平成 26 年第 4 回定例北見市議会 (質問概要)正式のもの

第1回目質問
平成 26 年第 4 回定例北見市議会
(質問概要)正式のものではありません。
市民・連合クラブ
一般質問
飯田
修司
市民・連合クラブの飯田修司です。
それでは、通告に従い一般質問をさせて頂きます。
始めに、姉妹友好都市提携と交流についてお伺いいたしま
す。
本年は、当市とエリザベス市との 45 周年を迎えるとともに、ピ
アソン宣教師ご夫妻が当時の野付牛に来られてからちょうど
100 年目という大きな節目の年でありました。
近年は交流がさかんとは言えない状況となっておりましたが
本市の働きかけもあり、本年の 7 月には、エリザベス市から 18
年ぶりに、市職員の保健福祉部長のクリシュナ・ガーリックさん
とスタンレー・ネロンさんが公式訪問団として来北されました。
また、当市からは、20 年ぶりに公式訪問団を結成し本年、10
月 1 日から 5 日までの日程で、エリザベス市を訪問いたしまし
た。
訪問団は、公式訪問団として桜田市長、議会から私、市民環
境部塩浜主幹の 3 名、市民訪問団 4 名の計 7 名で、市と議会の
表敬訪問、記念祝賀会、商工会議所との懇談、トリニタス病院
訪問などを通じて人的交流を深めてまいりました。
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まず、アメリカに到着した、10 月 1 日は、ニューアーク国際空
港でウェルカムの大断幕が用意され、エリザベス市、ボルウェッ
ジ市長を先頭に熱烈な歓迎を受けました。
10 月 3 日に開催された姉妹都市提携 45 周年記念祝賀会で
は、両市の交流に大変ご尽力をされたジョンN・サーメイ氏に対
して北見市表彰が贈られました。
長年の功績に報いることができ、両市の関係者皆様にも大変
喜んで頂いたところであります。
また、ピアソン夫妻のお墓参りでは、北見市訪問団、初の墓
参となり、歴史に残る事業となりました。
また、トリニタス病院訪問では、最高責任者のゲーリーさんに
北見赤十字病院の吉田院長の親書が渡され、その内容確認が
なされ、ゲーリーさんの表情から、親書は共感が頂いけたものと
感じました。
今後は、姉妹都市交流をきっかけに、病院同士で直接やり取
りになりますが、交流が深まることを祈念するものであます。
今回の訪問は、この他にも様々な団体と交流を深めてまいり
ました。それぞれ姉妹都市交流の新たな取り組みとして大切な
一歩にしなければならないと考えています。
また、当市の姉妹友好都市提携は、現在、エリザベス市を含
めて国内・海外の8都市と締結しています。
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今日まで、それぞれの都市とは市と民間が一体となって、教
育、芸術・文化、スポーツなどの相互交流を通した友好親善交
流活動の推進を行ってきました。
市の最高規範のまちづくり基本条例では、多様な分野での交
流を行い、その成果などを北見市のまちづくりに生かしていくこ
とが必要とされております。
それでは3点について質問をいたします。
① エリザベス市への今回の訪問について市長はどのように
総括されたのかお伺いいたします。
② ボルウェッジ市長は 50 周年に向けて、今後 5 年間の交流
が大切であるとされましたが、桜田市長は今後どのように
対応されるのかお伺いいたします。
③ 姉妹友好都市提携されている 8 都市について今後どのよう
に交流をしていくのかお伺いいたします。
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次に、マイナンバー制度についてお伺いいたします。
「マイナンバー制度」が平成 28 年 1 月よりスタートいたします。
これは、国民一人ひとりに 12 桁の番号を割り当てて、氏名や
住所、生年月日、所得、税金、年金などの個人情報を、その番
号で一元管理する「共通番号制度」のことです。
これによって行政機関では、年金など社会保障を一元管理が
でき、行政事務の簡素化、公平で効率的な行政サービスが実
現できるとしています。
当面、社会保障・税・災害対策の分野に限って利用されるも
ので、2015 年 10 月から「通知カード」が郵送され、2016 年1月か
らは、希望者に自分の顔写真などが記載されたICチップ付きの
