社レアル
ホテル・旅館を始めるには?
施設を設けて、宿泊料を取って人を宿泊させる営業を行うには、旅館業の許可が必要とな
ります。ここでいう「宿泊」とは、寝具を使用して施設を利用することをいい、旅館業法
では、次の施設営業を規定しています。
営業の種類
概要
主な違い
洋式の構造設備を主と
ホテル営業
する施設を設けてする
例示
観光ホテル、ビジネスホテル、コ
客室 10 室以上
営業
ンドミニアム、ウィークリーマンシ
ョン
和式の構造設備を主と
旅館営業
する施設を設けてする
客室 5 室以上
駅前
営業
宿泊する場所を多数人
簡易宿所営業
で共用する構造設備を
設けてする営業
下宿営業
延床面積 33 ㎡(約
20 畳)以上
1月以上の期間を単位
として宿泊させる営業
・アパート等の「生活の本拠を置く」施設の場合は、旅館業法でいう宿泊施設とはなりません。
・実質的に宿泊料を徴収しない場合は、旅館業法の適用は受けません、
なお、次に該当するような場合、旅館業の許可が必要になることがあります。ご注意ください。
・利用者が、自分の寝具を持ち込んで利用
・時間単位で利用する施設であるが、寝具を使用
・名目的には「宿泊料」ではないが、実質的に寝具や部屋の使用料としている
(たとえば、休憩料、寝具賃貸料、光熱水道費、室内清掃費等の名目で料金を徴収する場合など)
・宿泊施設付きの研修施設等で研修費を徴収するような場合で、研修施設で宿泊しない者も含め研
修費は同じとするなど、研修費の中に宿泊料相当のものが含まれていないことが明白でない
旅館業の許可要件は?
旅館業の許可を受けるには、様々な要件をクリアする必要があります。
旅館業法令に基づく要件は次のとおりです。
1.申請者が欠落要件に該当しないこと
2.施設の設置場所が適切であること
3.施設が構造設備基準を満たすこと
■
欠格要件
申請者(法人の場合には、その役員)が次に該当する場合、許可は受けられません。
1.旅館業法(又はその処分)に違反して刑に処せられ、その執行を終り、又は執行を受けるこ
とができなくなった日から起算して 3 年を経過していない者
2.旅館業の認可を取り消され、取消の日から起算して 3 年を経過していない者
■設置場所要件
設置場所が、次の施設の敷地(これらの用に供する土地も含む)の周囲約 100m の区域内とな
り、
設置によりその施設の清純な施設環境が著しく害されるおそれがある場合、許可されません。
1. 学校
小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、高等専門学校、盲学校、聾学校、養護学校、幼稚園
2.児童福祉施設
助産施設、乳児院、母子生活支援施設、保育所、児童厚生施設、児童養護施設、知的障害児通園
施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、情緒障害児短期治療施設、児
童自立支援センター
3.社会教育に関する施設
■構造設備の基準
宿泊施設は次の構造設備基準を満たす必要があります(京都市の場合/特例あり)
区分
客室の数
等
ホテル営業
旅館営業
特例簡易宿所営業
10 室以上
5 室以上
客室延床面積が 33 ㎡以上(2 人以
(全客室の 1/2 を超
(全客室の 1/2 を超える和
上を収容する客室が、全客室数の
える洋室が条件)
室が条件)
1/2 を超えること)
寝室面積は 3.0 ㎡以上であること
洋
9 ㎡以上/1 客室の床面積
室
寝具は洋式のもの
(階層式寝台の場合は 2.25 ㎡以上
であること)階層式寝台の場合は上
段と下段の間は、おおむね 1 ㎡以上
であること
客
室
様
式
和
7 ㎡以上/1 客室の床面積
室
寝具は和式のもの
寝室面積は 2.5 ㎡以上であること。
別
構
客室の外部から内部を見通すことを遮ることができる設備を有すること
造
出入口及び窓は鍵
基
をかけることができ
準
客
室
基
準
るもの
出入口及び窓を除
き、客室と他の客室
及び、廊下等との境
は、壁で区画された
もの
洋
定
室
員
和
室
窓は鍵をかけることができるもの
窓を除き、客室と他の客
室及び客室以外の施設と
の境は、壁又は板戸、ふ
すまその他これらに類す
るもの(固定されたものに