「個人番号カード」が、通知カードと引き換えで交付されることに
なります。
法施行から3年後をめどに利用範囲の拡大の検討がなされ
ますが、官民連携による自治体サービスや金融、医療・福祉等
の分野において、利用拡大の可能性が高いとされています。
しかしながら、利便性が向上する一方で、情報漏えいした場
合のリスクは大きいものがあります。
既に導入している先進国では成りすまし犯罪、情報漏えい被
害なども報告されており、韓国では 2011 年 7 月、中国のハッカ
ーが大量の住民登録番号を盗み出す事件が発生し人口 5000
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万人で、国民の 7 割に近い 3500 万人の個人情報を盗まれると
いう大事件が発生しております。
一度情報が漏えいされると、情報の回収ができません。今後
起こり得るさまざまな問題点もしっかりと把握した上で、対応して
いかなければなりません。
そこで 7 点について質問してまいります。
① 当市として全般的なスケジュールについてお伺いいたしま
す。
② 全庁的な取り組みが必要と考えるが、今後のプロジェクト
チーム等の設置についてお伺いいたします。
③ システム導入には、伴う職員の要員についてお伺いいたし
ます。
④ 当市ではどの程度の行政効率化が見込まれているのかお
伺いいたします。
⑤ マイナンバー制度では、情報管理の徹底が求められる。個
人情報保護が適用されるが非正規職員を含めた職員の情
報管理や教育など、現在の取り組みと今後の対応につい
てお伺いいたします。
⑥ 利用拡大では、自治体条例で定めるサービスに利用でき
が、どのような検討がなされているのかお伺いいたします。
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⑦ 既存の住基カードが不要になりますが、今後の取り扱いに
ついてお伺いいたします。
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次に、市町村合併 10 周年について質問いたします。
当市は、平成 28 年 3 月 5 日には、合併 10 周年を迎えます。
この間、新市まちづくり計画で確認された協議項目の整理、
各条例の改定、まちづくりの最高規範となる「まちづくり基本条
例」の制定など「ひと・まち・自然きらめくオホーツク中核都市」新
北見市を目指して歩んできました。
今日まで、合併メッリトとしては、特例債や過疎債を活用し、カ
ーリングホールや小中学校、武道館、温水プール、図書館建設
など社会教育施設を中心に充実が図られました。
一方、デメリットは、新市としての一体感が感じられない、行
財政改革の進捗が遅いなど様々な声が聞こえてまいります。
国が強力に推進した「平成の大合併」1 市 3 町で市町村合併
を選択しましたが、都市部の面積の狭い市町村合併と違い、合
併面積が広い地域の合併は、それぞれ施設などの距離も遠い
ため、簡単に統廃合ができない状況で、行財政改革では、合併
効果が表れずらい地域であると言えます。
合併後、まもなく 10 年ですが市民は、合併のメリットより、デメ
リットのほうがより強く感じている状況ではないかと思います。
地方交付税は、合併後10年間は合併しなかった場合と同額
の交付税額が保障されますが、その後5年間は段階的に減額
され16年目には一本算定額となります。
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昨日の議会答弁では、約 22 億 7 千万円の減額されるとのこ
とであります。
合併 10 年の検証をして、各自治区がどのような状況に置か
れているかを把握することが重要で、市町村合併の総括を厳正
に評価・検証し必要な対策講じるとともに、検証結果を総合計画
等に反映する必要があります。
また、合併10周年に向けての記念事業の検討もなされてい
ます。
それでは、3 点について質問いたします。
① 市長ご自身は、合併前と合併後はどのように総括し評価さ
れているのかお伺いいたします。
②市としての合併総括が必要です。今日までどのような検討
がなされてきたのかお伺いいたします。
③周年事業には、「市主催事業」と「協賛事業」があります。そ
れぞれ検討されている事業についてお伺いいたします。