限る)造りであること。
寝室面積に対し 4.5 ㎡/人以上
寝室面積に対し 3.3 ㎡/人以上
出入口及び窓を除き、客室と他の客
室及び客室以外の施設との境は、
壁又は板戸、ふすまその他これらに
類するもの(固定されたものに限る)
造りであること。
寝室面積に対し 3.0 ㎡/人以上(階
層式寝台 2.25 ㎡以上)
寝室面積に対し 2.5 ㎡/人以上
区分
ホテル営業
旅館営業
簡易宿所営業
施設の規模に応じた広さ(おおむね 2 ㎡以上)
帳場
利用者が必ず通過する場所に面して設けること。受付台を設ける(開放部分 1/2 以上)
*京町家を活用した施設であり、別途定める要件を満たす場合は設置の必要なし
採光
客室の採光面(窓など)は客室床面積(寝室面積でも可)の 1/8 以上であること。
洋式浴槽又はシャワー
宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の入浴施設を設
設備
けること
1 浴槽内の湯水を循環ろ過装置を用いて再利用する場合の要件。
(1)ろ過器の構造等
ろ過能力:浴槽の規模に応じた能力。構造:逆洗浄等の適切な方法で洗浄できる構造
(2)集毛器の設置(ろ過器の前)
(3)消毒装置の設置(ろ過装置の直前など消毒効果の高い箇所に設ける)
浴室
(共用)
2 気泡発生装置等を設ける場合
空気取入口は土塵が入らない構造とすること。
3 水質検査
(1)浴場の使用水が井戸水その他水道水以外の水を使用する場合
色度 水素イオン濃度 大腸菌 濁度 全有機炭素の量 レジオネラ属菌
(2)循環ろ過装置がある場合
濁度 大腸菌群 過マンガン酸カリウム消費量 レジオネラ菌
区
ホテル営業
分
旅館営業
簡易宿所営業
1 宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること
客室定員
洗
面
設
備
洗面設備数
30 人以下
1 個/5 人(5 人に満たない端数は 5 人とする)
31 人以上
6+1 個/10 人(10 人に満たない端数は 10 人とする)
2 共用の洗面設備は、利用者の需要を満たすことができる数
3
洗面用水は、飲用に適する水を用いること
(洗面用水井戸水等の水質検査)
一般細菌
有機物(全有機炭素の量)
大腸菌
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
濁度
PH値
トリクロロエチレン
味
テトラクロロエチレン
(亜硝酸態窒素)
臭気
塩化物イオン
色度
暖
房
当該施設の規模に応じた適当な設備
設
備
水洗式かつ座便式 共同
便所がない客室があるときは、宿泊者が利用しやすい場所に共
用のものは男女の区分
用の便所を設けること
定員
大便器
小便器
定員
座便器
1~5
1
1
1~5
1
便
6~10
2
1
6~10
2
所
11~15
2
2
11~15
3
16~20
3
2
16~20
4
21~25
3
3
21~25
4
26~30
4
3
26~30
5
31~300 以下
7+1 個/10 人
31~300 以下
6+1 個/10 人
301 以上
34+1 個/20 人
301 以上
32+1 個/20 人
*座便器を使用する場合、大便器または小便器に変えることができる
区
ホテル営業
分
旅館営業
簡易宿所営業
玄関、客室その他の旅館
玄関、客室その他の簡易宿
営業の用途に供する施設
所営業の用途に供する施設
は、旅館営業以外の営業
は、簡易宿所営業以外の営
の用途に供する施設と明
業の用途に供する施設と明
自由に出入りすることができる玄
そ
の
関及び
ロビーを設けること。
他
要
件
●宿泊者定員
●ロビーの面積
30 人以下
11 ㎡
31 人以上
定員×0.3775 ㎡
400 人以上
151 ㎡
確に区画すること。
確に区画すること。
学
校
施設の 110m以内に法第 3 項各
等
号に掲げる施設があれば必要
照
(継承の場合を含む)
会
要
綱
建築確認申請の必要(新築、用途変更等)な施設は、建築確認申請の前に生活衛生課におい
の
て、計画の承認を受けなければならない。(構造設備変更でも建築確認申請が必要な場合は
審
該当する)
査
旅館業営業の手続きは?