次に、新市まちづくり計画での合併 10 年間の財政の合併
による効果にいて質問します。
① 10 年間の人件費の財政効果額について、お伺いいたし
ます。
② 国からの財政支援額について合併特例債などそれぞ
れお答えください。総額はいくらかお伺いいたします。
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次に、都市再生整備事業について質問をしてまいります。
先月の 11 月 21 日の都市再生整備特別委員会で、基本計画
の概要版が初めて示されました。
新しく建設される市庁舎は 50 年以上市民の皆さんが利活用
しなければなりません。
特別委員会からの資料をもとに、会派でも議論しております
が、市庁舎の位置では、市民の利便性が第一と考えると問題点
も多い状況です。
例えば、示された市庁舎のメインエントランスは使い勝手が
良いとは思えません。
新庁舎の正面玄関には、大きめのメインエントランスが必要
であり、高齢者や障がい者にとっても利便性の高い駐車場とス
ムーズに来庁できる歩行者動線が必要です。
また、示されたメインエントランスはスペースが狭く、市民が利
用するタクシー乗降についても実用的ではありません。
そのためには、市庁舎の位置を南側(鉄道側)に下げて、新
庁舎正面にメインエントランスや車寄せのスペース、障がい者
向けの駐車場を建設するべきと考えます。
また、障がい者用の駐車場は、示された概念図の計画では、
新庁舎裏側までいかないと、駐車スペースの空きが確認できな
いなどの課題があります。
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それでは、3 点について質問してまいります。
① 市庁舎を南側に下げることについての認識についてお伺
いいたします。
② 基本設計は平成 27 年度であります。議会対応で変更可能
な時期は何時までと認識しているのかお伺いいたします。
ち
③ 市民説明会は平成 26 年度となっておりますが、先の特別
委員会の議論経過を鑑みますと、配置の変更などがあれ
ば、時間が必要になると思います。住民説明会と議会への
対応スケジュールについてどのように考えているのかお伺
いいたします。
以上で一回目の質問を終わります。
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第2回目質問
平成 26 年第 4 回定例北見市議会(正式のものではありません)
市民・連合クラブ 一般質問 飯田 修司
再質問 姉妹都市関係
① エリザベスとの 50 周年に向けて、今後 5 年間の具体的な
対応等についてお伺いいたします。
② 今後、姉妹都市交流事業において、多くの市民が参加でき
るような取り組みの検討が必要と考えるが見解をお伺いい
たします。
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第2回目質問
平成 26 年第 4 回定例北見市議会
市民・連合クラブ 一般質問 飯田 修司
再質問 マイナンバー制度 飯田
システム導入にかかわり
① 当市の導入概算費用と年間の管理費用はどの程度な
のかお伺いいたします。
② 市が持つ台帳で電子化されていない、業務はどの程度
あるのかお伺いします。また、利用拡大の検討は、番号
制度導入連絡会議になるのかお伺いいたします。
③ 多くの市民に利用して頂くためには、利便性の向上が必
要です。独自の利用拡大が必要で、図書カードや印鑑
登録証を条例で定め、導入すべきと考えますが見解を
伺います。
④
関係条例の改定は来年の 12 月までにとの答弁で
すが、新設条例も考えられるので、来年の9月までに条
例制定が必要と考える、所管委員会での説明と違うが
スケジュール的に問題はないのかお伺いいたします。
⑤ マイナンバー制度は住民基本台帳が基本です。DVなど
住民票を移していない人の対応はどのように考えている
のかお伺いいたします。
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⑥ マイナンバー制度によって提供される市民情報の管
理責任者は市長になります。破防法、尐年法、国際
捜査共助等に関する法律などの調査・捜査目的での
情報提供が認められています。
昨日、特定秘密保護法が施行され、警察捜査や公安
調査への利用も可能で特定秘密保護法と番号制度