■手続きの概要
旅館業の営業を開始するには、概ね次の手続きとなります。
旅館業営業許可申請は、施設建築後となりますので、特に設置場所、構造設備等について
事前に十分行政側とすり合わせた上、工事に取り掛かることをお勧めします。
調査、設計、事前相談・協議
↓
建築確認、他法令に基づく手続き
↓
工事着工
↓
工事完了検査、他法令に基づく申請・検査
↓
旅館業経営許可申請
↓
施設の検査・審査
↓
営業許可指令書の交付
↓
営業開始
■他法令に基づく手続きについて
宿泊施設を設置し、営業を開始するにあたっては、旅館業法以外に関連する他法令に基づ
く手続きが必要となる場合がありますので、ご注意ください。
他法令の例示
□場所に係る手続き
-農地の場合、農地法に基づく手続き
-農用地の場合、農振法に基づく手続き
-自然公園内の場合、自然公園法に基づく手続き
-都市計画区域内の場合、都市計画法に基づく手続き
□建物に係る手続き
-建築基準法に基づく手続き
-消防法に基づく手続き
-水質汚濁防止法に基づく手続き
□施設営業の付随する許可等
-食事を提供する場合、食品衛生法に基づく手続き
-浴場を宿泊者以外に利用させる場合、公衆浴場法に基づく手続き
-温泉を浴用、飲用に提供する場合、温泉法に基づく手続き
-映画館、劇場等を設け公衆に見聞きさせる場合、風営法に基づく手続き
-ラウンジ等でホステス接待の営業を行う場合、風営法に基づく手続き
-政府登録ホテル・登録旅館として登録したい場合、国際観光ホテル整備法の規定に基づく手
続き
■旅館業経営許可申請
旅館業の経営許可は、宿泊施設を設置する所在地の都道府県知事(保健所設置市又は特別
区は、市長又は区長)に対し申請いたします。
申請にあたっては、概ね次の書類を作成・添付します。
申請書類等
許可申請書
定款又は寄付行為の写し(法人)
建物配置図
各階平面図
付近の見取図
建物建築(用途変更)の検査済証の写し
消防用設備等検査済証(消防法令適合通知書の写し)
会社登記事項証明書(法人)
水質検査署の写し(使用水が水道法で定める水道水以外の場合)
その他管轄行政庁が必要とする書類
旅館業で知っておきたいこと
次の場合には、許可を取り直す必要があります。
1.施設を取り壊して、建て直す場合
2.大規模な施設の増築、改修
3.施設の買取等、施設をそのまま使用して、別の営業者が営業を開始する場合
次の営業の継承には、都道府県知事の承認を得る必要があります。
1.旅館業を営む法人が合併又は分割する場合で、引き続き旅館業を営業するとき
2.個人営業者が死亡した場合で、相続人が被相続人の営んでいた旅館業を引き続き営もう
とするとき
次の変更が生じた場合には、10 日以内に届出する必要があります。
1.営業者の住所(法人:所在地)・氏名(法人:名称・代表者氏名)
2.施設名称
3.施設の構造設備の軽微変更
4.施設の管理者
5.営業内容
6.営業の休止
7.営業の廃止
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