が一体で運用される心配があります。
上記の項目は、マイナンバーの悪用を監視する第三
者委員会「特定個人情報保護委員会」のチェックの対象
外です。当市は、どのよう検討、又は対応されるのかお
伺いいたします。
⑦ 近年、不祥事やセキュリティの問題が頻発する状況下
で、コンプライアンスや情報セキュリティの研修を、全職
員に周知徹底する必要性が高まっています。
情報教育に効率的な管理が可能なeラーニングを導
入すべきでと考えるが見解を伺います。
⑧ マイナンバー制度導入について、市民周知、制度の理
解について国、道、自治体の役割はどのような役割で対
応するのか具体的にお伺いいたします。
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第2回目質問
再質問 都市再生 庁舎 飯田
庁舎について再質問
新しく建設される市庁舎は 50 年以上市民の皆さんが活用し
ます。先ほども質問したように利便性が大切であります。
市庁舎南側に下げる検討について
① 庁舎の位置については、都市再生コーディネーターの意
見を伺って 24 日の特別委員会で示すとの答弁であります。
市庁舎を利用するのは市民です。
議員、市民の意見を聞いて基本計画に反映することが理
事者の責任です。
委員会や住民説明会で出された意見など基本設計にどの
ような手順、スケジュールで反映するのか再度お伺いいた
します。
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第2回目質問
市民・連合クラブ 一般質問 飯田 修司
再質問 市町村合併 10 周年 飯田
合併総括では、来年度の実施に向けて準備を進めていると
の答弁です。趣旨が伝わって前向きな答弁を頂きましたあり
がとうございます。予算も含めてよろしくお願いしたいと思い
ます。
何点か再質問します。
① 合併の総括は、広報などを活用し市民周知する必要が
あるが見解を伺います。
② 総括では、デメリット部分を明確にして、合併効果が期
待出来ない項目について、地方交付税の基準財政需
要額における個別算定の見直しや補正係数見直しを道
や国に求め、財政支援を要望していくことが必要と考え
ます。見解を伺います。
③ 地方交付税は、合併から16年目に本来の一本算定額
となります。アメと言われる合併特例債を今日まで活用
してきたので、行財政改革推進は避けて通れません。
財政の見通しと行財政改革推進についてお伺いいたし
ます。
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第 3 回目質問
市民・連合クラブ 一般質問 飯田 修司
再々質問
マイナンバー制度に関わり、情報教育についてでありま
す。
自治体のセキュリティーを強固にするためには、技術的
な対策だけでは不十分であり、人的・組織的な対策がより
重要です。
e ラーニングでの情報教育は、継続的に研修をすること
によって、職員全体のスキルアップに繋がります。
現在は、希望者にeラーニング研修を実施している状況
です。これを職員全員対象に個人情報保護、コンプライア
ンスなどの情報研修を行うべきであります。
eラーニング研修を市全体である程度の期間を定めて集
中的に実施します。一つの研修時間は個人で差はありま
すが、学習時間、その後のテストやアンケートで約 40 分~
1 時間で終了できます。費用対効果が優れているので、是
非eラーニング研修に積極的に取り組むべきと考えます。
意見として申し上げます。
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第 3 回目質問
再々質問 都市再生 庁舎 飯田
再々質問 市長に答弁頂きたい。
新しく建設される市庁舎は 50 年以上市民の皆さんが活用し
ます。先ほども質問したように利便性が大切であります。
市長は昨日の答弁で市庁舎について合併特例債の期限平
成 32 年度までに建設する力強い答弁がなされています。
私も、特例債期限までに建設しなければならないと思いま
す。
市庁舎について市長ご自身はどのようにしたいのか、市長の
考えや想いがまったく解りません。
櫻田市長の、市庁舎建設に対する思いや考えを、お伺いし質
問を終わります。
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